JPH056344U - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

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JPH056344U
JPH056344U JP5348291U JP5348291U JPH056344U JP H056344 U JPH056344 U JP H056344U JP 5348291 U JP5348291 U JP 5348291U JP 5348291 U JP5348291 U JP 5348291U JP H056344 U JPH056344 U JP H056344U
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JP
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center diaphragm
diaphragm
differential pressure
measuring device
center
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JP5348291U
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隆史 宮下
龍彦 宮内
賢一 吉岡
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH056344U publication Critical patent/JPH056344U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタダイアフラムの曲げ疲労強度を増大さ
せる事により、耐久性が向上された差圧測定装置を実現
する。 【構成】 波形を成すセンタダイアフラムと、該センタ
ダイアフラムの外周縁部を溶接固定して挾持するボディ
とを具備する差圧測定装置において、前記センタダイア
フラムに設けられ該センタダイアフラムの支持支点近傍
に該センタダイアフラムと同心円状にリング状に設けら
れたショットピ―ニング処理層を具備したことを特徴と
する差圧測定装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、センタダイアフラムの曲げ疲労強度を増大させる事により、耐久性 が向上された差圧測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、本願 出願人の出願による、特願昭62−151711号、特開昭63−314431 号「静電容量形差圧測定装置」昭和62年6月18日出願、昭和63年12月2 2日出願公開に示されている。
【0003】 図において、1はブロック状のボディで、オ―ステナト系ステンレス(SUS 304、SUS316等)が使用されている。 11はボディ1内部に設けられた内部室、2は内部室11を2個のセンタ室2 1,22に分けるセンタダイアフラムである。 31,32はボディ1の外側面中央部に設けられ、ボディ1とシ―ル室311 ,321を構成するシ―ルダイアフラムである。 312,322はシ―ルダイアフラム31,32に対向してボディ1に設けら れたバックアツプネストである。 33,34はシ―ルダイアフラム31,32に同心円状にボディ1の外側面外 縁部分に設けられ、ボディ1と環状室331,341を構成するリング状の環状 ダイアフラムである。 332,342はダイアフラム33,34に対向してボディ1に設けられたバ ックアップネストである。 12はセンタ室21,22とシ―ル室311,321とを連通する連通孔であ る。
【0004】 4は内部空所41を有するハウジングである。 42は内部空所41に設けられた本体である。 43は本体42を内部空所41に隙間を保って支持するように本体42に一端 が接続され、途中がハウジング4に固定され他端が、ボディ1に接続され、セン タ室21,22にそれぞれ連通するチュ―ブである。 421は本体42の内部に設けられた室である。 422は室421を2つの測定室423,424に分け移動電極として機能す る測定ダイアフラムである。 425,426は、測定ダイアフラム422に対向して、絶縁体427,42 8を介して、測定室423,424の壁に設けられた固定電極である。
【0005】 44は内部空所41と環状室331,341とを夫々連通する接続管である。 51,52,53は、シ―ル室311,321、連通孔12、センタ室21, 22、環状室331,341、接続管44、チュ―ブ43、内部空所41、測定 室423,424とで構成される3個の室に、それぞれ封入された非圧縮性の封 入液体である。 このばあいは、シリコンオイルが用いられている。
【0006】 以上の構成において、シ―ルダイアフラム31,32に印加された差圧は、連 通孔12を経由し、内部室11へ伝わる。更に、チュ―ブ43を通り測定室42 3,424に入り、測定ダイアフラム422を変位させる。 この差圧に比例する変位を、測定ダイアフラム422と固定電極425,42 6間の静電容量の変化として検出し、電気信号に変換する。
【0007】 高い静圧の測定圧が加わった場合には、測定室423,424に高い静圧が加 わると共に、ダイアフラム33,34にも高い静圧が加わり、接続管44を介し て内部空所41に静圧が加わるので、本体42は、静圧中に置かれることになり 、測定ダイアフラム422には、静圧に起因するひずみが生じないので、静圧に よるスパン変動は生じない。
【0008】 一方、過大圧印加時には、過大圧の印加された側のシ―ル室311、または3 21内の封入液51,52は、全て排出される。この封入液51、または52は 、センタダイアフラム2の変位によって吸収される。 而して、シ―ルダイアフラム33,34がバックアップネスト312、または 322に着座することにより、以後、封入液51、または52の移動はなくなり 、測定ダイアフラム422には過大圧は加わらず、したがつて、過大圧から保護 される。 過大圧の印加時には、環状ダイアフラム33、あるいは34の過大圧印加側は バックアップネスト332、あるいは342に着座するが、過大圧の加わらない 側の環状ダイアフラムが脹む為に、内部空所41の圧力上昇は、無視できる程度 に小さい。
