JPS5929401B2 - 木材防虫防白蟻剤 - Google Patents
木材防虫防白蟻剤Info
- Publication number
- JPS5929401B2 JPS5929401B2 JP11471076A JP11471076A JPS5929401B2 JP S5929401 B2 JPS5929401 B2 JP S5929401B2 JP 11471076 A JP11471076 A JP 11471076A JP 11471076 A JP11471076 A JP 11471076A JP S5929401 B2 JPS5929401 B2 JP S5929401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- repellent
- termite
- wood
- parts
- chlordane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
不発明は木材防虫防白蟻剤に関するものである。
木材害虫の防除剤として使用される有機化合物として[
)DTJ、IBHCJ、「ヘプタクロル」、「ディルド
リン」、「クロルデン」等の化合物が知られているが、
このうち「クロルデン」はヒラクキクイムシ類及び白蟻
類等の木材害虫に卓効を有する上に他の化合物と比較し
て低毒性、低蓄積性であるため現在広く一般に使用され
ているものである。
)DTJ、IBHCJ、「ヘプタクロル」、「ディルド
リン」、「クロルデン」等の化合物が知られているが、
このうち「クロルデン」はヒラクキクイムシ類及び白蟻
類等の木材害虫に卓効を有する上に他の化合物と比較し
て低毒性、低蓄積性であるため現在広く一般に使用され
ているものである。
本発明者は、「クロルデン」即ち、1.2,4゜5.6
,7,8,8−オクタクロル−3a、4゜7.7a−テ
トラヒドロ−4,7−メタノインデンの効力を更に一層
増強せしめるよう鋭意研究したところ、2−メチル−ビ
シクロ〔2,2,1〕へブタン−2−カルボン酸(以下
「ネオディック酸」(犬日本インキ化学工業株式会社商
標)と称す。
,7,8,8−オクタクロル−3a、4゜7.7a−テ
トラヒドロ−4,7−メタノインデンの効力を更に一層
増強せしめるよう鋭意研究したところ、2−メチル−ビ
シクロ〔2,2,1〕へブタン−2−カルボン酸(以下
「ネオディック酸」(犬日本インキ化学工業株式会社商
標)と称す。
)が「クロルデン」の殺虫力を増大させることを見い出
し、本発明を完成させるに至った。
し、本発明を完成させるに至った。
本発明において使用する「ネオディック酸」は凝固魚釣
20℃、酸価350以上、有機溶剤に可溶な無色透明の
酸性液体であり、シクロペンタジェンとメタクリル酸と
のディールス・アルダ−反応による生成物を水添するこ
とにより合成される。
20℃、酸価350以上、有機溶剤に可溶な無色透明の
酸性液体であり、シクロペンタジェンとメタクリル酸と
のディールス・アルダ−反応による生成物を水添するこ
とにより合成される。
該酸自身には木材害虫に対する殺虫力はほとんどないが
、「クロルデン」と併用した場合にはその殺虫力を著し
く増強せしめる効果を発するものである。
、「クロルデン」と併用した場合にはその殺虫力を著し
く増強せしめる効果を発するものである。
更(こ、「ネオディック酸」の使用によって木材内部へ
の薬剤の浸透が著しく改善されるので、殺虫力の増強と
併わせで木材防虫防白蟻剤としての機能が十分に発揮さ
れるものである。
の薬剤の浸透が著しく改善されるので、殺虫力の増強と
併わせで木材防虫防白蟻剤としての機能が十分に発揮さ
れるものである。
次に「クロルデン」と「ネオディック酸」との配合割合
をA−Eに例示するが、「ネオディック酸」の使用割合
は10〜50(重量)係であり、特に10〜30(重量
)係の範囲では併用による相乗効果が顕著(こ現われる
ので好適である。
をA−Eに例示するが、「ネオディック酸」の使用割合
は10〜50(重量)係であり、特に10〜30(重量
)係の範囲では併用による相乗効果が顕著(こ現われる
ので好適である。
「クロルデン」 「ネオディック酸」
組成物A 90 10B
80 20 C7030 D 60 40 E 50 50 防虫防白蟻剤として使用する場合には、これら組成物を
例えば灯油、キシレン、タルク、けい藻土等の不活性担
体で希釈し、必要によっては乳化剤、分散剤等を添加し
て油剤、乳剤、粉剤の如き形態に製剤して使用する。
80 20 C7030 D 60 40 E 50 50 防虫防白蟻剤として使用する場合には、これら組成物を
例えば灯油、キシレン、タルク、けい藻土等の不活性担
体で希釈し、必要によっては乳化剤、分散剤等を添加し
て油剤、乳剤、粉剤の如き形態に製剤して使用する。
