JPH05276720A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
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- JPH05276720A JPH05276720A JP4279543A JP27954392A JPH05276720A JP H05276720 A JPH05276720 A JP H05276720A JP 4279543 A JP4279543 A JP 4279543A JP 27954392 A JP27954392 A JP 27954392A JP H05276720 A JPH05276720 A JP H05276720A
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- winding
- electric motor
- speed
- additional
- windings
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/42—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
- H02P1/44—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor by phase-splitting with a capacitor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K17/00—Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
- H02K17/02—Asynchronous induction motors
- H02K17/04—Asynchronous induction motors for single phase current
- H02K17/08—Motors with auxiliary phase obtained by externally fed auxiliary windings, e.g. capacitor motors
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多段速電動機が低速若しくは中速作動に設定
される際の、その始動トルクを、高速作動にて設定され
た場合の始動時の能力に逆効果を与えずに改良するこ
と。 【構成】 多段速電動機１は、主巻線３と、それに直列
に接続された付加巻線21,23 と、作動速度の設定を切換
える為の多段スイッチＳと、付加巻線に並列に接続され
電動機が高速作動状態以外で始動される際に該電動機の
始動トルク特性を改善する温度感受性要素25とを有して
いる。
される際の、その始動トルクを、高速作動にて設定され
た場合の始動時の能力に逆効果を与えずに改良するこ
と。 【構成】 多段速電動機１は、主巻線３と、それに直列
に接続された付加巻線21,23 と、作動速度の設定を切換
える為の多段スイッチＳと、付加巻線に並列に接続され
電動機が高速作動状態以外で始動される際に該電動機の
始動トルク特性を改善する温度感受性要素25とを有して
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の如きダイナモ
型電機に係り、一層詳細には、電動機が低速作動用に構
成された際に、かかる電動機の始動を改良することに係
る。
型電機に係り、一層詳細には、電動機が低速作動用に構
成された際に、かかる電動機の始動を改良することに係
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば電気ファンの如き、或る家庭用機
器は、多段速度にて作動するよう構成されており、かか
る作動速度は、使用者により適宜選択される。ファンブ
レードを回転するのに用いられる電動機は、例えば高
速、一つ若しくはそれ以上の中速、そして低速にて作動
できるものでなければならない。（少なくとも、かかる
機器には高速及び低速にて作動することが要求され
る。）これらの機器に於て用いられている多段速電動機
に於ける一つの問題は、かかる電動機が低速（ｒｐｍ）
