JPS5929495B2 - 手動ラベル操作装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はそれ自身接着性を持ったラベルを印刷し製作し
又貼付ける装置に関するものである。

このようなタイプの装置は即に米国特許第 ３．２６５，５５３号等から知られている。

従来からのこの種の装置においては、ハウジングにバン
ドルが設けられ又技術上、経済上或は審美上といった数
項目にわたる異なった規準（或は規格）を満足しなけれ
ばならず、これら共通した尊守事項はなかなか字られな
い上やたらに高価になっていたりしていた。

ハウジングは強力に作られ寸法的にも決ったものとなっ
ているが、これはハウジング内に組込まれた装置部分を
破損から守り且つハウジング内の部品を正確に収容し固
定しまたは取付けるために行われていた。

ハウジングは装置自体の重量を軽くするために軽量にさ
れる。

ハウジングの側壁は鋼板で作られているのが都合がよく
、このハウジング側壁には、スペーサ・ピンと、バンド
ル用のピボットシャフトと、揺動インク付は機構成はこ
れに類するものと、例えばラベル支持ストリップが巻き
戻されるための巻取りドラムを取付けるためのピボット
と、それぞれ印刷が施されたラベル上で回転する回動自
在の押圧ローラと、を受入れるための開口が形成されて
いる。

費用の関係上、ハウジングの側壁はできるだけ簡単なス
タンプ作動によって作られている。

装置の外側は見た目によく出来ており、鋭く張出した部
分はなく可能な限り滑らかな面になっていて、装置が清
潔を保つことができるようにしている。

本発明の目的は、上記各種の規格を経済的に満足せしめ
たバンド（手動）タイプのラベル操作装置を提供するこ
とである。

この目的は、本発明において、互いに対向した二つの平
行な自由縁を含む各側壁又はハウジングにより、また側
壁の自由縁上に係合するフランジを含むケーシング壁で
あって各側壁の外側に取付は得る合成樹脂材料で出来た
ケーシング壁により達成されている。

本発明による手動ラベル操作装置はハウジングの側壁が
シート状の鋼材から成る単一体であり、それ以上は何ら
機械工作を必要としないという利点を持っている。

構造を強力なものにするために、シート状の鋼製の側壁
にはフィンが設けられていてもよく、また第１に重量を
軽くするためそして第２に取付は用に使うことのできる
比較的大きな開口を有していてもよい。

これら取付は用の開口は、例えばラベル案内通路により
接近するため或はプリントユニット又はインク付は装置
のインクパッドを取換えるために、ケーシング壁を変位
させることによって容易に動かすことができる。

合成樹脂材料から作られ又ラベル操作装置上に取付は得
るようになったケーシング壁は、その弾性により、装置
が衝撃による損傷を受けないようにし又装置自体が硬い
床の上に落下した時にその衝撃に対してより緩和された
クッション作用を及ぼす様になっている。

上記ケーシング壁は、それらが、側壁をスペーサ・ピン
にねじ付けするネジをも保護するという利点を更に追加
して持っている。

二つのケーシング壁は、バンドルをカバーするバンドル
ケーシングにより相互に相互して一つの部片にすること
ができる。

ケーシング壁及びバンドルケースは可撓性のラッチによ
ってハウジング上で使用すべくそれぞれの位置に保持さ
れる。

このラッチを緩めることにより、ケーシング壁及びバン
ドルケースはハウジングから取外される。

このケーシング壁とバンドル部を有し又容易にハウジン
グ上に設定することの可能な一部片たる合成樹脂ケーシ
ングは本発明による手動ラベル操作装置の外観を決定す
る。

この合成樹脂ケーシングはその長手方向端部において二
つの側壁に係合し、このケーシングが単にラッチのみに
よってハウジング上に固く保持されるようになっている
ことが好ましい。

ケーシングは射出成形によって作られた合成樹脂体とし
て形成されるが、これは滑らかな表面を有しそのコーナ
一部分は明らかな丸味が付けられている。

バンドル部分においてプラスチックケーシング又はバン
ドルケースは、バンドル部材が手の中に良い具合で納ま
る様に形成されている。

バンドルケースはハウジングに結合されたバンドル上に
１．壁に対して垂直方向に延びたフィンによって支持さ
れており、フィンの間（こバンドルケースが接触しない
ようにし、またハウジングに連結されたバンドルに極め
て単純な構成を与える一方ハンドルケースが後方に傾く
構造を持ち且つバンドルケースの側壁及び土壁がわずか
に彎曲せしめられ更に側壁がバンドルケースの上方側に
向けて没入し強い回動作用を与えるようにしている。

