JPS5928497Y2 - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JPS5928497Y2 JPS5928497Y2 JP415874U JP415874U JPS5928497Y2 JP S5928497 Y2 JPS5928497 Y2 JP S5928497Y2 JP 415874 U JP415874 U JP 415874U JP 415874 U JP415874 U JP 415874U JP S5928497 Y2 JPS5928497 Y2 JP S5928497Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は直流消去磁気ヘッドと、記録磁気ヘッドとを有
し、記録磁気ヘッドに記録信号と共に交流バイアス電流
を供給するようにした磁気記録装置に関する。
し、記録磁気ヘッドに記録信号と共に交流バイアス電流
を供給するようにした磁気記録装置に関する。
磁気テープ等の磁気記録媒体の記録による残留磁気を消
去する方法としでに直流消去法と交流消去法とがある。
去する方法としでに直流消去法と交流消去法とがある。
交流消去法は消去磁気ヘッドのコイルに交流電流を流し
、記録媒体の移動によって磁気記録媒体が消去磁気ヘッ
ドの空隙を通過する際、飽和状態1で磁化され、その後
空隙より遠ざかるにつれて交流磁界によってくり返し反
転磁化され、しかもその磁化の強さが次第に小となり、
ついには磁気中性点に対し、残留磁気零の状態となり、
磁気記録媒体を完全に消磁する方法である。
、記録媒体の移動によって磁気記録媒体が消去磁気ヘッ
ドの空隙を通過する際、飽和状態1で磁化され、その後
空隙より遠ざかるにつれて交流磁界によってくり返し反
転磁化され、しかもその磁化の強さが次第に小となり、
ついには磁気中性点に対し、残留磁気零の状態となり、
磁気記録媒体を完全に消磁する方法である。
この交流消去法は磁気記録媒体の残留磁気が確実に消去
されるので現行の磁気記録装置に於て広く採用されてい
る。
されるので現行の磁気記録装置に於て広く採用されてい
る。
しかしながらこの交流消去法も欠点がない訳ではない。
即ち磁気記録媒体の磁性材料の抗磁力Hcが大きい場合
にはそれだけ消去磁気ヘッドに供給する消去電力が大と
なり、又その抗磁力Hcが余り大きい場合には、磁気記
録媒体上の記録信号を十分に消去するためには、非常に
大きな消去電流を供給する必要があるが、その場合渦電
流損などの為消去ヘッドが発熱し、極端な場合には熱の
ため破損することもある。
にはそれだけ消去磁気ヘッドに供給する消去電力が大と
なり、又その抗磁力Hcが余り大きい場合には、磁気記
録媒体上の記録信号を十分に消去するためには、非常に
大きな消去電流を供給する必要があるが、その場合渦電
流損などの為消去ヘッドが発熱し、極端な場合には熱の
ため破損することもある。
従って、事実上磁気記録媒体上の記録信号を十分に消去
できるほど消去電流を流し得ないこともある。
できるほど消去電流を流し得ないこともある。
直流消去法の最も単純なものは、磁気記録媒体に永久磁
石又は電磁石によって強い直流磁界を与え、磁気記録媒
体の記録による残留磁気をすべて飽和点迄磁化して消去
する方法である。
石又は電磁石によって強い直流磁界を与え、磁気記録媒
体の記録による残留磁気をすべて飽和点迄磁化して消去
する方法である。
この方法は永久磁石を使用すれば上述の交流消去法のよ
うに犬なる消去電力を必要とせず、この為電池式テープ
レコーダに適用し得、又、ラジオ受信機付カセットテー
プレコーダに適用した場合交流消去法で起るようなラジ
オ受信機内の高周波信号と消去交流信号とのビートが有
害信号として磁気テープに記録される虞れが無いので好
ましいが、その戻口この直流消去法によって消去された
磁気記録媒体に信号を記録し、これを再生するとその再
生信号が、歪んでし1うという致命的な欠点がある。
うに犬なる消去電力を必要とせず、この為電池式テープ
レコーダに適用し得、又、ラジオ受信機付カセットテー
プレコーダに適用した場合交流消去法で起るようなラジ