作動をするよう構成される場合、回転子を始動する、即
ち「脱離」するために充分なトルクを生成できないとい
うことである。この問題は、電動機がスリーブベアリン
グ、若しくは入子式を採用している場合に特に深刻とな
る。この問題の一つの解決策は、かかるスリーブベアリ
ングをボールベアリングに置換えることである。しかし
ながら、ボールベアリングは、スリーブベアリングより
高価であり、スリーブベアリングに比して雑音伝達が増
大する。例えば、ファンは、電動機の軸へ直接に接続さ
れるので、電動機の雑音は、スリーブベアリングを用い
ているものよりもボールベアリングを用いた場合の方が
より顕著となってしまう。
器は、多段速度にて作動するよう構成されており、かか
る作動速度は、使用者により適宜選択される。ファンブ
レードを回転するのに用いられる電動機は、例えば高
速、一つ若しくはそれ以上の中速、そして低速にて作動
できるものでなければならない。（少なくとも、かかる
機器には高速及び低速にて作動することが要求され
る。）これらの機器に於て用いられている多段速電動機
に於ける一つの問題は、かかる電動機が低速（ｒｐｍ）
作動をするよう構成される場合、回転子を始動する、即
ち「脱離」するために充分なトルクを生成できないとい
うことである。この問題は、電動機がスリーブベアリン
グ、若しくは入子式を採用している場合に特に深刻とな
る。この問題の一つの解決策は、かかるスリーブベアリ
ングをボールベアリングに置換えることである。しかし
ながら、ボールベアリングは、スリーブベアリングより
高価であり、スリーブベアリングに比して雑音伝達が増
大する。例えば、ファンは、電動機の軸へ直接に接続さ
れるので、電動機の雑音は、スリーブベアリングを用い
ているものよりもボールベアリングを用いた場合の方が
より顕著となってしまう。
【０００３】第二の可能な解決策は、機器を常に或る高
速度にて始動し、その後電動機をより低い作動速度へ切
換えるということである。しかしながら、この手法は、
電動機に関連する切換機構が複雑となり、使用者にとっ
ては不便であり、従って使用者にとって恐らく受入れら
れないものである。
速度にて始動し、その後電動機をより低い作動速度へ切
換えるということである。しかしながら、この手法は、
電動機に関連する切換機構が複雑となり、使用者にとっ
ては不便であり、従って使用者にとって恐らく受入れら
れないものである。
【０００４】第三の解決策は、電動機の回路へ或る電気
的要素を追加し、低い作動速度のスイッチ設定に於て電
動機に要求される始動トルクを増大することである。こ
の手法の例がイタリア国特許第２９２９１−Ａ／７７号
に示されている。かかる特許に於ては、直列接続された
抵抗が、並列接続された主電動機巻線及び補助電動機巻
線へ直列接続された。更に、正温度係数（ＰＴＣ）装置
が三つの抵抗全てに並列に接続された。多段電気的スイ
ッチが電動機の速度を制御するべく、回路内の抵抗量を
増減するよう設定された。ＰＴＣ装置は、電動機の始動
時に於て直列接続された抵抗を流れる電流の幾つかを遮
断しこれにより始動トルクを改善した。そして、ＰＴＣ
装置が加熱され、その抵抗が増大すると、装置を流れる
電流量が低くなった。かかる手法は、低速時に於ける始
動トルクを改善するのであるが、残念ながら、抵抗を流
れる電流による連続的な伝熱損失により最適な解決策と
は言えない。
的要素を追加し、低い作動速度のスイッチ設定に於て電
動機に要求される始動トルクを増大することである。こ
の手法の例がイタリア国特許第２９２９１−Ａ／７７号
に示されている。かかる特許に於ては、直列接続された
抵抗が、並列接続された主電動機巻線及び補助電動機巻
線へ直列接続された。更に、正温度係数（ＰＴＣ）装置
が三つの抵抗全てに並列に接続された。多段電気的スイ
ッチが電動機の速度を制御するべく、回路内の抵抗量を
増減するよう設定された。ＰＴＣ装置は、電動機の始動
時に於て直列接続された抵抗を流れる電流の幾つかを遮
断しこれにより始動トルクを改善した。そして、ＰＴＣ
装置が加熱され、その抵抗が増大すると、装置を流れる
電流量が低くなった。かかる手法は、低速時に於ける始
動トルクを改善するのであるが、残念ながら、抵抗を流
れる電流による連続的な伝熱損失により最適な解決策と
は言えない。
【０００５】
【発明の概要】本発明の幾つかの目的は、電気ファンの
