JPS5933349Y2 - 洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は所謂浸漬行程を自動的ｔこ行なうよう１こした
洗濯機ｌこ関する。

一般ｌこ、例えばウール製品或は薄手の衣類のようｆこ
洗濯水流ｌこよって傷み易い被洗濯物を洗濯する場合ｔ
こは、該被洗濯物を洗剤液ｔこ所定時間浸すという所謂
浸漬行程を経た後ｆこ洗濯水流１こよる本流いを短時間
だけ行なうよう１こするのが望ましいことは良く知られ
ている。

しかしながら従来の例えば全自動形の脱水兼用洗濯機ｆ
こおいては、給水を含む洗いから脱水までの一連の洗濯
行程をタイマー１こより自動的ｌこ行なう構成であるた
め、上述の如き浸漬行程を行なおうとする場合ｔこは、
洗いｔこ先立つ給水が終了した時点でタイマーを操作し
て洗い行程の開始を一旦停止させ、その後適当な時間（
浸漬時間）を見計らって再びタイマーを操作して洗い行
程を開始させるという煩雑な作業が必要であった。

また、他の自動形洗濯機等ｔこおいても浸漬行程を行な
おうとする場合Ｆこは上述と同様の事情下にあった。

本考案は上記事情ｔこ対処してなされたものであり、そ
の目的は、被洗濯物を洗剤液ｌこ所定時間浸すという浸
漬行程をタイマーｌこよって自動的１こ実行させること
ができると共ｌこ、斯かる浸漬行程を行なう場合ｌこは
洗い行程を自動的ｆこ短縮することができ、これｌこよ
り洗濯水流Ｆこよって傷み易い被洗濯物の浸漬作用を伴
う洗濯を簡単且つ効果的ｔこ行なうことができ、さらｆ
こ全体の構造の複雑化を極力抑制し得て安価ｉこできる
洗濯機を提供するｌこある。

以下、本考案を水受槽内ｆこ洗い兼脱水用の回転槽を内
設した周知構造の二重槽式脱水兼用洗濯機１こ適用した
各実施例１こつき図面を参照しながら説明する。

まず、第１実施例を示す第１図及び第２図ｆこおいて、
１及び２は図示しない交流電源ｔこ接続された電源端子
であり、これらｌこは電源線３及び４が夫々接続されて
いる。

また、５は不足水位検知状態で接片ｃ −ａ間を閉成し
規定水位検知状態で接片ｃ −ｂ間を閉成する水位スイ
ッチ、６は洗い行程遂行用のモータたる洗濯機モータ、
７は給水弁、８は排水装置たる例えば排水弁、９は報知
用ブザー−１０は周知の蓋スィッチである。

１１はタイマーで、これはタイマーモータ１２並びｆこ
このタイマーモータ１２の通電動作１こ応じて第２図の
タイムチャートで示すよう１こ開閉されるカムスイッチ
１３乃至１９を有する。

この場合、カムスイッチ１４乃至１８１こおいてＣは可
動接片、ａ、ｂは固定接片であり、第２図中斜線帯で示
した部分が各カムスイッチ１３乃至１９の閉成期間を表
わしている。

尚、第２図ｆこおいて、Ｗは洗い行程、Ｄｌ乃至Ｄ３は
排水行程、Ｓｌ乃至Ｓ３は脱水行程、Ｒ１ｔ Ｒ２はす
すぎ行程、ＳＫは浸漬行程を示している。

また、カムスイッチ１８は周知のものと同様な水流反転
用のものであり、一方カムスイッチ１９は特ｆこ本考案
ｆこよって新たｌこ追加された浸漬用スイッチ装置１こ
相当する。

