JPS593330Y2 - 太陽光透過室利用床兼用暖房壁体 - Google Patents
太陽光透過室利用床兼用暖房壁体Info
- Publication number
- JPS593330Y2 JPS593330Y2 JP10444981U JP10444981U JPS593330Y2 JP S593330 Y2 JPS593330 Y2 JP S593330Y2 JP 10444981 U JP10444981 U JP 10444981U JP 10444981 U JP10444981 U JP 10444981U JP S593330 Y2 JPS593330 Y2 JP S593330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat storage
- storage body
- solar
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/44—Heat exchange systems
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、太陽光透過室利用法兼用暖房壁体に関する
。
。
この考案の目的は、冬季、昼間は建物の外側にこれと一
体的に設けられた太陽光透過室の床の一部になるととも
に同室に入射する太陽熱を充分吸収し、夜間は太陽光透
過室と建物の内部との境界に配置せられて昼間吸収した
太陽熱を屋内に放熱し暖房に役立つ新規な壁体を提供す
ることにある。
体的に設けられた太陽光透過室の床の一部になるととも
に同室に入射する太陽熱を充分吸収し、夜間は太陽光透
過室と建物の内部との境界に配置せられて昼間吸収した
太陽熱を屋内に放熱し暖房に役立つ新規な壁体を提供す
ることにある。
この考案による太陽光透過室利用法兼用暖房壁体は、吸
熱時に太陽光の照射を受けうるように床の一部として水
平に配置せられ、暖房時に建物の内部に放熱するように
太陽光透過室と建物の内部との境界に垂直に配置せられ
て両者を区画する蓄熱体よりなり、この蓄熱体の片面に
太陽熱吸収膜が具備せしめられ、同他面が放熱面となさ
れているものである。
熱時に太陽光の照射を受けうるように床の一部として水
平に配置せられ、暖房時に建物の内部に放熱するように
太陽光透過室と建物の内部との境界に垂直に配置せられ
て両者を区画する蓄熱体よりなり、この蓄熱体の片面に
太陽熱吸収膜が具備せしめられ、同他面が放熱面となさ
れているものである。
太陽光透過室の具体例としては、サンルーム、温室など
をあげることができる。
をあげることができる。
蓄熱体としては、コンクリート、レンガなどが普通に用
いられるが、蓄熱体を増大させるためには、コンクリー
ト内に潜熱蓄熱材を密封した封入体を多数散在させるこ
とが好ましい。
いられるが、蓄熱体を増大させるためには、コンクリー
ト内に潜熱蓄熱材を密封した封入体を多数散在させるこ
とが好ましい。
潜熱蓄熱材としては、硫酸ソーダ10水塩、塩化カルシ
ウム6水塩、リン酸ソーダ12水塩、苛性ソーダ1水塩
、チオ硫酸ソーダ5水塩、パラフィン、ポリエチレング
リコールなどが適当で゛ある。
ウム6水塩、リン酸ソーダ12水塩、苛性ソーダ1水塩
、チオ硫酸ソーダ5水塩、パラフィン、ポリエチレング
リコールなどが適当で゛ある。
封入体の材料としては、内容物を満たしてから熱封緘す
るために、たとえばポリエチレンのような熱可塑性合成
樹脂が好ましい。
るために、たとえばポリエチレンのような熱可塑性合成
樹脂が好ましい。
封入体の形状は、球状、だるま状および筒状が適してお
り、かつこれを満遍なくコンクリート内に散在させるた
めには、でき・るだけ小型化するのがよい。
り、かつこれを満遍なくコンクリート内に散在させるた
めには、でき・るだけ小型化するのがよい。
太陽熱吸収膜を蓋熱体の片面に具備せしめるには、太陽
熱選択吸収膜処理がなされたアルミニウム箔またはアル
ミニウム薄板を接着剤ないし粘着剤により蓄熱体に貼付
けるのがよい。
熱選択吸収膜処理がなされたアルミニウム箔またはアル
ミニウム薄板を接着剤ないし粘着剤により蓄熱体に貼付
けるのがよい。
とくに、片面に太陽熱選択吸収膜処理がなされ、他面に
粘着剤が塗布されかつこの面が離型紙で覆われたコイル
状のアルミニウム箔を用意し、これを蓄熱体の表面の面
積に合致する寸法に裁断して用いるのが最適である。
粘着剤が塗布されかつこの面が離型紙で覆われたコイル
状のアルミニウム箔を用意し、これを蓄熱体の表面の面
積に合致する寸法に裁断して用いるのが最適である。
蓄熱体の材質によってアルミニウム箔を貼付けにくい場
合は、アルミニウム箔をまず金属板に貼付け、つぎにこ
の金属板を蓄熱体に取付けてもよい。
合は、アルミニウム箔をまず金属板に貼付け、つぎにこ
