JPS5930987B2 - 流下式穀物乾燥装置に於ける穀物排出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流下式穀物乾燥装置に於ける穀物排出装置に関
するものである。

穀物乾燥装置の中、調湿式乾燥装置では、穀物の表皮部
分を主力的に乾燥させるから、相当の大風量乾燥を行な
う。

このような乾燥装置の乾燥風は、乾燥胴内に充分穀物が
充填されていなくてはならない。

もし、穀物の充填量が不充分で、上部の乾燥風の排気機
構部分が露出していたシすると、その露出部分は無抵抗
状態の風の通路となるため、猛烈な強風が通過し、塵埃
ばかシでなく穀物迄も吹き飛ばしてしまう。

即ち、充填されている穀物は、大風量の乾燥風を、穀物
が次数しない程度に弱める効果も奏しているものである
。

よって工夫した本件発明は上部より穀物を投入し、下部
より乾燥穀物な増出す乾燥筒の最上位の熱風排気管より
上方位置に排出機停止用レベルをを付け、前記乾燥筒の
下部に摩付けた穀物排出装置と該レベラを関連的に連結
して、前記乾燥筒内の貯留量が前記レベラとなった場合
は自動的に゛穀物排出装置を停止させる如く構成してな
る流下式穀物乾燥機置に於ける穀物排出装置としたもの
である。

図により説明すると、１は中継タンクであり、予備乾燥
された穀物又は一度乾燥された穀物が二度目の乾燥を受
けるときのローテーションを確保するために貯蔵される
。

２はフィーダーで、該フィーダー２より、その近傍位置
に設けた乾燥機張込昇降機３に穀物を運搬する。

該昇降機３の近傍位置には、流下式穀物乾燥機４が設け
られる。

該乾燥機４は、専ら乾燥作業のみを行なうものであって
調湿作用（テンパリング作用）は期待しない。

該乾燥機４の近傍位置には調湿タンク５群が設けられる
。

６は乾燥機４より排出された穀物を、調湿タンク５群の
張込用昇降機７に移送するフィーダーである。

而して、前記流下式穀物乾燥機４の構成は、第２図、第
３図、および第４図の如く構成される。

即ち８は乾燥筒であって垂直の筒状であり、その上部に
は穀物流入口９が、その下部には多数の排出口１０．１
０・・・・・・が設けられ、該排出口１０゜１０・・・
・・・の下部には、ホッパー１１が吊設される。

ホッパー１１の上部には前記排出口１０．１０・・・・
・・を開閉するシェカー１２．１２・・・・・・がを付
けられる。

即ち、ホッパー１１とシェカー１２．１２・・・・・・
は共に吊設構造である。

１３はモーターで、該モーター１３０回転軸には偏心輪
１４を増付はロッド１５によりホッパー１１と連結する
。

即ち、モーター１３が回転すると、ホッパー１１は揺動
し、シェカー１２．１２・・・・・・を作動させて穀物
を排出する。

前記乾燥筒８内には多数の熱風送風管１６と熱風排気管
１７が交互に摩付けられる。

前記乾燥筒８の一側には熱風送風室１８が形成され、前
記乾燥筒８の他側には熱風排気室１９が形成され、前記
送風管１６は送風室１８に、前記排気管１γは排気室１
９にそれぞれ連結される。

前記送風管１６と排気管１γは、乾燥筒８内の上から下
迄殆んど←杯に増付けられる。

２０は熱風供給装置、２１は塵埃収集部である。

而して前記乾燥筒８の土部位置には、籾供給用レベラ２
２と排出機停止用レベラ２３が増付けられる前記籾供給
用レベラ２２は前記フィーダー２を駆動するモーターに
接続され、乾燥筒８に対する穀物の供給が上限に達した
場合はモーターに対する通電を断って供給を停止させる
。

前記排出機停止用レベラ２３は、最上位の熱風排気管１
７よシも少しばかり上方位置に増付けられ、乾燥筒８内
の穀物が降下して、最上位の熱風排気管１７が露出する
ことのない時点で、前記穀物排出装置のモーター１３を
停止させるように関連的に連結する。

