JPS5930039Y2 - 可倒堰の倒伏装置 - Google Patents

可倒堰の倒伏装置

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JPS5930039Y2
JPS5930039Y2 JP16469279U JP16469279U JPS5930039Y2 JP S5930039 Y2 JPS5930039 Y2 JP S5930039Y2 JP 16469279 U JP16469279 U JP 16469279U JP 16469279 U JP16469279 U JP 16469279U JP S5930039 Y2 JPS5930039 Y2 JP S5930039Y2
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JP
Japan
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lever
weir
shaped arm
float
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JP16469279U
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JPS5682032U (ja
Inventor
勝輝 松下
Original Assignee
豊国工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可倒堰に付加して、洪水等の増水時に可倒堰
を自動的に倒伏させる可倒堰の倒伏装置に関するもので
ある。
従来、河川または農業用水等の河道を横断する取水堰と
して可撓性袋状の堰が用いられてきた。
洪水等の増水時には、この堰に付設した倒伏装置をフロ
ート弁により操作することが行われている。
しかし、単にフロート弁を取付けたというだけで、調節
とか、安全性確保の手段は何も講じられていないもので
あった。
本願考案は、前記問題点を解決するためのもので、一定
範囲で回転するT字型アームを利用して、これにおもり
とフロートをワイヤーで゛吊り下げ、しかも、T字型ア
ームの第三の端の動作により制御されるようにてこを設
け、このてこには管路を開閉する弁体を設け、これによ
って、可倒壊の上流側の水位が一定値以上になったとき
可倒壊内部を大気に連通ずるようにした可倒堰の倒伏装
置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図に従って説明する。
第1図に示すように、可倒堰1は河川Aの河床に河道を
横断して設置されている。
可倒堰1は一端を大気に開口した通気管2の他端と連通
し、この通気管2の途中に設けたエア送入装置3、たと
えばブロアまたはニアコンプレッサーにより送り込まれ
た大気よりは高圧の空気が充満されている。
5は排気管であり、その一端は前記エア送入装置3と可
倒堰1との間にある通気管2に設けたエアタンク4に開
口しており、他端は大気に開[]シている。
排気管5の途中には、排気管5の管路の連通度を調整し
、可倒堰1の自動倒伏を可能にするフローI・弁装置6
が設けられている。
図中、7,8は手動バルブである。
エアタンク4は、手動バルブ7を閉じた状態の可倒堰1
からフロート弁装置6に至る閉塞した回路における空気
洩れを防ぎ、この回路内を常に一定の圧力で保持する機
能を有する。
本考案の実施例に係わるフロート弁6装置を第2図イ9
口について説明する。
可倒堰1のL流側Bと連通ずるコンクリ−1〜等からな
るフロート室9に、数本のポスト10が設はラレ、これ
らのポスl、10に固定した取付枠12上にフロー ト
室蓋11か゛位置し、両者をアンカーポル1〜13によ
ってフロー 1へ室9に一体に取付けられている。
フロート室蓋11の上には、コの字状の機器取付板14
が取付枠15に取付けられている。
16はT字型アームである。
このT字型アーム16は、機器取付板14の内側正面の
中央付近に、ナツト18により取付けられたボルト17
の軸部によって回転自在に支持されている。
そしてボルト17を支点として、等距離にある両腕部の
一方の端部において円筒状のフロート19をワイA−2
0でつり下げて支持し、他−Jjの腕部の端部において
おもり21をワイヤ22でつり下げて支持している。
T字型アーム16の平衡状態を保持するス1−ツバ−2
3は、機器取付板14に取付られ、この位置よりT字型
アーム16が右方向に回転しないように規制するととも
に、フロート19側の腕部の回転も規制し、これによっ
て、フロ・−ト19のF動を規制する。
図中、フロート19は′r字型アーム16の右側にあり
、おもり21は左側に位置するが、この支持位置は逆で
あってもよい。
この場合、ストッパー23の取付は位置は対応する左側
の位置となる。
T字型アーム16の第3の端部である上端部には、ボ/
Lト18と同方向にピン25が設けられ、このピン25
によっててこ受26は回転自在に支持されている。
てこ受26には、てこ27の−・端部が離脱自在に載置
されている。
てこ27は、その他端が自動倒伏切換弁28の頂部に固
定した座部29に取付けたブラケツ1−30を介してピ
ン31によって回転自在に支持され、フロート19の上
動に連動して左周りに回転可能となっている。
てこ27の支持の方法としては、図示例における支持位
置で機器取付板14に取付けたポルI〜の軸部によって
回転自在に支持する形態でもよい。
このてこ27の左周りの回転を行い易くするため、おも
り33がてこ受26側のてこ27の端部付近に取付けた
ワイヤ32によってつり1り゛げられている。
ワイヤ32は、機器取付板14の内側正面の右側下部付
近にボルト33′とナツト34によって取付けられた滑
車35に押し当てられて案内される。
自動倒伏切換弁28は、機器取付板14の内側右側面に
設けたザブプレー1〜36の内側の面に、数本のポルI
・37によって固定されている。
自動倒伏切換弁28は、ピン28 、39により右側の
位置にリンク40を介してつり下げられた弁体(図示し
てない)を有している。
この弁体の上下動によりサブプレート36内に設けた排
気管5a、5bを接続する管路(図示してない)の連通
度を調整できるようになっている。
エアータンク4側から来ている排気管5aと、一端が大
気に開D している排気管5bとは、サブプレー1−3
6の前記管路と接続するように継手41によって着脱自
在に取付けである。
次に、この実施例の作用について説明する。
いま、河川Aが増水して上流側Bの水位が丘かり続ける
と、フロート19側の水位も同時に上昇するので、フロ
ート19も浮力(こより−上昇する。
この上昇にともないおもり21が下方に下がり、T字型
アーム16はボルト17を支点として徐々に左周りに回
転する。