オ受信機内の高周波信号と消去交流信号とのビートが有
害信号として磁気テープに記録される虞れが無いので好
ましいが、その戻口この直流消去法によって消去された
磁気記録媒体に信号を記録し、これを再生するとその再
生信号が、歪んでし1うという致命的な欠点がある。
かかる点にかんがみ本考案は直流消去磁気ヘッドと、記
録磁気ヘッドとを有し、この記録磁気ヘッドに記録信号
と共に交流バイアス電流を供給するようにした磁気記録
装置に於いて、使用される磁気記録媒体に応じて供給さ
れる相異なる交流バイアス電流に対して、直流消去磁気
ヘッドを使用したが為に生ずる再生信号の歪を少くする
ことの出来るものを提案するものである。
録磁気ヘッドとを有し、この記録磁気ヘッドに記録信号
と共に交流バイアス電流を供給するようにした磁気記録
装置に於いて、使用される磁気記録媒体に応じて供給さ
れる相異なる交流バイアス電流に対して、直流消去磁気
ヘッドを使用したが為に生ずる再生信号の歪を少くする
ことの出来るものを提案するものである。
以下に図面を参照して本考案をいくつかの実施例につき
詳細に説明する。
詳細に説明する。
1ず第1図を参照して本考案の第1の実施例を説明する
。
。
第1図においてTは磁気記録媒体としての磁気テープで
ある。
ある。
Heは直流消去磁気ヘッドで、本例では例えばフェライ
トよりなる永久磁石である。
トよりなる永久磁石である。
そしてそのテープTに対する対向部がN極又はS極に着
磁されている。
磁されている。
この場合着磁の強さは、この直流消去磁気ヘッドHeに
よって磁気テープTにこれを磁気的に飽和させるに十分
な磁界を与えうるような強さに設定される。
よって磁気テープTにこれを磁気的に飽和させるに十分
な磁界を与えうるような強さに設定される。
Hrは記録磁気ヘッドである。
この記録磁気ヘッドHrはフェライトのコアにコイルを
巻装したものである。
巻装したものである。
そしてこの記録磁気ヘッドHrに対しては記録信号と共
に交流バイアス電流を供給するようにする。
に交流バイアス電流を供給するようにする。
Qは記録増巾回路を構成するトランジスタであって、そ
のベースに記録信号が供給されるようになされる。
のベースに記録信号が供給されるようになされる。
トランジスタQのエミッタは接地され、そのコレクタが
負荷抵抗器R0を通じて電源十Bに接続される。
負荷抵抗器R0を通じて電源十Bに接続される。
MはコンデンサC2及びコイルLの並列回路よりなるバ
イアストラップ回路であって、トランジスタQのコレク
タがコンデンサC1を通じ更にこのバイアストラップ回
路Mを通じて記録磁気ヘッドHrのコイルの一端に接続
され、そのコイルの他端が接地されるようになされてい
る。
イアストラップ回路であって、トランジスタQのコレク
タがコンデンサC1を通じ更にこのバイアストラップ回
路Mを通じて記録磁気ヘッドHrのコイルの一端に接続
され、そのコイルの他端が接地されるようになされてい
る。
更にOSCはバイアス発振器であって、これよりの交流
バイアス電流がそのバイアス電流量調整用のコンデンサ
C3を通じて記録磁気ヘッドHrのコイルの一端に供給
されるようになされている。
バイアス電流がそのバイアス電流量調整用のコンデンサ
C3を通じて記録磁気ヘッドHrのコイルの一端に供給
されるようになされている。
尚、使用される磁気記録媒体の抗磁力に応じてコンデン
サC3の容量を調整して、交流バイアス電流を可変する
。
サC3の容量を調整して、交流バイアス電流を可変する
。
以上の構成は従来の磁気記録装置の構成と同様である。
本考案においては記録磁気ヘッドHrに直流電流を供給
するようにする。
するようにする。
そして直流消去磁気ヘッドHe及び記録磁気ヘッドHr
により磁気記録媒体即ち磁気テープTに与えられる各直
流磁界の磁気記録媒体としての磁気テープの逃げ向き側
の各部分磁界の走行方向成分の向きが反対側になるよう
にこの記録磁気ヘッドHrに流す直流電流の方向を選定
する。
により磁気記録媒体即ち磁気テープTに与えられる各直
流磁界の磁気記録媒体としての磁気テープの逃げ向き側
