JP3013504U - 印刷機の紙版支持板 - Google Patents

印刷機の紙版支持板

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JP3013504U
JP3013504U JP1994013402U JP1340294U JP3013504U JP 3013504 U JP3013504 U JP 3013504U JP 1994013402 U JP1994013402 U JP 1994013402U JP 1340294 U JP1340294 U JP 1340294U JP 3013504 U JP3013504 U JP 3013504U
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JP1994013402U
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Inventor
清 荒井
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有限会社荒井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 版胴に改造を施すことなく紙版を装着でき、
かつ装着後の紙版の位置調整も自由に行える印刷機の紙
版支持板を提供する。 【構成】 印刷機の紙版支持板30は、版胴10の長手
方向に沿って形成された切欠部12内に収納された版万
力装置14、16に両端部分が着脱自在に挟持されて版
胴10外周面に取り付けられ、表面上には紙版20が装
着される。また、紙版支持板30には、版胴10外周面
に取り付けられた際に、版万力装置14に挟持される一
端側の版万力装置14近傍であって、切欠部12の幅内
に位置する表面上に、紙版20の一端を固定するための
固定手段32が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は印刷機の紙版支持板に関し、特に詳細にはオフセット印刷機の版胴の 長手方向に沿って形成された切欠部内に収納された版万力装置に両端部分が挟持 されて版胴外周面に取り付けられ、表面上に紙版が装着される印刷機の紙版支持 板に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフセット印刷機の版胴へ装着される印刷用の刷版としては、一般にアルミ製 のPS版(Presensitized Plate)や紙版が従来より使用されている。PS版は紙 版に比べ、より多くの印刷枚数を印刷することができるが高価であるため、特に 印刷部数が少ない場合には安価な紙版が通常使用されている。 ところで、紙版はPS版に比べて腰が弱いので版胴に直接装着することができ ない。このため、従来では図5に示すように版胴10の切欠部12内に収納され た版万力装置14、16に金属板(PS版が流用されることが多い)18を紙版 支持板として取り付け、その表面上に紙版20を装着している。なお、金属板1 8は、その両端部分が版胴10の切欠部12内に収納された版万力装置14、1 6に挟持されて版胴10外周面に密着した状態で着脱自在に取り付けられる。 また、紙版20は予め版万力装置14に螺子止めされた紙版取付プレート22 のフック24に、紙版20の一端に形成された孔26を引っかけて装着していた 。また、紙版20と金属板18とは接着剤を用いて固定される。なお、28は紙 版取付プレート22に設けられた螺子止め用の螺子孔である。 従って、版胴10に対して紙版20の位置を調整する場合には、金属板18を 移動させてその表面に装着された紙版20を移動させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の印刷機の紙版支持板(金属板)18では、予め版 万力装置14に紙版取付プレート22を螺子止め等で固定しておく必要があるの で、版胴、つまり印刷機自体の改造作業が必要となる。また、版胴10に対して 紙版20の位置を調整する場合にも、紙版20の一端に形成された孔26は金属 板18とは別体の紙版取付プレート22のフック24に引っかけられているので 、金属板18を移動させようとしても孔26内でフック24が移動できる範囲内 でしか移動させることができず、紙版20の自由な位置調整が行えないという課 題もある。 従って、本考案は、版胴に改造を施すことなく紙版を装着でき、かつ装着後の 紙版の位置調整も自由に行える印刷機の紙版支持板を提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、版胴の長手方向に沿って形成された切欠部内に収納された版万力装 置に両端部分が着脱自在に挟持されて版胴外周面に取り付けられ、表面上に紙版 が装着される印刷機の紙版支持板において、前記版胴外周面に取り付けられた際 に、前記版万力装置に挟持される一端側の版万力装置近傍であって、前記切欠部 の幅内に位置する表面上に、前記紙版の一端を固定するための固定手段が設けら れていることを特徴とする。 この構成を採用すれば、従来例のように予め版万力装置に紙版取付プレートを 螺子止め等で固定する等の改造作業が不要であり、また版胴に対して紙版の位置 を調整する場合に、紙版の一端を固定する固定手段が紙版支持板自体に設けられ ているので、自由な位置決めが行える。また、版胴外周面に取り付けられた際に 、固定手段は切欠部の幅内に位置する構成であり、版胴外周面が形成する円内に 固定手段が配されるために、印刷の際の邪魔になることはない。
