JPS5933635B2 - ヒヨウジソウチ - Google Patents
ヒヨウジソウチInfo
- Publication number
- JPS5933635B2 JPS5933635B2 JP50152588A JP15258875A JPS5933635B2 JP S5933635 B2 JPS5933635 B2 JP S5933635B2 JP 50152588 A JP50152588 A JP 50152588A JP 15258875 A JP15258875 A JP 15258875A JP S5933635 B2 JPS5933635 B2 JP S5933635B2
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- electrolyte
- electrode
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気化学的に可逆発色可能な有機物質からなる
表示材料および電解質を用い、この電解質に少なくとも
2個の電極を接触させてなる表示装置に関するものであ
る。
表示材料および電解質を用い、この電解質に少なくとも
2個の電極を接触させてなる表示装置に関するものであ
る。
この様な装置は文献(アプライ・フイジツク゜ス・レタ
ーAppl、Phys、Lett、慮2、1973年7
月15日)に詳細に記載されている。
ーAppl、Phys、Lett、慮2、1973年7
月15日)に詳細に記載されている。
この装置は4 ・ 4’−ジピリジン誘導体の電気化学
的な可逆還元反応を用い、可逆発色させ色表示を行うも
のである・その色表示原理は(I)式の電気化学的反応
に基づくものとされている。(式中、Rは置換可能な基
を示し、X−は電気化学的に不活性な陰イオンを示す。
)一+□−R+2X−(I) (il) 即ち、表示材料である4・4′−ジピリジン誘導体(i
)が、電解質中で、ほとんど無色で溶解しておりこれは
電気化学的に還元されると、4・4′−ジピリジン誘導
体のラジカルイオン(ii)となり、これが青色を呈し
、色表示を行うものである。
的な可逆還元反応を用い、可逆発色させ色表示を行うも
のである・その色表示原理は(I)式の電気化学的反応
に基づくものとされている。(式中、Rは置換可能な基
を示し、X−は電気化学的に不活性な陰イオンを示す。
)一+□−R+2X−(I) (il) 即ち、表示材料である4・4′−ジピリジン誘導体(i
)が、電解質中で、ほとんど無色で溶解しておりこれは
電気化学的に還元されると、4・4′−ジピリジン誘導
体のラジカルイオン(ii)となり、これが青色を呈し
、色表示を行うものである。
又生成したラジカルイオン(ii)は電気化学的に可逆
であり、電極の極性を反転することによつて、初期物質
である4・4′−ジピリジン誘導体(i)を再生し、表
示色の消去を行うものである。しかしながら、本表示材
料には次の様な問題点がある。すなわち(1表示、消去
寿命が短い、(2庫一色表示のみである事、(3駆動電
圧が最少限+ 1、IV(ボルト)以上を要する、事な
どである。(1)の問題は発色材料の可逆性に関するも
ので、致命的な問題となる。(3)は、例えば、表示装
置に白金電極を使用した場合、1・ 1’−Nヘプチル
、4 ・ 4’−ジピリジル、ジブロマイド、(C7H
15一(C7H15−□−C7H、52Br−)を発色
材料に、支持電解質に臭化カリウム水溶液を使用した電
解質では、発色材料の還元酸化電位が約−400mV(
対飽和カロメル電極(S.C.E.))で、又発色材料
と臭素イオンとの電荷移動錯体形成反応の酸化還元電位
が約+700mV(対S.C.E.)で、その差、1.
1V(域値電圧)以上の電圧を表示装置に印加しなくて
は理論的に表示が行えないものである。
であり、電極の極性を反転することによつて、初期物質
である4・4′−ジピリジン誘導体(i)を再生し、表
示色の消去を行うものである。しかしながら、本表示材
料には次の様な問題点がある。すなわち(1表示、消去
寿命が短い、(2庫一色表示のみである事、(3駆動電
圧が最少限+ 1、IV(ボルト)以上を要する、事な
どである。(1)の問題は発色材料の可逆性に関するも
ので、致命的な問題となる。(3)は、例えば、表示装
置に白金電極を使用した場合、1・ 1’−Nヘプチル
、4 ・ 4’−ジピリジル、ジブロマイド、(C7H
15一(C7H15−□−C7H、52Br−)を発色
材料に、支持電解質に臭化カリウム水溶液を使用した電
解質では、発色材料の還元酸化電位が約−400mV(
対飽和カロメル電極(S.C.E.))で、又発色材料
と臭素イオンとの電荷移動錯体形成反応の酸化還元電位
が約+700mV(対S.C.E.)で、その差、1.
