JPS593087B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPS593087B2 JPS593087B2 JP51060975A JP6097576A JPS593087B2 JP S593087 B2 JPS593087 B2 JP S593087B2 JP 51060975 A JP51060975 A JP 51060975A JP 6097576 A JP6097576 A JP 6097576A JP S593087 B2 JPS593087 B2 JP S593087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel structure
- insulated switchgear
- gas insulated
- current conductor
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄構に支持されるガス絶縁開閉装置に係り、特
に装置の電流導体の磁化作用による鉄構の熱損失および
温度上昇を軽減するようにしたガス絶縁開閉装置に関す
る。
に装置の電流導体の磁化作用による鉄構の熱損失および
温度上昇を軽減するようにしたガス絶縁開閉装置に関す
る。
周知のように、ガス絶縁開閉装置は絶縁性ガスを満した
密閉管路内に高電圧の母線および各機器を配置してコン
パクト化したもので、この装置は通常支持鉄構上に組立
てられる。
密閉管路内に高電圧の母線および各機器を配置してコン
パクト化したもので、この装置は通常支持鉄構上に組立
てられる。
また近年この種開閉装置は系統容量の増加にともない大
容量化され高電圧、大電流のものが多く、そのため支持
鉄構は母線電流による強い磁界に晒され過大な渦流損、
ヒステリシス損を発生し、この熱損失による過度の温度
上昇で支持鉄構が局部的に著しく高い温度になることが
ある。
容量化され高電圧、大電流のものが多く、そのため支持
鉄構は母線電流による強い磁界に晒され過大な渦流損、
ヒステリシス損を発生し、この熱損失による過度の温度
上昇で支持鉄構が局部的に著しく高い温度になることが
ある。
このような鉄構の局部的な温度上昇は機械強度の点から
は問題はないが、保守点検等に際しその部分に触れたと
きにショック等をうけるおそれがあり、安全性の点から
不具合であった。
は問題はないが、保守点検等に際しその部分に触れたと
きにショック等をうけるおそれがあり、安全性の点から
不具合であった。
また鉄損および温度上昇を低減するために鉄構を電流導
体から充分に引離して構成することもできるが支持構造
が大形になるので据付スペースの点から得策でない。
体から充分に引離して構成することもできるが支持構造
が大形になるので据付スペースの点から得策でない。
本発明は上記点に鑑み成されたもので簡易な構成で磁界
による鉄構の温度上昇を低減できるガス絶縁開閉装置を
提供するものである。
による鉄構の温度上昇を低減できるガス絶縁開閉装置を
提供するものである。
一般に鉄鋼等の磁性体を均一磁界H中に置いたとき磁性
体は磁化される。
体は磁化される。
この場合の磁性体内部の磁界EFoは次式で表わされる
。
。
但し1.urI比透磁率、N:自己減磁率、上式で自己
減磁率Nは磁性体が薄い鉄片等で磁界H中に垂直に置か
れたときはN=1であり外部磁束密度百。
減磁率Nは磁性体が薄い鉄片等で磁界H中に垂直に置か
れたときはN=1であり外部磁束密度百。
と磁性体内磁束密度lは等しくなる。しかし磁性体を磁
界Hと平行に置いたときはN=0となり磁性体の内部磁
束密度百は外部磁束密度宥。
界Hと平行に置いたときはN=0となり磁性体の内部磁
束密度百は外部磁束密度宥。
のμr倍になり鉄損が非常に大きくなる。この場合の鉄
損P。
損P。
は次式で表わされる。−−−但しf:電源周波数、ρ:
固有抵抗Ωm47m従って鉄損P。
固有抵抗Ωm47m従って鉄損P。
を減少させるには磁界Hを小さくする必要があり、その
手段として磁性体に短絡環を取付けて磁界Hを打消す方
法がある。
手段として磁性体に短絡環を取付けて磁界Hを打消す方
法がある。
すなわち、第1図に示すように導体1の電流で作られる
磁界Hと平行に磁性体2が置かれたとき、この磁性体2
の導体1から最短距離にある部分に短絡環101を設け
ることにより磁界Hが弱められ鉄損を少することが可能
である。
磁界Hと平行に磁性体2が置かれたとき、この磁性体2
の導体1から最短距離にある部分に短絡環101を設け
ることにより磁界Hが弱められ鉄損を少することが可能
である。
本発明は上記短絡環の減磁作用を利用したもので、第2
図により説明すると、IIA、IIB。
図により説明すると、IIA、IIB。
11Cは夫々密閉管路12内に電流導体13が挿通ずる
各相の密閉母線で、これら母線11A。
各相の密閉母線で、これら母線11A。
11B、IICは鉄構21上に並べて固定される。
101は各母線に対応して鉄構21に取付けた短絡環で
、この短絡環101は電流体13により作らる磁界によ
り最も温度が高くなる部分、すなわち鉄構21の電流導
体12から最短距離でかつ導体方向と直角に伸びる部分
に巻装する。
、この短絡環101は電流体13により作らる磁界によ
り最も温度が高くなる部分、すなわち鉄構21の電流導
体12から最短距離でかつ導体方向と直角に伸びる部分
に巻装する。
このような構成であると、電流導体13によって点線で
示すように鉄構21を通る磁界は短絡環101の起磁力
により弱められこの磁界により発生する鉄損が減少し鉄
構の温度上昇も低減する。
示すように鉄構21を通る磁界は短絡環101の起磁力
により弱められこの磁界により発生する鉄損が減少し鉄
構の温度上昇も低減する。
第3図および第4図はガス絶縁開閉装置の密閉母線11
Aの端部に垂直に立上るブッシング接続装置14を設け
