JPH10201194A - エアクールコンデンサ - Google Patents

エアクールコンデンサ

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Publication number
JPH10201194A
JPH10201194A JP9005577A JP557797A JPH10201194A JP H10201194 A JPH10201194 A JP H10201194A JP 9005577 A JP9005577 A JP 9005577A JP 557797 A JP557797 A JP 557797A JP H10201194 A JPH10201194 A JP H10201194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling fan
induction motor
contactor
starting
starter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9005577A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hanba
靖 半場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9005577A priority Critical patent/JPH10201194A/ja
Publication of JPH10201194A publication Critical patent/JPH10201194A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体のコストを低く抑え、冷却ファンも標
準的なものを使用しながら、該冷却ファンに破損等を生
じることなく、長寿命化を図る。 【解決手段】冷却ファンを駆動する誘導電動機14のス
タータとして、該電動機14の始動トルクを制限する無
接点コンタクタとしての半導体コンタクタSを用いたソ
フトスタータ12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導電動機を用い
て冷却ファンを駆動するエアクールコンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般のエアクールコンデンサでは、コス
トの点から汎用の誘導電動機を用いて冷却ファンを駆動
するようになっており、該誘導電動機のスタータとして
は通常機械式コンタクタを使用していた。
【0003】しかるに、上記機械式コンタクタを用いて
上記誘導電動機を始動した場合、その始動トルクは定常
トルクの200[%]〜250[%]にも達することが
あり、冷却ファンを破損あるいは短寿命化する虞があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く機械式コ
ンタクタをスタータとして用いて上記誘導電動機を始動
した場合、その始動トルクにより冷却ファンが破損ある
いは短寿命化してしまう虞がある。これを避けるために
は、冷却ファンを剛性の高いものとするか、機械式コン
タクタになんらかの機械構造を付加して該誘導電動機の
始動トルクを低く抑えるしか方法がない。
【0005】しかしながら、上記前者の剛性の高い冷却
ファンを使用する方法では、冷却ファンとして汎用のも
のを使用することができないばかりか、剛性の高いもの
とすることでその重量が増加してしまうために機械的な
損失が大きくなるという不具合がある。
【0006】また、上記後者の誘導電動機の始動トルク
を低く抑える方法は、機械式コンタクタに付加する機械
構造が複雑なものとなり、エアクールコンデンサ全体の
構成が大型化してしまうという不具合を生じる。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、装置全体のコスト
を低く抑え、冷却ファンも標準的なものを使用しなが
ら、該冷却ファンに破損等を生じることなく、長寿命化
を図ることが可能なエアクールコンデンサを提供するこ
とにある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、冷却ファンを駆動する誘導電動機のスタータに、該
電動機の始動トルクを制限する無接点コンタクタを用い
たことを特徴とする。このような構成とすれば、比較的
に小型で安価な無接点コンタクタにより誘導電動機の始
動トルクを0(ゼロ)の状態から徐々に定常トルクの1
00[%]の状態まで円滑に立ち上げるので、装置全体
のコストを低く抑え、冷却ファンも標準的なものを使用
しながら、該冷却ファンに破損等を生じることなく、長
寿命化を図ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の一形態について説明する。図1はその回路構成を示す
もので、3相のAC電源がMCCB遮断器11、ソフト
スタータ12、及び過電流継電器13を介して誘導電動
機14に供給される。
【0010】ソフトスタータ12は、例えばサイリスタ
を用いた無接点コンタクタとしての半導体コンタクタS
と機械式コンタクタMとが接続されてなるもので、始動
時には半導体コンタクタSに先に通電を開始し、その後
に機械式コンタクタMが閉状態となることで始動を完了
し、以後誘導電動機14に定常の運転を行なわせるもの
である。
【0011】過電流継電器13は、誘導電動機14の保
護のために設けられるもので、3相のうちの2相に設け
られる。誘導電動機14は、図示しない冷却ファンを駆
動するべく設けられたもので、汎用性の高いものが用い
られる。
【0012】上記のような構成にあって、図2(A)に
ソフトスタータ12によって制限された誘導電動機14
の始動時の電流値の変化特性を示す。図示する如く、始
動直後からソフトスタータ12の半導体コンタクタSの
