JPS5932427B2 - シリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器 - Google Patents

シリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器

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JPS5932427B2
JPS5932427B2 JP56070475A JP7047581A JPS5932427B2 JP S5932427 B2 JPS5932427 B2 JP S5932427B2 JP 56070475 A JP56070475 A JP 56070475A JP 7047581 A JP7047581 A JP 7047581A JP S5932427 B2 JPS5932427 B2 JP S5932427B2
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JP
Japan
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silicon
silicon nitride
container
pulling
single crystals
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Expired
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JP56070475A
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JPS57188496A (en
Inventor
透逸 松尾
康弘 今西
秀夫 長島
正晴 渡辺
俊郎 宇佐美
久志 村岡
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Coorstek KK
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP82103457A priority patent/EP0065122B1/en
Priority to DE8282103457T priority patent/DE3280107D1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリコン単結晶引上げ用容器に関する。
半導体装置のウェハ等として用いられるシリコン単結晶
の製造方法としては、一般にCZ法が知られている。
この中で、CZ法はシリコンを容器(ルツボ等)内で溶
融し、種結晶を用いてこれを回転させつつ円柱状のシリ
コン単結晶を引上げる方法である。
かかるCZ法に用いられるシリコン溶融用容器は、従来
、石英ガラスで形成されている。
しかしながら、容器を石英ガラスで形成するさ、シリコ
ンの溶融温度程度でもシリコンと石英ガラスと反応して
、酸素成分が溶融シリコン中に取り込まれ、晶出シリコ
ン中に約2X10”at OmS/(ニアAの酸素が溶
解する。
このようにシリコン中に酸素が固溶すると、これが種々
の結晶欠陥の核となり、シリコン単結晶の結晶性等を悪
化させるため、これを加工して半導体装置を製造した場
合、その電気特性を著しく劣化させる。
−力、窒化珪素はシリコンと反応しにくいことから、こ
れを使用してシリコンを溶解する方法が考えられる。
そこで反応焼結法による多孔質窒化珪素或いはホットプ
レス法による高密度窒化珪素より容器を構成した。
しかしながら、反応焼結法ではポリビニルアルコール等
の粘結剤を用い、又ホットプレス法ではMgO,A7N
、Y2O3などの焼結促進助剤を用いるため、これらが
窒化珪素焼結体中に不純物として混入する。
したがって、このような窒化珪素からなる容器内でシリ
コンを溶解し、シリコン単結晶の引上げを行なうと、窒
化珪素焼結体中の不純物がシリコン単結晶に固溶してそ
の結晶性等を著しく劣化させるこ古がわかった。
そこで、本発明者らは上記知見を踏まえて更に検討した
結果、CVD法により生成される窒化珪素は高純度であ
ることに着目し、CVD法の条件を選んで、生々してα
相からなり、粒径の大きい単結晶をもつ窒化珪素で容器
を構成した。
この容器を使用してシリコンを溶解しシリコン単結晶の
引上げを行なった結果、高純度で酸化濃度が2×101
6atoms/iと非常に低く、かつ結晶性が良好なシ
リコン単結晶が得られた。
すなわち、本発明は溶融シリコンを種結晶によりシリコ
ン単結晶を引上げる際に用いる容器の少なく古も溶融シ
リコンと接触する窒化珪素材において、ガス相より析出
されたα相が80%以上で結晶粒の長さが少なくとも5
pm以上の単結晶を容積で少なくとも10%以上含むこ
とを特徴さするものである。
本発明に係る容器の構成材料である高密度窒化珪素質容
器lこおいて、そのα相(結晶相)含有率を80%以上
に限定した理由は、α相を80%未満にすると非晶質窒
化珪素の量が増大し、溶融シリコンと反応し易くなって
所期目的の結晶性等を有するシリコン単結晶の引上げが
困難となるからである。
また窒化珪素中の単結晶の径およびその容積を夫々5μ
m以上、10%以上に限定した理由は、これらの数値未
満にすると、単位面積当りの粒界が多くなり、溶融シリ
コンとの粒界における反応性が大きくなる。
例えば非晶質のもの程ではないがα相のものでも結晶粒
の稜が侵蝕を受けて丸味を帯びるような現象が観察され
る。
このようにして所期目的の結晶性、純度等を有するシリ
コン単結晶の引上げが困難となるからである。
本発明に係る高密度窒化珪素質容器は、少なくとも溶融
シリコンに接触する面を窒化珪素とし、これ吉これを支
えるCVD基材とからなる。
その基材吉しては、例えば炭素、珪素、炭化珪素、窒化
珪素等を用いることができる。
なお基材を炭素あるいは珪素とした場合、基材を適当な
α理により除去してもよい。
特に、窒化珪素基材を用いた場合、これに設けられる窒
化珪素膜との熱膨張係数がほぼ一致するため、熱衝撃に
対して窒化珪素膜の亀裂等のない高寿命の容器を得るこ
とができる。
なお、本発明に係る容器の構成材料である窒化珪素は、
原料ガスの精製が容易で超高純度化が可能なCVD法を
採用して製造する。
一般にCVD法では、その条件を細かくコントロールす
ると、得られる材料の性質が変化するが、窒化珪素の場