の各部分磁界の走行方向成分の向きが反対側になるよう
にこの記録磁気ヘッドHrに流す直流電流の方向を選定
する。
尚、この場合逃げ向き側の部分磁界とは、磁気テープT
が磁気ヘッドHe及びHrのテープ対接部を離脱する瞬
間のこれら磁気ヘッドHe及びHrにより磁気テープT
に与えられる磁界をいう。
が磁気ヘッドHe及びHrのテープ対接部を離脱する瞬
間のこれら磁気ヘッドHe及びHrにより磁気テープT
に与えられる磁界をいう。
この為第1図の例ではコンデンサC1及びバイアストラ
ップ回路Mとの接続中点と電源十Bとの間に抵抗器R2
を接続して記録磁気ヘッドHrに対し直流電流を供給す
るようにしている。
ップ回路Mとの接続中点と電源十Bとの間に抵抗器R2
を接続して記録磁気ヘッドHrに対し直流電流を供給す
るようにしている。
更にこの記録磁気ヘッドHrに供給する直流電流の電流
値■Dを、使用される磁気記録媒体に応じて供給される
相異なる交流バイアス電流に対して、 0.19IDO≦I、≦ID0 (但しIDQ三〇、2 IB (fB )fB:交流バ
イアス電流の周波数、IB(fB):周波数fBの交流
バイアス電流のピーク電流値) に選定するようにするものである。
値■Dを、使用される磁気記録媒体に応じて供給される
相異なる交流バイアス電流に対して、 0.19IDO≦I、≦ID0 (但しIDQ三〇、2 IB (fB )fB:交流バ
イアス電流の周波数、IB(fB):周波数fBの交流
バイアス電流のピーク電流値) に選定するようにするものである。
記録磁気ヘッドHrに流す直流電流が上述のように制限
されるのは、記録磁気ヘッドHrのコアがフェライトで
あるとと及び交流バイアス電流の電流値に依存している
ことを示すもので、上述の制限値は実験により得られた
ものである。
されるのは、記録磁気ヘッドHrのコアがフェライトで
あるとと及び交流バイアス電流の電流値に依存している
ことを示すもので、上述の制限値は実験により得られた
ものである。
第2図はこの記録磁気ヘッドHrに流す直流電流を横軸
にとり、その時のこの磁気記録装置によって磁気テープ
に記録された再生信号の歪率を縦軸にとって直流電流に
対する歪率の変化を測定したものである。
にとり、その時のこの磁気記録装置によって磁気テープ
に記録された再生信号の歪率を縦軸にとって直流電流に
対する歪率の変化を測定したものである。
第2図において1は交流バイアス電流(ピーク値)IB
が1.82mA、2が■B=2、24 mAの場合の特
性曲線である。
が1.82mA、2が■B=2、24 mAの場合の特
性曲線である。
尚一般にバイアス電流の値は、これら値即ち1.82m
Aから2.24mAの間で使用されるのが普通である。
Aから2.24mAの間で使用されるのが普通である。
これら各曲線1及び2においてそれぞれ0.19IDO
及びIDOの位置を図示した。
及びIDOの位置を図示した。
尚この第2図の測定においては使用磁気テープはC−6
OCR、テーフスピード4.8CrrL/ 31交流バ
イアス電流の周波数100 KHz、記録信号の周波数
IKHzである。
OCR、テーフスピード4.8CrrL/ 31交流バ
イアス電流の周波数100 KHz、記録信号の周波数
IKHzである。
この第2図のグラフによれば、上述の記録磁気ヘッドに
流す直流電流の制限が明らかにされる。
流す直流電流の制限が明らかにされる。
即ち直流電流IDの値がこのように選ばれれば、再生出
力の歪率は十分使用に供する程変に低くなることがわか
る。
力の歪率は十分使用に供する程変に低くなることがわか
る。
次に第3図を参照して上述のように構成することにより
直流消去磁気ヘッドを使用したにもかかわらず再生出力
の歪率が低下する理由について述べよう。
直流消去磁気ヘッドを使用したにもかかわらず再生出力
の歪率が低下する理由について述べよう。
第3図は横軸を磁気テープに与える記録磁界にとり、縦
軸をその磁気テープの残留磁化にとった場合のグラフで
あって、4は従来の消去磁気ヘッドに消去交流電流を供
給して交流消去を行った後に、交流バイアス記録を行な