【0005】 また、固定手段を、紙版の幅方向に沿って紙版の一端に複数設けられた基準孔 内に嵌入可能に突設された複数の係合突起と、複数の係合突起を覆うように延設 された押さえ片とで構成すると、紙版の紙版支持板への取り付けが容易に行える 。
【0006】 また、係合突起の上端面は、版万力装置に挟持される一端側から他端側に向か って低くなるように傾斜する構成とすれば、紙版の孔内に係合突起がスムーズに 嵌入され、紙版の紙版支持板への取り付けが一層容易に行える。
【0007】 また、押さえ片は弾性力を有する材料で形成されると共に、該押さえ片の内側 面は係合突起の上端面と当接する構成とすれば、一旦紙版の孔内に係合突起が嵌 入した後には、紙版が紙版支持板から外れにくくなる。
【0008】 また、押さえ片は弾性力を有する材料で形成されると共に、係合突起を跨ぐよ うに延設され、延出する先端部分は紙版支持板の表面を常時押圧する構成とすれ ば、延出する先端部分は紙版支持板の表面との間で紙版を挟持することができ、 紙版の一端が紙版支持板から浮くことを防止できる。
【0009】
【作用】
作用について説明する。 紙版支持板は版胴の長手方向に沿って形成された切欠部内に収納された版万力 装置に両端部分が挟持されて版胴外周面に取り付けられる。紙版は、紙版支持板 に設けられた固定手段により一端が固定されて紙版支持板上に装着される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案に係る紙版支持板の好適な実施例について添付図面と共に詳述す る。なお、従来例と同じ構成については同じ符号を付し、説明は省略する。 まず、紙版支持板30の構成について説明する。 紙版支持板30は従来例と同様にアルミ等の金属材料を用いて形成されている 。また、紙版支持板30の一端側(図1中の右端側)には図2に示すような固定 手段32が設けられている。
【0011】 固定手段32についてさらに詳細に説明する。 この固定手段32は、紙版支持板30が版胴10に取り付けられた際に、版万 力装置14の近傍であって、切欠部12の幅内に位置するように紙版支持板30 の一端側表面上に設けられている。 固定手段32は、紙版20の一端側に所定の間隔をおいて複数設けられた孔2 6内に嵌入可能な外径を有する円柱状の係合突起34と、当該係合突起34を覆 うように紙版支持板30の一端側から他端側方向へ延設された押さえ片36とか ら構成されている。 この固定手段32は紙版支持板30の一端縁に沿って、紙版20の孔26と同 一間隔で同一数設けられている。係合突起34や押さえ片36の素材としては、 係合突起34は紙版支持板30と同じ金属材料を使用すれば紙版支持板30と一 体的に製造でき、また押さえ片36には弾性を有する金属材料や合成樹脂材料等 を使用すれば良い。また、板厚を薄く形成することによって弾性を持たせるよう にしても当然良い。 本実施例では、押さえ片36は弾性材料にて形成され、かつその内側面は係合 突起34の先端を押圧する構成となっている。
【0012】 次に、紙版支持板30の使用方法について説明する。 最初に、従来例で説明したPS版と同様にして、固定手段32が設けられた面 が外方となるように両端部分を版万力装置14、16に挟持させて紙版支持板3 0を版胴10外周面に取り付ける。 続いて、図1や図2に示すように固定手段32に紙版20の一端を固定する。 この固定の際には、押さえ片36を若干上方へ押し上げながら、押さえ片36と 係合突起34の上端との間に若干の隙間を生じさせ、その隙間に紙版20の一端 を差し込み、固定手段32の各係合突起34を対応する紙版20の複数の孔26 に嵌入させ、その後に押さえ片36を離す。これにより、紙版20の一端部分は 紙版支持板30の固定手段に固定される。 最後に、紙版20の裏面にスプレー糊等の接着剤を塗布し、版胴10を回転さ せながら紙版支持板30上に紙版20を装着させる。 なお、紙版20の版胴10に対する位置を調整する場合には、版万力装置14 、16を緩めて紙版支持板30を移動させて調整すれば良い。紙版20は紙版支 持板30上にのみ装着されているので、従来例と比べて自由な移動・調整が行え る。