【0009】 内部空所41の封入液53は環状室331,341に接続し、管状ダイアフラ ム33,34は、シ―ルダイアフラム31,32とは分離されているので、封入 液53は測定には関与しない。 したがって、管状ダイアフラム33,34の特性は、差圧測定には直接影響を 与えないので、設計の自由度は大きいものが得られる。
【0010】 この結果、 (1)過大圧ヒステリシスの発生防止。 過大圧印加時に、シ―ルダイアフラム31,32が、バツクアップネスト31 2,322に着座するまでの、封入液51,52の移動量は、センタダイアフラ ム2の変位により、吸収されるので、測定ダイアフラム422には、過大圧は直 接加わらず、測定ダイアフラム422は過大圧から保護される。 したがって、過大圧による測定ダイアフラムのヒステリシスの発生を減少でき る。
【0011】 (2)カバ―フランジ5の締付けに基づく誤差の発生防止。 機械的外乱に敏感なセンサ本体部分を受圧部から別置し、チュ―ブ43により 支持しているので、カバ―フランジ5の本体ボディ1への締付けに基づく誤差の 発生を防止することができる。
【0012】 (3)温度誤差の発生防止。 センサ本体部分と受圧部とを別置し、チュ―ブ43により支持するようにした ので、受圧部とセンサ本体部分との熱膨脹係数の相違に起因する温度誤差の発生 を防止することができる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な装置においては、温度が上昇すると、封入液51,5 2が膨脹し、シ―ルダイアフラム31,32がボディ1の外側に広がる。 従って、過大圧が加わった場合に、シ―ルダイアフラム31,32がバックア ップネスト312,322に着座するまでの伝達圧力が増加し、センタダイアフ ラム2の外周部に生じる曲げ応力が大きくなる。
【0014】 また、差圧測定装置では、高圧側と低圧側とに交互に過大圧が印加される事が 多く、その場合に、センタダイアフラム2には、高い疲労強度が要求される。 疲労強度を向上させる方法としては、処理が簡単なショットピ―ニング処理が あるが、センタダイアフラム2にショットピ―ニング処理を施すと、波形状が変 化し、個々のバラツキが大きくなってしまう為、所定の特性が得られなくなって しまう。 また、センタダイアフラム2をボディ1に組立てる際には、一般に、外径を基 準にするが、ショットピ―ニング処理によって、一般的に、外径が大きくなる方 向で変化し、個々のセンタダイアフラム2においても、外径が箇所によって変化 し、円周部分が凸凹になる為、組立て精度が悪くなる。
【0015】 本考案は、この問題点を、解決するものである。 本考案の目的は、センタダイアフラムの曲げ疲労強度を増大させ、耐久性のあ る差圧測定装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、波形を成すセンタダイアフラムと、該 センタダイアフラムの外周縁部を溶接固定して挾持するボディとを具備する差圧 測定装置において、 前記センタダイアフラムに設けられ該センタダイアフラムの支持支点近傍に該 センタダイアフラムと同心円状にリング状に設けられたショットピ―ニング処理 層を具備したことを特徴とする差圧測定装置を構成したものである。
【0017】
【作用】
以上の構成において、過大圧が印加された場合に、センタダイアフラムが変位 して、測定ダイアフラムに過大圧が印加されるのを防止する。 而して、温度が上昇した場合、伝達圧力が増加し、センタダイアフラムの外周 部に大きな曲げ応力が加わる。あるいは、交互に過大圧が印加され、高い疲労強 度が要求される場合があるが、この様な場合であっても、センタダイアフラムに 、センタダイアフラムの支持支点近傍に、同心円状にリング状に設けられたショ ットピ―ニング処理層が設けられたので、耐久性の高い差圧測定装置が得られる 。 以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0018】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の要部構成説明図である。 図において、図4と同一記号の構成は同一機能を表わす。 以下、図4と相違部分のみ説明する。 61は、センタダイアフラム2に設けられ、センタダイアフラム2の支持支点 62近傍に、センタダイアフラム2と同心円状に、リング状に設けられたショッ トピ―ニング処理層である。 図2に、センタダイアフラム2のボディ1への固定部の拡大詳細図を示す。 この場合は、ショットピ―ニング処理層61は、センタダイアフラム2の外周 縁部63と支持支点62との間のA点から、支持支点62とセンタダイアフラム 2の第1番目の山の頂点64との間のB点まで設けられている。
【0019】 以上の構成において、過大圧が印加された場合に、センタダイアフラム2が変 位して、測定ダイアフラム442に過大圧が印加されるのを防止する。 而して、温度が上昇した場合、伝達圧力が増加し、センタダイアフラム2の外 周部に大きな曲げ応力が加わる。あるいは、交互に過大圧が印加され、高い疲労 強度が要求される場合がある。 この様な場合であっても、センタダイアフラム2に、センタダイアフラムの支 持支点62近傍に、センタダイアフラム2と同心円状にリング状に設けられたシ ョットピ―ニング処理層61が設けられたので、耐久性の高い差圧測定装置が得 られる。
