JPS593143A - アルミニウム製シリンダボデイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミニウムを材料とし、これをグイキャス
トによフて鋳造したエンジン用シリンダボディの構造の
改良に関するものである。

自動車用のエンジンにおいては、そのシリングボディを
鋳菖失あるいはアルミニウムによ、てＩｍして製造して
いる。このようにして製造したシリングボディの壜台に
はシリンダヘッドと接合する頂部に平坦面を形成し、更
にシリンダの周囲にウォータージャケットを形成してい
る。

１３（）で、この種のシリングボディにおいては前記ウ
ォータージャケットの部分が殆ど閉止された状態に威フ
ており、強度的にも安全なｔｌｌｌである。

しかしながら＃造によるシリングボディは、その製造に
際し、鋳型を作威し、この鋳型に鋳鉄やアルミニウムの
溶湯を注入し、その後ウォータージャケットの部分の充
填物を除去してこの部分に空洞を形成する必要がある。

更に前記のようにしてｍ造したシリングボディを［的に
仕上げる必要があり、その製造工程は非常に複雑である
。

また、前記従来のシリングボディの場合には肉厚のバラ
ツキが太き（、必然的に肉厚が厚くなるのでその重量が
大きくならざるを得ないと共に、ウォータージャケット
の内部には凹凸があり、そのために冷却水の流動抵抗が
大きいという問題がある。

一方、アルミニウムダイキャスト法による製品は、その
精度が高く、しかも製造工程が簡単であるという特徴が
ある。

このような特徴を活かして本発明者等はアルミニウムダ
イキャストによるシリングボディの製造を検討した。こ
のシリングボディの製５ｇ方法であると軽量化できると
共に、ウォータージャケットの内面が平滑であるので、
流体の抵抗が小さく冷却水の流れが順調であり、冷却効
果が向上できる効果がある。

このように、アルミニウムダイキャストによるシリング
ボディは、従来の＃１澁したものに比較して非常に優れ
た性能を有するものであるが、次の欠点がある。

即ち、グイキャストＩＩｌ造を行うためには、金型が簡
単に抜けるような構造、即ちオーブンデツキ型にするこ
とが必要であり、そのために外壁と内壁とによフて構成
されたウォータージャケットの上端は開口されており、
このためにシリングボディ自体が弱くなる欠点がある。

生産性の向上からオーブンデツキ型が最良であるが、前
記のように開口されているのでシリンダボディ上部の剛
性が非常に弱くなり、ぞのためにガス圧や燃焼ＩＡ度の
高いディーゼルエンジン用では実用化が困雌てあフた。

従フて本発明の目的は、アルミニウムグイキャスト製の
ディーゼルエンジン用のシリングボディを提供すること
にある。

前記目的を遠戚するための本発明の構成は、アルミニウ
ムグイキャスト製のシリングボディでありて、複数のシ
リングの外周部には上端かは一′連続して開口されたウ
ォータージャケットが設けられ、この開口部にアルミニ
ウム製のデツキが挿入されて前記ウォータージャケット
の両壁の上端に溶接されてシリングボディの上端を平坦
面に形成したことを特徴とするアルミニウム製シリンダ
ボディである。

次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に係るシリングボディの上部の平面図、
第２図は第１図における横断面図である。

シリングボディ１はアルミニウムのグイキャスト製であ
って、このシリングボディ１の中央部には複１１ｉ１の
シリングボア２を有するシリング３が形成され、このシ
リング３の周囲にはウォータージャケット４が設けられ
ている。なお５はシリンダライチである。

ウォータージャケット４は内壁４０と外壁４１より構成
され、それらのｇ１４０．４１は下部が狭く上部が広い
間隙が形成されている。そして内壁４０の上端近傍には
座部４２が形成され、この座部４２を利用して閉塞体６
が固定され、この閉塞体６の両側は溶接部６０．６１に
よフてウォータージャケット４の外ｇ１４１と内壁４０
の闇の空間部を閉塞した杖態で固定されている。

