JPS592897A - 水性筆記具の樹脂製先部材 - Google Patents
水性筆記具の樹脂製先部材Info
- Publication number
- JPS592897A JPS592897A JP57111986A JP11198682A JPS592897A JP S592897 A JPS592897 A JP S592897A JP 57111986 A JP57111986 A JP 57111986A JP 11198682 A JP11198682 A JP 11198682A JP S592897 A JPS592897 A JP S592897A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- ink
- tip member
- parts
- ethylene oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインキの吐出性に優れた水性筆記具の樹脂製先
部材に関するものである。
部材に関するものである。
従来より、ボールペンのチップ、プラスチックペン先な
ど水性筆記具の樹脂製先部材には一般にポリアセクール
、ナイロン、ポリエステル。
ど水性筆記具の樹脂製先部材には一般にポリアセクール
、ナイロン、ポリエステル。
などを使用しているが、これらは、疎水性のため水性イ
ンキとの濡れが悪く、インキをはじき。
ンキとの濡れが悪く、インキをはじき。
結果的に経時インキ下りにょシ１．インキのスムースな
吐出を阻害し、インキ切れや、インキかすれが発生する
といった問題を有していた。
吐出を阻害し、インキ切れや、インキかすれが発生する
といった問題を有していた。
そこで本発明者らは前記問題点を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、樹脂製先部材の表面を脂肪酸アマイドのエ
チレンオキサイド付加物を含む溶液で処理することによ
り、インキ切れや。
重ねた結果、樹脂製先部材の表面を脂肪酸アマイドのエ
チレンオキサイド付加物を含む溶液で処理することによ
り、インキ切れや。
インキかすれのないインキの吐出性に優れた樹脂製先部
材が得られることを見い出し本発明を完成したものであ
る。
材が得られることを見い出し本発明を完成したものであ
る。
即ち１本発明は脂肪酸アマイドのエチレンオキサイド付
加物を含む溶液により少なくともインキとの接触面を処
理することを特徴とする水性筆記具の樹脂製先部材を要
旨とするものである。
加物を含む溶液により少なくともインキとの接触面を処
理することを特徴とする水性筆記具の樹脂製先部材を要
旨とするものである。
本発明の樹脂製先部材が何故、水性インキに対して濡れ
が良く、インキの吐出性に優れているのかは定かではな
いが以下の様に推察する。
が良く、インキの吐出性に優れているのかは定かではな
いが以下の様に推察する。
本発明の樹脂製先部材は脂肪酸アマイドのエチレンオキ
サイド付加物を含む溶液により処理されているため、先
部材表面の少なくともインキとの接触面に脂肪酸アマイ
ドのエチレンオキサイド伺加物の皮膜が形成され、イン
キとの接触面がエチレンオキサイド付加物の親水基によ
って親水化するものと思われ、その結果、経時インキ下
りを防止し、インキ切れ・や、インキがずれのないスム
ースなインキ吐出性が得られるものと思われる。
サイド付加物を含む溶液により処理されているため、先
部材表面の少なくともインキとの接触面に脂肪酸アマイ
ドのエチレンオキサイド伺加物の皮膜が形成され、イン
キとの接触面がエチレンオキサイド付加物の親水基によ
って親水化するものと思われ、その結果、経時インキ下
りを防止し、インキ切れ・や、インキがずれのないスム
ースなインキ吐出性が得られるものと思われる。
次に本発明の水性筆記具の樹脂製先部材の処理方法であ
るが、脂肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物を含
む溶液に樹脂製先部材を浸漬し、乾燥することにより、
容易に目的の樹脂製先部材を得ることができる。
るが、脂肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物を含
む溶液に樹脂製先部材を浸漬し、乾燥することにより、
容易に目的の樹脂製先部材を得ることができる。
尚、樹脂製先部材の形状や材質、脂肪酸アマイドのエチ
レンオキサイド付加物の種類などにより、浸漬時間や、
乾燥時間、乾燥条件などを適宜選択しうるものである。
レンオキサイド付加物の種類などにより、浸漬時間や、
乾燥時間、乾燥条件などを適宜選択しうるものである。
次に１本発明に使用する脂肪酸アマイドのエチレンオキ
サイド付加物としては例えばトリノーン２Ａ、同７Ａ、
同１４Ａ、同２１Ａ、）リノーン２Ｍ、 同７Ｍ、同１
４Ｍ、同２１Ｍ（以上９日本化成■製）、ＮＩＫＫＯＬ
’ｌ’ＡＭＩ）Ｓ−４，同１０．同１５． ＮＩＫ
