JPS5929966A - 冷蔵・温蔵切換式の貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は物品を冷蔵、又は温蔵するため運転の切換えを
行なう冷蔵・温蔵切換式の貯蔵庫の改良に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点　　　□ 従来、この種の冷蔵・温蔵運転切換式の貯蔵庫としては
自動販売機が一般に知られているので、この従来の自動
販売機を第４図、第６図を参考に説明する。なお冷蔵に
ついては冷、温蔵については温と以下呼ぶこととする。

１１／ｉ断熱材２を有した自動販売機の本体で、この本
体１の庫内は、左右に仕切って二つの商品収納室３ａ、
　３ｂに区画されている。そして、各室３ａ、３ｂＫは
、それぞれ商品棚ａａ、　　４ｂが設けられている。又
、商品収納室３ａ、３．ｂにはビれぞれに冷却用のエバ
ポレータ５ａ、　　５ｂ、加熱用のヒータｅａ、ｅｂ及
び各室３ａ、３ｂに冷気、暖気を強制循環させる送風フ
ァン７ａ、７ｂが配置されている。そして各室３ａ、３
ｂに配置されたエバポレータ５ａ。

６ｂは互いに直列に接続され、電動圧縮機８．コンデン
サ９．第１のキャピラリチューブ１０ａ。

エバポレータ５ａ、　エバポレータ６ｂ、７□キュムレ
−タロＣを順次接続すると共に、前記エバポレ−タ５ａ
をバイパスする第２のキャピラリチューブ１０ｂを含ん
だバイパス回路１１を形成し、キャピラリチューブ１０
ａ、　　１ｏｂの入口部には、それぞれ電磁弁１２ａ、
１２ｂが配設されている。

前記電磁弁１２ａ、１２ｂは、冷・温運転の選択切換指
令に基づく電気信号で開閉されるものである。

上記構成において、商品収納室３ａ、３ｂが共に冷却運
転の場合は、電磁弁１２ａは開路、電磁弁１２ｂは閉路
され、冷媒は実線矢印の冷媒回路を流れ、商品収納室３
ａ、３ｂの両室を冷却していた。又、商品収納室３ａを
温蔵、商品収納室３ｂを冷蔵運転する場合は、電磁弁１
２ａを閉路、電磁弁１２ｂを開路することにより冷媒は
点線矢印の冷媒回路を流れ商品収納室３ｂのみを冷却運
転し、商品収納室３ａはヒータ６ａにより温運転される
。そして両室３ａ、　　３ｂ共に温蔵の場合は、電動圧
縮機８を停止し、ヒータｅａ、ｅｂにょシ両室３ａ、３
ｂが温運転される。

以上の様に、ヒータ６ａ、ｅｂ、圧縮機８．電磁弁１２
ａ、１２ｂを選択し、通電することにより、商品収納室
３ａ、　　３ｂは、冷−冷、温−冷、温−温の運転の組
合せが得られ、一台の自動販売機にて同時に冷商品と温
商品を販売することができるものであった。

しかしながら、冷−冷運転の場合に比べ冷Ｉ温運転の場
合では、圧縮機８の負荷が大幅に減少する為、冷−冷運
転時と冷−温運転時で冷媒の最適封入量が大きく異なる
現象が発生することが確認されている。このため冷−冷
、冷−温の両者とも同一の封入冷媒量とするにはエバポ
レータ６ｂの後に非常に大きなアキュムレータ６ｃを設
けることにより対処する必要があり、コストアンプ要因
となっていた。又冷・冷運転を基準として封入冷媒量を
決定した場合、冷・温運転すると冷媒不足現象が生じる
欠点がある。

発明の目的 本発明は、上記欠点をと９のぞき、冷−冷運転時と、冷
−温運転時における冷却負荷量の変動に伴ない冷却シス
テムの冷媒循環量を制御し安定した冷却システムを得る
ことを目的とするものである。

発明の構成 本発明は冷却システムのコンデンサの下流側に設置した
分流器の出口バイブの下流部に受液器を設けたもので、
冷−温切替時の低負荷運転時にこの受液器内に冷媒を溜
めることにより、システム内冷媒循環量を制御できるも
のである。

実施例の説明 以下、本発明の第１図から第３図を参考に説明するが冷
却システムが若干異なるだけなので、従来と同一のもの
については同一の番号を付して説明をする。冷却システ
ムの第１．第２のエバポレータ５ａ、６ｂ及びアキュム
レータ５ｃは直列に連結され電動圧縮機８．コンデンサ
９９分流器１３゜第１のキャピラリチューブ１０ａと接
続、され冷却システムを形成している。そしてコンデン
サ９は、フィンチューブ型コンデンサであり、ドライヤ
１４′を一体的に形成した分流器１３を接続している。