さらに上流側Bの水位が−Lがり続け、可倒堰1の上流
側Bの倒伏要求水位42に達すると、′r字型アー1.
16のてこ受26はてこ27の先端に達し、ついにはT
字型アーム16のてこ受26がてこ27がら離れ、そし
て、てこ27は、その一端がおもり33の重みにより下
方に引っ張られているので、ストッパー23に当たるま
で゛ビン31を支点どして左周りに回転される。
同時に、てこ27の他端は上方に向って傾斜し、コンク
40を介して自動倒伏切換弁28内の弁体(図示してい
な)を引上げて排気管5aと5bとを完全に連通させる
これによって可倒堰1内の空気は、その1−E力が大気
より高いため、その圧力差により排気管5aから排気管
5bに流れ、一部を町倒堰1内に残してほどんどが排出
する。
したがって可倒堰1は自動的に倒伏して1′のように収
縮する。
上流側水位が次第にFがると、フローl−19が下がり
、T′−″f−型アーム16は右面りに回転する。
この段階で人為的にてこ27をフ、1ヘツパー23の位
置から持ち上げ、てこ受26の−Lに載せて原位置に戻
すことにより、前記弁体は下がって原位置に戻り排気管
5 a 、5 bの連通を断つ。
しかる後、手動バルブ7を開放し、エア送入装置3を作
動し7て、収縮した可倒基1′内に大気より高圧の空気
を送り込むことによって、可倒基1を起立させて、河川
Aの上流側貯水位を所定水位24に保持する。
本考案は以上のように構成することにより、上流側水位
の上下変動を感じフロー 1・の浮力を利用して弁体を
操作することを利用したフロート弁装置を備えた可倒基
の倒伏装置なので、河川または農業用水の増水時に人為
的に操作することなく、無動力、無監視のもとで可倒基
を自動的に倒伏させることができる。
したがって、本考案に係わる装置を用いることにより、
洪水時等における可倒基自体の安全性を高めることがで
きる。
そして洪水時における河川または農業用水の氾濫を未然
に防止することができる。
しかも、T字型アームにフロートとおもりを吊り下げた
もので゛あるので゛、フロートは水に浮くものでなくと
も良く、またフロートは小さくても良く、フロートはワ
イヤーで゛吊り下げたものであるので、その長さが容易
に調節でき、倒伏要求水位の調節を容易に行うことがで
き、また、T字型アームに設けたてこ受は回転自在とし
であるので、てこに吊り下げるおもりは管路の開閉をつ
かさどる弁体を確実に作動するため重いものが要求され
るところ、該おもりが重くてもその作動は円滑である。
また、フロートとてこは、T字型アームに関連させてい
るため、T字型アームのてこ受とてこの先端との当接が
離脱すると、人為的にてこを復帰させない限り、弁体は
管路を閉じないので、可倒基が倒伏し、−L流水位が変
位しても、可倒基円の空気は排出された状態をそのまま
接続されるので安全である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は可倒基に本考案に係る倒伏装置を設けた回路図
、第2図イは本考案の実施例に係わるフロート弁の正図
面、第2図口は第2図イのII −II線からみた側面
図である。 1・・・・・・可倒基、2・・・・・・通気管、3・・
・・・・エアータンク、5・・・・・・排気管、6・・
・・・・フロート弁装置、9・・・・・・フロート室、
19・・・・・・フロート、21.33・・・・・・お
もり、16・・・・・・T字型アーム、17・・・・・
・ボルト、26・・・・・・てこ受、20゜21・・・
・・・ワイヤー、27・・・・・・てこ、28・・・・
・・自動倒伏切替弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に気体を充満させることによって起立し、前記気体
    を排出することによって収縮して倒伏する可倒堰を河道
    を横断するように設置し、該河道の前記可倒堰の上流側
    には、該上流側の水位の変動により作動し、該水位が一
    定値を超えたとき管路を大気に連通させるフロート弁装
    置を設けてなる、可倒堰の倒伏装置において、 前記フローI・弁装置は、中心部を回転自在に支持した
    T字型アームと、T字型アーム一端にワイヤを介して吊
    り下げたフロートと、T字型アームの他端にワイヤを介
    して吊り下げたおもりと、T字型アームの第三の端部に
    回転自在に設けられたてこ受と、中間を回転自在に支持
    された、一端を前記てこ受に当接し、他端を前記大気に
    連通ずる管路を開閉する弁体に連結してなるてこと、て
    こをてこ受に押圧するためのてこに設けたおもりと、 T字型アームの回転範囲を規制するストッパーと、 からなることを特徴とする可倒堰の倒伏装置。
JP16469279U 1979-11-28 1979-11-28 可倒堰の倒伏装置 Expired JPS5930039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16469279U JPS5930039Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 可倒堰の倒伏装置

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JP16469279U JPS5930039Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 可倒堰の倒伏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5682032U JPS5682032U (ja) 1981-07-02
JPS5930039Y2 true JPS5930039Y2 (ja) 1984-08-28

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ID=29675628

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16469279U Expired JPS5930039Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 可倒堰の倒伏装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198810A (ja) * 1984-10-18 1986-05-17 Hokoku Kogyo Kk 袋状堰の倒伏装置

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JPS5682032U (ja) 1981-07-02

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