JPS5932841B2 - 投光反射式リヤ−コンビネ−シヨンランプ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、テールゲートを持つ自動車の制動灯（尾灯
）、方向指示器等のランプを改良した投光反射式リャー
ヒンビネーションランプに関するものである。

従来のテールゲート構造を持つワゴンタイプの商用車に
は、第１図の如く、後退灯１、方向指示器２、尾灯兼用
の制動灯３等のランプをテールゲート４両側にテールピ
ラー５側に設けたものがある。

しかし、上述したランプは後方からの視認性を満足する
ため、又はデザイン上の理由でレンズの面積を大きくす
る必要あるいは傾向がある。

そこで、この発明は、前記テールピラーには第１の窓孔
を介して後方に開口し且つ第２の窓孔を介して前記テー
ルケート側に開口するバルブ収納室が形成され、該バル
ブ収納室内にはバルブ及び該バルブからの光を前記第２
の窓孔に集光反射させる集光反射装置が装着され、前記
第１の窓孔には前記バルブからの光を後方に透光散乱さ
せるレンズが装着され、前記第２の窓孔には前記バルブ
及び集光反射装置からの光を前記テールゲート側に透光
させる透光部材が装着されていると共に、前記テールゲ
ート側部には、該テールゲートを閉じたときに前記バル
ブ収納室に対応して、前記透光部材から射出する光を後
方に反射する光反射装置が装着されている構成の投光反
射式リヤーコンビネーションランプとすることにより、
テールゲート幅を最大限まで充分床げることを可能とし
たことを特徴とするものである。

次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明すも第２図
はこの発明の一実施例を示したワゴンタイプの自動車の
背面図である。

この第３図において、６はテールピラー５に装着された
後退灯、７は後退灯６下方に位置する方向指示器、８は
方向指示器７下方に位置する尾灯兼用の制動灯である。

方向指示器Ｔは、テールピラー５に設けられた光源部９
と、テールゲート４側に設けられた光反射装置１０とか
ら構成されている。

この光源部９は、第３図の如く、テールピラ−５後部に
設けられたバルブ収納室１１を有する。

このバルブ収納室１１は、テールピラー５の後部及びテ
ールゲート４側に穿設した第１、第２の窓孔１２．１３
を介して、後方及びテールゲート４側にそれぞれ開口し
ている。

また、光源部９は、第１の窓孔１２に装置された光拡散
用のレンズ１４と、第２の窓孔１３に装置された透光部
材１５を有する。

しかも、この透光部材１５には凹レンズが用いられてい
る。

そして、テールピラー後面のレンズ１４の大きさは、該
レンズ１４の面積だけで車両後方からの視認性を満足し
、法規等で認められたより以上の必要な面積を確保して
いる。

そして、透光部材１５を後述の光反射装置１０のレンズ
２０ａと同色すなわち橙色（透光部材１５′はレンズ２
０３′と同色すなわち赤色）に着色しておくとよい。

これらの構成により、バルブ収納室１１は後方及びテー
ルゲート４側に透光可能となっている。

更に、光源部９は、バルブ収納室内に配設されたバルブ
１６及び集光反射鏡１７を有する。

バルブ１６はテールピラー５に固定され、集光反射鏡１
７はバルブ１６の光の一部を光反射装置１０に向けて反
射可能な位置でテールピラー５側に保持されている。

テールゲート４のバルブ収納室１１に対応する部分には
、光反射装置取付用の四部１８が形成されている。

この凹部１８には光反射装置１０が取付けられている。

光反射装置１０は、凹部１８の底部側に位置する反射板
１９と、反射板１９に固着されたレンズ本体２０とから
略箱状に形成−されている。

このレンズ体体２０は、反射板１９に対向する部分にレ
ンズ２０ａを有する。

なお、方向指示器の場合、レンズ２０ａが一般に橙色に
着色され、尾灯兼用の制動灯の場合レンズ２０ａ′が一
般に赤色に着色されている。

また、レンズ２０ａの反射板１９の側はエツジライト効
果を出すため波形をなすエツジ面２０ｂが形成されてい
る。

そしてレンズ本体２０には反射板１９とレンズ２０ａの
間に空間２１が形成さね、レンズ本体２０のテールピラ
ー５側に側部には窓孔１３に対向する位置に空間２１の
開口部が開口していて、この空間２１の開口部には透明
な樹脂製の透光板２２が装着されている。

