JPS5932914Y2 - 圧力計 - Google Patents
圧力計Info
- Publication number
- JPS5932914Y2 JPS5932914Y2 JP15436280U JP15436280U JPS5932914Y2 JP S5932914 Y2 JPS5932914 Y2 JP S5932914Y2 JP 15436280 U JP15436280 U JP 15436280U JP 15436280 U JP15436280 U JP 15436280U JP S5932914 Y2 JPS5932914 Y2 JP S5932914Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- pressure gauge
- modulus
- young
- measurement
- Prior art date
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は圧力計に関するものである。
更に詳述すれば、測定流体の圧力に対応して変位するダ
イアフラムを移動容量電極とし、このダイアフラムに対
向して固定容量電極が配置され、測定流体の圧力の変動
によるダイアフラムの変位を静電容量変化として検出す
るようにされた圧力計に関するものである。
イアフラムを移動容量電極とし、このダイアフラムに対
向して固定容量電極が配置され、測定流体の圧力の変動
によるダイアフラムの変位を静電容量変化として検出す
るようにされた圧力計に関するものである。
本考案の目的は、簡単な構成により、測定流体の静圧に
よるスパン変化を防止し得る圧力計を提供するにある。
よるスパン変化を防止し得る圧力計を提供するにある。
第1図は本考案の一実施例の構成説明図である。
図において、1は、この場合は、チタン材よりなる円板
状の測定ダイアフラム。
状の測定ダイアフラム。
2はこの場合は、ステンレスよりなり測定ダイアフラム
1の周辺部を挟持固定する(この場合は、溶接12によ
り固定する)円柱状のボデーで、局面には凹部21が設
けられている。
1の周辺部を挟持固定する(この場合は、溶接12によ
り固定する)円柱状のボデーで、局面には凹部21が設
けられている。
22.23はボデー2の測定ダイアフラム1の両側に設
けられた球面状の凹部である。
けられた球面状の凹部である。
24.25は凹部と外部とを連結する連結孔である。
而して、連結孔24,25の直径D2は、後述する如く
、ボデーの外直径D1と所要の比をなしている。
、ボデーの外直径D1と所要の比をなしている。
31.32は凹部22,23の測定ダイアフラム1と対
向する面に設けられた固定容量電極である。
向する面に設けられた固定容量電極である。
4は固定容量電極31.32をボデー2より絶縁する絶
縁体で、この場合は、ガラス材が用いられている。
縁体で、この場合は、ガラス材が用いられている。
5は円筒状のハウジングで、筒内にはボデー2が挿入固
定される。
定される。
51は凹部21に対向してハウジング5に設けられた凹
部である。
部である。
而して、凹部21と凹部51とにより室52が構成され
ている。
ている。
6,7はボデー2及びハウジング5の外平面を覆い、そ
れぞれ室61゜71を形成するシールダイアフラムであ
る。
れぞれ室61゜71を形成するシールダイアフラムであ
る。
62゜72は、それぞれシールダイアフラム6.7の周
縁をハウジング5に固定する押えリングである。
縁をハウジング5に固定する押えリングである。
63.73は、それぞれ凹部22,23と連通孔24.
