JPS5933371A - アルミニウムペ−スト組成物並びに該組成物を含有する耐熱塗料および防錆塗料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミニウムペースト組成物および該組成物
を含有する耐熱塗料および防錆塗料に係る。

アルミニウムペーストは、メタリック塗装に使用される
メタリック顔料であって、リーフィングタイプとノンリ
ーフィングタイプの２種があることはよく知られている
。

リーフィングタイプのアルミニウムペーストは、グリー
スとして主に不飽和脂肪酸（例えばステアリン酸）を含
み、塗膜中アルミニウムのリン片が塗膜表層面に浮いて
くるものである。

このリーフインブタ不ブのアルミニウムペーストを耐熱
塗料に使用した場合、塗膜表面で該リン片が光又は熱を
反射し、塗膜を保護するのに都合が良いが、反面フェノ
との濡れが悪く下地との密着性は悪い。又、防錆塗料に
使用した場合、塗膜表面のリン片が水の浸入を防止する
７５ζ隠れが、洗いワニス／リン片間に水が浸透しでく
ると耐食性が悪くなる。

一方、ノンリーフィングタイプのアルミニウムペースト
はグリースとして主に飽和脂肪酸（例えばオレイン酸）
を含み、塗膜中アルミニウムのリン片が沈むものである
。このノンリーフィングタイプのアルミニウムペースト
を耐熱性塗料に使用した場合、塗膜の色彩効果大で且つ
下地を保護するのに都合がよく、然もフェノとの濡れが
よいので下池との密着性は良好であるが、塗膜に入射す
る熱又は光が塗膜の樹脂層を通過した後アルミニウムリ
ン片で反射されるため、樹脂が黄変して劣化が促進され
るという欠点をもっている。又、防錆塗料に使用した場
合、樹脂層が劣化してくると、樹脂層内に水が浸透し、
濡れが良いワニス／リン片間であっても耐食性は悪くな
る。

このように、従来のり一フイングおよびノンリーフィン
グタイプの塗料用メタリック顔料風耐熱性および耐食性
が不十分であって、下地との密着性、変色、ふくれ、錆
などの発生の問題を生じる。

従−りで、本発明は、耐熱性および耐食性を向上させ得
る塗装用メタリック顔料を提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、このようなメタリック顔料を含有
する塗料を提供することである。

本発明が提供するアルミニウムペースト組成物は、前記
リーフィングタイプのアル°ミニウムペーストと前記ノ
ンリーフィングタイプのアルミニウムペーストとＯ混合
物である。本発明の組成物が何故に塗膜の耐熱性および
耐食性の向上に寄与するかは明らかではないが、耐熱塗
料の場合、リーフインプリン片で光または熱を反射する
ことによって樹脂の劣化を防き゛、ノンリーフィングリ
ン片で密着性を維持することができ、耐食塗料の場合、
リーフィングリン片によって水の浸入を防ぎ、ノンリー
フィングリン片によって塗膜内への水の浸透を防止する
と共に密着性を維持することができると考えられる。

本発明の耐熱塗料に含有きせるフェノとしてはシリコー
ンワニスが適当であり、耐食塗料に含有させるフェノと
しては熱硬化性樹脂、アクリル樹脂、アクリル−メラミ
ン樹脂、ニトロセルロースなどが適当である。

本発明のアルミニウムペースト組成物は、耐熱性および
耐食性塗料のいずれにも使用する場合、リーフィングタ
イプのアルミニウムペーストとノンリーフィングタイプ
のアルミニウムペーストとの混合比がリーフィング／ノ
ンリーフィング＝８／２〜２／８（重置比）であるとき
、それぞれ単独のアルミニウムペーストより優れた効果
が認められる。

以下に実施例を示す。

実施例 リーフィングタイプとノンリーフィングタイプの混合比
を変えて本発明のアルミニウムペースト組成物を調整し
、適当なフェノを加えて塗料を調整する。得られた塗料
の耐熱性テストおよび耐食性テストを、リーフィングタ
イプのアルミニウムペーストのみ及びノンリーフィング
タイプのアルミニウムペーストのみを含有する塗料のそ
れらと比較して、下記表に示す。