の金属板を蓄熱体に取付けてもよい。
箔または薄板状のアルミニウムを用いる代わりに、銅ま
たはステンレスを用い、これに金属クロムと酸化クロム
の混合物を蒸着するか金属ニッケルと酸化ニッケルの混
合物を蒸着して太陽熱選択吸収膜を形成してもよい。
たはステンレスを用い、これに金属クロムと酸化クロム
の混合物を蒸着するか金属ニッケルと酸化ニッケルの混
合物を蒸着して太陽熱選択吸収膜を形成してもよい。
さらに、アルミニウム蒸着合成樹脂フィルムに太陽熱選
択吸収膜処理したものを用いてもよい。
択吸収膜処理したものを用いてもよい。
太陽熱選択吸収膜は平滑であるのが一般的であるが、表
面積を大きくするため、これが縦断面微細な波状となさ
れる場合がある。
面積を大きくするため、これが縦断面微細な波状となさ
れる場合がある。
太陽熱選択吸収膜の特性は、太陽光吸収率αが0.85
以上、放射率εが0.3以下のものがよい。
以上、放射率εが0.3以下のものがよい。
太陽熱選択吸収膜の表面には、その耐久性を向上させる
ため、シリコン、フッ素樹脂などを薄く塗装しておくこ
とが好ましい。
ため、シリコン、フッ素樹脂などを薄く塗装しておくこ
とが好ましい。
蓄熱体の放熱面には、放熱を促進させるために、放熱膜
を具備せしめるのがよい。
を具備せしめるのがよい。
放熱膜は、蓄熱体の片面に白色等の塗装を施すことによ
ってもよいし、アルミニウム箔に白色塗装を施したもの
を蓄熱体の片面に貼付けてもよく、陽極酸化皮膜を形成
したアルミニウム箔を取付けることによっても得られる
。
ってもよいし、アルミニウム箔に白色塗装を施したもの
を蓄熱体の片面に貼付けてもよく、陽極酸化皮膜を形成
したアルミニウム箔を取付けることによっても得られる
。
太陽光透過室には、蓄熱体を床の一部として配置するた
めの凹所を形成しておき、蓄熱体に吸収せられた熱が逃
げないように、凹所の底に断熱材を敷いておくことが好
ましい。
めの凹所を形成しておき、蓄熱体に吸収せられた熱が逃
げないように、凹所の底に断熱材を敷いておくことが好
ましい。
断熱材としては、ウレタン系およびスチロール系合成樹
脂またはグラスウールなどか゛用いられる。
脂またはグラスウールなどか゛用いられる。
この考案を、以下図面を参照して説明する。
同図において、1は建物、2は建物1の外側に設けられ
たサンルームである太陽光透過室で、透明ガラス張りで
ある。
たサンルームである太陽光透過室で、透明ガラス張りで
ある。
3は太陽光透過室2と建物内部■とを通じる開口部、4
は蓄熱体で、これは太陽光透過室2と建物1の内部との
境界にある開口部3に垂直に配置せられて両者2,1を
区画しうるとともにこれを水平にしたさい太陽透過室2
の床の一部ともなりうる大きさに形成せられており、か
つコンクリ−)4a内に潜熱蓄熱材封入体4bか多数散
在せしめられたものである。
は蓄熱体で、これは太陽光透過室2と建物1の内部との
境界にある開口部3に垂直に配置せられて両者2,1を
区画しうるとともにこれを水平にしたさい太陽透過室2
の床の一部ともなりうる大きさに形成せられており、か
つコンクリ−)4a内に潜熱蓄熱材封入体4bか多数散
在せしめられたものである。
5は蓄熱体4の片面に貼付けられかつ表面に太陽熱吸収
膜6を有するアルミニウム箔、7は蓄熱体4の他の片面
に形成せられた白色塗膜よりなる放熱膜、8は蓄熱体4
を床の一部として太陽光透過室2に配置するために形成
せられた凹所、9は凹所8の底に敷かれた断熱材である
。
膜6を有するアルミニウム箔、7は蓄熱体4の他の片面
に形成せられた白色塗膜よりなる放熱膜、8は蓄熱体4
を床の一部として太陽光透過室2に配置するために形成
せられた凹所、9は凹所8の底に敷かれた断熱材である
。
昼間、蓄熱体4は、第1図に示されているように水平状
態で凹所8に収められ、床の一部として使用される。
態で凹所8に収められ、床の一部として使用される。
屋外Oからの太陽光線Sは、太陽光透過室2内に入り、
太陽熱吸収膜6に当たるが、この太陽熱吸収膜60作用
の助けを受けて蓄熱体4に充分の熱が蓄えられる。
太陽熱吸収膜6に当たるが、この太陽熱吸収膜60作用
の助けを受けて蓄熱体4に充分の熱が蓄えられる。
そこで、夜間蓄熱体4を開口部3に移動して垂着にし、
放熱面を建物の内部■に向ける。
放熱面を建物の内部■に向ける。
このさい必要とあれば、蓄熱体4の直立状態を維持せし
める固定具を用いる。
める固定具を用いる。
すると蓄熱体4に蓄えられた太陽熱Hは建物内部■に放
射せられ、内部■が暖房せられる。
射せられ、内部■が暖房せられる。
もちろん、昼間でも必要に応じて上記のようにして暖房
することができる。
することができる。
この考案による、太陽熱透過室利用店兼用暖房壁体は、
吸熱時に太陽光の照射を受けうるように床の一部として
水平に配置せられ、暖房時に建物2の内部に放熱するよ