25及び室61,71を満す、シリコンオイル等の封入
液である。
25及び室61,71を満す、シリコンオイル等の封入
液である。
8,9は、それぞれ、シールダイアフラム6.7と押え
リング62.72を覆い、測定室81.91を形成する
カバーである。
リング62.72を覆い、測定室81.91を形成する
カバーである。
10.11はカバー8,9を緊締するボルトとナツトで
ある。
ある。
このようなものにおいて、たとえば測定室81に低い測
定圧力PLが導入され、測定室91に高い測定圧PHが
導入されると、それぞれの圧力は、シールダイアフラム
6.7、封入液63.73を介して測定ダイアフラム1
の両面に加えられ、測定ダイアフラム1は差圧に応じて
変位する。
定圧力PLが導入され、測定室91に高い測定圧PHが
導入されると、それぞれの圧力は、シールダイアフラム
6.7、封入液63.73を介して測定ダイアフラム1
の両面に加えられ、測定ダイアフラム1は差圧に応じて
変位する。
この変位を、測定ダイアフラム1を移動容量電極とし、
固定容量電極31.32との静電容量の差を検出するこ
とにより電気信号として検出することができる。
固定容量電極31.32との静電容量の差を検出するこ
とにより電気信号として検出することができる。
この場合、測定量は差圧APであるが、一般に差圧JP
<<静圧Ps(−低い測定圧PL+ あるいは、高い
測定圧PH)であるため、測定出力は静圧Psの影響を
受ける。
<<静圧Ps(−低い測定圧PL+ あるいは、高い
測定圧PH)であるため、測定出力は静圧Psの影響を
受ける。
この場合のダイアフラム1とボデー2の原理的状態図を
示すと第2図の如くなる。
示すと第2図の如くなる。
ダイアフラム1は静圧によって半径方向S
にε1−〔ν1伸びる。
ここでε1:ひずみ、El:ヤング率、シュ:ポアソン
比である。
比である。
ボデー2は従来一般的にはダイアフラム1と同材質が用
いられているので、同様の伸びを示し、ダイアフラム1
のこわさは変化しないと考えられる。
いられているので、同様の伸びを示し、ダイアフラム1
のこわさは変化しないと考えられる。
しかしながら、第3図に示す如くボデー2には、実際に
は連結孔24 、25が存在しているためε1+ε0の
伸びを示す。
は連結孔24 、25が存在しているためε1+ε0の
伸びを示す。
ε0は静圧Ps、ヤング’JE、 、ポアソン比ν1と
、「連結孔24,25の直径D2 jと「ボデー2の外
直径り、」との比、によって決るものである。
、「連結孔24,25の直径D2 jと「ボデー2の外
直径り、」との比、によって決るものである。
ここでダイアフラム1はボデー2に周縁部で固定されて
いるので、ダイアフラム1はε0だけ伸ばされ、かたく
なり、マイナスのスパンシフトを生ずることになる。
いるので、ダイアフラム1はε0だけ伸ばされ、かたく
なり、マイナスのスパンシフトを生ずることになる。
本考案においては、ダイアフラム1にはチタンが用いら
れ、ボデー2にはステンレスが用いられている。
れ、ボデー2にはステンレスが用いられている。
チタンのヤング率はステンレスのヤング率の約1/2で
ある。
ある。
また、ポアソン比は金属においては約0.3程度で材質
によってはほとんど変らない。
によってはほとんど変らない。
ここで、εD:ダイアフラム1の半径方向のひずみεB
:ボデー2の半径方向のひずみ ED:ダイアフラム1の材料のヤング率 EB:ボデー2の材料のヤング率 シD:ダイアフラム1の材料のポアソン比νB:ボデー
2の材料のポアソン比 とすれば S εD−−シD(1) ED s εB−−シB(2) B ダイアフラム1にはチタン、ボデー2にはステ、1 ンレスが用いられているので、ED=−7EBしたがっ
て εB−−εD(3) となる。
:ボデー2の半径方向のひずみ ED:ダイアフラム1の材料のヤング率 EB:ボデー2の材料のヤング率 シD:ダイアフラム1の材料のポアソン比νB:ボデー
2の材料のポアソン比 とすれば S εD−−シD(1) ED s εB−−シB(2) B ダイアフラム1にはチタン、ボデー2にはステ、1 ンレスが用いられているので、ED=−7EBしたがっ
て εB−−εD(3) となる。
ダイアフラム1はボデー2に円周縁部で溶接されている
ので、実際のダイアフラム1のひずみはボデー2によっ
て制限される。
ので、実際のダイアフラム1のひずみはボデー2によっ
て制限される。
即ち、グイ1
アフラム1は7εD分伸び、残り7εゎ分は伸びること
ができないので、逆に、ダイアフラム1に対して圧縮の
ひずみとして作用することになる。
ができないので、逆に、ダイアフラム1に対して圧縮の
ひずみとして作用することになる。
この圧縮力によりダイアフラム1はやわらかくなりプラ
スのスパンシフトを生ずることになる。
スのスパンシフトを生ずることになる。
一方、前述した如く、連通孔24.25に起因するボデ
ー2のひずみε0によるマイナスのスパンシフトが存在
する。
ー2のひずみε0によるマイナスのスパンシフトが存在
する。
したがそて、プラスとマイナスのスパンシフトを相互に
有効に打消すことができる。
有効に打消すことができる。
更に、より厳密にスパンシフトを打消すには、材料の選
択によってヤング率は自動的に決るので、ダイアフラム
のひずみεBは材料の選択によって固定される。
択によってヤング率は自動的に決るので、ダイアフラム
のひずみεBは材料の選択によって固定される。