そして、上記カムスイッチ１９は常閉形のもので、この
カムスイッチ１９は、洗い行程中の初期、例えば洗い行
程Ｗ開始から時間ｔ１（１乃至２分程度）経過後Ｆこ所
定時間ｔ２（約１０分→のみ開放動作されるようｆこ構
成され、排水行程時Ｆこおけるタイマーモータ１２ｆこ
対する通電路（カムスイッチ１３、カムスイッチ１４の
接片ｃ −ｂ間、カムスイッチ１５の接片ｃ −ｂ間を
介した通電路）で且つ洗いすすぎ行程時１こおける洗濯
機モータ６の通電路（カムスイッチ１３、水位スイッチ
５の接片（ｃ−ｂ）間、カムスイッチ１７の接片（ｃ−
ａ ）間、カムスイッチ１５の接片（ｃ−ａ）間を介し
た通電路）をなした導線２０及び２１間１こ介在されて
いる。

しかして、上記各カムスイッチ１３乃至１９は、水位ス
イッチ５、洗濯機モータ６、給水弁７、排水弁８、報知
用ブザー９、蓋スィッチ１０と共ｔこ電源線３及び４間
ｔこ第１図Ｆこ示す如く接続され、以てタイマー１１１
こより第２図１こ示す洗い行程Ｗから脱水行程Ｓ３まで
の一連の行程を制御するようｔこ構成している。

さらＦこ、２２は手動ｔこより操作される手動操作スイ
ッチたる選択スイッチで、その両端を導線２０，２１ｔ
こ夫々接続し、以てカムスイッチ１９と並列に組合せて
設けている。

次ｆこ上記構成の作用を説明する。

全回転槽内１こ洗剤及び被洗濯物を投入すると共Ｆこタ
イマー１１をセット操作すると、各カムスイッチ１３乃
至１７及び１９は第２図中ｒＷＪ欄１こ示すような開閉
状態となり、カムスイッチ１３、水位スイッチ５の接片
（ｃ−ａ ）間及びカムスイッチ１６の接片（ｃ−ａ）
間を介して給水弁７が通電され、回転槽即ち水受槽内ｌ
こ給水が行なわれる。

そして、この給水Ｆこよって水受槽内の水位が規定水位
Ｆこ達すると、水位スイッチ５が接片（ｃ−ａ）開閉或
から接片（ｃ−ｂ）開閉ｐｔこ切換わり、その接片（ｃ
−ｂ）間及びカムスイッチ１７の接片（ｃ−ａ）間を介
してタイマーモータ１２が通電され、タイマー１１が計
時動作を開始すると同時１こ、洗濯機モータ６がカムス
イッチ１９及びカムスイッチ１５の接片（ｃ−ａ）間を
介し且つカムスイッチ１８１こより極性切換えされなが
ら通電されて洗い行程Ｗが開始される。

しかしてこの洗い開始後ｔこ時間ｔ１が経過すると、カ
ムスイッチ１９が開放動作されるものであるが、この場
合、選択スイッチ２２を予め開放操作しておいたときｆ
こは、カムスイッチ１９の開閉が有効化されているので
、洗濯機モータ６への通電路がカムスイッチ１９ｒこよ
り導線２０，２１間１ごてしゃ断されて該洗濯機モータ
６が断電されるから、洗い行程Ｗがカムスイッチ１９の
開放動作時間即ち所定時間ｔ２だけ中断されて浸漬行程
ＳＫが行なわれ、この後ｔこ前述の洗いが再び開始され
る。

一方、上記場合１こおいて、選択スイッチ２２を予め閉
成操作しておいたときＦこは、カムスイッチ１９が開放
動作されても導線２０，２１間の接続状態が該選択スイ
ッチ２２１こより維持されるから、カムスイッチ１９の
開放動作は選択スイッチ２２１こより実質的ｌこ無効化
され、結果として洗い行程Ｗは中断されることなく継続
的Ｆこ行なわれる。

このような洗い行程Ｗが設定時間桁なわれると次の排水
行程ＤｌＦご移行し、排水弁８がカムスイッチ１４及び
１５の各接片（ｃ−ｂ）間を介して通電されて水受槽内
の洗濯水が外部ｆこ排出されると共ｆこ、タイマーモー
タ１２への通電がカムスイッチ１４及び１９１こより維
持されて脱水行程８１ｆこ移行される。