った場合の曲線であり、これはその曲線が原点0におい
て点対称的な曲線であり、原点0において変曲点を有し
ている。
軸をその磁気テープの残留磁化にとった場合のグラフで
あって、4は従来の消去磁気ヘッドに消去交流電流を供
給して交流消去を行った後に、交流バイアス記録を行な
った場合の曲線であり、これはその曲線が原点0におい
て点対称的な曲線であり、原点0において変曲点を有し
ている。
曲線3は直流消去磁気ヘッドを用いて消去した後に交流
バイアス記録を行なった場合の曲線を示し、この場合の
変曲点Pは原点0にはなく、残留磁化を示す縦軸よりH
Dだけ記録磁界を示す横軸力向にずれた点に位置してい
る。
バイアス記録を行なった場合の曲線を示し、この場合の
変曲点Pは原点0にはなく、残留磁化を示す縦軸よりH
Dだけ記録磁界を示す横軸力向にずれた点に位置してい
る。
尚、このずれる極性は直流消去磁気ヘッドの磁化の極性
に応じて残留磁化を示す縦軸の左側又は右側に位置する
。
に応じて残留磁化を示す縦軸の左側又は右側に位置する
。
そして従来の如く単純に記録信号を記録磁気ヘッドに供
給して記録を行う場合には、残留磁化を示す縦軸を中心
として記録信号で振せるように供給するものであるが、
その場合には、曲線3の残留磁化を示す縦軸との交点に
おいては、その曲線が頗る彎曲している為に、得られる
残留磁化は非常に歪んだものとなり、これが従来の直流
消去方法において再生出力が歪むことになるものである
。
給して記録を行う場合には、残留磁化を示す縦軸を中心
として記録信号で振せるように供給するものであるが、
その場合には、曲線3の残留磁化を示す縦軸との交点に
おいては、その曲線が頗る彎曲している為に、得られる
残留磁化は非常に歪んだものとなり、これが従来の直流
消去方法において再生出力が歪むことになるものである
。
そこで、本考案においては曲線3の1変変曲点、即ち記
録磁界に対する残留磁化の特性が直線にほぼ近い地点、
即ち第3図に示す如く記録磁気ヘッドHrにこの図にお
いてHDだけ動作点をずらして、即ち直流電流を流して
その変曲点に対応する位置を中心として記録信号を振ら
せるようにすれば、残留磁化はその記録信号に対し歪な
く形成される。
録磁界に対する残留磁化の特性が直線にほぼ近い地点、
即ち第3図に示す如く記録磁気ヘッドHrにこの図にお
いてHDだけ動作点をずらして、即ち直流電流を流して
その変曲点に対応する位置を中心として記録信号を振ら
せるようにすれば、残留磁化はその記録信号に対し歪な
く形成される。
従って再生出力の歪が頗る小さくなる。又、この曲線3
の変曲点Pから離れるに従って再生出力の歪が大きくな
ることは当然であり、この変曲点に近いほど再生出力の
歪は小さくなる。
の変曲点Pから離れるに従って再生出力の歪が大きくな
ることは当然であり、この変曲点に近いほど再生出力の
歪は小さくなる。
もちろんこの変曲点Pにおいても、記録磁界に対する残
留磁化の曲線が完全な直線ではないので、再生出力の歪
率か0とはならないけれども、実用に供して十分使用し
うる程変に再生出力の歪が小さくなる。
留磁化の曲線が完全な直線ではないので、再生出力の歪
率か0とはならないけれども、実用に供して十分使用し
うる程変に再生出力の歪が小さくなる。
一般に記録磁気ヘッドHrに交流バイアス電流を供給す
る場合には、その記録磁気ヘッドのコアが帯磁しないよ
うにする為に、記録動作停止時においては、その交流バ
イアス電流が第4図Aに示す如く記録動作停止時点t。
る場合には、その記録磁気ヘッドのコアが帯磁しないよ
うにする為に、記録動作停止時においては、その交流バ
イアス電流が第4図Aに示す如く記録動作停止時点t。
よシ徐々にその電流値が低下するようにしてその帯磁を
回避するようにしているのを普通としている。
回避するようにしているのを普通としている。
そこで本考案においても直流電流を記録磁気ヘッドHr
に供給しているので、これによって記録磁気ヘッドHr
のコアが帯磁するのを回避する為に、第4図Bに示す如
く、交流バイアス電流のレベルが時刻t。
に供給しているので、これによって記録磁気ヘッドHr