上記空間２１に鳳レンズ２０ａと同系色の樹脂製の透明
板が形成されていてもよりｂ ２３はテールゲート４側
とテールピラー５との間の空間、２４はレンズ２０ａの
後面側部に取付けられた光洩れ防止部材で、この光洩れ
防止部材２４はテールデート４とテールピラー５との間
から光が後方に洩れるのを防止している。

２５はテールゲート４の側縁に固着されたバンパーラバ
ーである。

なお、上述した制動灯８は方向指示器７と全く同一構造
となっているので、方向指示器７と同一部材には方向指
示器７に付した符号にダッシュを付した符号を付して、
その説明を省略する。

次に、このような構、成の投光反射式リヤーコンビネー
ションランプの作用を説明する。

方向指示器７のバルブ１６を発光させると、このバルブ
１６からの光の一部はレンズ１４を通じて後方に拡散投
光する。

一方、残りの光の一部は、集光反射鏡１７に当って反射
した後、透光部材１５．透光板２２を通過して空間２１
内に導入さ払レンズ２０ａの内側のエツジ面２０ｂに当
たり、レンズ２０ａを通じて車両後方に拡散投光される
力＾あるいは反射板１９に当る。

そして、反射板１９に当った光は、反射してレンズ２０
ａを通じて後方に拡散投光される。

従って、方向指示器７の光は、光源部９のレンズ１４と
光反射装置１０のレンズ２０ａの二つの部分を通じて、
後方から視認できる。

なお、制動灯８も同様にして視認できる。

以上説明した実施例では、反射板１９とレンズ２０ａを
略平行に形成したが、必ずしもこれに限定されるもので
はない。

例えば、第４図の如く、反射板１９を透光板２２側に向
くように傾斜させることもできる。

この場合には、反射板１９による光反射を第３図のもの
よりも効果的に行なうことができる。

また、透光部材１５を第４図の如く単なる透明樹脂製の
透明板２６．２６’としてもよい。

この発明は、以上説明したように、前記テールピラーに
は第１の窓孔を介して後方に開口し且つ第２の窓孔を介
して前記テールゲート側に開口するバルブ収納室が形成
さ札該バルブ収納室内にはバルブ及び該バルブからの光
を前記第２の窓孔に集光反射させる集光反射装置が装着
され、前記第１の窓孔には前記バルブからの光を後方に
透光散乱させるレンズが装置され、前記第２の窓孔には
前記バルブ及び集光反射装置からの光を前記テールゲー
ト側に透光させる透光部材が装着されていると共に、前
記テールゲート側部には、該テールゲートを閉じたとき
に前記バルブ収納室に対応して、前記透光部材から射出
する光を後方に反射する光反射装置が装着されている投
光反射式リヤーコンビネーションランプとしたので、テ
ールゲ−ト幅を最大限まで充分床げることができると共
に、視認性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のワゴンタイプの商用車の背面図、第２図
はこの発明の一実施例を示すワゴンタイプの商用車の背
面図、第３図は第２図の要部断面図、第４図はこの発明
の他の実施例を示す要部断面図である。 ４・・・・・・テールゲート、５・・・・・・テールピ
ラー、６・・・・・・後退灯、７・・・・・・方向指示
器、８・・・・・・制動灯、８・・・・・・制動灯、９
・・・・・・光源部、１０・・・・・・光反射装置、１
１・・・・・・バルブ収納室、１２，１３・・・・・・
窓孔、１４・・・・・・レンズ、１５・・・・・・透光
部材、１６・・・・・・バルブ、１７・・・・・・集光
反射鏡、１９・・・・・・反射板、２０ａ・・・・・・
レンズ、２１・・・・・・空間、２２・・・・・・透光
板、２３・・・・・・空間。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 車体後部両側のテールピラー間にテールゲート開口
   部が形成され、該テールゲート開口部がテールケートで
   開閉されるようにした車両において、前記テールピラー
   には第１の窓孔を介して後方に開口し且つ第２の窓孔を
   介して前記テールゲート側に開口するバルブ収納室が形
   成され、該バルブ収納室内にはバルブ及び該バルブから
   の光を前記第２の窓孔に集光反射させる集光反射装置が
   装着され、前記第１の窓孔には前記バルブからの光を後
   方に透光散乱させるレンズが装着され、前記第２の窓孔
   には前記バルブ及び集光反射装置からの光を前記テール
   ゲート側に透光させる透光部材が装着されていると共に
   、 前記テールゲート側部には、該テールゲートを閉じたと
   きに前記バルブ収納室に対応して、前記透光部材から射
   出する光を後方に反射する光反射装置が装着されている
   ことを特徴とする投光反射式リヤーコンビネーションラ
   ンプ。