JPS5930547B2 - 層間接着強度の改良された積層体 - Google Patents

層間接着強度の改良された積層体

Info

Publication number
JPS5930547B2
JPS5930547B2 JP15937477A JP15937477A JPS5930547B2 JP S5930547 B2 JPS5930547 B2 JP S5930547B2 JP 15937477 A JP15937477 A JP 15937477A JP 15937477 A JP15937477 A JP 15937477A JP S5930547 B2 JPS5930547 B2 JP S5930547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
weight
propylene
polymer
modified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15937477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5490378A (en
Inventor
忠行 大前
正経 近藤
元 西原
満幸 岡田
正志 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP15937477A priority Critical patent/JPS5930547B2/ja
Publication of JPS5490378A publication Critical patent/JPS5490378A/ja
Publication of JPS5930547B2 publication Critical patent/JPS5930547B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定の成分および組成からなる接着性オレフィ
ン系重合体組成物と、金属およびオレフィン系重合体の
中から選ばれた基材の少くとも二層構造からなる層間接
着強度の改良された積層体に関するものである。
従来から各種金属や高分子材料の被覆剤および積層接着
剤の一つとしてポリエチレンやポリプロピレンのような
ポリオレフィンにアクリル酸や無水マレイン酸のような
不飽和カルボン酸をグラフトさせた変性ポリオレフィン
が知られている。
また、これらの接着剤と基材とからなる積層体は各種の
包装材料、建築材料、電気部品、車輌部品、家具その他
の工業材料として数多くの分野にお(・て広く用(・ら
れて(・ることも周知のごとくである。例えば、金属と
ポリオレフィンとの積層接着剤として無水マレイン酸で
変性したポリプロピレンを用いる方法(特公昭42−1
0757号)および不飽和モノカルボン酸で変性したポ
リプロピレン(特公昭45−27235号)が知られて
いる。また、銅との接着性を改良する目的で、不飽和カ
ルボン酸で変性したポリオレフィンとエチレン−プロピ
レン共重合体ゴムなどのエラストマーとの混合物を用い
る方法(特開昭50−29659号)が提案されている
。しかしながら、使用する基材の種類によつては、その
接着界面における接着強度は必ずしも十分なものではな
い。
とくに、上記のような接着剤を異種基材間の接着剤に用
〜・た場合、各層間の接着力が大きく異なることが多く
、いずれかの界面が剥離しやす(・と(・う欠点があり
、その改善が望まれて(・る。本発明者らは、このよう
な欠点を改良し、とくに金属とポリオレフィンに対して
優れた接着性を有する樹脂について鋭意検討を進めてき
た結果、不飽和カルボン酸類によつて変性されたプロピ
レン系重合体と、エチレン系重合体および非結晶性プロ
ピレン系重合体を特定の割合で配合した組成物を接着剤
として用〜・ると層間の接着力が飛躍的に向上すること
を見い出し本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は不飽和カルボン酸類によつて
変性されたプロピレン系重合体を含有するポリオレフイ
ン系接着性樹脂組成物と、金属およびオレフイン系重合
体から選ばれた基材の少くとも二層からなる層間接着力
の優れた積層体を提供することにある。本発明において
該接着性樹脂組成物を用℃・た場合、とくに低温で接着
が容易であり、しかも非常に広汎な接着条件に亘つて極
めて強固な接着力が得られる。さらに、本発明にお(・
て得られた積層体は大きな環境条件の変化に対しても安
定で、かつ強固な層間接着力を有す。
このように、本発明の積層体は優れた特性を有しており
、その工業的利用価値は高く、前述のような各種産業分