【0020】 なお、センタダイアフラム2の全面にショットピ―ニング処理を施した場合に 比して、以下の利点がある。 (1)ショットピ―ニング処理による残留応力によって、センタダイアフラム2 の波形形状が大きく変化するのを避ける事が出来る。 (2)ショットピ―ニング処理による残留応力によって、センタダイアフラム2 の外径が大きく変化し、円周が凸凹になるのを避ける事が出来る。 (3)広い範囲に、均一にショットピ―ニング処理を施す事は困難であるが、本 考案装置では、例えば、ショットピ―ニング処理装置のノズルを固定し、センタ ダイアフラム2を回転させればよく、均一性が得られる。
【0021】 本実施例によれば、従来例に比して、約10倍以上の疲労強度が得られた。ま た、センタダイアフラム2の波形形状および外径の変化も小さく、装置の出力特 性に悪影響が生じなかった。 図3に、センタダイアフラム2の曲げ応力曲線図と、センタダイアフラム2の 波形図と、ショットピ―ニング処理範囲C、センタダイアフラム2の有効直径D との関係を示す。
【0022】 この結果、 (1)センタダイアフラム2の曲げ疲労強度が増大し、耐久性の良好な差圧測定 装置が得られる。 (2)センタダイアフラム2の形状変化が小さく、安定した特性の差圧測定装置 が得られる。 (3)組立て精度も向上できる。 (4)センタダイアフラム2の耐久性が向上出来るので、センタダイアフラム2 の直径を小さくでき小形化が図れる。 なお、前述の実施例においては、圧力センサ部分は静電容量形のものについて 説明したが、これに限ることはなく、例えば、振動形、あるいは、半導体ダイア フラムにピエゾ抵抗素子が設けられたものでもよく、要するに、圧力が測定でき るものであれば良い。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、波形を成すセンタダイアフラムと、該センタ ダイアフラムの外周縁部を溶接固定して挾持するボディとを具備する差圧測定装 置において、 前記センタダイアフラムに設けられ該センタダイアフラムの支持支点近傍に該 センタダイアフラムと同心円状にリング状に設けられたショットピ―ニング処理 層を具備したことを特徴とする差圧測定装置を構成した。
【0024】 この結果、 (1)センタダイアフラムの曲げ疲労強度が増大し、耐久性の良好な差圧測定装 置が得られる。 (2)センタダイアフラムの形状変化が小さく、安定した特性の差圧測定装置が 得られる。 (3)組立て精度も向上できる。 (4)センタダイアフラムの耐久性が向上出来るので、センタダイアフラムの直 径を小さくでき小形化が図れる。 従って、本考案によれば、センタダイアフラムの曲げ疲労強度を増大させ、耐 久性のある差圧測定装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】図1の動作説明図である。
【図4】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…ボディ 11…内部室 12…連通孔 2…センタダイアフラム 21…センタ室 22…センタ室 31…シ―ルダイアフラム 311…シ―ル室 312…バックアップネスト 32…シ―ルダイアフラム 321…シ―ル室 322…バックアップネスト 33…ダイアフラム 331…環状室 332…バックアップネスト 34…ダイアフラム 341…環状室 342…バックアップネスト 4…ハウジング 41…内部空所 42…本体 421…室 422…測定ダイアフラム 423…測定室 424…測定室 425…固定電極 426…固定電極 427…絶縁体 428…絶縁体 43…チュ―ブ 44…接続管 5…カバ―フランジ 51…封入液体 52…封入液体 53…封入液体 61…センタダイアフラム 62…支持支点 63…外周縁部 64…頂部 A…地点 B…地点 C…処理範囲 D…有効直径

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】波形を成すセンタダイアフラムと、 該センタダイアフラムの外周縁部を溶接固定して挾持す
    るボディと を具備する差圧測定装置において、 前記センタダイアフラムに設けられ該センタダイアフラ
    ムの支持支点近傍に該センタダイアフラムと同心円状に
    リング状に設けられたショットピ―ニング処理層を具備
    したことを特徴とする差圧測定装置。
JP5348291U 1991-07-10 1991-07-10 差圧測定装置 Pending JPH056344U (ja)

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JP5348291U JPH056344U (ja) 1991-07-10 1991-07-10 差圧測定装置

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JP5348291U JPH056344U (ja) 1991-07-10 1991-07-10 差圧測定装置

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JPH056344U true JPH056344U (ja) 1993-01-29

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ID=12944062

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164002A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Toyota Motor Corp ダイアフラム式コンプレッサ
KR20200011359A (ko) * 2018-07-24 2020-02-03 아즈빌주식회사 압력 센서 칩

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63314431A (ja) * 1987-06-18 1988-12-22 Yokogawa Electric Corp 静電容量形差圧伝送器

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