また前記分流器１３の上部の出口バイブ１３ａは、第１
のキャピラリチューブ１０ａに接続されている。そして
、前記分流器１３の前記出口バイブ１３ａよりも低い位
置の出口バイブ１３ｂには冷媒制御弁１６．受液器１６
．第２のキャピラリチューブ１０ｂが接続され、冷媒制
御弁１６が開路時に第１キャピラリチューブ１０ａ、第
１エバポレータ５ａをバイパスする様に、分流器１３内
の内容積を充分にとり、冷媒制御弁１６が開路時は必ず
第１キヤピラリチユーブ１０ａの入口部がガス冷媒とな
る様に構成している。前記受液器１５は断熱材２の外部
に設置し、分流器１３よりも低い位置に設置しており、
この受液器１５の内容積は冷−冷運転と冷−温運転のと
きの圧縮機８の負荷変動差に適する様に設定している。

上記構成における冷−温切換え動作について述べる。商
品収納室３ａ、３ｂが共に冷却運転である場合は、室３
ｂを制御する冷蔵用のサーモスタット（図示せず）にて
圧縮機８が運転制御される。

このとき、冷媒制御弁１６は、閉路されており、冷媒は
実線矢印の冷媒回路を流れ、エバポレータ５ａ、ｓｂを
冷却し、各室３ａ、ｓｂを冷却する。

すなわち冷媒は冷媒制御弁１６を閉路としているので、
分流器１３に液冷媒が溜シ出ロバイブ１３ａから液冷媒
が、第１キヤピラリチユーブ１０ａを通して、第１エバ
ポレータ５ａ内に流入していき（第３図矢印方向）、エ
バポレータ６ａ、　　６ｂを冷期］シ、各室３ａ、３ｂ
を冷却するものである。

次に商品収納室３ａを温蔵、室３ｂを冷蔵する場合につ
いて述べる。冷蔵と温蔵の切換スイッチ（図示せず）を
温蔵に切換ると加温用のヒータ６ａに通電されると共に
、冷媒制御弁１６が開路される。冷媒制御弁１６が開路
されると冷媒は点線矢印の冷奴回路を流れ、エバポレー
タ６ｂのみ冷却し、商品収納室３ｂを冷却する。このと
きの圧縮機８の冷凍負荷は冷−冷運転のときに比べ大巾
に減少する。このため冷−冷運転時の適正封入ガス量よ
りも冷−温運転時の適正冷媒封入量の方が、実験の結果
５ｏｙ程度少ない冷媒量となることが確認できており、
冷−冷運転時に適正冷媒量を決定した際には、冷−温運
転時には、圧縮機８に液バンクしてし壕うため、この余
剰分に相当する分だけ、冷媒制御弁１６の後に設けだ受
液器１５に溜めている。

すなわち、冷媒制御弁１６を開路としだとき分流器１３
により冷媒が気液分離され、出口、＋イブ１３ｂより液
冷媒のみが、冷媒制御弁１６．受液器１６を介して、第
２キヤピラリチユーブ１０ｂ側へ流れていく。まだこの
ときの受液器１５には液冷媒が溜り、余剰冷媒を受液器
１５によりストックしている。また、分流器１３の出口
バイブ１３ａに接続した第１キヤピラリチユーブ１０ａ
の入口部の冷媒の状態は第２キャピラリチー−プ１０ｂ
側へ冷媒が流れてガス状であり、かつ、第１キヤピラリ
チユーブ１０ａの抵抗は、第２キヤピラリチユーブ１０
ｂの抵抗よりも大きくなるので冷媒の大半は第２キャビ
ラリチー−ブ１ｏｂ内を流れ、第１キャピラリチューブ
１０ａ、第１エバポレータ６ａ側に流入する冷媒はガス
状であり流路抵抗が大きく、かつ、気体の密度は液体よ
りも著しく小さいだめ、第１エバポレータＢａＫ流入す
る冷媒量は非常に小さくなる。

そのため、冷媒制御弁１６を設けることなく点線矢印の
冷媒回路を形成し、第２エバポレータ５ｂを冷却し、室
３ｂのみの冷却運転となる。そして室３ａの方はヒータ
６ａと温蔵用のサーモスタット（図示せず）により加温
制御される。

まだ、冷−温運転から冷−冷運転に切替えた際には冷媒
制御弁１６が閉じることにより、受液器１６内の圧力は
低圧状態となり、かつ、通常は冷−温運転から冷−冷運
転に切替える季節は、春先の頃であわ、外気温が１０℃
前後の頃が普通であり、との受液器１６は断熱箱２の外
部に設置しているため、庫内の温度（通常は４〜５℃）
よりも高温となるため、受液器１６内の冷媒はすべて、
冷却システム内に流出してしまうので冷媒不足は起らな
い。