通電により電流値が徐々に増大し、最終的に定常値、す
なわち誘導電動機14の定格値に達した時点で機械式コ
ンタクタMが閉状態となって始動を完了するもので、図
2(B)に示す機械式コンタクタのみを使用した場合の
始動時の電流値の変化特性のように、始動直後に上記定
格値をはるかに越える大電流が流れてしまうのを抑制す
ることができる。
【0013】図3(A)は上記図2(A)の電流値に対
応した、誘導電動機14の始動時に当該電動機のシャフ
トにかかる回転トルクの変化特性を示すものである。上
記電流値に対応して、始動直後の静止状態から回転トル
クが徐々に緩やかに増大し、最終的に定常値となった時
点で以後安定した運転状態となっていることがわかる。
【0014】これに対して図3(B)は、上記図2
(B)の示した機械式コンタクタのみを使用した場合の
始動時の電流値の変化特性に対応した誘導電動機14の
シャフトにかかる回転トルクの変化特性を示すもので、
始動直後の静止状態から回転トルクが急激に増大し、瞬
間的に定常値をはるかに越える(200〜250
[%])回転トルクがかかり、最終的に定常値で安定す
るまでに多大の時間を要することがわかる。
【0015】したがって、機械式コンタクタのみを使用
した場合の始動時には、冷却ファンに過大な構造的な負
担がかかり、標準的な構造を有する汎用の冷却ファンで
あれば、破損に至るか、あるいはその寿命を著しく縮め
てしまうことになり得る。
【0016】しかしながら、上記図3(A)で示したよ
うに始動時の回転トルクを制限することにより、コスト
の点で有利な汎用の誘導電動機14と冷却ファンを用い
ながら、該冷却ファンに破損を招くことなど一切なく、
長寿命化を図ることができる。
【0017】さらに、ソフトスタータ12で使用してい
る無接点コンタクタとしての半導体コンタクタSも比較
的簡単な構成で安価に実現することができるので、さら
にコストを低減させることができると共に、エアクール
コンデンサの装置全体の構成も小型で簡易なものとする
ことができる。なお、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
変形して実施することが可能であるものとする。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、比較的に
小型で安価な無接点コンタクタにより誘導電動機の始動
トルクを0(ゼロ)の状態から徐々に定常トルクの10
0[%]の状態まで円滑に立ち上げるので、装置全体の
コストを低く抑え、冷却ファンも標準的なものを使用し
ながら、該冷却ファンに破損等を生じることなく、長寿
命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る回路構成を示す
図。
【図2】同実施の形態に係る動作を説明するための図。
【図3】同実施の形態に係る動作を説明するための図。
【符号の説明】
11…MCCB遮断器 12…ソフトスタータ 13…過電流継電器 14…誘導電動機 M…機械式コンタクタ S…半導体コンタクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンを駆動する誘導電動機のスタ
    ータに、該電動機の始動トルクを制限する無接点コンタ
    クタを用いたことを特徴とするエアクールコンデンサ。
JP9005577A 1997-01-16 1997-01-16 エアクールコンデンサ Pending JPH10201194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005577A JPH10201194A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 エアクールコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005577A JPH10201194A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 エアクールコンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10201194A true JPH10201194A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11615090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9005577A Pending JPH10201194A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 エアクールコンデンサ

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JP (1) JPH10201194A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000278991A (ja) * 1999-03-11 2000-10-06 Eaton Corp 三相交流誘導モータを制御する方法
CN109185207A (zh) * 2018-08-13 2019-01-11 深圳市正德智控股份有限公司 重负载负压风机的起动方法及其控制单元
WO2019244208A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 送風装置

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WO2019244208A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 送風装置
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