野に寄与するところは大である。
本発明は、結晶性プロピレン系重合体の少くとも一部分
が不飽和カルボン酸およびその無水物から選ばれた単量
体の1種または2種以上で変性され、かつ、該単量体成
分を0.005〜20重量%含有する変性プロピレン系
重合体(a)と、非結晶性プロピレン系重合体(b)な
らびに必要に応じて用℃・られるエチレン系重合体(c
)とからなる組成物であつて、それぞれの関係が(1)
式および(2)式で表わされる接着性樹脂組成物(4)
と、金属およびオレフイン系重合体の中から選ばれた基
材(B)の少くとも二層構造からなる層間接着強度の改
良された積層体に関するものである。本発明にお℃・て
、組成物の構成成分の一つとして用℃・られる変性プロ
ピレン系重合体(a)のベースである結晶性プロピレン
系重合体は、プロピレン単独重合体およびプロピレンを
主成分とする共重合体から選ばれたものである。
これらのうちの共重合体には、たとえばプロピレン−エ
チレン共重合体、ブロピレンーブテン一1共重合体等が
挙げられる。これらの共重合体はランダムおよびプロツ
クのいずれの形のものも使用できる。また、変性プロピ
レン系重合体(a)には、そのベースである未変性の結
晶性プロピレン系重合体を包含しうる。
これらの結晶性プロピレン系重合体は、一般にチーグラ
ーナツタ系触媒により溶媒の存在下または不存在下に製
造されたもののうち、結晶性重合体を主成分とするもの
である。不飽和カルボン酸およびその無水物としては、
アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸およ
びその無水物、イタコン酸およびその無水物、シトラコ
ン酸およびその無水物、ハイミツク酸およびその無水物
等が例示される。
また、ジカルボン酸類にあつてはそのモノエステルおよ
びモノアミド等のカルボン酸誘導体も含まれる。これら
のうち、とくにアクリル酸、メタクリル酸および無水マ
レイン酸類が好まし℃・oさらに必要に応じて、他の重
合性単量体を組合わせて用℃・ることもできる。
変性プロピレン系重合体(a)は、上記の結晶性プロピ
レン系重合体と不飽和カルボン酸およびその無水物から
選ばれた単量体とを公知の(・わゆるグラフト反応をさ
せることによつて製造することができる。
たとえば、ラジカル重合開始剤の存在下または不存在下
に不飽和カルボン酸類を押出機、バンバリーミキサ一等
の溶融混練機を用℃・て溶融状態で反応させる方法ある
℃・はラジカル重合開始剤の存在下、溶媒中で反応させ
る方法などが適用できる。変性プロピレン系重合体(a
)中の不飽和カルボン酸およびその無水物の含有量は、
一般的には0.005〜20重量%、好ましくは0.0
1〜10重量%の範囲である。
なお、変性プロピレン系重合体とそのベースである未変
性プロピレン系重合体とを任意の割合で混合したものも
、不飽和カルボン酸類の含有量が上記の範囲となるもの
であれば変性プロピレン系重合体(a)として用いるこ
とができる。ここで、不飽和カルボン酸およびその無水
物の含有量は結晶性プロピレン系重合体と反応して結合
して(・るものの量を意味し、該変性反応過程で必然的
に生成する不飽和カルボン酸類の単独重合体の量は除外
したものである。しかし、これらの単独重合体は変性重
合体に組成物として含まれていてもよく、また除外した
ものであつてもよ℃・oなお、上記の不飽和カルボン酸
およびその無水物の含有量が0.005重量%よりも少
ないと金属や無機材料あるいは極性基を有する高分子材
料に対して接着効果が発揮されず、一方20重量%を超
えるとポリオレフインとの相溶性が悪くなる傾向にある
ばかりでなく、その製造が困難である。また、変性重合
体(a)のメルトインデツクスの好ましい範囲は0.1
〜100である。非結晶性プロピレン系重合体(b)と
しては、非結晶性ポリプロピレン、非結晶性プロピレン
−エチレン共重合体、非結晶性プロピレン−ブテン−1
共重合体等、非結晶性ポリプロピレンおよびプロピレン
を主成分とする非結晶性プロピレン共重合体が例示され
る。
これらのうち、非結晶性プロピレン−エチレン共重合体
が好ましく、特に非結晶性プロピレンーエチレンプロツ
ク共重合体が好まし℃・oまた、これらの共重合体は必
要に応じて単独にまたは混合して用いることができる。
これらの非結晶性プロピレン系重合体&ζ一斂チーグラ
ーナツタ系触媒によつてバルクまたは溶媒の存在下にプ
ロピレンを重合または、これを重合性単量体とを共重合
させて得られる重合体のうち、溶媒可溶部廓から回収さ
れる非結晶性重合体を主成分とするものである。なお、
メルトインデツクスは0.1〜100の範囲のものが好