【0013】 また、図3に固定手段32の第2実施例を示す。この固定手段32では、係合 突起34の上端面を、版万力装置14に挟持される一端側から版万力装置16に 挟持される他端側に向かって低くなるように傾斜させている。この構成とすれば 、紙版20を係合突起34の上端面と押さえ片36の内側面との間の隙間に挿入 し、紙版支持板30の一端側方向へ移動させるだけで押さえ片36が上方へ弾性 変形するでの、スムーズに紙版20を固定手段32に固定できる。
【0014】 また、図4に固定手段32の第3実施例を示す。この固定手段32では、押さ え片36の形状を、係合突起34を跨ぐように延設し、延出する先端部分が紙版 支持板30の表面を常時押圧するように形成している。この構成とすれば、固定 手段32に紙版20の一端が固定された後に、その一端が係合突起34の突出幅 内において移動する、つまり紙版20の一端が紙版支持板30の表面から浮くの を防止でき、紙版支持板30からの紙版20の剥離を防止することも可能となる 。また、固定手段32からの紙版20の一端の抜脱も一層確実に防止することも 可能となる。
【0015】 また、本実施例での固定手段32は係合突起34と押さえ片36とで構成し、 紙版支持板30の表面上に紙版20の孔26に対応させて複数設けていたが、押 さえ片36は複数の係合突起34に亘るように形成し、必ずしも一つの係合突起 34に対して一つの押さえ片36という構成としなくとも良い。また、従来例で 説明した紙版取付プレート22のフック24と同様のフックを固定手段32とし ても良い。
【0016】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を 施し得るのはもちろんである。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る印刷機の紙版支持板を用いると、従来例と比べて版胴に紙版取付 プレートを取り付ける改造を施すことなく印刷機に紙版を装着でき、コスト面で 有利となる。また、紙版を紙版支持板に装着した後にも、紙版は紙版支持板上に のみ配されているので、装着後の紙版の位置調整も自由に行えるという著効を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る印刷機の紙版支持板の第1実施例
が取り付けられた版胴の要部断面図である。
【図2】図1の紙版支持板の固定手段への紙版の装着方
法を示す斜視図である。
【図3】固定手段の第2実施例を示す側面図である。
【図4】固定手段の第2実施例を示す側面図である。
【図5】従来の印刷機の紙版支持板が取り付けられた版
胴の要部断面図である。
【図6】図5の紙版支持板への紙版の装着状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 版胴 12 切欠部 14、16 版万力装置 20 紙版 30 紙版支持板 32 固定装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の長手方向に沿って形成された切欠
    部内に収納された版万力装置に両端部分が着脱自在に挟
    持されて版胴外周面に取り付けられ、表面上に紙版が装
    着される印刷機の紙版支持板において、 前記版胴外周面に取り付けられた際に、前記版万力装置
    に挟持される一端側の版万力装置近傍であって、前記切
    欠部の幅内に位置する表面上に、前記紙版の一端を固定
    するための固定手段が設けられていることを特徴とする
    印刷機の紙版支持板。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、 前記紙版の幅方向に沿って紙版の一端に複数設けられた
    基準孔内に嵌入可能に突設された複数の係合突起と、 該複数の係合突起を覆うように延設された押さえ片とを
    具備することを特徴とする請求項1記載の印刷機の紙版
    支持板。
  3. 【請求項3】 前記係合突起の上端面は、前記版万力装
    置に挟持される一端側から他端側に向かって低くなるよ
    うに傾斜していることを特徴とする請求項2記載の印刷
    機の紙版支持板。
  4. 【請求項4】 前記押さえ片は弾性力を有する材料で形
    成されると共に、該押さえ片の内側面は前記係合突起の
    上端面と当接していることを特徴とする請求項2または
    3記載の印刷機の紙版支持板。
  5. 【請求項5】 前記押さえ片は弾性力を有する材料で形
    成されると共に、前記係合突起を跨ぐように延設され、
    延出する先端部分は紙版支持板の表面を常時押圧するこ
    とを特徴とする請求項2、3または4記載の印刷機の紙
    版支持板。
JP1994013402U 1994-10-31 1994-10-31 印刷機の紙版支持板 Expired - Lifetime JP3013504U (ja)

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