如き家庭用機器に用いられる形式の多段速電動機の改良
を提供することと、電動機が低速若しくは中速作動に設
定される際に、その電動機が高速作動にて設定された場
合の始動時の能力に逆効果を与えずに改良された始動ト
ルクを有する電動機を提供することと、電動機の低速作
動を達成するのに用いられる少なくとも一つの電動機巻
線に接続される正温度係数（ＰＴＣ）装置を組込んでい
る上記の如き電動機を提供することと、電動機に容易に
組込むことのできる上記の如き改良を提供することとで
ある。
如き家庭用機器に用いられる形式の多段速電動機の改良
を提供することと、電動機が低速若しくは中速作動に設
定される際に、その電動機が高速作動にて設定された場
合の始動時の能力に逆効果を与えずに改良された始動ト
ルクを有する電動機を提供することと、電動機の低速作
動を達成するのに用いられる少なくとも一つの電動機巻
線に接続される正温度係数（ＰＴＣ）装置を組込んでい
る上記の如き電動機を提供することと、電動機に容易に
組込むことのできる上記の如き改良を提供することとで
ある。
【０００６】その他の目的及び特徴は以下に於て部分的
に明らかになり又指摘されるであろう。
に明らかになり又指摘されるであろう。
【０００７】本発明の第一の局面に於て、少なくとも
「高速」作動及び「低速」作動を行う電動機は、少なく
とも、主電気的巻線と付加電気的巻線とを有する。付加
電気的巻線は、主電気的巻線に直列に接続される。回路
は、電動機が高速作動をするべく主巻線へ電力を供給す
るよう、また、電動機が低速作動をするべく少なくとも
主巻線及び付加巻線へ電力を供給するよう構成される。
温度感受性要素が少なくとも付加電気的巻線に並列に接
続され、電動機が高速作動状態以外で始動する際にその
始動トルク特性を改善する。
「高速」作動及び「低速」作動を行う電動機は、少なく
とも、主電気的巻線と付加電気的巻線とを有する。付加
電気的巻線は、主電気的巻線に直列に接続される。回路
は、電動機が高速作動をするべく主巻線へ電力を供給す
るよう、また、電動機が低速作動をするべく少なくとも
主巻線及び付加巻線へ電力を供給するよう構成される。
温度感受性要素が少なくとも付加電気的巻線に並列に接
続され、電動機が高速作動状態以外で始動する際にその
始動トルク特性を改善する。
【０００８】本発明の第二の局面に於ては、固定分割型
キャパシタ（permanent split capacitor)電動機（コン
デンサ誘導電動機）は、直列接続されたキャパシタ及び
補助巻線に並列に接続された主巻線を有する。複数の直
列接続された付加巻線が含まれており、複数の作動速度
にて電動機を作動するようになっている。かかる複数の
作動速度には、付加巻線の全てが付勢されない状態に於
ける「高速」と、主巻線と少なくとも一つの付加巻線と
が付勢される少なくとも一つの中間的な速度と、主巻線
と全ての付加巻線が付勢される「低速」とが含まれる。
付加巻線は、主巻線に直列接続される。回路は、電動機
の作動速度を選択するよう構成され、更に、電動機が始
動される際に選択手段により選択された作動速度が高速
以外である場合のかかる電動機の始動トルクを改善する
ための回路が構成されている。
キャパシタ（permanent split capacitor)電動機（コン
デンサ誘導電動機）は、直列接続されたキャパシタ及び
補助巻線に並列に接続された主巻線を有する。複数の直
列接続された付加巻線が含まれており、複数の作動速度
にて電動機を作動するようになっている。かかる複数の
作動速度には、付加巻線の全てが付勢されない状態に於
ける「高速」と、主巻線と少なくとも一つの付加巻線と
が付勢される少なくとも一つの中間的な速度と、主巻線
と全ての付加巻線が付勢される「低速」とが含まれる。
付加巻線は、主巻線に直列接続される。回路は、電動機
の作動速度を選択するよう構成され、更に、電動機が始
動される際に選択手段により選択された作動速度が高速
以外である場合のかかる電動機の始動トルクを改善する
ための回路が構成されている。
【０００９】本発明の第三の局面に於て、家庭用機器に
用いられる多段速電動機は、並列に接続された第一及び
第二の巻線と、これら巻線のうちの一つと直列に接続さ
れたキャパシタとを有する。第三の巻線が第一及び第二
の巻線と直列に接続される。多段スイッチが電動機の作
動速度を選択するべく設けられる。スイッチは、第一及
