JPS5928816B2 - 床暖房パネル - Google Patents
床暖房パネルInfo
- Publication number
- JPS5928816B2 JPS5928816B2 JP8232979A JP8232979A JPS5928816B2 JP S5928816 B2 JPS5928816 B2 JP S5928816B2 JP 8232979 A JP8232979 A JP 8232979A JP 8232979 A JP8232979 A JP 8232979A JP S5928816 B2 JPS5928816 B2 JP S5928816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat insulating
- insulating layer
- floor heating
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば床面に蛇行状に配置した円管に温水等
の熱媒を流し、床面より室内を暖房するいわゆる床暖房
パネルに関するものである。
の熱媒を流し、床面より室内を暖房するいわゆる床暖房
パネルに関するものである。
一般に床暖房は輻射による暖房であるため、温風機など
による暖房に比し室内の温度が約６〜７５０Ｃ低くても
同程度の暖かさを感じる。このため室内の暖房負荷が他
の暖房器による場合に比し２０〜３０％少なく、省エネ
ルギ暖房であるなど多くの特徴を有している。しかしな
がら床暖房の場合、床の表面温度を１０３０℃前後にし
なければならず、この場合床面の敷物の厚さ、熱伝導率
にもよるが、これらの熱伝導抵抗が大きいため、温水を
相当高温度（通常６０〜８０℃程度）にしなければなら
ない。
による暖房に比し室内の温度が約６〜７５０Ｃ低くても
同程度の暖かさを感じる。このため室内の暖房負荷が他
の暖房器による場合に比し２０〜３０％少なく、省エネ
ルギ暖房であるなど多くの特徴を有している。しかしな
がら床暖房の場合、床の表面温度を１０３０℃前後にし
なければならず、この場合床面の敷物の厚さ、熱伝導率
にもよるが、これらの熱伝導抵抗が大きいため、温水を
相当高温度（通常６０〜８０℃程度）にしなければなら
ない。
このため床暖房パネルの裏面すなわち床下への熱漏洩１
５が大きくなり、これが暖房負荷を大きくするという欠
点がある。この欠点を解消するため、床パネルの断熱層
を厚くするか、熱伝導率の小さい断熱材を用いればよい
が、床パネルの厚さは該パネルの価格及び住居の構造上
の制限よりあまり厚くで２０きず、また床パネルは構造
体としての強度も必要とするため、あまり軟質のすなわ
ち一般には熱伝導率の小さい断熱材を用いることができ
ず、硬質すなわち熱伝導率の比較的大きい断熱材を用い
ざるを得ないというのが実情であつた。２５この発明は
以上のような実情に鑑みてなされたもので、床パネル裏
面すなわち床下への熱漏洩が少なく、しかも床暖房の一
般的欠点である立上りの遅い点をも同時に改善した床暖
房パネルを提供するものである。
５が大きくなり、これが暖房負荷を大きくするという欠
点がある。この欠点を解消するため、床パネルの断熱層
を厚くするか、熱伝導率の小さい断熱材を用いればよい
が、床パネルの厚さは該パネルの価格及び住居の構造上
の制限よりあまり厚くで２０きず、また床パネルは構造
体としての強度も必要とするため、あまり軟質のすなわ
ち一般には熱伝導率の小さい断熱材を用いることができ
ず、硬質すなわち熱伝導率の比較的大きい断熱材を用い
ざるを得ないというのが実情であつた。２５この発明は
以上のような実情に鑑みてなされたもので、床パネル裏
面すなわち床下への熱漏洩が少なく、しかも床暖房の一
般的欠点である立上りの遅い点をも同時に改善した床暖
房パネルを提供するものである。
３０以下この発明の一実施例を図によつて説明する。
第１図において、１はあらかじめ断面形状をＬ字形に折
り曲げ形成した放熱板で、長辺部２、短辺部４及び中間
の平坦部５からなり、その長辺部２に所定間隔で複数個
の透孔３を有している。第２３５図は第１図の放熱板１
で構成された床暖房パネル装置の上面図を示すもので、
放熱板の平坦部５が同一向きに並ぶように順次配設し、
透孔３に伝熱管１０を密着状態に貫通させ、端部にＵ字
状べンド７をロー付接合した熱交換要素６を示している
。次に第３図は第２図におけるＩ−ｌ線の断面を示すも
ので、上記熱交換要素６において、放熱板平坦部と長辺
部及び背面の補強板１３で区画される空間に２層の断熱
材を充填し、一体の床暖房パネルを構成したものである
。このような構成において、放熱板の平坦部５を上部に
して伝熱管１０にその接続口８，９から温水を流入する
と、その熱が伝熱管の外壁から放熱板１に伝わり、パネ
ルの平坦部の温度を均一にし、この平坦部上の敷物を通
し主に輻射により室内を快適に暖房する。
り曲げ形成した放熱板で、長辺部２、短辺部４及び中間
の平坦部５からなり、その長辺部２に所定間隔で複数個
の透孔３を有している。第２３５図は第１図の放熱板１
で構成された床暖房パネル装置の上面図を示すもので、
放熱板の平坦部５が同一向きに並ぶように順次配設し、
透孔３に伝熱管１０を密着状態に貫通させ、端部にＵ字
状べンド７をロー付接合した熱交換要素６を示している
。次に第３図は第２図におけるＩ−ｌ線の断面を示すも
ので、上記熱交換要素６において、放熱板平坦部と長辺
部及び背面の補強板１３で区画される空間に２層の断熱