プラスチックケースは簡単に取換えることができるため
、このケースを別の色にしたり別の構造にデザインする
こともできる。

さらにその上、構造を変更させなくても異なった形状の
）＼ンドルケースヲ有しているプラスチックケースを押
えることにより、手動ラベル操作装置を大きな手にも／
」１さな手にも適合させることができる。

本発明は添付の図面を参照して以下更に詳細に説明され
る。

図に示された手動ラベル操作装置は、右側壁２と左側壁
３と、これら二つの側壁を間隔をあけて保持しているス
ペーサ・ピン４を備えたノ＼ウジング１を含む。

ハウジングの中にはプリント・ユニット５、加圧ローラ
の構造をした圧力装置６及びラベル支持ストリップ用の
引出しくまたは巻取り）の構造をした引出し装置が組込
まれている。

引出しローラはシャフト７上に回転可能にしかも取外し
可能に取付けられると共に、その一端においてハウジン
グ１の右側壁２に保持されている。

ハウジング１上の圧力装置６に対して斜めに対向した位
置にはバンドル８が取付けられ、このバンドルに対して
はスペーサ・ピン４のまわりにピボット運動可能に取付
けられたバンドレバー９が回動できるようになっている
。

バンドレバー９は解放位置にあるバネによって保持され
ている。

バンドレバー９が内方又は外方へ回動することによって
ラベル印刷用のプリント・ユニット５は作動され、ラベ
ル送り用支持ストリップを引出すための引出し装置が作
動される。

ハウジング１の上方にはラベル格納用の収容体１０が設
けてあり、この収容体はラベル供給ロールを収容し且つ
ピボットシャフト１１上のハウジング１にピボット連結
されている。

第６図においてより一層示されている様に、ハウジング
１の側壁２及び３は型抜きされた鋼の部分より成り、こ
の部分はスペーサ・ピン４とユニットを構成するための
合成樹脂から成る補強体１２とを通して連結されている
。

補強体１２は、側壁２及び３に連結されて一体となって
いるシートメタルの壁１３と共に、剛性のバンドルを構
成している。

第６図に示されている様に、ハウジング１の二つの側壁
２及び３には大きな開口２６及び２７が型抜きされてお
り、これらの開口は第１に重量を減らすのに役立ち、第
２にはハウジング１内に装着された装置に手（または指
）が届くのに都合がよいように大きな開口をあけておく
という意味も持っている。

側壁２及び３は、合成樹脂から成るケーシング壁１６及
び１７が各側壁２，３の外側に押し付けられる様互いに
対向した平行な自由端１４及び１５を含んでいる。

合成樹脂製のケーシング壁１６゜１７はその底縁及び上
縁において内方を向いたフランジ１８及び１９を含んで
いる。

二つのケーシング壁１６及び１７は、単一のユニットを
構成すべく、バンドル８を取囲むバンドルケース２０に
よって互いに連結されている。

第６図に示されている様に、二つのケーシング壁１６及
び１７とバンドルケーシング２０とは一部品であるプラ
スチックケーシング３５を構成し、このケーシングはラ
ベル操作装置の長手方向に向けてハウジング１の側壁２
及び３上に押し付は得る様になっている。

また構成を変更させることもでき、二つのケーシング壁
又は合成樹脂ケーシング３５は上方からハウジング１に
対して押付けられるようにでき、また側壁２及び３にお
けるほぼ垂直に伸びている縁部は互いに平行であり且つ
自由な状態にして、ケーシング壁又は合成樹脂ケーシン
グ３５の対応して延びるフランジが上記側壁の周りに係
合するように為すことができる。

合成樹脂ケーシング３５はバンドルケース２０の上側の
前方端に、該合成樹脂ケーシング３５が押されるとハウ
ジング１に固く連結されたラッチストップ２２（第１図
参照）との間で係合する、可撓性のラッチ２１を含む。

こうして合成樹脂ケーシング３５は第１図に示される様
に使用位置へと保持される。

ラッチ舌２１の上側にはみぞ２３が設けられている。

ラッチ舌２１を下方に圧することによって、合成樹脂ケ
ーシング３５は第４図に示す位置に引込めることが出来
る様になって取付は用に設けた開口２１はカバーが外さ
れ、その結果分解したりすることのできる装置の部所に
手が届く様になる。