この脱水行程Ｓｌｌこおいては、水位スイッチ５が接片
（Ｃ−ａ）開閉成状態ｆこあるので、導線２１がその水
位スイッチ５の接片（ｃ−ａ）間、カムスイッチ１６の
接片（ｃ−ｂ）間及び蓋スィッチ１０を介して電源端子
１ｔこ接続され、従ってタイマーモータ１２が導線２１
からカムスイッチ１９を介して継続的ｔこ通電される一
方、排水弁８及び洗濯機モータ６が導線２１から夫々カ
ムスイッチ１５の接片（ｃ−ｂ）間及びカムスイッチ１
４の接片（Ｃ−ａ）間を介して通電されて脱水が行なわ
れる。

この脱水行程Ｓ１が終了されるとすすぎ行程Ｒ１１こ移
行され、このすすぎ行程Ｒ１ではカムスイッチ１３乃至
１７及び１９の開閉状態は前記洗い行程Ｗと同一（但し
カムスイッチ１９は閉成状態）であるから、洗いと同様
の作用Ｆこよって清水Ｆこよる溜めすすぎが行なわれる
。

そしてこれ以降は、排水行程Ｄ２ 、 Ｄ３、脱水行程
８２，８３及びすすぎ行程Ｒ２が所定の順序で且つ前述
の排水行程Ｄ１．脱水行８８１及びすすぎ行ａＲ１と夫
々同様ｆこ行なわれる。

尚、最終の脱水行程Ｓ３の終了付近ではカムスイッチ１
７の接片（ｃ−ｂ）間が閉成されること１こより報知用
ブザー９が短時間鳴動する。

上記構成ｔこおいて、例えばウール製品或は薄手の衣類
のよう１こ洗濯水流１こよって傷む虞が大きい被洗濯物
を洗濯する場合ｔこは、予め選択スイッチ２２を開放し
た状態ｆこてタイマー１１をセット操作する。

この場合ｔこは前述したようＦこ、給水が終って洗い行
程Ｗが開始されると、時間ｔ１だけ洗濯機モータ６が通
電され、これＦこより被洗濯物及び洗剤が槽内の水と共
ｔこ攪拌されて、該洗剤及び水が混合されると共ｔここ
のようＦこ生成された洗剤液が被洗濯物Ｆこ十分浸透す
る。

そして、この後１こカムスイッチ１９ｆこよって洗濯機
モータ６が断電された所定時間１２だけ被洗濯物が洗剤
液ｔこ浸されるという浸漬行程ＳＫが自動的Ｆこ行なわ
れ、その後Ｆこ洗濯機モータ６Ｆこ通電されて洗い行程
Ｗが再開される。

このとき上記浸漬行程ＳＫは洗い行程Ｗ中の一時期１こ
行なわれるから、洗い行程Ｗの通算時間は浸漬行程ＳＫ
の時間ｔ２だけ短かくなり、従って被洗濯物は、浸漬行
程ＳＫを経た後ｔこ比較的短時間だけ洗いが行なわれ、
以て布地を傷めることなく効果的ｔこ洗濯が行なわれる
。

また、浸漬行程ＳＫを必要としない通常の被洗濯物を洗
濯する場合ｔこは、予め選択スイッチ２２を閉成した状
態ｌこでタイマー１１をセット操作すると、前述したよ
うｌこ洗い行程Ｗは中断されることなく継続的ｔこ行な
われるから、洗い行程Ｗｆこ設定された比較的長い時間
洗いが行なわれる。

しかも、元々存在するタイマー１１ｆこよって動作され
るカムスイッチ１９を追加して設けると共１こ、選択ス
イッチ２２を別途ｌこ設けるだけで済み、全体の構造の
複雑化を極力抑制できて安価ｔこ提供し得る。

