JPH0411806Y2 - - Google Patents

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JPH0411806Y2
JPH0411806Y2 JP10524986U JP10524986U JPH0411806Y2 JP H0411806 Y2 JPH0411806 Y2 JP H0411806Y2 JP 10524986 U JP10524986 U JP 10524986U JP 10524986 U JP10524986 U JP 10524986U JP H0411806 Y2 JPH0411806 Y2 JP H0411806Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、押圧式印刷装置に用いられる台座部
材に係り、特に枠付きの孔版印刷用原版のための
押圧式印刷装置の基台或いは押圧板に取付けら
れ、これらより選択的に取外されて手押し用スタ
ンプホールダとしても利用される台座部材に係
る。
従来の技術 押圧式印刷装置として、基台及び該基台に回動
可能に取付けられた押圧板のいずれか一方にクツ
シヨン部材としての台座部材を有し、実開昭51−
132007号公報に示されている如く、枠体に孔版原
紙とインキ不通過性のカバーシートとが互いに重
なり合う状態にて装着され前記孔版原紙と前記カ
バーシートとの間に印刷用インキを層状に貯容し
得るよう構成された孔版印刷用原版を用いて孔板
印刷を行う押圧式印刷装置が既に提案さており、
これは例えば実公昭57−15814号、特開昭58−
56886号、特開昭60−247587号の各公報に示され
ている。
また上述の如き押圧式印刷装置の台座部材を基
台或いは押圧板より取外してこれに孔版印刷用原
版を取付けて手押しスタンプホールダとして利用
することが考えられており、これは例えば実開昭
60−187068号公報に示されている。
上述の如き台座部材は、その両側縁部に取付け
られた保持棧によつて前記枠体の両側縁部を抜き
差し可能に受入れる凹溝を構成し、手押し用スタ
ンプホールダとして用いられるに際しては前記凹
溝に前記枠体の両側縁部を挿入されることによつ
て前記孔版印刷用原版を着脱可能に保持するよう
になつている。
考案が解決しようとする問題点 上述の如く孔版印刷用原版がその両側縁部を凹
溝に挿入されることによつて手押し用スタンプホ
ールダとしての台座部材に取付けられるようにな
つていると、前記凹溝を構成する保持棧が前記孔
版印刷用原版の被印刷物に対する押圧面に突出を
露呈し、このため該保持棧は被印刷物に対し押付
けられる際に障害物となり、これにより孔版印刷
用原版に印圧がかかりにくくなり、手押しスタン
プに際しては大きい押圧力が必要になり、また孔
版印刷用原版のうち、特に前記保持棧に近い部分
に於いては十分な印圧が作用せず、かすれが生じ
て一様な濃度の印刷物が得られないことがある。
本考案は、上述の如き従来の手押し用スタンプ
ホールダ兼用の印刷用台座部材における不具合を
解決し、手押し用スタンプホールダとしての孔版
印刷に際して孔版印刷用原版を交換可能に支障な
く保持することができる新しい型式の印刷用台座
部材を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本考案によれば、枠体に孔
版原紙とインキ不通過性カバーシートとが互いに
重なり合う状態にて装着され前記孔版原紙と前記
カバーシートとの間に印刷用インキを層状に貯容
し得るよう構成された孔版印刷用原版のための押
圧式孔版印刷装置の基台及び押圧板のいずれか一
方に着脱可能に取付けられる台座部材にして、ク
ツシヨン層と粘着層とを有し、前記クツシヨン層
の側に手押し用グリツプ部材を着脱可能に取付け
るグリツプ取付部を備えていることを特徴とする
印刷用台座部材に達成される。
考案の作用及び効果 上述の如き構成によれば、台座部材は押圧式印
刷装置の基台或いは押圧板より取外されてグリツ
プ取付部に手押し用グリツプ部材が取付けられる
ことによつて手押し用スタンプホールダとして作
用し、この手押し用スタンプホールダとしての台
座部材は粘着層にて孔版印刷用原版のカバーシー
トをクツシヨン層上に直接粘着保持し、前記孔版
原紙と前記カバーシートとの間に印刷インキが層
状に貯容されていれば、手押し用グリツプ部材よ
りの押圧力は、クツシヨン層及び粘着層を経て前
記印刷用インキに伝わり、更にこれより孔版原紙
に作用し、この孔版原紙の被印刷物に対する押圧
面には保持棧の如き保持部が一切突出露呈してい
ないから、小さい押圧力でも孔版印刷用原版に十
分な印圧がその全面にわたつて一様に作用するよ
うになり、これによつて軽い押圧力をもつて一様
な印刷濃度の良質な印刷物が容易に得られるよう
になる。
尚、孔版原紙とカバーシートとが該両者間に層
状に設けられる印刷インキの粘性によつて互いに
貼付き合い、これにより手押し用スタンプホール
ダとしての台座部材が被印刷面より持ち上げられ
ても、カバーシートが枠体より離れることがな
く、カバーシートが台座部材の粘着層に粘着保持
されている限り孔版印刷用原版の全体が手押し用
スタンプホールダとしての台座部材より確実に保
持される。
また上述の如き構造よりなる台座部材に於いて
は、これが手押し用スタンプホールダとして用い
られる場合にはその粘着層にて孔版印刷用原版の
