JPS5929239Y2 - 電子レジスタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 く考案の技術分野〉 本考案は価格帯別の売上げ高、売上げ個数、客数等をレ
シートあるいはジャーナル印字する電子レジスタに関す
るものである。

〈考案の技術背景とその問題点〉 従来の電子レジスタは、例えば特開昭５２８６０３５号
公報及び特開昭５２−８６０３７号公報に示されるよう
に各部門の単価別に、あるいは部門を問わず単価別に売
上げ高および売上げ個数を記憶するとともに、トータル
の客数等を記憶し、精算・点検時等にこれらをレシート
あるいはジャーナルに印字させているのみであった。

ところで、販売管理に釦いて、価格帯別の売上げ高、売
上げ個数訃よび客数も知ることが望まれる。

しかし上述したようなレシートあるいはジャーナルでは
印字された売上げ情報に従って、操作者が品物の単価を
調べ、所望の価格帯別の売上げ情報を求めねばならなか
った。

また従来の装置において商品情報の合計額に各種演算処
理を実行して粗利益等の二次、三次の経営情報を得るよ
うにした技術が例えば特開昭５１８８１５２号公報に示
されているが、このような装置にむいても、各店あるい
はその時々に応じた所望の価格帯別の売上げ情報を算出
することが出来なかった。

く考案の目的〉 本考案はこのような従来の欠点を除去することを目的と
し、簡単な回路構成の附加により、所望のキー操作ある
いは一日の精算動作の終了に応答して、価格帯別の売上
げ情報も自動的にレシートあるいはジャーナルに印字す
るようにしたものである。

く考案の実施例〉 以下図面に従って本考案の一実施例を説明する。

第１図は全体を示すブロック図、第２図は第１図の要部
詳細を示すブロック図である。

具体的に、今仮にある客が第１部門トよび第５部門の品
物を買ったとする。

操作者はまず数値入力キ一群１を操作し、第１部門の品
物の単価釦よび個数をキーエンコーダ２を介して、入力
情報の転送あるいは演算処理を行なう演算回路３に入力
する。

次に操作者はファンクションキ一群４の第１部門キ・−
４ａ１を操作する。

このキー操作はキー判別回路５で第１部門が指示された
ことを判別し演算回路３に入力される。

演算回路３では、この判別信号が入力されることによっ
て、先に入力された第１部門の品物の単価Ｘ個数の演算
を行なうとともに、この演算結果お゛よび単価、個数を
Ｒ／Ｗ（読出し／書込み）制御回路６を介して記憶回路
７０所定エリアに書込む。

同部門同単価の売上げ情報が概に記憶されていれば、こ
れを読出し演算回路３において各情報を加算演算して記
憶回路の所定エリアに書込む。

アドレスカウンタ８はキー判別回路５から出力される部
門別の判別信号等に従って記憶回路７のアドレスを指定
するものであり、記憶回路７では第２図に詳細に示すよ
うにエリアａに部門、エリアｂに単価、エリアＣに個数
、エリアｄに売上げ高が記憶される。

な釦、先の演算回路３の出力情報は印字装置９むよび表
示装置１０に供給され、これら情報を印字するとともに
表示する。

同様に第５部門の品物に対しても、数値人力キ一群１及
び第５部門キー４ａ５を操作すれば、演算回路３で演算
が行なわれ、その演算結果訃よび単価、個数を加算演算
してアドレスカウンタ８より指定されるアドレスに記憶
するとともに、また印字装置９トよび表示装置１０で印
字・表示する。

最後に操作者が１人の卦客に対する取引の終了を指示す
る合計キー４ｂを操作すると、キー判別回路５でこれが
判別され演算回路３に入力される。

１人のむ客の取引の終了を指示する判別信号が入力され
ると、演算回路３ではこの客の売上げ合計（第１部門小
計十第５部門小計）を求め、表示装置１０によりその結
果を表示するとともに、印字装置９にも印字しレシート
を発行する。

また、このとき客数情報として、この操作で記憶したす
べてのアドレスに対応してそのエリアｅの記憶情報に１
を加算し記憶する。

上述のようにして１日の登録操作が完了し、記憶回路７
には第２図に示されるような売上げ情報が記憶されたと
する。

このような状態で、操作者がファンクションキ一群４の
価格帯別キー４ｃを操作すると、価格帯別演算回路１１
が動作し次のような処理が行なわれる。

以下第２図の詳細なフロック図に従って説明する。

価格帯別キー４ｃを操作すると、キー判別回路５の価格
帯別キー判別部５ｃにより判別されこれをセットすると
ともに、価格帯判定回路１１ａ１〜１１ ａｍを動作可
能な状態とする。

一方、価格帯別キー４ｃのキー操作信号はアドレス発生
回路１１ｂに入力され、アドレスカウンタ８を動作して
記憶回路７の各アドレスを順次指定し、Ｒ／Ｗ制御回路
６を介して各アドレスの売上げ情報を価格帯判定回路１
１ａに読出す。

価格帯判定回路１１ａは上述したように１１ａ１〜１１
ａｍのｍ個からなり、ここでは例えば２００円単位ごと
に判定できるように、１１ａ１では２００円以下までを
、１１ａ２では２０１円以上４００円以下を、・−・・
・・・・・、１１ａｍではｍＸ２００円以上を判別する
よう構成している。