のコアが帯磁するのを回避する為に、第4図Bに示す如
く、交流バイアス電流のレベルが時刻t。
以降において直流電流のレベルより犬なる時点t1にお
いて直流電流の供給を停止するようにするのが望ましい
。
いて直流電流の供給を停止するようにするのが望ましい
。
尚、そのための手段は第1図の実施例においては図示を
省略しである。
省略しである。
次に第5図及び第8図及び第7図を参照して本考案の互
に異る他の実施例について説明するも、第1図と対応す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
に異る他の実施例について説明するも、第1図と対応す
る部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第5図の実施例では記録磁気ヘッドHrに直流電流を供
給する為の抵抗器R2をトランジスタQ2のコレクタと
コンデンサC7及びバイアストラップ回路Mとの接続中
点との間に接続した場合であり、他の構成は第1図と同
様である。
給する為の抵抗器R2をトランジスタQ2のコレクタと
コンデンサC7及びバイアストラップ回路Mとの接続中
点との間に接続した場合であり、他の構成は第1図と同
様である。
尚この第5図の例では第1図の実施例に比し、記録増巾
回路の動作点が湯度等の変化により動いた場合にその直
流電流が変化するという多少の欠点はある。
回路の動作点が湯度等の変化により動いた場合にその直
流電流が変化するという多少の欠点はある。
第6図の実施例ではバイアス発振器oscを発振トラン
スTRの1次コイルに接続し、2次コイルの一端を記録
磁気ヘッドHrの一端に接続し、他端をコンデンサC4
を通じて接地し、記録磁気ヘッドHrに直流電流を供給
するための抵抗器R2をこの発振トランスTRとコンデ
ンサC4の接続中点と電源十Bとの間に接続した場合で
ある。
スTRの1次コイルに接続し、2次コイルの一端を記録
磁気ヘッドHrの一端に接続し、他端をコンデンサC4
を通じて接地し、記録磁気ヘッドHrに直流電流を供給
するための抵抗器R2をこの発振トランスTRとコンデ
ンサC4の接続中点と電源十Bとの間に接続した場合で
ある。
他の構成は第1図と同様である。
上述したように磁気テープの抗磁力が変化する場合には
、それに応じて最適交流バイアス電流も変化するが、そ
の為記録磁気ヘッドHrに供給する直流電流の値も変え
なければならない。
、それに応じて最適交流バイアス電流も変化するが、そ
の為記録磁気ヘッドHrに供給する直流電流の値も変え
なければならない。
この場合に互いに抗磁力を大きく異にする磁気テープを
使用しうる磁気記録装置の場合においては、第7図に示
す如く第1図に於ける抵抗器R2の代わりに互いに抵抗
値の異る抵抗器R2a 。
使用しうる磁気記録装置の場合においては、第7図に示
す如く第1図に於ける抵抗器R2の代わりに互いに抵抗
値の異る抵抗器R2a 。
R2brR2Cを設け、これら抵抗器を切り換えスイッ
チSWで切換え得るようにする。
チSWで切換え得るようにする。
これら抵抗器R2a、R2b及びR2cの抵抗値はその
使用する磁気テープの抗磁力に応じて交流バイアス電流
の切換えと同時に行なうようにする。
使用する磁気テープの抗磁力に応じて交流バイアス電流
の切換えと同時に行なうようにする。
尚この第7図に於ては、交流バイアス電流の切換えにつ
いては図示していないけれども例えばコンデンサC3を
互いに異なるコンデンサを使用して切換えスイッチにて
切換えるようにすればよい。
いては図示していないけれども例えばコンデンサC3を
互いに異なるコンデンサを使用して切換えスイッチにて
切換えるようにすればよい。
上述せる本考案磁気記録装置によれば、直流消去磁気ヘ
ッドと、フェライトのコアを使用した記録磁気ヘッドと
を有し、記録磁気ヘッドに記録信号と共に交流バイアス
電流を供給するようにした磁気記録装置に於て、記録磁
気ヘッドに直流電流を供給するようになし、・直流消去
磁気ヘッド及び記録磁気ヘッドにより磁気記録媒体に与
えられる各直流磁界の磁気記録媒体の逃向き側の各部分