カバーシートを粘着保持するから、台座部材には
孔版印刷用原版の保持のために粘着層を設ける必
要があるが、孔版印刷用原版にはその保持のため
に特別な保持部材を設ける必要が全くなく、この
ことは特に孔版印刷用原版が使い捨てである場合
には、経済的に、また省資源について有意義なこ
とである。
上述の台座部材は、押圧式印刷装置の基台に取
付けられている場合には、印刷用紙を保持する印
刷用紙載置台として作用し、その粘着層は、印刷
用紙を台座部材に対して保持し、押圧板に取付け
られた孔版印刷用原版が一回の孔版印刷を終了し
て基台より遠ざけられる際に印刷終了の印刷用紙
が印刷インキによつて孔版印刷用原版に貼付いた
まま台座部材より持上げられることを阻止すべく
有効に作用する。
実施例 以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案による印刷用台座部材を取付け
られた押圧式孔版印刷装置の一つの実施例を示し
ている。
第1図に於いて、50は基台を、60は基台5
0の一側縁部に沿つて設けられた枢軸22により
一側縁部を基台50に対し枢動連結された回動式
の押圧板60を各々示している。
押圧板60には孔版印刷用原版を30を取外し
可能に保持する版保持爪62が設けられている。
基台50には印刷用紙に載置用の台座部材10
が着脱可能に取付けられている。台座部材10
は、その両側端部に係合ピン22を有しており、
該係合ピンが基台50に設けられたピン受入れ凹
部54に着脱可能に且自身の中心軸線の周りに回
動可能に係合することにより、押圧板60の回動
方向と同方向に揺動可能に基台50に対し取外し
可能に装着される。
台座部材10は合成樹脂製の板状の台座本体1
2を有しており、台座本体12の一方の側は平面
部16として構成され、該平面部にはクツシヨン
層を構成するスポンジの如き発泡体製のクツシヨ
ン部材18の一方の面部が接着剤等によつて貼着
されている。クツシヨン部材18の他方の面には
その全面に亘つて粘着層を構成するゴム粘着板2
0が接着剤等によつて貼付けられている。ゴム粘
着板20はゲル状のシリコンゴム或いはモノマ残
留ポリウレタンゴムの如き適度の粘着性を有する
ゴム或いはゴム類似品により構成されている。例
えばシリコンゴムによる粘着板としては、付加反
応型、複合反応型、有機過酸化物による架橋型の
ものが知られており、また付加反応型シリコンゴ
ムとしては、白金系触媒の存在下にビニル基含有
オルガノポリシロキサンとハイドロジエンオルカ
ツポリシロキサンとを付加反応させて得られたも
のが知られており、本考案による台座部材10に
用いられるゴム粘着板20はこの種のゴム粘着板
により構成されていてよい。
また台座本体12の両側部には各々台座部材1
0の基台50に対する揺動角度を規制するための
ストツパ突出片24が設けられている。
台座本体12の他方の側には、第2図及び第3
図によく示されている如く、台座部材10が手押
し用スタンプホールダとして用いられる際に必要
となる手押し用グリツプ部材14を着脱可能に取
付けるためのグリツプ取付用ねじ孔26が設けら
れている。
孔版印刷用原版30は、第2図及び第3図によ
く示されている如く、厚紙等により構成された枠
体22と、枠体22の一方の側にその全周囲を接
着剤等により装着された孔版原紙34と、枠体3
2の他方の側に一つの周縁36aのみを接着剤等
によつて装着されたインキ不通過性の合成樹脂製
のカバーシート36とにより構成され、孔版原紙
34とカバーシート36とは、枠体32を挾んで
互いに重なり合い、枠体32の内側に印刷インキ
Pを層状に貯容し得るようになつている。尚、こ
の孔版印刷用原版36についてより詳細な説明が
必要であるならば、実開昭51−132007号公報を参
照されたい。
台座部材10が押圧式孔版印刷装置を用いた孔
版印刷に用いられる場合には、第1図に示されて
いる如く、台座部材10はそのゴム粘着板20が
上面となるように取付けピン22によつて基台5
0に対し揺動可能に取付けられ、そのゴム粘着板
20にて孔版印刷用原版30の孔版原紙34と対
応し、ゴム粘着板20上に印刷用紙を載置される
印刷用紙載置台として作用するようになつてい
る。この場合、台座部材10は、ゴム粘着板20
上に載せられた印刷用紙をゴム粘着板20の粘着
力により粘着保持し、押圧板60と共に孔版印刷
用原版30が台座部材10上の印刷用紙に押付け
られてその後に押圧板60と共に孔版印刷用原版
30が台座部材10上の印刷用紙より引き離され
る際にその印刷用紙が印刷インキの粘性によつて
孔版印刷用原版30に貼付いて台座部材10より
持ち上げられることを阻止すべく作用する。
台座部材10を手押し用スタンプホールダとし
て用いる場合は、台座部材10を基台50より取
外し、第2図及び第3図に示されている如く、グ
リツプ取付用ねじ孔26に手押し用グリツプ部材
14のねじ部15をねじ込んでこれを台座本体1
2に取付け、ゴム粘着板20を下面として押圧板
60より取外されている孔版印刷用原版30のカ
バーシート36上に持つてきてこれをそのカバー
シート36上に押付けるようにする。これにより
カバーシート36はゴム粘着板20にその粘着力
により貼着し、そしてカバーシート36と孔版原
紙34との間に印刷インキPが層状に貯容されて
いて該両者が互いに貼着し合つていることによ
り、孔版印刷用原版30全体が台座部材10に粘