ましv′−o上記の重合体、(a)および(b)に゛対
して必要に応じて用℃゛られるエチレン系重合体(c)
は、エチレン単独重合体およびエチレンを主成分とする
共重合体から選ばれたものである。これらのうち、エチ
レンを主成分とする共重合体には、たとえばエチレンと
酢酸ビニルのようなビニルエステルとの共重合体および
それらのケン化物エチレンと(メタ)アクリル酸のよう
な不飽和カルボン酸共重合体およびその金属塩;エチレ
ンと(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸グ
リシジルのような(メタ)アクリル酸エステルこの共重
合体;エチレンとプロピレンのようなオレフインとの共
重合体:およびこれらエチレン系重合体のグラフト、付
加ある〜゛は置換反応等による変性物;ならびに上記各
種エチレン系重合体の混合物が挙げられる。これらのう
ち、とくに高圧重合法によつて得られるポリエチレンお
よびエチレン共重合体が好ましい。つぎに、変性プロピ
レン系重合体(a)、エチレン系重合体(b)ならびに
必要に応じて用いられるエチレン系重合体(c)からな
る組成物は一般的にはバンバリーミキサ一や押出機で溶
融混練することによつて製造される。また、この組成物
は粉末、ペレツト、フイルム、シート等使用目的によつ
て(・かなる形状もとりうる。これらの重合体(a)、
(b)および(c)の好適な組成の関係は前記の(1)
式および(2)式で表わされる。こXで、各重合体成分
が前記(1)および(2)式で表わされる組成の範囲に
あるとき、これら各成分の相乗効果によつて接着性が著
しく改良される。
とくに、重合体(b)および(c)成分を併用すること
によつて低温度領域における接着性が改良され、かつ、
広汎な温度にお(・て優れた接着性を示す。この効果の
発現の理由につ(・ては明らかではな〜・が、樹脂のレ
オロジ一的性質が改良され、各種基材との親和性な℃・
しは密着性が増したことに起因するものと思われる。本
発明にお℃・て、基材(B)の一つとして使用されるオ
レフイン系重合体は、ポリオレフインおよびオレフイン
を主成分とする共重合体である。
これらの共重合体として、低、中、高密度ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリブテン−1などのモノオレフイ
ン重合体:エチレンープロピレン共重合体、エチレンー
プロピレンーエチリデンノルボネン共重合体、エチレン
ープロピレンージシクロペンタジエン共重合体、エチレ
ンーブテン一1共重合体、エチレン−ブタジエン共重合
体などのエチレンとモノオレフインまたはジオレフイン
との共重合体;エチレンと酢酸ビニルのようなビニルエ
ステルとの共重合体およびそのケン化物、エチレンと(
メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸グリシジ
ルなどの(メタ)アクリル酸エステ,ルとの共重合体、
エチレンと(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸などの
不飽和カルボン酸およびその無水物との共重合体および
その金属塩などのエチレンとビニル、ビニリデンまたは
ビニレン単量体との共重合体;ブタジエン、イソプレン
、クロロプレンなどの共役ジオレフインとスチレン系単
量体、アクリロニトリル系単量体、アクリル酸や無水マ
レイン酸のような不飽和カルボン酸類、(メタ)アクリ
ル酸エステルなど各種ビニル、ビニリデンまたはビニレ
ン単量体との共重合体;およびこれらオレフイン系重合
体のグラフト、付加または置換等による変性物:ならび
に上記各種オレフイン系重合体の混合物が挙げられる。
これらのうち、とくにポリエチレン、ポリプロピレンお
よびエチレン−プロピレン系共重合体が好ましく、また
接着性をより(・つそう改良するためこれらの基材をコ
ロナ処理、オゾン処理、アンカーコート処理等一般的方
法によつて表面処理したものを用いることもできる。つ
ぎに本発明で使用されたもう一つの基材である金属は周
期律表1−B1−B1−B1、および族の金属の中から
選ばれた単体またはこれらを一成分とする合金である。
好適な金属はアルミニウム、鉄、ニツケル、コバルト、
クロム、亜鉛、スズ、金、銀、銅などであり、また黄銅
、炭素鋼、不銹鋼、ジユラルミンなどそれらの金属の合
金およびトタン、ブリキなどの鉄の表面処理品である。
本発明を有効に実施するにあたり、金属表面はまず注意
深く浄化され、油分や汚れその他の有機物の残渣を除く
ことが好ましく、また金属表面の一般的処理に用℃・ら
れるクロム酸塩、リン酸塩などで表面処理を行なうと特
に強℃・接着力をうることができる。本発明の積層体は