第４図においては開口２７の中にラベル案内ガイド通路
２９が見えるが、この通路はストリップ案内用の壁３０
を取外したり回動させたりすることによって装置の清掃
ができるようにする。

装置のそれらの部分に手が届くようになっているため、
汚れたラベルは上記のような手段によって従来のラベル
操作装置に比べてずつと改善されることになった。

装置を清浄にする操作はまた極めて簡単であるが、これ
は壁部を取外したりハウジングに連結された壁部にヒン
ジ止めしたりする必要がないからである。

このようなヒンジ止めされた壁部はしばしば装置の清掃
をするに当って障害となっていた。

第５図に示されている様にバンドルケース２０は、ケー
シング２０の横方向壁と土壁に対して９０度の方向に延
びているウェブ即ち突起３１゜３２によってバンドル８
に支持されている。

バンドル８とバンドルケース２０の壁との間には自由空
間が作られており、後者のバンドルケースはこれが可能
な限り手の中に快く納まるように設計されている。

したがって、装置上に押し付けるための合成樹脂ケーシ
ング３５は異なった形状にしてもよく、これらのうちの
いくつかは大きな手に合うようにされまた成るものは小
さな手に合うようにされる。

取付けを行ったり組立てを行ったりするための開口２７
はハウジング１の少なくとも一つの側壁３の中に組付け
られ、またケーシング壁１６．１７又は合成樹脂ケーシ
ング３５はハウジング１の上に案内され、上記開口を露
出させるべくラッチ舌２１を押し下げることによって上
記側壁がストップ部材３３によって停止されるまで変位
することができるようにする。

ストップ部材３３は、ハウジング１に固く連結されたバ
ンドル８か又は、合成樹脂材料で作られた補強体１２に
設けられ、合成樹脂ケーシング３５が開放位置にある時
バンドルケース２０の前方突起３１と係合するようにな
っている。

また、大きな開口２６がハウジング１の側壁３に設けら
れ又これに対応する大きな開口２４が上記側壁に対応す
るケーシング壁１７に設けられていれば、有利である。

開口２６及び開口２４は、巻取りドラムがリール形式に
なった支持ストリップと共にラベル操作装置から容易に
取外されるようにしている。

開口２４のへりは、ケーシング壁１７上に形成された外
方に突出したフレーム２５によって補強されているのが
好ましい。

ハウジングの側壁２及び３を強化するため外方に突出し
たフィン２８が側壁に型加工されている。

さらにその上、内方に突出したビード３４がケーシング
壁１６及び１７の上に形成されている。

フィン２８があることにより、第１にハウジング１を強
化することができ、第２にケーシング壁１６及び１７が
ハウジング１の側壁２及び３に対して面全体が押し付は
作用を及ぼさなくなる。

このためハウジング１の側壁２及び３とケーシング壁１
６及び１７との間には隙間状の空間が形成されたままで
いるという効果が生じ、このため第１に合成樹脂ケーシ
ング３５の製作公差を比較的大きくとることができるよ
うになり、また第２にケーシング壁１６及び１７はハウ
ジング１の側壁２及び３に対してバネ作用を及ぼすよう
にするという効果となって現われる。

第６図により詳しく示されている様に、合成樹脂ケーシ
ング３５は、ハウジング１の側壁３をスペーサ・ピン４
の上にネジ止めしている全てのねじ３６がカバーされそ
して保護されるという効果を持つ。

バンドルケース２０の延長部上の合成樹脂ケーシング３
５の上方部分に構成された耐力性ラッチ舌２１は、合成
樹脂ケーシング３５が押された時自動的にラッチ作用を
及ぼす様になっている。

合成樹脂ケーシング３５は、例えば取付は用の開口２７
を露出させるべくストップ部材３３の所まで引込められ
るようになったラッチ舌２１を押し下げることによって
ラッチ解除される。

ストップ部材３３は外から隠れた位置に配置され、熟練
した人のみがハンドルケース２０の一つの側壁をわずか
に曲げ上げることによって上記ストップ部材を外すこと
ができるようになっている。