次に作用を述べる。

中継タンク１内に貯留された穀物は、フィーダー２を介
して乾燥機張込用昇降機３内に流入し、該昇降機３内を
上昇したのち乾燥筒８の流入口９より内部に流入する。

穀物の充填が進んで、その量が、籾供給レベラ２２に達
すると、該レベラ２２の信号でフィーダー２のモーター
の通電を断って供給を停止する。

然し、該レベラ２２より少しでも減小すると、供給は再
開される。

乾燥筒８内に充填された穀物は、熱風供給装量２０によ
り作成された熱風を、熱風供給室１８及び熱風送用管１
６を介して受けて乾燥し、乾燥させた熱風は熱風排気管
１７と熱風排気室１９を介して塵埃収集部２１に至り、
そこで塵埃が収集される。

而して、前記モーター１３が回転すると、その偏心輪１
４及びロッド１５を介してホッパー１１を揺動させるか
ら、前記排出口１０は間欠的に開閉を繰返し、所望量ず
つ穀物を排出させる。

従って、乾燥筒８内に充填された穀物は張込用昇降機３
による供給量と排出装置による排出量が等しい場合は、
供給と排出が釣合うので、乾燥筒８内の最上位の熱風排
気管１７の外周も第５図に示したように穀物が充満した
状態で作業を行ない、風の素通りはないため、相当の強
風を通風させでも、排気室１９に穀物が次数されると云
う現象は生じなへ然し、前記フィーダー２による供給量
は、穀物の種類により、排出装置による排出量より下回
わると、穀物は第６図に示したように、最上位の熱風排
気管１１よりも下降して、前記排気管１７が露出する状
態となる。

この状態になると風が素通りするため、強風が通風し、
穀物は吹飛ばされるのである。

本発明は、フィーダー２を駆動させて穀物を乾燥筒８内
に投入するとき、穀物が、籾供給用レベラ２２に達する
とフィーダー２が自動的に停止し、該籾供給用レベラ２
２以下になるとフィーダー２力稚動的に駆動するように
したので、オーバーフローさせたり詰まらせたりするこ
となく、また、熱風排気管１７より上方位置に、排出機
停止用レベラ２３を増付け、前記乾燥筒８の下部にを付
けた穀物を吊装置と該レベラ２３を関連的に連結して、
前記乾燥筒８内の貯留量が、前記レベラ２３以下となっ
たら自動的に排出作用を停止させ得る如く構成したので
、仮に、フィーダー２による供給量に異変が生じても、
熱風排気室１９に穀物を排出させない効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の乾燥装置を用いた穀物乾燥施設の配置
図、第２図は本発明乾燥装置の全体正面図、第３図は第
２図の左側面図、第４図は本発明乾燥装置の要部の構造
を示す一部縦断正面図、第５図はＡ−Ａ断面図に於ける
通常の作用状態図、第６図は欠陥のあるところを示す作
用説明図である。 符号の説明、１・・・・・・中継タンク、２・・・・・
・フィーダー、３・・・・・・昇降機、４・・・・・・
乾燥機、５・・・・・・調湿タンク、６・・・・・・フ
ィーダー、７・・・・・・昇降機、８・・・・・・乾燥
筒、９・・・・・・流入口、１０・・・・・・排出口、
１１・・・・・・ホッパー、１２・・・・・・シェカー
、１３・・・・・・モーター、１４・・・・・・偏心輪
、１５・・・・・・ロッド、１６・・・・・・送風管、
１７・・・・・・排気管、１８・・・・・・送風室、１
９・・・・・・排気室、２０・・・・・・供給装置、２
１・・・・・・塵埃集収部、２２・・・・・・レベラ、
２３・・・・・・レベラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上部よシ穀物を投入し、下部よシ乾燥穀物をを出す
   乾燥筒の最上位の熱風排気管より上方位置に排出機停止
   用レベルを増付け、該レベルの上方位置に籾供給用レベ
   ルを増付け、前記乾燥筒の下部に摩付けた穀物排出装置
   と排出機停止用レベラとを、前記乾燥筒内の貯留量が排
   出機停止用レベラ位置となった場合は、自動的に穀物排
   出装置を停止させる如く連結し、また籾供給用レベラと
   フィーダーとを、穀物が籾供給用レベラ以下となったと
   きフィーダーによシ穀物を供給するように連結してなる
   流下式穀物乾燥装置に於ける穀物排出装置。