公知の積層法または塗装法ある〜・は両者の組合わせな
ど任意の技術を適用して製造することができる。
たとえばフイルムの製造にお℃・ては押出コーテイング
法、ドライラミネート法および共押出成形法などが適用
できる。また金属の表面に接着性樹脂組成物のフイルム
を置き、加熱して接着する方法、これと同様に金属の表
面に該共重合体を粉末または溶液で塗装後加熱して接着
する方法、流動浸漬法、さらにこれらの基材と基材また
は他の基材との間に該共重合体を介在させ加熱圧着させ
る方法などがある。接着は一般に140〜3・00℃で
行なわれる。本発明の接着性樹脂組成物囚と基材(B)
からなる積層体は、利用目的に応じてこれら接着性樹脂
組成物囚と基材(8)との二層構造体ないしは接着性樹
脂組成物(4)を介してその両面に同種または異種の基
材(B)を積層させ、多層構造体とすることができる。
さらに必要に応じこれらの積層体に他の高分子材料また
は無機材料を積層させることもできる。なお、本発明の
接着性樹脂組成物および被着体である基材に対し、必要
に応じて安定剤、可塑剤、滑剤、界面活性剤、発泡剤、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム
、石こう、シリカ、アルミナ、タルク、ガラスなどの充
填剤、顔料等の着色剤その他の添加剤ならびに他の高分
子化合物を混合することができる。以下に本発明を実施
例によつて説明するが、本発明はこれによつて限定され
るものではな℃・。
なお、実施例で示した各測定値は、それぞれ次の方法に
よつて測定した値である。(1)メルトインデツクス(
MI) JISK−6758−1968に準拠して測定した。
測定値の単位は7/10mである。(2)金属との接着
強度JISK−6854およびJISK6 848に準拠し、厚さ0.3m71Lの金属板との間に
厚さ100μの樹脂フィルムをはさみ、特にことわりの
な℃・かぎり190℃、10kg/Crif.の条件下
に5分間加熱圧着したものから、巾25U1Lの試験片
を作製し、インストロン型引張試験機で引張強度200
1L7!L/WLl温度20℃で180張剥離強度を測
定した。
(3)アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(N
BR)およびポリエチレンとの接着強度試験片を補強す
るため、厚さ0.3詣のアルミニウム板を用(・、この
土に厚さ100μの接着性樹脂組成物フイルム、つ(・
で厚さ1mmf)NBRおよび厚さ100μの樹脂組成
物フイルム、最後に厚さ0.11Uのアルミニウムの順
に重ね合わせ、150℃、10Kg/Crliで5分間
加熱圧着したものから、巾25muの試験片を作製した
4一の試験片にお(・て、厚さ0.1U1のアルミニウ
ムを用〜・た側の接着層の1801剥離強度を上記(2
)と同一条件下に測定した。
(4)エチレン−プロピレン系共重合体ゴム(EPDM
)および結晶性ポリプロピレンとの層間接着強度厚さ2
mmのタルク50重量%含有結晶性ポリプロピレンシー
トと厚さ1mmf)EPDMシートの間に厚さ100,
の樹脂組成物フイルムを介在させ、150℃、10k9
/Cr!iで5分間加熱圧着したものから巾25mmの
試験片を作製し、上記(2)と同一条件下に1800剥
離強度を求めた。
実施例 1結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合
体にアクリル酸をグラフトさせて得られた変性重合体(
MI36、エチレン含有量3重量%、グラフトしたアク
リル酸含有量1.6重量%、アクリル酸単独重合体含有
量0.7重量%)75重量%および非結晶性プロピレン
ーエチレンプロツク共重合体(MI3、エチレン含有量
12重量%)25重量%からなる樹脂組成物より成形さ
れたフイルムとアルミニウムとの接着力を加熱圧着法に
より、温度145〜210℃、圧力2〜20k9/Cd
および時間1〜10分間の範囲で変えて試験した。
これらの結果を第1表に示す。比較例 1 実施例1で用〜・た変性重合体を単独で用(・た以外は
実施例1と同一条件下にアルミニウムに対すミ※る接着
力を試験した。
これらの結果を第1表に示す。以上、第1表から明らか
なように、本発明の接着性樹脂組成物を用℃・た場合、
接着が極めて容易で、かつ、広汎な接着条件において非
常に優れた接着強度を有して℃・ることがわかる。
なお、非結晶性プロピレンーエチレンプロツク共重合体
を単独で用いた場合には、いずれの条件でもほとんど接
着せず容易に剥離した。つ 実施例 2〜5 実施例1で用℃・た変性重合体に非結晶性プロピレンー
エチレンプロツク共重合体をそれぞれ10、20、30