合も蒸着温度、原料ガスの混合割合を変えるこ古により
、得られた窒化珪素の性質が変わる。
即ち、蒸着温度が800〜1000℃の範囲内では非晶
質の窒化珪素となり、X線回折で回折像が得られない。
これに対し蒸着温度が1050−14.50℃の範囲内
では緻密質の結晶性窒化珪素となり、1450℃を越え
るとガス相から基材に析出成長する結晶粒は基材面上に
垂直柱状に成長するものが多く、基材面に沿って成長し
て相互に連絡するこ古が少なくなる。
従って構成はルーズになり多孔質窒化珪素となることが
わかった。
このようなとさから条件の一つさして蒸着温度を105
0〜1450℃に設定したCVD法により蒸着させるこ
とによって既述した特性の窒化珪素を得るに至ったもの
である。
次に、本発明の詳細な説明する。
実施例 まず、高純度のシリコン粉末をポリビニルアルコールを
結合材おして成形した後、1400℃で5時間窒素雰囲
気中で窒化処理し、多孔質のルツボ状窒化珪素焼結体(
基材)を作製した。
次いで、この基材を蒸着炉内に入れ、S r C14ガ
スを260cc/m1ll 、 H2ガスを2000
cc/mjn 、 NH3ガスを80 cc/minで
供給し、20 Torr に保持した状態で、下記表
に示す温度条件のCVD法により基材に厚さ100〜2
001zmの窒化珪素膜を蒸着して4種のシリコン単結
晶引上げ用ルツボを製造した。
しかして、得られた各ルツボの窒化珪素膜の性状をX線
回折した。
また、これらのルツボを弗硝酸で洗滌した後、シリコン
を溶解しその溶融シリコンの液面より種結晶を回転しつ
つ引上げを行ない、得られた円柱状のシリコンの結晶性
、酸素濃度等を調べた。
これらの結果を同表に併記した。上表より明らかな如く
、非晶質の窒化珪素膜を有するルツボ(AI)及びX線
回折では僅かにα相が認められたが5μm以上の大きな
粒径の単結晶を含まない窒化珪素膜を有するルツボ(五
2)においては溶融シリコンとその窒化珪素膜との反応
生成物(窒化物)と思われる異物が溶融シリコン表面に
浮遊して、これが引上げ中に取り込まれるため、シリコ
ンの単結晶体は引上げることができなかった。
また、煮4のルツボは柱状結晶を含む大きな結晶の集合
体であるが、気孔を約10%含む多孔質の窒化珪素膜が
蒸着されているため、溶融シリコンがその窒化珪素膜を
通した基材に滲み出すと共に、基材との反応による異物
が生じ、シリコンの単結晶体は引上げることができなか
った。
これに対し、α相が80%以上、5μm以上の粒径の単
結晶を10%以上含む高密度の窒化珪素膜が蒸着された
本発明のルツボを用いた場合、溶融シリコンとの反応生
成物が少なく、シリコンの単結晶体を引上げることがで
きた。
しかも、シリコン単結晶中の酸素量は2 X i o1
6atoms/fflで従来の石英ガラスルツボにより
得られたシリコン単結晶中のそれ(I X 1018a
toms/i程度)に比べて酸素濃度の減少を図ること
ができた。
以上詳述した如く、本発明によれば高純度で酸素濃度が
2 X 1016atomsメ蒲以下と非常に低く、か
つ結晶性が良好なシリコン単結晶の引上げを行なうこと
ができ、ひいては電気特性の優れた半導体装置の製造に
適したウェハなどに有益なシリコン単結晶を得ることが
できる等顕著な効果を有するシリコン単結晶引上げ用高
密度窒化珪素質容器を提供できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溶融シリコンを種結晶によりシリコン単結晶を引上
    げる際に用いる容器の少なくとも溶融シリコンと接触す
    る窒化珪素材において、ガス相より析出されたα相が8
    0%以上で、結晶粒の長さが少なくとも5μm以上の単
    結晶を容積で少なくとも10%以上含むことを特徴とす
    るシリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器。
JP56070475A 1981-05-11 1981-05-11 シリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器 Expired JPS5932427B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56070475A JPS5932427B2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11 シリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器
US06/368,440 US4515755A (en) 1981-05-11 1982-04-14 Apparatus for producing a silicon single crystal from a silicon melt
EP82103457A EP0065122B1 (en) 1981-05-11 1982-04-23 Device made of silicon nitride for pulling single crystal of silicon and method of manufacturing the same
DE8282103457T DE3280107D1 (de) 1981-05-11 1982-04-23 Vorrichtungsteil aus siliziumnitrid zum ziehen von einkristallinem silizium und verfahren zu seiner herstellung.

Applications Claiming Priority (1)

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JP56070475A JPS5932427B2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11 シリコン単結晶引上げ用高密度窒化珪素質容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57188496A JPS57188496A (en) 1982-11-19
JPS5932427B2 true JPS5932427B2 (ja) 1984-08-08

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