次に両室３ａ、　３ｂ共通温運転の場合は両室３ａ、　
　３ｂの切換スイッチ（図示せず）を温にすることによ
り、圧縮機が停止され、温ヒータ６ａ。

６ｂに通電され室３ａに設けられた温サーモスタット（
図示せず）にて両温ヒータ６ａ、　　６ｂが制御され、
両室３ａ、ｓｂが加温制御される。

以上の様にして、冷・温切換え制御をすることにより冷
媒回路を切換えると共に冷−冷運転時と冷−温運転時に
おける適正封入ガス量を制御できるので、アキーノ、レ
ータ５Ｃの大型化等必要とせず圧縮機の負荷変動に適し
た冷却システムを得ることが可能となり、冷温切換スイ
ッチを切換えるだけで商品収納室３ａ、　　３ｂは冷−
冷、温−冷。

温−温の運転の組合せが得られ、一台の自動販売機で同
時に冷商品と温商品を販売することができる。

尚、本発明は自動販売機にかぎらず２つのエバポレータ
を有しいずれか一方のエバポレータの冷媒流入を制御す
る冷却システムであれば同様の効果を得ることができる
。

発明の効果 本発明の貯蔵庫は、本体内に２室の貯蔵室を形成し、前
記２室に冷却用の第１．第２のエバポレータ、加温用ヒ
ータを夫々配置し、かつ冷蔵と温蔵の運転を切換る切換
スイッチを設け、前記２室に設置した第１．第２のエバ
ポレータを圧縮機、コンデンサ、分流器、第１キヤピラ
リチユーブと接続して冷却システムを形成し、前記分流
器の他方の出口バイブと冷媒制御弁、受液器及び第２キ
ャピラリチー−ブを順次介在接続し、前記２室のエバポ
レータの接続パイプに合流したものであるから、前記冷
媒制御弁を冷温切換スイッチにて開閉制御する様にした
ものであるから、冷温切換スイッチ１つで冷−冷、冷−
温、温−温の運転の組合せが得られ、一台の貯蔵庫で同
時に冷蔵した商品と温蔵した商品を販売することができ
るので操作が非常に簡単である。

１だ、貯蔵庫の運転状態は冷−冷運転状態の方がはるか
に多く、そのだめ最適冷媒封入量は冷−冷運転状態で決
定することができる。また、冷−温運転と比べ冷−冷運
転の方が最適冷媒封入量が多いが、冷−温に切替えた際
には、冷媒の余剰分に相当する分だけ、受液器に溜めら
れ冷−温運転時でも冷却サイクルで循環する冷媒の量は
最適量また、冷−温状態から冷−冷に切替えた際には、
冷媒制御弁が閉じることによシ受液器内圧力は低圧とな
るため、受液器内の冷媒は循環するシステム側へ流出し
、最適冷媒量となり、ガス不足は起らないのであらゆる
運転条件で安定した冷却サイクルが得られるという効果
が得られる。寸だ、冷−温状態から冷−冷状態に切換る
と第１エバポレータＩｌｌでの蒸発が大きくなるが受液
器に溜った冷媒が第２エバポレータへ流れるため第２エ
バポレータの冷却能力が極度に変化することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例における冷却ユニットの冷媒回
路図、第２図は冷−冷時の冷媒流状態を示す断面図、第
３図は冷−温時の冷媒の流れ状態を示す断面図、第４図
は従来の冷温切換式自動販売機の構成を示す正面図、第
５図は第４図における冷却ユニットの冷媒回路図を示す
。 １・・・・・・本体、３ａ、　３ｂ・・・・・・商品収
納室、４ａ。 ４ｂ・・・・・・商品棚、５ａ、　ｒｓｂ・・・・・・
第１．第２のエバポレータ、６ａ、ｅｂ・・・・・・ヒ
ータ、１０ａ・・・・・・第１のキャピラリチューブ、
１０ｂ・・・・・・第２のキャピラリチューブ、１３・
・・・・・分流器、１５・・・・・受液器、１６・・・
・・・冷媒制御弁。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１１
図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に２室の貯蔵室を形成し、前記２室に冷却用の第
   １．第２のエバボレヘタ、加温用ヒータを夫々配置し、
   かつ冷蔵と温蔵の運転を切換る切換スイッチを設け、前
   記２室に設置したエバポレータを圧縮機、コンデンサ、
   分流器、第１のキャピラリチューブ、第１のエバポレー
   タ、第２のエバポレータと接続して冷却システムを形成
   し、前記分流器の第１キヤピラリチユーブと接続される
   出口バイブよりも低い位置の出口バイブと冷媒制御弁、
   受液器及び第２のキャビラリチー−プを順次接続し、前
   記第２のエバポレータへ接続した冷蔵・温蔵切換式の貯
   蔵庫。