材を充填し、一体の床暖房パネルを構成したものである
。このような構成において、放熱板の平坦部５を上部に
して伝熱管１０にその接続口８，９から温水を流入する
と、その熱が伝熱管の外壁から放熱板１に伝わり、パネ
ルの平坦部の温度を均一にし、この平坦部上の敷物を通
し主に輻射により室内を快適に暖房する。
またこの構成では放熱板の長辺対向部が床面と直角状に
形成されるため、該長辺部が床荷重を支える構造体とも
なり、耐圧性の優れた床暖房パネルとすることができる
。従つて、上記構成の床暖房パネルでは従来の床暖房パ
ネルほど充填材に強度を必要としない。次に断熱層につ
いては、伝熱管１０より上部を第１の断熱層１１として
該部分を空気層または気泡率の大きい発泡ポリエチレン
などの発泡体または熱伝導率の比較的大きい充填材を用
いる。
形成されるため、該長辺部が床荷重を支える構造体とも
なり、耐圧性の優れた床暖房パネルとすることができる
。従つて、上記構成の床暖房パネルでは従来の床暖房パ
ネルほど充填材に強度を必要としない。次に断熱層につ
いては、伝熱管１０より上部を第１の断熱層１１として
該部分を空気層または気泡率の大きい発泡ポリエチレン
などの発泡体または熱伝導率の比較的大きい充填材を用
いる。
これにより従来の床暖房パネルでは伝熱管よりの熱が伝
導のみによりパネル上面に達していたものが、本発明で
は、空気層によるパネル内部での対流及び輻射伝熱さら
に熱伝導率の比較的大きい充填材を用いることによる伝
熱管または放熱板の長辺部より該充填材を通してパネル
平坦部への熱伝導による放熱効果を期待でき、さらに放
熱板が銅、アルミニユームなど熱伝導の優れた金属で形
成されることによるパネル本来の優れた放熱性能と相俟
つて、暖房性能を向上させることができる。これにより
床暖房の欠点である立上りの遅い点も少なからず改善で
きるものである。さらに伝熱管１０の下部は局所荷重に
対する強度を余り必要としないため、平均的な圧縮荷重
に耐える強度であればよく、また床面への熱伝導にほと
んど寄与しないため断熱性能のみを主体とした充填材を
用いることができる。
導のみによりパネル上面に達していたものが、本発明で
は、空気層によるパネル内部での対流及び輻射伝熱さら
に熱伝導率の比較的大きい充填材を用いることによる伝
熱管または放熱板の長辺部より該充填材を通してパネル
平坦部への熱伝導による放熱効果を期待でき、さらに放
熱板が銅、アルミニユームなど熱伝導の優れた金属で形
成されることによるパネル本来の優れた放熱性能と相俟
つて、暖房性能を向上させることができる。これにより
床暖房の欠点である立上りの遅い点も少なからず改善で
きるものである。さらに伝熱管１０の下部は局所荷重に
対する強度を余り必要としないため、平均的な圧縮荷重
に耐える強度であればよく、また床面への熱伝導にほと
んど寄与しないため断熱性能のみを主体とした充填材を
用いることができる。
すなわち熱伝導率の小さい（一般に軟質となる）発泡ウ
レタンなどを第２の断熱層１２に使用する。これにより
パネル下面の断熱性が向上し、熱漏洩を減少させること
ができ、さらに放熱板長辺部の先端１４を第２の断熱層
１２の中に埋設することにより断熱性を向上させている
。また第１の断熱層を熱伝導率の比較的大きい充填材（
または空気層）とすることによつて前述のような放熱性
能の向上をはかると、従来と同程度の放熱性能を得るた
めには温水の温度が低くてもよく、これにより床下への
熱漏洩をさらに減少させることができ、同時に安全性も
向上する。
レタンなどを第２の断熱層１２に使用する。これにより
パネル下面の断熱性が向上し、熱漏洩を減少させること
ができ、さらに放熱板長辺部の先端１４を第２の断熱層
１２の中に埋設することにより断熱性を向上させている
。また第１の断熱層を熱伝導率の比較的大きい充填材（
または空気層）とすることによつて前述のような放熱性
能の向上をはかると、従来と同程度の放熱性能を得るた
めには温水の温度が低くてもよく、これにより床下への
熱漏洩をさらに減少させることができ、同時に安全性も
向上する。
さらに床の材質が硬い場合、足が疲労しやすいが、本発
明では第２の断熱層に軟質の断熱材を用いたため、これ
が緩衝材となり、弾力性のある床暖房パネルとなり、従
来人体が載つた場合硬くて感触の悪い点も指摘されてい
たが、このような欠点も解消されるものである。
明では第２の断熱層に軟質の断熱材を用いたため、これ
が緩衝材となり、弾力性のある床暖房パネルとなり、従
来人体が載つた場合硬くて感触の悪い点も指摘されてい
たが、このような欠点も解消されるものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
に用いられる放熱板の斜視図、第２図は熱交換要素の上
面図、第３図は第２図のＩ−■線の断面図である。 図中、１は放熱板、２は長辺部、３は透孔、５は平坦部
、６は熱交換要素、１０は伝熱管、１１は第１の断熱層
、１２は第２の断熱層、１３は補強板、１４は長辺部先
端である。
に用いられる放熱板の斜視図、第２図は熱交換要素の上
面図、第３図は第２図のＩ−■線の断面図である。 図中、１は放熱板、２は長辺部、３は透孔、５は平坦部
、６は熱交換要素、１０は伝熱管、１１は第１の断熱層
、１２は第２の断熱層、１３は補強板、１４は長辺部先
端である。
Claims (1)
- １ 断面形状がほゞＬ字形に形成された放熱板を同一向
