JPS593047Y2 - 間仕切りパネルに使用される支持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は間仕切りパネルに使用される支持具さらに詳
述するならば、パネルで建物内を間仕切りする際、その
パネルを床に固定する支持具に関する。

この種のパネルを床に固定するものとして、従来のイン
サート型固定具およびコンクリート鋲型固定具は、間仕
切り変更に伴なうパネル移動に不便であり、また、従来
のスタンド型支持具はパネルの固定に不充分であり、さ
らに、従来のアジャスト型支持具は壁体への適応を容易
にするため、調節ボルトを使用するスライド方法を採用
しているが、床への固定に多数のねじを使用するので取
り付けが厄介である。

この考案の目的は、壁体に関連して、パネルを床に取り
付けることを容易にし、間仕切り変更に伴なうパネル移
動を便利にし、緩み止めを施こされ、パネルを床に確実
に、かつ、強固に固定するところの間仕切りパネルに使
用される支持具の提供にある。

以下、この考案に係る間仕切りに使用される支持具の望
ましい具体例について、図面を参照して説明する。

第１および第２図は、建物内における間仕切りパネル３
０に適用されたこの考案の間仕切りパネルに使用される
支持具１０を示している。

その支持具１０は、フイシャ・プラグ３１およびねじ３
２を介して、床６０に固定された架台１１と、そのパネ
ル３０の下端に固定されたパネル受け１２と、その架台
１１の支柱部分とそのパネル受け１２との間に介在され
、そのパネル３０の高さ調整を可能にするアジャスタ１
３と、その架台１１のねし部１７およびそのアジャスタ
１３のボルト頭部２７およびねじ部を隠し、そのアジャ
スタ１３の緩み止めをなすスリーブ１４とを含んでいる
。

架台１１は、上端に開口されたねし穴１６を形成した支
柱部分を備え、また、その支柱部分の上端側に外周面に
ねじ部１７を形成している。

さらに、その架台１１は、ねじ３２を貫通する孔１８を
底壁１５に形成している。

パネル受け１２はパネル３０の下端を受けるウェブ１９
と、そのウェブ１９の下面に一体的に形成された一対の
フランジ２０．２１と、フランジ２０．２１に一体的に
形成されたリップ２２．２３とを含み、横断面をリップ
・チャンネル形に構成されている。

そのように構成されるパネル受け１２は、ねじ３３．３
４によって、パネル３０の下端に固定される。

また、そのパネル受け１２には、取付はフランジ２４が
そのウェブ１９の一方の側縁において、そのウェブ１９
の上面に一体的に形成され、そのパネル受け１２がパネ
ル３０の下端に取り付けられるとき、その取付はフラン
ジ２４は、ねじ３４によって、そのパネル３０に固定さ
れるように構成されている。

従って、そのパネル受け１２は、その取付はフランジ２
４に協働されて、そのパネル３０に強固に取り付けられ
る。

架台１１とパネル受け１２との間に介在されるアジャス
タ１３は、ねじ切りされたステム２５と、そのステム２
５の一端に一体的に形成されたフランジ２６と、そのフ
ランジ２６側の所定の位置において、そのステム２５に
形成されたボルト頭部２７とより構成されている。

そのステム２５はその架台１１の支柱部分に形成された
ねし穴１６にねじ込まれ、その架台１１に対してアジャ
スタ１３を上下動可能にしている。

また、フランジ２６はパネル受け１２に受は入れられ、
アジャスタ１３がボルト頭部２７にかけられたスパナ−
（図示せず）によって回転され、上方に移動されるとき
、パネル受け１２を介してパネル３０を上方に持ち上げ
、また、アジャスタ１３が下方に移動されるとき、リッ
プ２２．２３に引っ掛かり、パネル受け１２を介してパ
ネル３０を下方に引き下げる。

スリーブ１４はその架台１１のねじ部１７にはめられ、
その架台１１．すなわち、支柱部分に対して上下方向に
移動される。

すなわち、アジャスタ１３がボルト頭部２７にかけられ
たスパナ−によって回転され、パネル３０がその架台１
１の支柱部分に対して位置調整されその架台１１の支柱
部分にセットされた後スリーブ１４は回転されリップ２
２．２３に当るまで上方に移動され、さらに、上方に移
動するように回転され、アジャスタ１３に協働されて架
台１１にパネル３０を固定し、アジャスタ１３の緩みを
阻止する。

このスリーブ１４は常態で、上方に移動されているので
アジャスタ１３を隠し、支持具１０全体の外観仕上りを
良好にしている。

次に、上述の支持具１０を複数個使用して間仕切りパネ
ル３０を床６０に固定する手順について述べるに、先ず
、床上の所定の個所に複数の架台１１を適宜の間隔を置
いて固定する。

勿論、その架台１１は床６０に埋め込まれたフイシャ・
プラグ３１とそのプラグ３１にねじ込まれるねじ３２と
によって、床６０に固定される。

次いで、それら架台１１にアジャスタ１３を適宜の高さ
までねじ込み、引き続いて、その架台１１の支柱部分に
スリーブ１４をはまりあわせ、特に、スリーブ１４の上
端がアジャスタ１３のボルト頭部２７より下方に位置さ
れるまで、架台１１にスリーブ１４をはまりあわせる。