以下、実施例、試験例により本発明を具体的に説明する
が、例中、部及び係はすべて重量部及び重量部をあられ
す。
が、例中、部及び係はすべて重量部及び重量部をあられ
す。
実施例 1
上記例示組成物りを2部に煙霧用灯油98部を加えて攪
拌混合して油剤とする。
拌混合して油剤とする。
実施例 2
上記例示組成物Cを70部に白灯油20部およびツルポ
ール(東邦化学工業商標)10部を加えて攪拌混合して
乳剤とする。
ール(東邦化学工業商標)10部を加えて攪拌混合して
乳剤とする。
実施例 3
上記例示組成物Bの5部をカープレックス(塩野義製薬
商標)に吸着させてタルクとクレーの混合物90部とを
粉砕混合して粉剤とする。
商標)に吸着させてタルクとクレーの混合物90部とを
粉砕混合して粉剤とする。
試験例 1
アズキゾウムシを供試昆虫としたシャーレドライフィル
ム法により殺虫効力を調べた。
ム法により殺虫効力を調べた。
(1区25匹、2連制)その結果を下表にまとめる。
試験例 2
(浸透性増大の確認)
例示組成物B及びCについて実施例2で示した処方によ
り乳剤を作成してから水道水で有効成分が2係になるよ
うに希釈し、プライ材(含水量25%)を1時間浸漬し
た。
り乳剤を作成してから水道水で有効成分が2係になるよ
うに希釈し、プライ材(含水量25%)を1時間浸漬し
た。
材の木口はパラフィンで封じて導管よりの薬剤浸透を防
いだ。
いだ。
浸漬後の木材を風乾してから表層より所定の厚さに削り
取り、薬剤の浸透を調べた。
取り、薬剤の浸透を調べた。
試験例 3
(接着剤混入による防虫合板の作成)
例示組成物B及びDを合板接着用樹脂に添加して合板を
作成した。
作成した。
殺虫効果及び合板の強度を下表に示す。
試験例 4
(ヤマトシロアリに対する効力比較試験)9crrLの
円型沢紙に例示組成物及び「クロルデン」のアセトン希
釈液をITLl吸収させる。
円型沢紙に例示組成物及び「クロルデン」のアセトン希
釈液をITLl吸収させる。
風乾後、蒸留水で湿らせてシャーレに収容し、ヤマトシ
ロアリの職蟻を放生した。
ロアリの職蟻を放生した。
(1区20匹、2連制、薬量25μg/シャーレ)その
結果を下表にまとめる。
結果を下表にまとめる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 11.2 t 4 、5 t 6 t 7.8 t 8
−オフフクロルー3a、4,7,7a−テトラヒドロ−
4゜7−メタノインデンと2−メチル−ビシクロ〔2゜
2.1〕ヘプクン−2−カルボン酸とを含有することを
特徴とする木材防虫防白蟻剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11471076A JPS5929401B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 木材防虫防白蟻剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11471076A JPS5929401B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 木材防虫防白蟻剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5341404A JPS5341404A (en) | 1978-04-14 |
JPS5929401B2 true JPS5929401B2 (ja) | 1984-07-20 |
Family
ID=14644675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11471076A Expired JPS5929401B2 (ja) | 1976-09-27 | 1976-09-27 | 木材防虫防白蟻剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4646355A (en) * | 1985-03-15 | 1987-02-24 | Tektronix, Inc. | Method and apparatus for input picture enhancement by removal of undersired dots and voids |
-
1976
- 1976-09-27 JP JP11471076A patent/JPS5929401B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5341404A (en) | 1978-04-14 |
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