さて、第１アドレスの売上げ情報が読出されると、単価
が５０円であるので、第１番目の価格帯判定回路１１ａ
１で判定され後段の加算回路１２ｃ１に入力し、エリア
ｃ、ｄ、ｅに記憶されていた個数情報、売上げ高情報お
よび客数情報を一時記憶する。

次いで、第２アドレスの売上げ情報が読出されると、ま
ずは第１番目の価格帯判定回路１１ａ１に入力されるが
、ここでは単価が３００円であるので、そのまま第２番
目の価格帯判定回路１１ａ２に転送され、該回路１１ａ
２において２０１円以下４００円以下であることを判定
し、これに連らなる後段の加算回路１３ｃ２に前述と同
種の売上げ情報を一時記憶する。

第３アドレスの売上げ情報が読出されると、単価が１５
０円であるので、第１番目の価格帯判定回路１１ａ１で
判定され後段の加算回路１１ｃ１に入力される。

加算回路１１ｃ１では先に記憶させた売上げ情報があり
、これらに今回入力した各売上げ情報がそれぞれ加算さ
れ、これら加算結果がまた一時記憶される。

具体的に言えば、先の売上げ情報は個数、売上げ高、客
数の順で１０゜５００．２．今回の売上げ情報は同順で
２，３００゜ｌであるので、加算されて各情報を１２，
８００゜３として記憶することとなる。

このようにして、第１アドレスから第ｎアドレスまでに
むける売上げ情報の価格帯別の分類が完了すると、分類
完了判定回路１１ｄが動作し、価格帯別キー判定部５Ｃ
をリセットして価格帯判定回路１１ａ１〜１１ ａｍの
動作を禁止する。

そして、同時に分類完了判定回路１１ｄの判定信号によ
りアンドゲート１１ｅをオン状態として、各加算回路１
１ｃ、〜１１ｃｍに記憶されている情報を順次印定装置
９に供給し印字する。

第３図は上述によって価格帯別の売上情報を印字したレ
シートの１例を示すもので、Ａ欄には価格帯別情報、Ｂ
欄には個数情報、Ｃ欄には売上げ高情報、Ｄ欄には客数
情報を印字している。

な卦、本実施例では、ファンクションキ一群４に価格帯
別キー４ｃを設けて価格帯別の処理を行なうようにした
が、第２図に鎖線で示すように、各部門ごとの売上げ高
、個数釦よび客数等を印字する精算時に、その精算動作
終了に応答する信号ｆを導出し、これによって引続き価
格帯別の処理を行ない印字するようにしてもよい。

また、上述の実施例に釦いては、部門別売上げ情報を記
憶させる電子レジスタに説明したが、このような実施例
に限定されることはなく、単価別に売上げ情報を記憶さ
せる電子レジスタにも適用できることはもちろんである
。

更に、記憶回路７として大容量のものを備える電子レジ
スタであれば、予じめ価格帯別の演算処理をして順次積
算して記憶回路７に記憶させ、所定のキー操作あるいは
一日の精算動作終了に応答して価格帯別の売上げ情報を
レシートあるいはジャ・−ナルに印字してもよい。

〈考案の効果〉 以上のように本考案は、登録された個数、売上げ高を含
む売上げ情報を単価別に記憶した記憶手段の内容を所定
のキー操作あるいは一日の精算動作終了に応答して順次
読み出し、この記憶手段より読み出した売上げ情報の単
価を予め設定された価格帯別に判定して、各価格帯別に
売上げ高、個数等を加算演算させ、その演算結果である
各価格帯別の売上げ情報の合計をレシートあるいはジャ
ーナルに印字するようにしたものであり、例えばレジス
タの精算時等に販売計画、商品の仕入れ等の管理に必要
な経営情報、即ち各価格帯別の売上げ高、個数等の総計
を自動的且つ迅速に得ることが出来る。

したがって、上記のような経営情報を求めるための特別
な人手、時間あるいはコンピュータ等の装置は全く不要
であり、毎日この種の経営情報を必要とするものにとっ
て極めて実用価値の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す全体のフロック図、第
２図は第１図の要部詳細を示すブロック図、第３図は印
字例を示すレシートの平面図である。 １・・・数値人力キ一群、２・−キーエンコーダ、３・
・・演算回路、４・−・ファンクションキ一群、４ｃ・
・・価格帯別キー、５・・・キー判別回路、６・−・Ｒ
／Ｗ制御回路、γ・・・記憶回路、８・・・アドレスカ
ウンタ、９・・・印字装置、１１・・・価格帯別演算回
路、１１ａ１〜１１ ａ ｍ−価格帯判定回路、１１ｂ
１〜１１ｂｍ・・・加算回路。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 登録された個数、売上げ高を含む売上げ情報を単価別に
   記憶した記憶手段と、 所定キー操作あるいは一日の精算動作終了に応答して上
   記記憶手段に単価別に記憶された売上げ情報を読出す手
   段と、 該手段により読出された上記記憶手段の単価別の売上げ
   情報の単価を予め設定された価格帯別に判定する判定手
   段と、 該判定手段により判定された各価格帯別に釦いて上記売
   上げ高、個数を含む売上げ情報を加算演算する手段と、 該加算演算手段により算出された各価格帯別の売上げ情
   報の合計を印字する印字手段と を備えたことを特徴とする電子レジスタ。