うに太陽光透過室2と建物1の内部■との境界に垂直に
配置せられて両者を区画する蓄熱体4よりなり、この蓄
熱体4の片面に太陽熱吸収膜6が具備せしめられ、同他
面が放熱面となされているので、上述のように、蓄熱体
4を昼間はその太陽熱吸収膜6を上にし太陽光透過室2
の床の一部として使用すると、その表面にある太陽熱吸
収膜6により太陽熱がよく吸収されて蓄熱体4に充分蓄
えられる。
吸熱時に太陽光の照射を受けうるように床の一部として
水平に配置せられ、暖房時に建物2の内部に放熱するよ
うに太陽光透過室2と建物1の内部■との境界に垂直に
配置せられて両者を区画する蓄熱体4よりなり、この蓄
熱体4の片面に太陽熱吸収膜6が具備せしめられ、同他
面が放熱面となされているので、上述のように、蓄熱体
4を昼間はその太陽熱吸収膜6を上にし太陽光透過室2
の床の一部として使用すると、その表面にある太陽熱吸
収膜6により太陽熱がよく吸収されて蓄熱体4に充分蓄
えられる。
夜間この蓄熱体4を太陽光透過室2と建物内部■との境
界に、その放熱面を内部■に向けて垂直に配置すると、
蓄熱体4に蓄えられた太陽熱が内部■に放熱せられ、暖
房の役目をする。
界に、その放熱面を内部■に向けて垂直に配置すると、
蓄熱体4に蓄えられた太陽熱が内部■に放熱せられ、暖
房の役目をする。
したがって、この考案による壁体を石油ストーブなどの
暖房器具と併用すれば、暖房器具の燃料を節約すること
ができる。
暖房器具と併用すれば、暖房器具の燃料を節約すること
ができる。
上述のように、この考案によれば、太陽光透過室2を暖
める太陽熱は、単にそれだけにとどまらず暖房用にも利
用できる利点がある。
める太陽熱は、単にそれだけにとどまらず暖房用にも利
用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は、昼間
の使用状態を示す垂直断面図、第2図はこの考案品の部
分拡大断面図、第3図は夜間の使用状態を示す垂直断面
図である。 1・・・・・・建物、2・・・・・・太陽光透過室、4
・・・・・・蓄熱体、6・・・・・・太陽熱吸収膜。
の使用状態を示す垂直断面図、第2図はこの考案品の部
分拡大断面図、第3図は夜間の使用状態を示す垂直断面
図である。 1・・・・・・建物、2・・・・・・太陽光透過室、4
・・・・・・蓄熱体、6・・・・・・太陽熱吸収膜。
Claims (1)
- 吸熱時に太陽光の照射を受けうるように床の一部として
水平に配置せられ、暖房時に建物2の内部に放熱するよ
うに太陽光透過室2と建物1の内部Iとの境界に垂直に
配置せられて両者を区画する蓄熱体4よりなり、この蓄
熱体4の片面に太陽熱吸収膜6が具備せしめられ、同他
面が放熱面となされている太陽光透過室利用法兼用暖房
壁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10444981U JPS593330Y2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 太陽光透過室利用床兼用暖房壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10444981U JPS593330Y2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 太陽光透過室利用床兼用暖房壁体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS589674U JPS589674U (ja) | 1983-01-21 |
JPS593330Y2 true JPS593330Y2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=29899042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10444981U Expired JPS593330Y2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 太陽光透過室利用床兼用暖房壁体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593330Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10444981U patent/JPS593330Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS589674U (ja) | 1983-01-21 |
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