また、第３図及び第４図は本考案の第２実施例を示すも
のであり、以下これｔこつき前記第１実施例と異なる部
分のみ説明する。

まず、２３は浸漬用スイッチ装置たるカムスイッチ群で
、これはスイッチ要素たる複数個例えば４個のカムスイ
ッチ２４乃至２７から成り、各カムスイッチ２４乃至２
７はタイマーモータ１２の通電動作ｆこ応じて第４図の
タイムチャートで示すよう１こ開閉される。

即ち、各カムスイッチ２４乃至２７は、常閉形のもので
洗い行程開始から時間ｔ１経過後ｔこ夫々異なる時間ｔ
３乃至ｔ６のみ開放動作される。

また、２８は手動スイッチ装置たる選択スイッチで、こ
れは例えば５個の固定接片ａ乃至ｅ及び可動接片「を有
するロークリスイッチから成る。

しかして、斯かる選択スイッチ２８の可動接片ｒを導線
２０Ｆこ接続すると共ｔこ、固定接片す乃至ｅを夫々カ
ムスイッチ２４乃至２７を介して導線２１ｆこ接続し、
さらＦこ固定接片ａを導線２１ｒこ直接接続する。

このようｔこ構成した本実施例ｔこよれば、選択スイッ
チ２８を接片（ｆ−ａ）開閉成ｆこ切換えたときＦこは
カムスイッチ２４乃至２７がすべて無効化され、また、
接片（ｃ−ｂ）間乃至（ｆ−ｅ）開閉成のいずれか１こ
切換えたときｔこはカムスイッチ２４乃至２７のうちの
いずれか一つが選択的ｆこ有効化されて他が無効化され
る。

従って本実施例ｔこおいても前記実施例と同様の効果が
得られ、特１こ本実施例では浸漬行程ＳＫの時間を被洗
濯物ｔこ応じて４段階Ｆこ可変でき、布質ｌこ応じた浸
漬時間が得られるのでその洗濯を一層効果的ｆこ行ない
得る。

本考案は以上説明したようＥこ、洗い行程の中間ｆこ洗
い制御用のタイマーＦこよって所定時間のみ動作されそ
の動作時間中該洗い行程遂行用のモータの通電路を開放
して浸漬行程を実行する浸漬用スイッチ装置と、この浸
漬用スイッチ装置を選択的ｉこ無効化する手動スイッチ
装置とを設けたこと１こ特徴を有し、これｆこより被洗
濯物を洗剤液１こ所定時間浸すという浸漬行程を自動的
ｌこ実行させることができると共Ｆこ、斯かる浸漬行程
を行なう場合ｔこは洗い行程を自動的ｌこ短縮すること
ができて、洗濯水流Ｆこよって傷み易い被洗濯物の浸漬
作用を含む洗濯を簡単且つ効果的ｔこ行なうことができ
、さらｌこ全体の構造の複雑化を極力抑制し得て安価ｌ
こできるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第１実施例を示す電気回路図、第２図
は同実施例のタイムチャートであり、また第３図及び第
４図は本考案の第２実施例を示す夫夫第１図及び第２図
相当図である。 図中、６は洗濯機モータ、８は排水弁（排水装置）４．
１１はタイマー、１２はタイマーモーター１９はカムス
イッチ（浸漬用スイッチ装置）、２２及び２８は選択ス
イッチ（手動スイッチ装置）、２３はカムスイッチ群（
浸漬用スイッチ装置）、２４乃至２７はカムスイッチ（
スイッチ要素）である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．洗いを制御するタイマーを備えたものＦこおいて、
   洗い行程の中間ｔこ前記タイマーｌこよって所定時間の
   み動作されその動作時間中該洗い行程遂行用のモータの
   通電路を開放して浸漬行程を実行する浸漬用スイッチ装
   置と、どの浸漬用スイッチ装置を選択的ｆこ無効化する
   手動スイッチ装置とを設けたことを特徴とする洗濯機。 ２、浸漬用スイッチ装置は動作時間が各々異なる複数個
   のスイッチ要素から構成され、且つ手動スイッチ装置は
   上記各スイッチ要素を選択的ｔこ無効化させるようｆこ
   構成されでいることを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項ｆこ記載の洗濯機。