1V(域値電圧)以上の電圧を表示装置に印加しなくて
は理論的に表示が行えないものである。
実際の表示装置においては、透明電極のもつ、電極抵抗
あるいは、反応の過電圧が大きい事より、更に、高い電
圧を印加しなくてはならなくなるものである。従つて、
表示材料の還元酸化電位は極力低いものがのぞまれるも
のである。本発明は上記問題点を解決することを目的と
したものである。
あるいは、反応の過電圧が大きい事より、更に、高い電
圧を印加しなくてはならなくなるものである。従つて、
表示材料の還元酸化電位は極力低いものがのぞまれるも
のである。本発明は上記問題点を解決することを目的と
したものである。
本発明の装置の表示原理について詳細にのべると、それ
は()式に示した電気化学反応に基づくものである。
は()式に示した電気化学反応に基づくものである。
(式中、R1、R2はCH3〜C7Hl5を示し、X−
は塩素、臭素、ヨウ素、過塩酸、等の陰イオンを示す。
は塩素、臭素、ヨウ素、過塩酸、等の陰イオンを示す。
)即ち、電解質中で、ほとんど無色で溶解している、4
・4′−ジピリジルケト7誘導体(111)が表示極を
陰分極することによつて、1電子還元を受け、モノカチ
オンラジカル(1V)が生成し、発色するものである。
該ラジカル4ζ水素発生電位領域内で更に1電子還元を
受け発色し、特にR1、R2がメチル基(CH3−)の
場合には桃包青色の2色に変化するもので、多色発色が
可能となるものである。()の還元酸化電位は約一31
0mV(対S.C.E.)であるため、表示装置の駆動
電圧は理論的には1.01V(ボルト)が閾値電圧とな
り、約100mV程度4・4′−ジピリジル誘導体より
低くなることが判つた。以下、本発明の実施例について
図面とともに説明する。
・4′−ジピリジルケト7誘導体(111)が表示極を
陰分極することによつて、1電子還元を受け、モノカチ
オンラジカル(1V)が生成し、発色するものである。
該ラジカル4ζ水素発生電位領域内で更に1電子還元を
受け発色し、特にR1、R2がメチル基(CH3−)の
場合には桃包青色の2色に変化するもので、多色発色が
可能となるものである。()の還元酸化電位は約一31
0mV(対S.C.E.)であるため、表示装置の駆動
電圧は理論的には1.01V(ボルト)が閾値電圧とな
り、約100mV程度4・4′−ジピリジル誘導体より
低くなることが判つた。以下、本発明の実施例について
図面とともに説明する。
第1図および第2図は本発明の実施例の表示装置である
。
。
図中、1,2は対極、表示極である。3は口型シリコー
ンゴムパツキング、4は多チL性ポリエチレンセパレー
ター、5は電解質、6,7はポリプロピレン樹脂からな
る支持板、8G【付極1の電圧印加端子でリード線9で
もつて対極に接続させている。
ンゴムパツキング、4は多チL性ポリエチレンセパレー
ター、5は電解質、6,7はポリプロピレン樹脂からな
る支持板、8G【付極1の電圧印加端子でリード線9で
もつて対極に接続させている。
10は表示極2の電圧印加端子リード線11でもつて表
示極2と接続させている。
示極2と接続させている。
12は座金、13,14はボルト、ナツトで上記部品を
図の如く組み合せ表示装置としたもので、15は表示窓
である。
図の如く組み合せ表示装置としたもので、15は表示窓
である。
こゝで使用した電解質戊(l)1・1−ジメチル、4
・ 4’−ジピリジルケトンジブロマイドを3M/l臭
化カリウム溶液に溶解したもの、(2)1 ・ 1’−
ジ.nへブチルジピリジルケトンジブロマイドをM/l
臭化カリウム溶液に〕溶解したものの、2種類である。
これら電解質は、表示装置に注入するに際し、あ一らか
じめ窒素ガスで酸素を脱気し、使用した。この表示装置
について実験したところ、第1表の結果を得た。尚、従
来の装置は基準電極として銀線を使用したもので、電解
質は1・ 1’− n−ヘプナル、4・4’−ジピリジ
ルジブロマイドをIM/lの割合に3M/lの臭化カリ
ウム溶液に溶解したものを使用したものである。
・ 4’−ジピリジルケトンジブロマイドを3M/l臭
化カリウム溶液に溶解したもの、(2)1 ・ 1’−
ジ.nへブチルジピリジルケトンジブロマイドをM/l
臭化カリウム溶液に〕溶解したものの、2種類である。
これら電解質は、表示装置に注入するに際し、あ一らか
じめ窒素ガスで酸素を脱気し、使用した。この表示装置
について実験したところ、第1表の結果を得た。尚、従
来の装置は基準電極として銀線を使用したもので、電解
質は1・ 1’− n−ヘプナル、4・4’−ジピリジ
ルジブロマイドをIM/lの割合に3M/lの臭化カリ
ウム溶液に溶解したものを使用したものである。
表示動作特性の試験に際しては+1.3Vの直流電圧を
