JPS5932372A - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は冷凍空調装置に用いる圧縮機の起動方式に関
するものである。

この種の圧縮機は通常２極モードルを用いており、全速
特性向上の点からも始動電流の大きいモードル仕様にな
っている。しかし年々エネルギー需給が厳しい社会情勢
の中、又こうした空調装置等の設置も増加して行くすう
勢にあって電力供給上大きな始動入力で大きな電源電圧
降下を招く圧縮機の対策改良は、今や社会的要求となっ
ている。

この発明はこうした要求に応え、低始動人力即ち始動時
の電源電圧降下を抑えた圧縮機を提供しようとするもの
である。

従来より２種々の低始動電流方式があるが、いずれも２
０〜４０％の低減率であるため、極端な低始動電流とす
るには圧縮機の複数台使用やインバータ等の電子制御装
置を用いているのが実情である。しかしこれらは極めて
高価となり、シーケンス、設置スペース等のソフト、ハ
ード面での難問を持っている。

この発明は上述した欠点を解消するためになされたもの
で、電動機を高速運転側の始動電流より小さい始動電流
特性を有するとともに、短時間定格からなる低速運転側
で始動させ、その後高速運転側へ切り換えるようにした
密閉形電動圧縮機を提供するものである。

以下、この発明による一実施例を図により説明すれば、
　（ＩＩはこの発明による価数変換形の圧縮機モードル
で、低速４極運転は連続運転ができない短時間定格を有
するものであり、以下にその詳細を説明する。＋２１　
、１３１　、　＋４１　）ま常開接点、　ｆ５＋　、　
＋６１　、　＋７１は該常開接点用励磁コイル、（８）
は遅延タイマで。

１秒乃至数秒の極めて短かい遅延時間を有するものであ
る。（８ａ）は常開接点、　（８ｂ）は常閉接点で。

接点（８ａ）と（８ｂ）とは同期動作を行うよう配慮さ
れている。そして０１はシステムのスイッチを表してい
る。

次にこの動作について説明すれば、スイッチ四オンによ
り励磁コイル（５）と遅延タイマ（８）が励磁され、常
開接点１２）がオン状態になる。即ちこの時圧縮機モー
ドル（１＋の巻線回路をま図中Ｕ、　、　Ｖｌ、　Ｗ。

から給電され直列星形結線の低速４極運転にて。

２極運転時の始動電流より小さい始動電流により始動す
る。次いで、４極運転では連続運転できないように短時
間定格にて構成されているため、１秒乃至４秒の遅延時
間に設定されである遅延タイマ（８）が動作して、常閉
接点（８ｂ）　　’（ｆオフ状態にして励磁コイル（５
）乞オフ、即ち常開接点（２）をオフにすると同時に常
開接点（８ａ）をオンにし、励磁コイル（６）と（７）
とを励磁し、常開接点（３１ｙａ１′オンにするととも
に、常開接点（４）をオン状態にする。即ちこの時圧縮
機モードル（１）の巻線回路は図中Ｕ２．　Ｖ２゜Ｗ２
から給電され、並列星形結線の高速２極運転に切換わる
。

通常極数変換形モードルを用いる圧縮機は、容量制御運
転を行わせろことを目的としているため。

高速時（２極）と低速時（４極）の双方の特性を両立乃
至低速時（４極）の運転特性向上に重きを置き、空調装
置等の条件設定、即ちサーモスタット等により２極／４
極運転を行わせしめている。

従ってモードルとしてその寸法が半速機に較べ大きくな
らざるを得ない。つまり圧縮機寸法を大きくするばかり
ではなく、２極、４極共単速機に較べ効率が低下する。

また、２極、４極を交互に切換える場合には、４極始動
時残留電圧による循環電流防止のための回路が必要であ
るが、この発明では不要となり、むＩ−ろ積極的になく
した方が良好な結果を得ている。

この発明の意図するところは始動入力の低減であり、４
極運転は始動時の短時間であるため０巻線設計な２極運
転に重きを置いた。即ち９表に示すように半速機と同等
の運転特注にすることができ、むｌ−ろこの発明にあっ
ては半速機と考えることが適当なものである。従ってモ
ードルの寸法も半速機と同等乃至若干大きめにする程度
であるとともに、超低始動電流入力形（低電源電圧降下
）圧縮機を得ることができる。

なお、股引により始動電流は半速機の場合に較べ最小で
２５％まで小さくすることが可能である。

（４極人−２極並列人の場合電流は１／２２即ち２５チ
に減少する。） なお、この発明の詳細な説明中、遅延タイマ（８）を交
流で動作する機械的なものとして説明したが、マイクロ
コンピュータ等の半導体を使用したものでも良い。

この発明は以上のように構成したので、モードル寸法の
大きな変更を必要とせず、即ち圧縮機の寸法変更するこ
となく、比較的安価に超低始動入力形（低電源電圧降下
）圧縮機な提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明圧よる圧縮機モードルの制御システムの実
施例を示す図である。 図中、（出ユ圧縮機モードル、　＋２１　、１３１　、
　＋４１は常開接点、　（５１、＋６１　、　（７１＆
ま励圃コイル、（８）は遅延タイマ。 Ｈはスイッチ、（８ａ）ｌ工常開接点、　（ｓｂ）は常
閉接点である。 代理人　　蓚　野　信　− （７） ＳＴ ３５１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　少くとも低速運転と高速運転の２段階の速度
   切換え可能な電動機を有する密閉形電動圧縮機であって
   、上記電動機を高速運転側の始動電流より小さい始動電
   流特性を有するとともに、短時間定格からなる低速運転
   側で始動させ、遅延タイマにより所定時間経過後高速運
   転側へ切り換えるようにしたことを特徴とする密閉形電
   動圧縮機。
2. （２）遅延時間は、低速運転側定格時間より短かい１秒
   乃至数秒としたことを特徴とする特許請求の範囲第（１
   ）項記載の密閉形電動圧縮機。