このｆ、＝メ一般の人（素人）は合成樹脂ケーシング３
５をラベル操作装置からは完全に外すことができないよ
うになっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のラベル操作装置を一部断面で示す側
面図である。 第２図は、第１図中の線■−ｎにおける断面図である。 第３図は、ハウジングに向けて押される合成樹脂ケーシ
ングの平面図である。 第４図は、合成樹脂ケーシングが引出された状態にある
第１図と同様の側面図である。 第５図は、第４図に示されたラベル操作装置の下面図で
ある。 第６図は、固く結合されたハンドルとハウジングに押付
けられる合成樹脂ケーシングを備えたハウジングの斜視
図である。 符号の説明、１・・・・・・ハウジング、２，３・・・
・・・側壁、１４．１５・・・・・・自由縁、１６．１
７・・・・・・ケーシング壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 側方から見た形状が矩形、梯形又は平行四辺形等の
   ほぼ四角形で、バンドルが設けられたハウジングで、そ
   の側壁が薄板鋼から出来ており又一定の間隔をおいて保
   持され、側壁間には印刷ユニット、ラベルを供給するラ
   ベル支持ストリップのための引出し装置、支持ストリッ
   プを偏向させる装置、および、ラベル供給位置で少なく
   とも一部が支持ストリップから剥されたラベル用の加圧
   装置、が組込まれるようにされたハウジングを備える自
   己接着性ラベルを印刷供給する手動ラベル操作装置にお
   いて、 上記ハウジング１の各側壁２，３は互いに対向する二つ
   の平行な自由縁１４．１５を含み、該自由縁に係合する
   フランジ１８．１９を有する合成樹脂でできたケーシン
   グ壁１６．１７を上記フランジを自由縁１４．１５に係
   合しながら側壁２゜３の外面に沿って平行に移動して同
   外面上の所定の位置に設定できるようにするとともに、
   上記側壁の少なくとも１方には開口２７が設けられ、ま
   た、ケーシング壁１６．１７はその開口２７を露出する
   ためストップ部材３３によって停止されるまで移動して
   、開放した開口を通して上記側壁間に組込まれた上記印
   刷ユニット等の部品の取替等ができるようにしたことを
   特徴とする手動ラベル操作装置。 ２ 上記２つのケーシング壁１６．１７が相互に連結さ
   れて１つのユニットを構成している特許請求の範囲第１
   項に記載の装置。 ３ 上記ケーシング壁は、少なくとも１つの弾性ラッチ
   ２１によって、尚該ラベル操作装置の使用のための所定
   位置に固定できるようにした特許請求の範囲第１項若し
   くは第２項記載の装置。 ４ 上記ケーシング壁１６．１７は、当該ラベル操作装
   置の長手方向において動かされて上記ノ・ウジング１の
   側壁２，３外面の所定の位置に設定されるようにした特
   許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載の装置
   。 ５ 上記ケーシング壁１６．１７は、ハウジング１に連
   結されているバンドル８を包むバンドルケーシング２０
   によって相互に連結されて一体のものとされた特許請求
   の範囲第２項若しくは第４項に記載の装置。 ６ 上記ケーシング２０はその側部壁及び頂部壁に直角
   に形成された突起３１．３２によって上記バンドルに当
   接して支持された特許請求の範囲第５項記載の装置。 ７ 上記ストップ部材３３が、上記ノ１ウジング１に連
   結されたバンドル８上に設けられ、ケーシング壁１６．
   １７の露出位置では、該ストップ部材が上記ケーシング
   ２０の突起３１と係合するようにした特許請求の範囲第
   ６項記載の装置。 ８ 上記ケーシング２０の頂部の前端に弾性ラッチ２１
   が設けられ、上記ハウジング上のラッチ係止部２２と保
   合協働するようにした特許請求の範囲第１項乃至第７項
   に記載の装置。 ９ ハウジング１内には、当該ハウジングの一方の側壁
   ２のみに固定された軸７のまわりで回転可能にし且つ取
   外可能にされたラベル支持又） ＩＪツブを巻き取るた
   めの巻取ドラムが設けられ、ハウジング１の他方の側壁
   ３には開口２６が設けられ、また、該開口に対応する開
   口２４がケーシング壁１７に設けられ、上記ドラムを取
   り出せるようにした特許請求の範囲第１項乃至第８項の
   いずれかに記載の装置。 １０上記開口２４の周縁が、ケーシング壁１７上に形成
   され外方に突出するフレーム２５によって補強されてい
   る特許請求の範囲第９項に記載の装置 １１ 上記ハウジング１の側壁２，３に外方に突出し長
   手方向に伸びる突起２８が設けられ、またケーシング壁
   １６．１７の内面には内方に突出し長手方向に伸びる突
   起３４が設けられている特許請求の範囲第１項乃至第１
   ０項のいずれかに記載の装置。