印加したものである。第1表から明らかなように、本発
明の装置は寿命の点において、従来のものに比し、はる
かに優れている事がわかる。更に本発明の装置(1)で
は、更に印加電圧を大きくする(+1.65V)ことに
より、桃色より青色となり、豊富な色表示が可能となつ
た。以上の説明の如く、本発明の装置は、表示材料とし
て可逆発色可能な1・ 1’− n ・アルキル−4・
4’−ジピリジルケトン(n・アルキル基がCH3〜C
7Hl5)を使用しているので、書き込み、消去の回数
を大きくすることが出来、又、豊富な色表示が可能で、
表示装置として極めて有益なものである。
印加したものである。第1表から明らかなように、本発
明の装置は寿命の点において、従来のものに比し、はる
かに優れている事がわかる。更に本発明の装置(1)で
は、更に印加電圧を大きくする(+1.65V)ことに
より、桃色より青色となり、豊富な色表示が可能となつ
た。以上の説明の如く、本発明の装置は、表示材料とし
て可逆発色可能な1・ 1’− n ・アルキル−4・
4’−ジピリジルケトン(n・アルキル基がCH3〜C
7Hl5)を使用しているので、書き込み、消去の回数
を大きくすることが出来、又、豊富な色表示が可能で、
表示装置として極めて有益なものである。
第1,2図は本発明の一実施例の表示装置を示す上面図
および側面図である。 1,2・・・・・・対極、5・・・・・・電解質。
および側面図である。 1,2・・・・・・対極、5・・・・・・電解質。
Claims (1)
- 1 電気化学的に可逆発色可能な表示材料および電解質
を用い、前記電解質に少なくとも2個以上の電極を接触
させてなる表示装置において、前記表示材料として、可
逆発色可能な1・1′−n・アルキル−4・4′−ジピ
リジルケトン(n・アルキル基がCH_3〜C_7H_
1_5)を用いて色表示を行う事を特徴とする表示装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50152588A JPS5933635B2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | ヒヨウジソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50152588A JPS5933635B2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | ヒヨウジソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5275671A JPS5275671A (en) | 1977-06-24 |
JPS5933635B2 true JPS5933635B2 (ja) | 1984-08-16 |
Family
ID=15543725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50152588A Expired JPS5933635B2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | ヒヨウジソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933635B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189926U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-16 | 株式会社クボタ | 耐圧防爆スイツチ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4894289B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-03-14 | ソニー株式会社 | エレクトロクロミック装置 |
-
1975
- 1975-12-19 JP JP50152588A patent/JPS5933635B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189926U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-16 | 株式会社クボタ | 耐圧防爆スイツチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5275671A (en) | 1977-06-24 |
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