一方、ひずみε0は静圧Ps、ヤング率E1、ポアソン
比 、と、「連結孔24.25の直径D2 jと「ボデ
ー2の外直径D1」との比によって決る。
比 、と、「連結孔24.25の直径D2 jと「ボデ
ー2の外直径D1」との比によって決る。
そこで、直径D2と直径D1の比を適当に選べはスパン
シフトをより厳密に有効に打消すことができる。
シフトをより厳密に有効に打消すことができる。
なお、前述の実施例においては、ダイアフラム1はチタ
ン材よりなり、ボデー2はステンレスよりなると説明し
たが、これに限ることはなく、要するに、ボデー2の材
料よりダイアフラム1の材料のヤング率が小さければよ
い。
ン材よりなり、ボデー2はステンレスよりなると説明し
たが、これに限ることはなく、要するに、ボデー2の材
料よりダイアフラム1の材料のヤング率が小さければよ
い。
以上説明したように、本考案は、ボデーに存在する連通
孔に静圧が作用することによってマイナスのスパンシフ
トが生ずるのを、ボデーの材料ノヤング率より小さいヤ
ング率の材料をダイアフラムに採用することによって、
プラスのスパンシフトを生じさせ、全体としてスパンシ
フトの発生を打消すように構成した。
孔に静圧が作用することによってマイナスのスパンシフ
トが生ずるのを、ボデーの材料ノヤング率より小さいヤ
ング率の材料をダイアフラムに採用することによって、
プラスのスパンシフトを生じさせ、全体としてスパンシ
フトの発生を打消すように構成した。
また、更に加えるに、連結孔の直径とボデーの外直径と
を適切に選択すればより厳密に有効にスパン変化を生じ
ないようにできる。
を適切に選択すればより厳密に有効にスパン変化を生じ
ないようにできる。
したがって、本考案によれば、簡単な構成によリ、測定
流体の静圧によるスパン変化を防止し得る圧力計を実現
することができる。
流体の静圧によるスパン変化を防止し得る圧力計を実現
することができる。
第1図は本考案の一実施例の構成説明図、第2図、第3
図は第1図の状態説明図である。 1・・・・・・ダイアフラム、2・・・・・・ボデー、
2L22゜23・・・・・・凹部、24,25・・・・
・・連結孔、31,32・・・・・・固定容量電極、4
・・・・・・絶縁体、5・・・・・・ハウジング、6,
7・・・・・・シールダイアフラム、8,9・・・カバ
ー、10・・・・・・ボルト、11・・・・・・ナツト
、12・・・・・・溶接。
図は第1図の状態説明図である。 1・・・・・・ダイアフラム、2・・・・・・ボデー、
2L22゜23・・・・・・凹部、24,25・・・・
・・連結孔、31,32・・・・・・固定容量電極、4
・・・・・・絶縁体、5・・・・・・ハウジング、6,
7・・・・・・シールダイアフラム、8,9・・・カバ
ー、10・・・・・・ボルト、11・・・・・・ナツト
、12・・・・・・溶接。
Claims (2)
- (1)板状の測定ダイアフラムと、該ダイアフラムの両
側に構成された測定室と、前記それぞれの測定室と外部
とを連通ずる連絡孔とを具えるボデーとを具備する圧力
計において、前記ボデーの材料のヤング率より小さなり
フグ率の材料よりなる前記ダイアフラムを具備したこと
を特徴とする圧力計。 - (2)連通孔の直径とボデーの外直径とが所要の比をな
すことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の圧力計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15436280U JPS5932914Y2 (ja) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | 圧力計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15436280U JPS5932914Y2 (ja) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | 圧力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5777935U JPS5777935U (ja) | 1982-05-14 |
JPS5932914Y2 true JPS5932914Y2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=29513587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15436280U Expired JPS5932914Y2 (ja) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | 圧力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932914Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-29 JP JP15436280U patent/JPS5932914Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5777935U (ja) | 1982-05-14 |
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