他方、パネル３０の下端に複数のパネル受け１２を架台
１１の間隔に相当する間隔で個定する。

それらパネル受け１２は勿論、ねじ３３．３４によって
、パネル３０の下端に固定される。

そのような取付は準備の後において、パネル受け１２の
溝にアジャスタ１３のフランジ２６を嵌め込み、アジャ
スタ１３間にパネル３０を載せる。

次に、各アジャスタ１３のボルト頭部２７にスパナ−を
かけ、アジャスタ１３をまわし、その架台１１の支柱部
分に対してアジャスタ１３を上下方向に移動し、それに
伴って、パネル３０を上下方向に移動して、パネル３０
の高さを調整する。

そのように、パネル３０の高さ調整が済むと、各架台１
１にはまりあわせられたスリーブ゛１４をまわし、スリ
ーブ１４を架台１１の支柱部分に対して上方に移動し、
スリーブ１４の上端をパネル受け１２のリップ２２、２
３に押し付け、パネル３０をその架台１１に固定し、パ
ネル３０の取付は作業を終了する。

前述の支持具１０におけるパネル受け１２は、パネル３
０の下端に渡って伸長するように構成することも可能で
あり、その場合、パネル受け１２は、リップ２２．２３
に適宜の間隔で切欠きを形成し、パネル受けへのアジャ
スタ１３のフランジ２６嵌め込みを容易にする必要があ
る。

第３図は建物内における間仕切りパネル３０に適用され
たこの考案の変形された間仕切りパネルに使用される支
持具４０を示すもので、この支持具４０は、前述の支持
具１０において、パネル受け１２を変形している。

すなわち、この支持具４０のパネル受け４１は、パネル
３０の下端に埋め込まれるウェブ４２と、そのウェブ４
２の下面に一体的に形成された一対のフランジ４３．４
４と、そのフランジ４３．４４に一体的に形成されたリ
ップ４５．４６とより横断面チャンネル形に、換言する
ならば、リップ付きの横断面チャンネル形に構成されて
いる。

そのウェブ４２は、前述の支持具１０におけるウェブ１
９と同様に、ねじ３３によって、パネル３０の下端に固
定される。

また、そのリップ４５．４６はフランジ４３．４４の両
側に突出するようにして、そのフランジ４３．４４の先
端に一体的に形成され、リップ内側縁をアジャスタ１３
のフランジ２６に引っ掛は得るようにしている。

このパネル受け４１には、取付はフランジ４９．５０が
そのウェブ４２の両端縁、すなわち、リップ４５゜４６
０リップ外側縁４７．４８に一体的に形成され、そのパ
ネル受け４１がパネル３０の下端に取り付けられるとき
、その取付はフランジ４９．５０は、パネル３０の両パ
ネル面に位置され、その取付はフランジ５０は、また、
前述の支持具１０における取付はフランジ２４の場合と
同様に、ねじ３４によって、パネル３０の下端側におけ
るそのパネル３０のパネル面に固定される。

従って、そのパネル受け４１は、その取付はフランジ４
９．５０に協働されて、そのパネル３０に強固に取り付
けられる。

第３図において変形されなかった、支持具１０の他の構
成要素に対応する支持具４０の構成要素は同符号を付し
ている。

この支持具４０を使用してパネル３０を床６０に固定す
る作業もまた、支持具１０の場合に同様である。

如上の構成になるこの考案によれば、壁体に関連して、
パネルを床に取り付けることが容易になり、間仕切り変
更に伴うパネル移動が便利になり、その上緩み止めが施
され、パネルを床に確実、かつ、強固に固定することが
可能となり、殊に、ねじ部分がスリーブによって隠され
るので、間仕切りの外観仕上りが良好になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は建物内の間仕切りのためのパネルに適用された
この考案の間仕切りパネルに使用される支持具の側断面
図、第２図は第１図の２−２線に沿って示した断面図、
第３図は第１図に相当するこの考案の変形された間仕切
りパネルに使用される支持具の側断面図である。 １０．４０・・・・・・間仕切りパネルに使用される支
持具、１１・・・・・・架台、１２・・・・・・パネル
受け、１３・・・・・・アジャスタ、１４・・・・・・
スリーブ、１６・・・・・・ねじ穴、１７・・・・・・
ねじ部、１９・・・・・・ウェブ、２０．２１・・・・
・・フランジ、２２．２３・・・・・・リップ、２４・
・・・・・取付はフランジ、２５・・・・・・ステム、
２６・・・・・・フランジ、２７・・・・・・ボルト頭
部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端に開口されたねし穴および外周面に形成されたねじ
   部を有する支柱部分を備え、かつ、床に固定される架台
   と、 下方に開口する横断面リップ・チャンネル形に形成する
   ように、ウェブおよびそのウェブの下面に突出された一
   対のリップ付きフランジよりなり、そのウェブの上面に
   その間仕切りパネルを載せて固定するパネル受けと、 その支柱部分のねし穴にねじ込まれるように、ねじ切り
   されたステム、そのパネル受けに受は入れられ、そ・の
   パネル受けのリップに引っ掛けるように、そのステムの
   一端に形成されたフランジ、およびそのフランジ側の所
   定の位置において、そのステムに形成されたボルト頭部
   よりなるアジャスタと、 その支柱部分のねし穴にねじ込まれたそのアジャスタを
   介して、その架台に連結されたそのパネル受けに接する
   ようにして、その支柱部分のねじ部にはめられるスリー
   ブ とを含む間仕切りパネルに使用される支持具。