磁界の走向方向成分の向きが、反対になるように直流電
流の方向を選定すると共に、この直流電流の電流値■D
を、使用される磁気記録媒体に応じて供給される相異な
る交流バイアス電流に対して、0・19 ID□<、I
p≦ID0 (但しl4)Q三O,2IB(fB)、 fB:交流バイアス電流の周波数、IB(f B):周
波数fBの交流バイアス電流のピーク電流値) に選定するようにしたものであるから、使用される磁気
記録媒体に応じて供給される相異なる交流バイアス電流
に対して、直流消去磁気ヘッドを使用したにもかかわら
ず再生出力の歪みを小とすることができる。
ッドと、フェライトのコアを使用した記録磁気ヘッドと
を有し、記録磁気ヘッドに記録信号と共に交流バイアス
電流を供給するようにした磁気記録装置に於て、記録磁
気ヘッドに直流電流を供給するようになし、・直流消去
磁気ヘッド及び記録磁気ヘッドにより磁気記録媒体に与
えられる各直流磁界の磁気記録媒体の逃向き側の各部分
磁界の走向方向成分の向きが、反対になるように直流電
流の方向を選定すると共に、この直流電流の電流値■D
を、使用される磁気記録媒体に応じて供給される相異な
る交流バイアス電流に対して、0・19 ID□<、I
p≦ID0 (但しl4)Q三O,2IB(fB)、 fB:交流バイアス電流の周波数、IB(f B):周
波数fBの交流バイアス電流のピーク電流値) に選定するようにしたものであるから、使用される磁気
記録媒体に応じて供給される相異なる交流バイアス電流
に対して、直流消去磁気ヘッドを使用したにもかかわら
ず再生出力の歪みを小とすることができる。
又、このように直流消去磁気ヘッドを使用したにもかか
わらず、再生出力の歪率を小さくすることができるので
、交流消去法のように犬なる消去電力を必要とせず、電
池式テープレコーダに適用して好適であり、ラジオ受信
機付カセットテープレコーダに適用した場合交流消去法
で起きるようなラジオ受信機内の高周波信号と消去交流
信号とのビートが有害信号となって磁気テープに記録さ
れる虞れもなく好適である。
わらず、再生出力の歪率を小さくすることができるので
、交流消去法のように犬なる消去電力を必要とせず、電
池式テープレコーダに適用して好適であり、ラジオ受信
機付カセットテープレコーダに適用した場合交流消去法
で起きるようなラジオ受信機内の高周波信号と消去交流
信号とのビートが有害信号となって磁気テープに記録さ
れる虞れもなく好適である。
又、直流消去磁気ヘッドを永久磁石にて構成する場合に
は、一層消去電力が少なくなる。
は、一層消去電力が少なくなる。
又、上述の第2図のグラフかられかるように、記録磁気
ヘッドに流す直流電流に対する再生出力の歪率のカーブ
は、その許容歪率の範囲が比較的ブロードであるので、
直流電流を供給するための抵抗器の抵抗値を微細に調整
する必要がない。
ヘッドに流す直流電流に対する再生出力の歪率のカーブ
は、その許容歪率の範囲が比較的ブロードであるので、
直流電流を供給するための抵抗器の抵抗値を微細に調整
する必要がない。
捷た、使用する磁気テープの抗磁力等に応じて交流バイ
アス電流の切換が行なわれる場合に、これらの切換えら
れた交流バイアス電流によって選定される直流電流の範
囲にオーバラップする部分があればその直流電流値を設
定する固定抵抗を使用でき、上述の第7図の実施例の如
く、複数の抵抗器を用意して交流バイアス電流と同時に
直流電流値を切換える必要はない。
アス電流の切換が行なわれる場合に、これらの切換えら
れた交流バイアス電流によって選定される直流電流の範
囲にオーバラップする部分があればその直流電流値を設
定する固定抵抗を使用でき、上述の第7図の実施例の如
く、複数の抵抗器を用意して交流バイアス電流と同時に
直流電流値を切換える必要はない。
しかもこの記録磁気ヘッドに供給する最適の直流電流の
値は記録信号の記録レベルとか、記録周波数に依存しな
い。
値は記録信号の記録レベルとか、記録周波数に依存しな
い。
又直流電流は交流バイアス電流の略1/lO程度である
から入出力特性の直線性、飽和出力等に悪影響を及ぼす
虞れがない。
