JPS5932701B2 - 耐圧用オイルシ−ト - Google Patents
耐圧用オイルシ−トInfo
- Publication number
- JPS5932701B2 JPS5932701B2 JP51091016A JP9101676A JPS5932701B2 JP S5932701 B2 JPS5932701 B2 JP S5932701B2 JP 51091016 A JP51091016 A JP 51091016A JP 9101676 A JP9101676 A JP 9101676A JP S5932701 B2 JPS5932701 B2 JP S5932701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting base
- pressure
- resistant oil
- seal
- oil seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐圧用オイルシールとその製造方法に関するも
のである。
のである。
従来第1図に示す様なオイルシールが知られているが、
この種オイルシールの環状空間59には常に被密封流体
が入り込んでおり、被密封流体の圧力が増加した場合に
は、該圧力によりシールリップ部57が過剰にシール面
に押し付けられる。
この種オイルシールの環状空間59には常に被密封流体
が入り込んでおり、被密封流体の圧力が増加した場合に
は、該圧力によりシールリップ部57が過剰にシール面
に押し付けられる。
この結果、リップ部57とシール面との間の摩擦が増大
し、リップ部57が早期に摩耗するとともに、動力損失
が太きいという問題を惹起していた。
し、リップ部57が早期に摩耗するとともに、動力損失
が太きいという問題を惹起していた。
本発明は上述した従来品の欠点を解消したもので、以下
第2図乃至第3図に基づいて詳細に説明する。
第2図乃至第3図に基づいて詳細に説明する。
第2図に於て、ゴム状弾性材製の環状取付基部1はその
軸方向一端内族より径方向内方に向って伸びる径方向成
分3を有しており、この径方向成分3の内周端で取付基
部1と同一軸方向に伸びているダイヤフラム部5が形成
されている。
軸方向一端内族より径方向内方に向って伸びる径方向成
分3を有しており、この径方向成分3の内周端で取付基
部1と同一軸方向に伸びているダイヤフラム部5が形成
されている。
ついで、このダイヤフラム部5に連結した形でシールリ
ップ部7が設けられている。
ップ部7が設けられている。
このシールリップ部1の端部からリップ部1と取付基部
1の軸方向端部とを連結している膜部片11が伸びてい
る。
1の軸方向端部とを連結している膜部片11が伸びてい
る。
この結果、膜部片11は取付基部1、径方向成分3、ダ
イヤフラム部5及びシールリップ部7に囲まれる環状空
間9を塞ぐ形となっている。
イヤフラム部5及びシールリップ部7に囲まれる環状空
間9を塞ぐ形となっている。
又、上述した本発明に係る耐圧用オイルシールは第3図
に示す様な成形金型を用いることにより容易に製作する
ことが出来る。
に示す様な成形金型を用いることにより容易に製作する
ことが出来る。
すなわち、第3図に示す上金型15、中金″型17及び
下金型19とにより形成される成形空間により、第4図
実線で示す形状のオイルシールが成形される。
下金型19とにより形成される成形空間により、第4図
実線で示す形状のオイルシールが成形される。
すなわち、取付基部1、この取付基部1から径方向に伸
びている径方向成分3、ついでこの径方向成分3の一端
から伸びているダイヤフラム部5、ダイヤフラム部5端
部に設けたシールリップ部7及びシールリップ部7の端
部より伸びている薄膜片13が一体的に成形される。
びている径方向成分3、ついでこの径方向成分3の一端
から伸びているダイヤフラム部5、ダイヤフラム部5端
部に設けたシールリップ部7及びシールリップ部7の端
部より伸びている薄膜片13が一体的に成形される。
金型で成型した後に、第4図上に破線をもって示すごと
く、薄膜片13を取付基部1側に曲げ、その端部を適宜
な接着剤を用いて取付基部1の端面に接着することによ
り、環状空間9を塞ぐ膜部片11とすることができる。
く、薄膜片13を取付基部1側に曲げ、その端部を適宜
な接着剤を用いて取付基部1の端面に接着することによ
り、環状空間9を塞ぐ膜部片11とすることができる。
本発明の耐圧用オイルシールは予め薄膜片1,3をシー
ルリップ部γ端部に一体的に設け、ついで、取付基部1
端部に接着する態様としたが、別体に製作した薄膜片を
取付基部1端部とシールリップ部1とに接着剤を用いて
接着したものであっても、本発明の耐圧用オイルシール
として用いられることは当然である。
ルリップ部γ端部に一体的に設け、ついで、取付基部1
端部に接着する態様としたが、別体に製作した薄膜片を
取付基部1端部とシールリップ部1とに接着剤を用いて
接着したものであっても、本発明の耐圧用オイルシール
として用いられることは当然である。
又、使用条件により、膜部片11を樹脂等の異材質と貼
り合せた多層構造とすることも出来る。
り合せた多層構造とすることも出来る。
本発明は上述した構成を有する結果、以下に述べる様な
作用効果が期待出来る。
作用効果が期待出来る。
すなわち、本発明に係る耐圧用オイルシールは被密封流
体の圧力を膜部片11及びシールリップ部7の被密封流
体側側面で受けるため第4図仮想線に示すごとく変形す
る。
体の圧力を膜部片11及びシールリップ部7の被密封流
体側側面で受けるため第4図仮想線に示すごとく変形す
る。
従って、被密封流体の圧力が増大すればするほどシール
リップ部7のシール面への緊迫力は減少する様になる。
リップ部7のシール面への緊迫力は減少する様になる。
これにより、被密封流体の圧力が増大しても、リップ部
とシール面との間のトルクが増大し、リップ部が早期に
摩耗するとともに、動力損失が大きくなるという問題が
解消され、耐久性及び密封性に優れた耐圧用オイルシー