ＫＯＬ ＴＡＭＤＯ−５、同１０．同１５（以上９日光
ケミカルズ■製）などが挙げられ、その単独或いは複数
混合して使用できる。その使用量は溶液全量に対して０
．０５〜５．０重量部が好ましく、０．０５重量％より
少ないと効果が充分でなく、５０重量％より多い場合、
もはや、それ以上の効果は得られない。
サイド付加物としては例えばトリノーン２Ａ、同７Ａ、
同１４Ａ、同２１Ａ、）リノーン２Ｍ、 同７Ｍ、同１
４Ｍ、同２１Ｍ（以上９日本化成■製）、ＮＩＫＫＯＬ
’ｌ’ＡＭＩ）Ｓ−４，同１０．同１５． ＮＩＫ
ＫＯＬ ＴＡＭＤＯ−５、同１０．同１５（以上９日光
ケミカルズ■製）などが挙げられ、その単独或いは複数
混合して使用できる。その使用量は溶液全量に対して０
．０５〜５．０重量部が好ましく、０．０５重量％より
少ないと効果が充分でなく、５０重量％より多い場合、
もはや、それ以上の効果は得られない。
次に上記脂肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物を
溶解させて溶液となす溶剤としては低級アルコール１、
アセトン竜どの低沸点有機溶剤が使用できる。又、必要
に応じて前記溶液中に鎗・ｍ剤などの添加剤を適宜添加
することも可能である。
溶解させて溶液となす溶剤としては低級アルコール１、
アセトン竜どの低沸点有機溶剤が使用できる。又、必要
に応じて前記溶液中に鎗・ｍ剤などの添加剤を適宜添加
することも可能である。
次に実施例によυ本発明を更に詳細に説明するが、水性
筆記具の樹脂製先部材の中で特にインキ吐出不良の発生
しやすい水性ボールペン用樹脂チップをもって実施例と
する。実施例中゛「部」とあるのは「重量部」を示す。
筆記具の樹脂製先部材の中で特にインキ吐出不良の発生
しやすい水性ボールペン用樹脂チップをもって実施例と
する。実施例中゛「部」とあるのは「重量部」を示す。
実施例 １
トリノーン２Ａ Ｏ，１部（刀尾
段酸アマイドのエチレンオキライド付カｒｆｈ 日本
化成■製ンメタノール ９９
９部上記溶液中に樹脂チップ（材質：ポリアセタル〕を
３０分浸漬後、５０’Ｃ，３０％の恒温恒湿室で１時間
乾、燥することにょシチップを得た。
段酸アマイドのエチレンオキライド付カｒｆｈ 日本
化成■製ンメタノール ９９
９部上記溶液中に樹脂チップ（材質：ポリアセタル〕を
３０分浸漬後、５０’Ｃ，３０％の恒温恒湿室で１時間
乾、燥することにょシチップを得た。
比較例 １
実施例１と同様な樹脂チップをメタノール中に３０分浸
漬後、５０Ｙｌ：、３０％の恒温恒温室で１時間乾燥す
ることにょシチップを得た。
漬後、５０Ｙｌ：、３０％の恒温恒温室で１時間乾燥す
ることにょシチップを得た。
実施例 ２
トリノーン１４Ｍ ２．０部（脂
肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物 日本化成■
製）アセトン ９８．０部上記溶液
中に実施例１と同様な樹脂チップを３０分浸漬後、５０
’Ｃ，３０％の恒温恒湿室で１時間乾燥することにより
チップを得た。
肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物 日本化成■
製）アセトン ９８．０部上記溶液
中に実施例１と同様な樹脂チップを３０分浸漬後、５０
’Ｃ，３０％の恒温恒湿室で１時間乾燥することにより
チップを得た。
比較例 ２
実施例１と同様な樹脂チップをアセトン中に３０分浸漬
後、５０℃、６０チの恒温恒温室で１時間乾燥すること
によシチップを得た。
後、５０℃、６０チの恒温恒温室で１時間乾燥すること
によシチップを得た。
実施例 ３
ＮＩＫＫＯＬ ＴＡＭＤＳ−４１，０部（脂肪酸アマ
イドのエチレンオキプイド付加物１日光ケミカルＡ掬製
）ＮＩＫＫＯＬ ＴＡＭＤＳ−５２，０部（月ｍ酸ア
マイドのエチレンオキサイド付カー勿２日光ケミカルＡ
ｍ製）アセトン ９７．０部上記溶
液中に実施例１と同様な樹脂チップを３０分浸漬後、５
０℃、３０チの恒温恒湿室で１時間乾燥することにより
チップを得た。
イドのエチレンオキプイド付加物１日光ケミカルＡ掬製
）ＮＩＫＫＯＬ ＴＡＭＤＳ−５２，０部（月ｍ酸ア
マイドのエチレンオキサイド付カー勿２日光ケミカルＡ
ｍ製）アセトン ９７．０部上記溶
液中に実施例１と同様な樹脂チップを３０分浸漬後、５
０℃、３０チの恒温恒湿室で１時間乾燥することにより
チップを得た。
比較例 ３
実施例１と同様な樹脂チップをそのまま未処理で比較例
３とした。
３とした。
上記実施例１〜３．比較例１〜６で得られた朔龍チップ
について濡れ試験、筆記試験を行なった結果を表−１に
示す。
について濡れ試験、筆記試験を行なった結果を表−１に
示す。
表−１
※１． 濡れ試験
実施例１〜３．比較例１〜３で得られた樹脂チップ表面
に水性インキ（食用色素６．０部、エチレングリコール
２５部、防腐剤０．２部、界面活性剤０１部、水６８．
７部）を点滴し、インキをはじいたものを不良、はじか
ないものを良とした。