〔耐熱性テスト〕

塗　　装　　　ニスプレー塗装 １８０℃Ｘ２０分　焼付 膜厚１５μ 磨軟鋼板下地 テスト法　　　：オーブン中り００℃、４００℃。

６００℃の各温度に４８時間 加熱 Ｘ・・・劣、下地から剥離 △・・・町 ○・・・良 ◎・・・優 変色Ｘ・・・激変 △・・・黄変 ○・・・良 ◎・・・はとんどなし テスト結果の表 〔耐食−性テスト〕 ０３００Ｍ（ＮＹ６５％）を使用 ノンリーフィングタイプ（Ｎ）として 東洋ア屓社■製ア、ペーユ一 １７０ＯＮ（ＮＶ６５％）を使用 塗料配合　　　　ニアルミニウムペースト　　２０部（
ＮＶ６５チ） 、ＮＶＧｎず］ 塗　　装　　　　ニスプレー塗装 室ｌ晶乾燥４８時間 膜厚２０μ シラスト板下地 テスト法　　　　　：　、０８　Ｋ５４００　　に準拠
する塗膜の塩水噴勝テスト、１２０時間 評　　価　　　　　：ふくれおよび錆 Ｘ・・激 Δ・・・少し有 ○・なし 密着性 Ｘ・・・劣 △・・・町 ○・・・良 （◎・・・優 テスト結果の表 代理入弁理士月１　　「１　　義　雄 手続ネｔ’ｌＪ−’ｉｌＴ用 昭和５８年５月２７０ ２、発明の名称　　　アルミニウムベース１へ組成物並
びに該組成物を含有づる耐熱塗お１おＪ、び防錆塗料３
、補正をする者 事ｆ′１との関係　　特許出願人 名　称　　　　東洋アルミニウム株式会社４、代　理　
人　　　東京都新宿区新宿ｕ目１番１４号　山田ビルｔ
、抽１にのヌ・ｊ象　　　明！ｌｕ囚８、補正の内容 （１）明細書中、第２頁第１０行目「不飽和脂肪酸Ｊと
あるを１飽和脂肪酸」と補ｉＥする。

（２）明細内申、第３頁第４行目［飽和脂肪酸−１とあ
るを「不飽和脂肪酸」と補正づる。

手続補正書 特許庁長官　　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示　昭和５７年　特　願第１４２４８５　
号２、　発明の名称　　アルミニウムペースト組成物並
びに該組成物を含有する耐熱塗料および防錆塗料 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名　称　　東洋アルミニウム株式会社 ４、　　代Ｆｌｕ　　　人　　　　東京都新宿区新宿１
丁目工番１４号　山田ビル（郵便番号１６０）　を話（
０３）　３５４−８６２３番７、補正の対象　　明細書 ８、補正の内容 （１）明細書中、特許請求の範囲を別紙のとおシ補正す
る。

（２）明細書中、第５頁１５行目「（重量比）」とある
を「（金属分重量比）」と補正する。

２、特許請求の範囲 （１）　　リーフィングタイプのアルミニウムペースト
とノンリーフィングタイプのアルミニウムペーストとの
混合物からなるアルミニウムペースト組成物。

（２）　　混合比が、リーフィング／ノンリーフィング
＝８／２〜２／８（金属分重子比）である特許請求の範
囲第１項に記載の組成物。

（３）特許請求の範囲第１項又は第２項に記載のアルミ
ニウムペースト組成物を含有する耐熱塗料。

（４）特許請求の範囲第１項又は第２項に記載のアルミ
ニウムペースト組成物を含有する防錆塗料。

５１５−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　リーフィングタイプのアルミニウムペースト
   とノンリーフインゲタ・イブのアルミニウムペーストと
   のン昆合７１勿からなるアルミ−ニウムペースト組成物
   。 （２１Ｕ合比が、リーフィング／ノンリーフィング＝８
   ／２〜２／８（重量比）である特許請求の範囲第１項に
   記載の組成物。 （３）％許請求の範囲第１項又は第２項に記載の゛アル
   ミニウムペースト組成物を含有する側熱塗料。 （４）　　特許請求の範囲第１項又は第２項に記載のア
   ルミニウムペースト組成物を含有する防錆塗料。