び第二の巻線を含む高速設定と、第三の巻線を更に含む
低速設定と、前記の巻線に相互に接続され、中速作動設
定を提供するための少なくとも一つの付加巻線とを含ん
でいる。付加巻線は、スイッチ手段により第三の巻線に
直列接続され、第一及び第二の巻線と付加巻線とを含む
中速設定を成す。電動機が中速若しくは低速にて始動さ
れる場合にかかる電動機の始動トルクを改善する回路
は、第三の巻線及び付加巻線に並列に接続されている。
用いられる多段速電動機は、並列に接続された第一及び
第二の巻線と、これら巻線のうちの一つと直列に接続さ
れたキャパシタとを有する。第三の巻線が第一及び第二
の巻線と直列に接続される。多段スイッチが電動機の作
動速度を選択するべく設けられる。スイッチは、第一及
び第二の巻線を含む高速設定と、第三の巻線を更に含む
低速設定と、前記の巻線に相互に接続され、中速作動設
定を提供するための少なくとも一つの付加巻線とを含ん
でいる。付加巻線は、スイッチ手段により第三の巻線に
直列接続され、第一及び第二の巻線と付加巻線とを含む
中速設定を成す。電動機が中速若しくは低速にて始動さ
れる場合にかかる電動機の始動トルクを改善する回路
は、第三の巻線及び付加巻線に並列に接続されている。
【００１０】
【実施例】図面に於て同一の符号は同一の部分を示す。
【００１１】図面を参照すると、本発明の多段速固定分
割型キャパシタ（ＰＳＣ）電動機１は、回転子Ｒと、主
電気的巻線３と、補助電気的巻線５を有している。巻線
３及び５は、並列に接続されている。回路の補助巻線の
分枝７は、補助巻線に直列に接続されたキャパシタＣを
含んでいる。
割型キャパシタ（ＰＳＣ）電動機１は、回転子Ｒと、主
電気的巻線３と、補助電気的巻線５を有している。巻線
３及び５は、並列に接続されている。回路の補助巻線の
分枝７は、補助巻線に直列に接続されたキャパシタＣを
含んでいる。
【００１２】これら巻線への電流は、導線Ｌ１及びＬ２
を介して供給される。導線Ｌ１は、主巻線３及び分枝７
との間の共通点９へ直接に接続されている。導線Ｌ２
は、多段電気的スイッチＳを介して電動機回路へ接続さ
れている。電動機Ｍは、例えば電気的ファンの如き家庭
用機器に用いられ、スイッチＳは使用者がファンの作動
速度を選択することを可能にする。典型的には、ファン
は三つの作動速度を有する。即ち高速、中速、低速であ
る。図示されていないが、幾つかのファンは一段以上の
中速を有していてもよく、この場合スイッチは、更に要
求される設定に適用するよう構成される。
を介して供給される。導線Ｌ１は、主巻線３及び分枝７
との間の共通点９へ直接に接続されている。導線Ｌ２
は、多段電気的スイッチＳを介して電動機回路へ接続さ
れている。電動機Ｍは、例えば電気的ファンの如き家庭
用機器に用いられ、スイッチＳは使用者がファンの作動
速度を選択することを可能にする。典型的には、ファン
は三つの作動速度を有する。即ち高速、中速、低速であ
る。図示されていないが、幾つかのファンは一段以上の
中速を有していてもよく、この場合スイッチは、更に要
求される設定に適用するよう構成される。
【００１３】図１に於て示されている如く、スイッチＳ
は、電動機、即ちファンの「ＯＦＦ」位置を成す第一の
電気的接点１３へ移動可能なスイッチ腕部１１を有して
いる。スイッチ腕部１１は、またファンの高速位置であ
る電気的接点１５へ、中速位置である電気的接点１７
へ、また、低速位置である電気的接点１９へ各々移動可
能である。
は、電動機、即ちファンの「ＯＦＦ」位置を成す第一の
電気的接点１３へ移動可能なスイッチ腕部１１を有して
いる。スイッチ腕部１１は、またファンの高速位置であ
る電気的接点１５へ、中速位置である電気的接点１７
へ、また、低速位置である電気的接点１９へ各々移動可
能である。
【００１４】第三の電気的巻線２１が、並列接続された
主巻線及び補助巻線へ直列に接続されている。更に、第
四の電気的巻線２３が巻線２１に直列に接続されてい
る。理解されることであるが、もし電動機が一つ以上の
中速段を有する場合には、巻線２１及び２３の間に更な
る巻線が直列に接続されることとなろう。また更に理解
されることであるが、二段速電動機の場合には、中速用
の巻線２１は省略されてよい。
主巻線及び補助巻線へ直列に接続されている。更に、第
四の電気的巻線２３が巻線２１に直列に接続されてい