に水性インキ（食用色素６．０部、エチレングリコール
２５部、防腐剤０．２部、界面活性剤０１部、水６８．
７部）を点滴し、インキをはじいたものを不良、はじか
ないものを良とした。
※２． 筆記試験
実施例１〜３．比較例１〜５で得られた樹脂チップ各々
５０個を組み込んだ水性ボールペン（ボール径０．５φ
の超硬ボール使用）各々５０本を作成し、水性インキ（
食用色素６．０部、エチレングリコール２５部、防腐剤
０２部、界面活性剤０．１部、水６部７部）を充填して
、キャップをした状態でペン先を上向きにして５０℃の
恒温室に１ケ月放置後、筆記用紙（ＪＩＳＰ３２０１Ａ
）に縦１５１１１Ｌ横６０語の範囲内に螺締を３回筆記
（速度１．２ｓｅｃ／ ５丸、角度６０°。
５０個を組み込んだ水性ボールペン（ボール径０．５φ
の超硬ボール使用）各々５０本を作成し、水性インキ（
食用色素６．０部、エチレングリコール２５部、防腐剤
０２部、界面活性剤０．１部、水６部７部）を充填して
、キャップをした状態でペン先を上向きにして５０℃の
恒温室に１ケ月放置後、筆記用紙（ＪＩＳＰ３２０１Ａ
）に縦１５１１１Ｌ横６０語の範囲内に螺締を３回筆記
（速度１．２ｓｅｃ／ ５丸、角度６０°。
荷重５０〜１００．！ｉ’）Ｌ、５０本中、インキ切れ
を起こした本数と、イ、ンキかすれ又は筆跡の薄いもの
の本数を測定した。
を起こした本数と、イ、ンキかすれ又は筆跡の薄いもの
の本数を測定した。
以上、試験結果に示した様に本発明の水性筆記具の樹脂
製先部材は経時インキ下りによるインキ切れ、インキか
すれを防止した。水性インキの吐出性に優れたものであ
る。
製先部材は経時インキ下りによるインキ切れ、インキか
すれを防止した。水性インキの吐出性に優れたものであ
る。
特許出願人 ぺんてる株式会社
Claims (1)
- 脂肪酸アマイドのエチレンオキサイド付加物を含む溶液
によシ少なくともインキとの接触面を処理することを特
徴とする水性筆記具の樹脂製先部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57111986A JPS592897A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 水性筆記具の樹脂製先部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57111986A JPS592897A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 水性筆記具の樹脂製先部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS592897A true JPS592897A (ja) | 1984-01-09 |
| JPH0241439B2 JPH0241439B2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=14575080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57111986A Granted JPS592897A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 水性筆記具の樹脂製先部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592897A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052868A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JPS61117572A (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-04 | Canon Inc | 電子写真装置 |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP57111986A patent/JPS592897A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052868A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JPS61117572A (ja) * | 1984-11-13 | 1986-06-04 | Canon Inc | 電子写真装置 |
| JPH0574823B2 (ja) * | 1984-11-13 | 1993-10-19 | Canon Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0241439B2 (ja) | 1990-09-17 |
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