着保持されるようになる。
台座部材10が上述の如く孔版印刷用原版30
を粘着保持した状態にてグリツプ部材14を手に
て保持されて被印刷物に対し押し付けられると、
その押圧力は、クツシヨン部材18、ゴム粘着板
20及び該ゴム粘着板にて直接貼付いているカバ
ーシート36を経て該カバーシートと孔版原紙3
4との間の印刷インキPに作用し、これより更に
孔版原紙34を経て被印刷物に作用し、孔版印刷
が行なわれる。この押圧力は、孔版原紙34の被
印刷物に対する押圧面に突出物が一切なく、孔版
原紙34が被印刷物に対しその全面に亘つて一様
に密着することにより、孔版原紙34のうち前記
印刷用インキPが存在する部分にはその全体に亘
つて一様に作用するようになり、これにより大き
い力を必要とすることなく一様な濃度の良好な孔
版印刷物が確実に得られるようになる。
尚、台座部材10は、第3図によく示されてい
る如く、孔版印刷用原版30の枠体32の内側、
即ち実際の印刷面部に対応する部分のみを粘着保
持するよう構成されていることが好しく、この場
合には枠体32に押圧力が作用せずに押圧力の全
てがカバーシート36と孔版原紙34との間の印
刷用インキPを経て孔版原紙34に有効な印圧と
して作用するようになる。
孔版印刷用原版30はゴム粘着板20にその粘
着力によつて装着しているだけであるから、孔版
印刷用原版30の手押し用スタンプホールダとし
ての台座部材10よりの取外しに際しては、該孔
版印刷用原版はその一方の側よりめくり上げるよ
うにして剥ぎ取られれば良い。
ゴム粘着板20の如き粘着層による粘着保持は
その粘着面に対し直交する方向の引き剥がし力に
対しては比較的強い粘着力を示し、それにより孔
版印刷用原版30は押圧式孔版印刷作業時には十
分な保持力をもつて台座部材10に取付けられ、
これに対し上述の如き粘着層による粘着保持はそ
の一方の側よりの引き剥がしに対しては十分な保
持力を示さずに比較的弱いものであるから、孔版
印刷用原版30の台座部材10よりの取外しがそ
の一方の側より引き剥がすようにして行なわれれ
ば、その取外し作業があまり大きい力を必要とす
ることなく容易に行われるようになる。
以上に於いては、本考案を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本考案は、これに限定され
るものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施
例が可能であることは当業者にとつて明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による台座部材を一般的な押圧
式孔版印刷装置の基台に取付けた状態を示す概略
傾斜図、第2図は本考案による台座部材を手押し
用スタンプホールダとして用いる状態を示す概略
傾斜図、第3図は同じく本考案による台座部材を
手押し用スタンプホールダとして用いる場合の孔
版印刷用原版の取付状態を示す縦断面図である。 10……台座部材、12……ホールダ本体、1
4……グリツプ部、16……平面部、18……ク
ツシヨン部材、20……ゴム粘着板、22……係
合ピン、24……ストツパ突出片、26……グリ
ツプ取付用ねじ孔、30……孔版印刷用原版、3
2……枠体、34……孔版原紙、36……カバー
シート、50……基台、52……枢軸、54……
ピン受入れ凹部、60……押圧板、62……版保
持爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体に孔版原紙とインキ不通過性のカバーシー
    トとが互いに重なり合う状態にて装着され前記孔
    版原紙と前記カバーシートとの間に印刷用インキ
    を層状に貯容し得るよう構成された孔版印刷用原
    版のための押圧式孔版印刷装置の基台及び押圧板
    のいずれか一方に着脱可能に取付けられる台座部
    材にして、クツシヨン層と粘着層とを有し、前記
    クツシヨン層の側に手押し用グリツプ部材を着脱
    可能に取付けるグリツプ取付部を備えていること
    を特徴とする印刷用台座部材。
JP10524986U 1986-07-09 1986-07-09 Expired JPH0411806Y2 (ja)

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JP10524986U JPH0411806Y2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09

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JPS6311855U JPS6311855U (ja) 1988-01-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3670379B2 (ja) * 1996-01-18 2005-07-13 理想科学工業株式会社 被印刷体保持装置並びにそれを用いた孔版印刷方法及び装置

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JPS6311855U (ja) 1988-01-26

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