る。理解されることであるが、もし電動機が一つ以上の
中速段を有する場合には、巻線２１及び２３の間に更な
る巻線が直列に接続されることとなろう。また更に理解
されることであるが、二段速電動機の場合には、中速用
の巻線２１は省略されてよい。
【００１５】温度感受性抵抗要素２５が巻線２１及び２
３に並列に接続される。好ましくは抵抗要素は、正温度
係数（ＰＴＣ）装置である。かかる装置は、例えばキー
ストーン・カーボン・カンパニー（Ｋeystone Ｃarbon
Ｃompany）からモデルＮo.ＲＬ５３１０−２０−１１０
−１２０−ＰＴＸ−００９Ａとして市販されているもの
であり、該要素へ始めに電流が与えられた際に低い抵抗
値を有する。ユニット２５は連続的に電流を受けると加
熱され、これによりその抵抗は増大し、そこを流れる電
流は低減する。
３に並列に接続される。好ましくは抵抗要素は、正温度
係数（ＰＴＣ）装置である。かかる装置は、例えばキー
ストーン・カーボン・カンパニー（Ｋeystone Ｃarbon
Ｃompany）からモデルＮo.ＲＬ５３１０−２０−１１０
−１２０−ＰＴＸ−００９Ａとして市販されているもの
であり、該要素へ始めに電流が与えられた際に低い抵抗
値を有する。ユニット２５は連続的に電流を受けると加
熱され、これによりその抵抗は増大し、そこを流れる電
流は低減する。
【００１６】回路保護装置２７が主巻線及び補助巻線の
共通点２９と巻線２１の一方の側が接続されている共通
点３１との間に接続される。電気的接点１５は、後者の
共通点へ接続される。電気的接点１７は、巻線２１の他
方の側と巻線２３の間の共通点３３へ接続される。電気
的接点１９は、巻線２３の他方の側に於ける共通点３５
へ接続される。ファンの作動中に於て、高速スイッチ設
定は、導線Ｌ１及びＬ２の間の回路に、主巻線３とＰＳ
Ｃ回路の分枝７とを有することとなる。中速スイッチ設
定は、巻線２１と共に主巻線及び分枝７を含むこととな
り、低速スイッチ設定は、主巻線と分枝７と直列接続さ
れた巻線２１及び２３とを含むこととなる。上記の如
く、もし更なる巻線が電動機に含まれていれば（更なる
中速段を得るために）それらが適当なスイッチ設定を得
るべくＬ１及びＬ２の間の回路に含まれることとなろ
う。
共通点２９と巻線２１の一方の側が接続されている共通
点３１との間に接続される。電気的接点１５は、後者の
共通点へ接続される。電気的接点１７は、巻線２１の他
方の側と巻線２３の間の共通点３３へ接続される。電気
的接点１９は、巻線２３の他方の側に於ける共通点３５
へ接続される。ファンの作動中に於て、高速スイッチ設
定は、導線Ｌ１及びＬ２の間の回路に、主巻線３とＰＳ
Ｃ回路の分枝７とを有することとなる。中速スイッチ設
定は、巻線２１と共に主巻線及び分枝７を含むこととな
り、低速スイッチ設定は、主巻線と分枝７と直列接続さ
れた巻線２１及び２３とを含むこととなる。上記の如
く、もし更なる巻線が電動機に含まれていれば（更なる
中速段を得るために）それらが適当なスイッチ設定を得
るべくＬ１及びＬ２の間の回路に含まれることとなろ
う。
【００１７】中速用巻線２１及び低速用巻線２３に並列
に装置２５が組込まれていることにより、スイッチＳが
低速位置にある状態でファンを始動するための電動機の
始動トルクは大幅に改善される。試験結果は、装置２５
を図１に示す如く巻線２１及び２３に並列に接続して用
いると、電動機が低速モードにて始めに始動した際に始
動トルクが約１３３％増大するということを示した。更
に試験結果によれば、中速状態による電動機について始
動トルクが約４５％増大したことが示された。
に装置２５が組込まれていることにより、スイッチＳが
低速位置にある状態でファンを始動するための電動機の
始動トルクは大幅に改善される。試験結果は、装置２５
を図１に示す如く巻線２１及び２３に並列に接続して用
いると、電動機が低速モードにて始めに始動した際に始
動トルクが約１３３％増大するということを示した。更
に試験結果によれば、中速状態による電動機について始
動トルクが約４５％増大したことが示された。
【００１８】図２を参照すると、本発明の改良の別の実
施例が示されている。全ての共通の構成要素は、「′」
を付して示されている。図２に示されている如く、低速
用巻線２３′の両側のみにＰＴＣ装置２５′を接続する