きに複数個並べて配設し、この各放熱板の対向する面に
設けた透孔に熱媒体の通る伝熱管を挿通保持させてなる
熱交換要素を構成し、上記伝熱管近傍を境界としてその
上下部に第１、第２の断熱層を形成し、上部の第１の断
熱層を下部の第２の断熱層に比し熱伝導率が比較的大き
い充填材を用いるかまたは空気層とし、かつ上記第２の
断熱層に軟質の断熱材を用いるとともに、上記放熱板の
長辺部先端を第２の断熱層に埋設したことを特徴とする
床暖房パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8232979A JPS5928816B2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | 床暖房パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8232979A JPS5928816B2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | 床暖房パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS563896A JPS563896A (en) | 1981-01-16 |
| JPS5928816B2 true JPS5928816B2 (ja) | 1984-07-16 |
Family
ID=13771509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8232979A Expired JPS5928816B2 (ja) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | 床暖房パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928816B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63184464U (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-28 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58199833A (ja) * | 1982-05-15 | 1983-11-21 | Kawasaki Steel Corp | クロム鉱石の予備還元法 |
| JPS6079621U (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-03 | 伊藤 英明 | ヒ−トネツト |
-
1979
- 1979-06-26 JP JP8232979A patent/JPS5928816B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63184464U (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS563896A (en) | 1981-01-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN207635505U (zh) | 一种金属辐射板及辐射空调系统 | |
| JPS5928816B2 (ja) | 床暖房パネル | |
| JP4770813B2 (ja) | 床暖房パネル、床暖房システム及び床暖房パネルの施工方法 | |
| JP3344991B2 (ja) | 熱交換パネル | |
| JPH0320536A (ja) | 床暖房装置用蓄熱ボード | |
| JP4517556B2 (ja) | ヒートポンプ式暖房装置 | |
| JPS5872888A (ja) | 放熱器 | |
| JP2006317072A (ja) | 蓄熱式床下暖房システム | |
| JPS5810884Y2 (ja) | 床暖房パネル | |
| CN217209625U (zh) | 用于辐射空调末端装置的辐射板 | |
| CN205678859U (zh) | 辐射组件及具有其的空调系统 | |
| KR200271539Y1 (ko) | 온돌 난방 시공용 패널 및 그 패널을 이용한 온돌 난방구조 | |
| JPS5818104Y2 (ja) | 温水床暖房パネル | |
| JPS581703Y2 (ja) | ユカパネル | |
| CN210857805U (zh) | 一种石膏面辐射板 | |
| KR200291665Y1 (ko) | 가정용 난방시스템용 온돌패널어셈블리 | |
| JP2000265584A (ja) | 床暖房／冷房構造 | |
| JP2000193256A (ja) | 輻射暖房システム | |
| JPH11166742A (ja) | ヒートパイプ式床暖房パネル | |
| KR920005609Y1 (ko) | 시공용 히트파이프식 방열기 어셈블리 | |
| CN210638099U (zh) | 一种电热地暖结构 | |
| JP3664540B2 (ja) | 床冷暖房用パネル | |
| KR960006514Y1 (ko) | 다목적 조립식 온돌패널 | |
| JP3012353U (ja) | 床暖房装置 | |
| JP2007309609A (ja) | 輻射式冷暖房用の放熱パネル |