および50重量%加えた樹脂組成物のフイルムとアルミ
ニウム、鋼、銅、ブリキおよび5真鍮との接着力を試験
した結果を第2表に示す。
比較例 2〜4 実施例2にお℃・て、変性重合体を単独で用いた場合お
よびこれに非結晶性プロピレン−エチレンOランダム共
重合体をそれぞれ1および80重量%加えた組成物を用
℃・た場合の結果を実施例2〜5と比較して第2表に示
す。
実施例 6 実施例1で用〜・た変性重合体20重量%、結晶性ポリ
プロピレン(MI3)50重量%および非結晶性プロピ
レンーエチレンプロツク共重合体30重量%からなる樹
脂組成物を用いた以外は実施例2で用(・た各種金属と
の接着力を試験した。
これらの結果を第2表に示す。比較例 5〜7 実施例3において使用した変性重合体と結晶性ポリプロ
ピレンとの同一組成からなる変性重合体成分を単独に用
いた場合、およびこれに非結晶性プロピレンーエチレン
プロツク共重合体をそれぞれ1および80重量%加えた
組成物を用いた場合の結合を実施例3と比較して第2表
に示す。
以上、第2表に示した結果から、本発明の接着性樹脂組
成物と各種金属からなる積層体はいずれも優れた接着力
を示して(・ることがわかる。実施例 7〜9結晶性ポ
リプロピレンに無水マレイン酸をグラフトして得られた
変性重合体(MI24、無水マレイン酸含有量0.5重
量%)に非結晶性プロピレン−エチレンランダム重合体
(MIl5、エチレン含有量10重量%)と低密度ポリ
エチレン(密度0.92、MI2)の1/1(重量比)
混合物をそれぞれ10125および50重量%加えた樹
脂組成物とアルミニウム、鋼、アクリロニトリルブタジ
エン共重合体ゴム(NBR)との接着力を調べた。
これらの結果を第3表に示す。比較例 8〜10 実施例7〜8で用(・た変性重合体を単独で用℃・た場
合およびこれに非結晶性プロピレン−エチレンランダム
共重合体と低密度ポリエチレン1/1の混合物をそれぞ
れ1および80重量%加えた組成物を用いた場合の結果
を実施例7〜9と比較して第3表に示す。
実施例 10〜12 それぞれ実施例7〜9で用(・たと同一組成の変性重合
体、非結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体お
よび低密度ポリエチレンからなる樹脂組成物を用い、こ
れをエチレンープロピレンーェチリデンノルボネン共重
合体ゴム(EPDM)とタルク50重量%を配合した結
晶性ポリプロピレンとの間に介在させ、加熱圧着して得
られた積層体の接着力を調べた。
これらの結果を第4表に示す。比較例 11〜13 それぞれ比較例8〜10で用℃・たと同一の変性重合体
および樹脂組成物を用い、これを実施例10〜12と同
様の基材間に介在させ、加熱圧着して得られた積層体の
接着性を調べた。
これらの結果を実施例10〜12と比較して第4表に示
す。以上、第4表の結果から、本発明のEPDM/接着
性樹脂組成物/タルク含有結晶性ポリプロピレンからな
る積層体は、それぞれの接着界面にお〜・てバランスの
とれた接着力を示しており、また、比較例に比べて優れ
た接着力を有して〜・ることがわかる。
実施例 13 結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体に無水マ
レイン酸をグラフトして得られた変性重合体(MI4l
エチレン含有量3重量%、無水マレイン酸含有量0.2
重量%)に非晶性プロピレンーエチレンプロック共重合
体(MI2、エチレン含有量15重量%)25重量%加
えた組成物を用いてアルミニウムとの接着性を調べた。
この結果、剥離強度は21kg/2511であつた。な
お、比較のために上記の変性重合体単独物とアルミニウ
ムとの接着性を調べたが、剥離強度は12kg/25u
巾であつた。実施例 14 実施例13で用いた変性重合体15重量%に結晶性プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体(MI2、エチレン
含有量5重量%)60重量%を加え、無水マレイン酸含
有量を0.04重量%としたものに、さらに実施例13
で用いた非結晶性プロピしツーエチレンプロツク共重合
体25重量%を加えた組成物のアルミニウムに対する接
着性を調べた。
この結果、剥離強度は12kg/25mTL巾であつた
。なお、比較のため、上記にお(・て非結晶性プロピレ
ンーエチレンプロツク共重合体を添加しないものとアル
ミニウムとの接着性について調べたが、剥離強度は61
<g/25m!巾であつた。比較例 14実施例13で
用℃・た変性重合体0.75重量%に実施例13で用い
た結晶性プロピレンーエチレンランダム共重合体74.