から入出力特性の直線性、飽和出力等に悪影響を及ぼす
虞れがない。
尚記録磁気ヘッドに供給する直流電流に磁気媒体の抗磁
力が犬となる程犬にする必要がある。
力が犬となる程犬にする必要がある。
上述の直流消去磁気ヘッドとしては、上述の如き永久磁
石の他にコアにコイルを巻装してこれに直流電流を供給
するようにしたいわゆるヘッドタイプのものでもよい。
石の他にコアにコイルを巻装してこれに直流電流を供給
するようにしたいわゆるヘッドタイプのものでもよい。
更に、単に棒磁石にコイルを巻装した電磁石構成のもの
でもよい。
でもよい。
又、その消去磁気ヘッドの磁石或いはコアの形状は任意
である。
である。
第1図は本考案磁気記録装置の1例を示す回路図、第2
図は本考案の説明に供する特性曲線図、第3図は本考案
の説明に供する特性曲線図、第4図は本発明の説明に供
する波形図、第5図、第6図及び第7図は夫々本考案の
互いに異なる他の実施例を示す回路図である。 Heは消去磁気ヘッド、Hrは記録磁気ヘッド、Tは磁
気媒体としての磁気テープである。
図は本考案の説明に供する特性曲線図、第3図は本考案
の説明に供する特性曲線図、第4図は本発明の説明に供
する波形図、第5図、第6図及び第7図は夫々本考案の
互いに異なる他の実施例を示す回路図である。 Heは消去磁気ヘッド、Hrは記録磁気ヘッド、Tは磁
気媒体としての磁気テープである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 磁気記録媒体に対して飽和磁界を与える直流消去磁気ヘ
ッドと、記録信号及び交流バイアス電流が供給されると
共に、上記直流消去磁気ヘッドにより磁気記録媒体上に
形成される残留磁化に対して反対方向の磁界を与えるた
めの直流電流が供給される記録磁気ヘッドとを有する磁
気記録装置において、フェライトのコアを使用して上記
記録磁気ヘッドを構成し、該記録磁気ヘッドに供給され
る直流電流値IDを、使用される磁気記録媒体に応じて
供給される相異なる交流バイアス電流に対して、 0・■9■DO≦Ip<ID□ (但し、ID(、=0.21 I B(f B)fB(
fB):周波数fBの交流バイアス電流のピーク値) の範囲に選定して成る磁気記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP415874U JPS5928497Y2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP415874U JPS5928497Y2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | 磁気記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5096426U JPS5096426U (ja) | 1975-08-12 |
JPS5928497Y2 true JPS5928497Y2 (ja) | 1984-08-17 |
Family
ID=28065164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP415874U Expired JPS5928497Y2 (ja) | 1973-12-28 | 1973-12-28 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928497Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576164B2 (ja) * | 1972-04-12 | 1982-02-03 |
-
1973
- 1973-12-28 JP JP415874U patent/JPS5928497Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5096426U (ja) | 1975-08-12 |
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