この接続装置14の上端部にブッシング17を取付けた
構造を示し、ブッシング接続装置14はL字形に折曲し
た密閉管路15内に母線11Aとブッシング17間を接
続する電流導体16を内蔵している。
Aの端部に垂直に立上るブッシング接続装置14を設け
この接続装置14の上端部にブッシング17を取付けた
構造を示し、ブッシング接続装置14はL字形に折曲し
た密閉管路15内に母線11Aとブッシング17間を接
続する電流導体16を内蔵している。
L字形の密閉管路15の垂直部はこの管部を囲む角形の
鉄構22により支持される。
鉄構22により支持される。
この場合管路15を囲む鉄構22の電流導体16から最
短距離にある部分に夫々短絡環101を巻装する。
短距離にある部分に夫々短絡環101を巻装する。
この短絡環による鉄損および温度上昇の軽減効果は前述
の実施例と同様である。
の実施例と同様である。
第5図および第6図は鉄構21上に水平に支持される母
線11Aの端部に垂直に下方に伸びる母線11′Aを接
続した場合を示し、この場合鉄構21の母線11Aおよ
び母線117Aと直交する部分でかつ電流導体13およ
び13′と最短距離にある部分に短絡環101を巻装す
る。
線11Aの端部に垂直に下方に伸びる母線11′Aを接
続した場合を示し、この場合鉄構21の母線11Aおよ
び母線117Aと直交する部分でかつ電流導体13およ
び13′と最短距離にある部分に短絡環101を巻装す
る。
この場合の短絡環101は母線11Aおよび11′Aの
磁界に対して夫々前述の実施例と同様な減磁作用で鉄構
21に発生する鉄損および温度上昇を軽減できる。
磁界に対して夫々前述の実施例と同様な減磁作用で鉄構
21に発生する鉄損および温度上昇を軽減できる。
本発明は以上のように電流導体方向と直角に伸びて配置
された支持構体の電流導体から最短距離にある部分に短
絡環を設けたので、磁界により鉄構に発生する鉄損およ
び温度上昇が低減し電気的性能および安全性が向上でき
る。
された支持構体の電流導体から最短距離にある部分に短
絡環を設けたので、磁界により鉄構に発生する鉄損およ
び温度上昇が低減し電気的性能および安全性が向上でき
る。
また鉄構に短絡環を取付けた簡易な構成であるので、鉄
構の支持構造が自由に選択でき小形でかつ堅牢に製作で
きる利点を有する。
構の支持構造が自由に選択でき小形でかつ堅牢に製作で
きる利点を有する。
第1図は短絡環の説明図、第2図は本発明によるガス絶
縁開閉装置の縦断面図、第3図は同装置のブツシンク取
付部の側面図、第4図は第3図I−I線矢印の方向に見
た平面図、第5図は同装置の母線の異る態様の実施例を
示す側面図、第6図は第5図■−■線矢印の方向に見た
断面図である。 13.13’、16・・・・・・電流導体、21,22
・・・・・・支持鉄構、101・・・・・・短絡環。
縁開閉装置の縦断面図、第3図は同装置のブツシンク取
付部の側面図、第4図は第3図I−I線矢印の方向に見
た平面図、第5図は同装置の母線の異る態様の実施例を
示す側面図、第6図は第5図■−■線矢印の方向に見た
断面図である。 13.13’、16・・・・・・電流導体、21,22
・・・・・・支持鉄構、101・・・・・・短絡環。
Claims (1)
- 1 内部に電流導体を挿通した密閉容器を支持構体によ
り支持したものにおいて、前記電流導体の伸びる方向と
直角に伸びて配置された前記支持構体部分の前記電流導
体から最短距離にある部分に短絡環を巻装したことを特
徴とするガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060975A JPS593087B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51060975A JPS593087B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52144787A JPS52144787A (en) | 1977-12-02 |
JPS593087B2 true JPS593087B2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=13157924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51060975A Expired JPS593087B2 (ja) | 1976-05-26 | 1976-05-26 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593087B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01238793A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-22 | Toto Ltd | 管の接続構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6233467Y2 (ja) * | 1980-02-12 | 1987-08-27 |
-
1976
- 1976-05-26 JP JP51060975A patent/JPS593087B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01238793A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-22 | Toto Ltd | 管の接続構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52144787A (en) | 1977-12-02 |
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