25重量%を加え、無水マレイン酸含有量を0.002
重量%としたものに、さらに実施例14で用いた非結晶
性プロピレンーエチレンプロツク共重合体25重量%を
加えた組成物のアルミニウムに対する接着性を調べた。
この結果、接着力が弱く手で容易に剥離するものしか得
られなかつた。実施例 15 実施例13で用℃・た変性重合体に非結晶性プロピレン
ーエチレンプロツク共重合体(MI5、工チレン含有量
12重量%)20重量%およびエチレンー酢酸ビニル共
重合体(Mエ7、酢酸ビニル含有量5重量%)5重量%
を加えた組成物を用(・、低密度ポリエチレン(MI2
、密度0.92)との接着性を調べた。
この結果、剥離強度は17kg/25m7n巾であつた
。比較例 15 実施例15において、変性重合体を単独で用〜・た場合
の低密度ポリエチレンとの接着性を調べた結果、剥離強
度は5kg/ 25mm巾であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 結晶性プロピレン系重合体の少くとも一部分が不飽
    和カルボン酸およびその無水物から選ばれた単量体の1
    種または2種以上でグラフトされ、かつ、該単量体成分
    を0.005〜20重量%含有する変性プロピレン系重
    合体(a)と、非結晶性プロピレン系重合体(b)なら
    びに必要に応じて用いられるエチレン系重合体(c)か
    らなる組成物であつて、それぞれの組成の関係が(1)
    式および(2)式((a)/(a)+(b)+(c))
    ×100=50〜95重量%(1)((b)/(b)+
    (c))×100=10〜100重量%(2)で表わさ
    れる接着性樹脂組成物(A)と、オレフィン系重合体お
    よび金属の中から選ばれた基材(B)の少くとも二層構
    造体からなる層間接着強度の改良された積層体。
JP15937477A 1977-12-28 1977-12-28 層間接着強度の改良された積層体 Expired JPS5930547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937477A JPS5930547B2 (ja) 1977-12-28 1977-12-28 層間接着強度の改良された積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937477A JPS5930547B2 (ja) 1977-12-28 1977-12-28 層間接着強度の改良された積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5490378A JPS5490378A (en) 1979-07-18
JPS5930547B2 true JPS5930547B2 (ja) 1984-07-27

Family

ID=15692419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15937477A Expired JPS5930547B2 (ja) 1977-12-28 1977-12-28 層間接着強度の改良された積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5930547B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741952A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Idemitsu Kosan Co Resin-metal laminate
JPS59159843A (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 Sumitomo Chem Co Ltd 接着性ポリオレフイン系樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5490378A (en) 1979-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3131695B2 (ja) 積層構造物の製造方法
JPS6127427B2 (ja)
JPH037746A (ja) ポリオレフィンおよびポリスチレンのグラフトブロックコポリマーの接着剤ブレンド
KR910005563B1 (ko) 올레핀중합체의 말레산무수물 그라프트중합 혼합물
WO2001018141A1 (en) Low activation temperature adhesive composition with high peel strength and cohesive failure
JP2571271B2 (ja) 積層体
JPS5814459B2 (ja) 接着性樹脂組成物
JPS6011056B2 (ja) 変性エチレン重合体組成物
JPS5930547B2 (ja) 層間接着強度の改良された積層体
JPS6114272A (ja) 接着性ポリエチレン組成物及びその金属積層体
JPH04320440A (ja) 接着性樹脂組成物
JPS629135B2 (ja)
JPS5853438A (ja) 金属積層体
JPH0157673B2 (ja)
JP7505494B2 (ja) ポリオレフィン系接着剤組成物及び積層体
JP5019678B2 (ja) 高周波融着性に優れたシール材料
JPH0368640A (ja) 接着用樹脂組成物
JP3512922B2 (ja) 積層体
JP3524173B2 (ja) 変性高ニトリル共重合体およびその積層体
JPH02273231A (ja) 常温用複合型制振材料
JP2518564B2 (ja) 多層積層構造材
JPH0128770B2 (ja)
JPS5967048A (ja) 積層体
JPS6031350B2 (ja) 接着剤組成物
WO2021106576A1 (ja) ポリオレフィン系接着剤組成物及び積層体