ことが有利であろう。この構成に於て、スイッチＳ′が
低速設定にある場合に電動機１′が始動される場合の始
動トルクが改善される。
施例が示されている。全ての共通の構成要素は、「′」
を付して示されている。図２に示されている如く、低速
用巻線２３′の両側のみにＰＴＣ装置２５′を接続する
ことが有利であろう。この構成に於て、スイッチＳ′が
低速設定にある場合に電動機１′が始動される場合の始
動トルクが改善される。
【００１９】図１若しくは図２に於て示されている改良
によれば、ＰＴＣ装置を設けることにより、スイッチＳ
若しくはＳ′が各々高速へ設定される場合にモータの始
動トルクが低減されることとなる。しかしながら高速設
定に於て始動トルクは既に充分に高く、かかる低減は電
動機の始動能力に逆効果を与えることはない。図２の実
施例に於て、ＰＴＣ装置を提供することにより、スイッ
チＳ′が中速へ設定されている際に始動トルクを低減す
ることとなる。この中速設定に於ける電動機の強さによ
るが、始動トルクは、一般に充分に高く、かかる低減が
電動機の始動に影響を与えることはない。同様に幾つか
の用途に於て電動機が適切に用いられることを確実にす
るべく図２に於ける実施例について注意が払われる必要
があるであろう。何故ならば、Ｓ′が中速位置にある状
態の電動機の始動は、始動トルクの低減を引起し得るか
らである。しかしながら、通常、電動機の構成は、この
ことは問題とならない。本発明の範囲に於て種々の改良
は上記の説明及び添付の図面からして当業者にとって明
らかであろう。
によれば、ＰＴＣ装置を設けることにより、スイッチＳ
若しくはＳ′が各々高速へ設定される場合にモータの始
動トルクが低減されることとなる。しかしながら高速設
定に於て始動トルクは既に充分に高く、かかる低減は電
動機の始動能力に逆効果を与えることはない。図２の実
施例に於て、ＰＴＣ装置を提供することにより、スイッ
チＳ′が中速へ設定されている際に始動トルクを低減す
ることとなる。この中速設定に於ける電動機の強さによ
るが、始動トルクは、一般に充分に高く、かかる低減が
電動機の始動に影響を与えることはない。同様に幾つか
の用途に於て電動機が適切に用いられることを確実にす
るべく図２に於ける実施例について注意が払われる必要
があるであろう。何故ならば、Ｓ′が中速位置にある状
態の電動機の始動は、始動トルクの低減を引起し得るか
らである。しかしながら、通常、電動機の構成は、この
ことは問題とならない。本発明の範囲に於て種々の改良
は上記の説明及び添付の図面からして当業者にとって明
らかであろう。
【図１】本発明の改良を示す電気的な模式図。
【図２】本発明の別の実施例を示す電気的な模式図。
１、１′…電動機 ３、３′…主電気的巻線 ５、５′…補助電気的巻線 ７、７′…分枝 ９、９′…共通点 １１、１１′…スイッチ腕部 １３、１３′、１５、１５′、１７、１７′、１９、１
９′…電気的接点 ２１、２１′…第三の電気的巻線 ２３、２３′…第四の電気的巻線 ２５、２５′…温度感受性抵抗要素 ２７、２７′…回路保護装置 ２９、２９′、３３、３３′、３５、３５′…共通点 Ｃ、Ｃ′…キャパシタ Ｒ、Ｒ′…回転子 Ｌ１、Ｌ１′、Ｌ２、Ｌ２′…導線 Ｓ、Ｓ′…多段電気的スイッチ
９′…電気的接点 ２１、２１′…第三の電気的巻線 ２３、２３′…第四の電気的巻線 ２５、２５′…温度感受性抵抗要素 ２７、２７′…回路保護装置 ２９、２９′、３３、３３′、３５、３５′…共通点 Ｃ、Ｃ′…キャパシタ Ｒ、Ｒ′…回転子 Ｌ１、Ｌ１′、Ｌ２、Ｌ２′…導線 Ｓ、Ｓ′…多段電気的スイッチ
Claims (17)
- 【請求項１】少なくとも高速作動及び低速作動を行う電
動機であって、少なくとも主電気的巻線と、該主電気的
巻線に直列に接続された付加電気的巻線と、前記電動機
を高速作動するべく前記主電気的巻線へ電力を供給し、
前記電動機を低速作動するべく少なくとも前記主巻線と
前記付加電気的巻線へ電力を供給するための電力供給手
段と、少なくとも付加電気的巻線に並列に接続され前記
電動機が高速作動状態以外で始動される際に該電動機の
始動トルク特性を改善する温度感受性要素とを有してい
る電動機。 - 【請求項２】請求項１の電動機であって、固定分割型キ
ャパシタ（ＰＳＣ）電動機であり、直列接続されたキャ
パシタと補助巻線を含む回路分枝を有し、前記主電気的