ルとすることができた。
とシール面との間のトルクが増大し、リップ部が早期に
摩耗するとともに、動力損失が大きくなるという問題が
解消され、耐久性及び密封性に優れた耐圧用オイルシー
ルとすることができた。
更に本発明に係る耐圧用オイルシールは、第4図実線で
示す薄膜片13を単に第4図破線で示す状態に折り曲げ
、取付基部1に接着することにより、容易に製作するこ
とができる。
示す薄膜片13を単に第4図破線で示す状態に折り曲げ
、取付基部1に接着することにより、容易に製作するこ
とができる。
尚、図示の実施薊においては、取付基部1が通常のオイ
ルシールにおいて使用されている補強リングを有せず、
又、シールリップ部57の背部に形成された断面略半円
形状の環状溝内に、シールリップ部7を軸周面側に付勢
する補強用スプリングを挿入されない態様に示されてい
るが、取付基部1の端部に薄膜片13を接着するための
端面を形成するものであれば、補強用リングを備えるも
のであっても何ら差支えなく、シールリップ部7を付勢
する補強用スプリングを用いる態様となることができる
ことは言うまでもない。
ルシールにおいて使用されている補強リングを有せず、
又、シールリップ部57の背部に形成された断面略半円
形状の環状溝内に、シールリップ部7を軸周面側に付勢
する補強用スプリングを挿入されない態様に示されてい
るが、取付基部1の端部に薄膜片13を接着するための
端面を形成するものであれば、補強用リングを備えるも
のであっても何ら差支えなく、シールリップ部7を付勢
する補強用スプリングを用いる態様となることができる
ことは言うまでもない。
又、図示の実施例は、シールリップ部Tが取は基部1に
対し、径方向内方に位置するごとく示されているが、シ
ールリップ部7が外方に位置して、取付基部1か軸側に
装着され、シールリップ部7がハウジングの内周面に密
封摺動するオイルシールにおいても、同様の効果が得ら
れる。
対し、径方向内方に位置するごとく示されているが、シ
ールリップ部7が外方に位置して、取付基部1か軸側に
装着され、シールリップ部7がハウジングの内周面に密
封摺動するオイルシールにおいても、同様の効果が得ら
れる。
第1図は従来品に係るオイルシールの断面図、第2図は
本発明に係る耐圧用オイルシールの断面図、第3図は本
発明の耐圧用オイルシールを製造するための金型の断面
図であり、第4図は本発明の耐圧用オイルシールの製造
工程及び使用状態を示す図である。 1・・・・・・取付基部、3・・・・・・径方向成分、
5・・・・・・ダイヤフラム部、7・・・・・ウールリ
ップ部、9・・・・・・環状空間、11・・・・・・膜
部片、13・・・・・・薄膜片、15・・・・・・上金
型、17・・・・・・中金型、19・・・・・・下金型
、57・・・・・・シールリップ部、59・・・・・・
環状空間、60°°・・・・コイルスフリング。
本発明に係る耐圧用オイルシールの断面図、第3図は本
発明の耐圧用オイルシールを製造するための金型の断面
図であり、第4図は本発明の耐圧用オイルシールの製造
工程及び使用状態を示す図である。 1・・・・・・取付基部、3・・・・・・径方向成分、
5・・・・・・ダイヤフラム部、7・・・・・ウールリ
ップ部、9・・・・・・環状空間、11・・・・・・膜
部片、13・・・・・・薄膜片、15・・・・・・上金
型、17・・・・・・中金型、19・・・・・・下金型
、57・・・・・・シールリップ部、59・・・・・・
環状空間、60°°・・・・コイルスフリング。
Claims (1)
- 1 取付基部1、前記取付基部1から径方向へ伸びてい
る径方向成分3、前記径方向成分3の一端から軸方向へ
伸びているダイヤフラム部5、前記ダイヤフラム部5の
端部に設けたシールリップ1、前記シールリップTの一
端から軸方向へ伸びる薄膜片13及び前記域は基部1、
前記径方向成分3、前記ダイヤフラム部5、前記シール
リップ部7によって囲まれる環状空間9を備えるゴム状
弾性材製耐圧用オイルシールにおいて、前記薄膜片13
が折返されて前記取付基部1に接着されることにより、
前記環状空間9を塞ぐ膜部片11が形成されたことを特
徴とする耐圧用オイルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51091016A JPS5932701B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 耐圧用オイルシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51091016A JPS5932701B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 耐圧用オイルシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5316156A JPS5316156A (en) | 1978-02-14 |
JPS5932701B2 true JPS5932701B2 (ja) | 1984-08-10 |
Family
ID=14014749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51091016A Expired JPS5932701B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | 耐圧用オイルシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932701B2 (ja) |
-
1976
- 1976-07-30 JP JP51091016A patent/JPS5932701B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5316156A (en) | 1978-02-14 |
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