閉塞体６は第１図示すようにウォータージャケット４の
上端の開口部を覆うような形状に形成されている。従フ
てこの閉止体６は本発明の（５） 実施例においては、４個のシリング３の周囲を囲むよう
に環杖に形成されている。

第２図に示すように閉止体６はウォータージャケット４
の上部において位置決めされる必要があるが、この位置
決めの手段としてはウォータージャケット４の隅部に座
部４２を形成して、この座部４２に前記閉止体６を載置
して位置決めをするようにするのがよい。

この座部をウォータージャケット４の全周に設けること
は、加工性を悪化する！＠において得策ではないので、
第１図に示すように所々に形成するのが好ましい。

この座部４２は第２図に示すように内壁４０側のみに設
けておいても良いが、反対に外壁４１側のみに設けるこ
とも可能である。また両側の壁４０．４１に設けること
も可能である。

なお、この座部はウォータージャケット４の上部の開口
端部に閉止体６を支持し、溶接に際してこの閉止体６の
位置を決めるものであればよい。前記閉止体６は第２図
に示すように両側（６） に開先を形成したものが適当である。このように開先を
形成することによフて閉止体６とウォータージャケット
４を構成する内壁４０と外壁４１の両側に確実に溶接す
ることができ、シリンダボディに形成されたウォーター
ジャケットの開口部を強固に閉止し、固定することがて
きるのである。

なお、シリンダボディの肉厚は、当然ディーゼルエンジ
ンの燃焼圧力に耐えることのできる程漫のものとする。

本発明に係るシリンダボディは、アルミニウムを使用し
、これをグイキャスト法によりて鋳造し、而も、複数の
シリンダ３の周囲に連続して設けたウォータージャケッ
ト４の上端の連続的な開口部を閉止体６によフて閉止す
るように構成した点に特徴がある。

本発明は前記のように１ｌｌｆｆｆｌされているので、
オープンデツキ型のアルミニウムシリンダボディを簡単
にグイキャストで＊造することが可能であり、またこの
ウォータージャケットを形成する壁４０．４１の上端の
開口部は閉止体６を２接することによって閉止している
ので、ウォータージャケットの剛性が非冨に増加し、ガ
ス圧が高く、燃焼ｍ度が高いディーゼルエンジン用のシ
リンダボディを藺単に鋳造することができる。

更に、シリンダボディ１の上端部は連続的な閉止体６に
よフて閉止することによってオープンデツキ型のウォー
タージャケットの４の上端を全面的に閉止しているので
、この部分を１り用してガスケットを効果的に支持する
ことができ、ガスケットのシール性を向上することがで
きるのである。

更に付言すれば、本発明に係るシリンダボディはダイキ
ャス）＃造によフて製造されているので、ウォータージ
ャケットの内面が極めて平滑であり、従って冷却水の流
動抵抗が低く、イ！れた冷却効果を得ることが可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明のシリンダボディを示すもので、第１図はシ
リンダボディの平面図、第２図は第１図における要部の
横断面図である。 １・・シリンダボディ、２・・シリンダボア、３・・シ
リンダ、４・・ウォータージャケット、６・・閉塞体、
４０・・内壁、４１・・外壁、４２・・座部、６０．６
１・・溶接部。 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士　野　口　Ｓｉ！　　照 弁理士　斎　下　和　彦 （９） ２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミニクムグイキャスト製のシリンダボディであフて
   、複数のシリンダの外周部には上端が開口したウォータ
   ージャケットが設けられ、このウォータージャケットの
   ドロ部を一体的に閉止するアルミニウム製のデツキを挿
   入してこのデツキを前記ウォーターシャケ・ソトの両壁
   の上端に溶接してシリングボディの上端を平坦な面に形
   成したことを特徴とするアルミニウム製シリンダボディ
   。