巻線が前記分枝に並列に接続されている電動機。 - 【請求項３】請求項２による電動機であって、前記電力
供給手段が前記電動機の作動速度を選択するためのスイ
ッチ手段を含んでいる電動機。 - 【請求項４】請求項３による電動機であって、前記電動
機が少なくとも一つの中間的な速度にて作動（中速作
動）を行い、更に、前記中速作動の各々について付加電
気的巻線を含み、前記中速作動用の付加電気的巻線が前
記主電気的巻線と低速用の前記付加電気的巻線の双方へ
直列に接続されている電動機。 - 【請求項５】請求項４による電動機であって、前記スイ
ッチ手段が複数の前記電気的巻線へ接続された複数の電
気的接点を含み、前記電動機の作動速度を選択的に制御
できるようになっている電動機。 - 【請求項６】請求項１による電動機であって、温度感受
性要素が正温度係数（ＰＴＣ）装置である電動機。 - 【請求項７】請求項６による電動機であって、前記ＰＴ
Ｃ装置が「低速」用の電気的巻線のみを挾んで接続され
ている電動機。 - 【請求項８】請求項６による電動機であって、ＰＴＣ装
置が前記低速用の電気的巻線と少なくとも一つの中速用
巻線を挾んで接続されている電動機。 - 【請求項９】直列接続されたキャパシタと補助巻線とに
並列に接続された主巻線を有する固定分割型キャパシタ
電動機であって、該電動機を複数の作動速度にて作動す
るための複数の直列接続された付加巻線を含み、「高
速」状態に於ては該付加巻線の全てが付勢されず、少な
くとも一つの中速状態に於ては前記主巻線と前記付加巻
線のうちの少なくとも一つが付勢され、「低速」状態に
於ては主巻線と共に前記付加巻線の全てが付勢されるよ
うになっており、前記付加巻線は前記主巻線と直列に接
続されており、前記電動機の前記作動速度を選択するた
めの選択手段と、前記電動機が始動される際に前記選択
手段により選択された作動速度が高速以外であるときに
前記電動機の始動トルクを改善するための手段とが含ま
れている電動機。 - 【請求項１０】請求項９による電動機であって、前記始
動トルクを改善するための手段が少なくとも一つの前記
付加巻線に並列に接続された正温度係数（ＰＴＣ）装置
を含んでいる電動機。 - 【請求項１１】請求項１０による電動機であって、前記
ＰＴＣ装置が低速作動のための前記付加巻線のみを挾ん
で接続され、これにより低速にて始動する場合のみに始
動トルクの改善が得られるようになった電動機。 - 【請求項１２】請求項１０による電動機であって、前記
ＰＴＣ装置が少なくとも二つの前記付加巻線を挾んで接
続されている電動機。 - 【請求項１３】家庭用機器に用いられる多段速電動機で
あって、並列に接続された第一及び第二の巻線と、前記
巻線のうちの一方に直列に接続されたキャパシタと、前
記第一及び第二の巻線に直列に接続された第三の巻線
と、前記電動機の作動速度を選択するための多段スイッ
チ手段とを有し、前記スイッチ手段が前記第一及び第二
の巻線を含む高速設定と、前記第三の巻線を更に含む低
速設定とを含み、前記電動機を中速にて作動する中速設
定を提供するために前記の巻線に相互接続される少なく
とも一つの付加巻線であって、前記第三の巻線へ直列接
続される付加巻線が含まれており、前記スイッチ手段が
前記第一及び第二の巻線及び前記追加的巻線を含む中速
設定を有し、前記電動機が中速若しくは低速にて始動さ
れる際の該電動機の始動トルクを改善するために前記第
三の巻線及び前記付加巻線に並列に接続された手段が含
まれている多段速電動機。 - 【請求項１４】請求項１３による多段速電動機であっ
て、前記始動トルクを改善するための手段が温度応答性
手段を含んでいる電動機。 - 【請求項１５】請求項１４による多段速電動機であっ
て、前記温度応答性手段が正温度係数装置を含んでいる
多段速電動機。 - 【請求項１６】請求項１４による多段速電動機であっ
て、一つ以上の中速作動を行い、各々の追加的な作動速
度のためのもう一つの巻線を含み、各々の付加巻線が別
の付加巻線に直列接続され、前記温度応答性手段が前記
第三の巻線と前記付加巻線の全てに並列接続されている
電動機。 - 【請求項１７】請求項１６による多段速電動機であっ
て、更に第一及び第二の巻線と前記付加巻線との間に挾
まれた回路保護手段を含んでいる多段速電動機。
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