JPS5927810Y2 - カ−テンレ−ルボツクス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーテンレールボックス、詳しくはレール部を
有するボックス本体とその前面を覆う幕板との組付は構
造に関する。

カーテンレールボックスの幕板は、レール部ヲ隠し且つ
インテリア効果を高めるために付設するものであるが、
人手の届く位置に取付けられること及び長尺でかなりの
重量からなるものであることから、ボックス本体との組
付は構造が堅固であることが要請される。

しかるに上記要請を満すためにはボックス本体又は支持
金具を大型化すればよいが、取扱い上及び経済性に劣り
実用的でない。

本考案は斯る従来事情に鑑み、ボックス本体、支持金具
の小型化を維持して取扱いが容易であり且つ合成樹脂、
金具の材料節減を図るとともにボックス本体と幕板との
堅固な組付は構造を提供せんとすることを目的辛する。

斯る本考案は、レール部を有する長尺状支持壁の上面前
端に前方へ突出する係合縁を形成した合成樹脂型ボック
ス本体と、ボックス本体の前面を覆う合成樹脂型幕板と
、前記ボックス本体の上面に長手方向適宜間隔をおいて
止着され、前部をボックス本体の前記保合縁より突出さ
せ該突出部に取付孔を備えるとともに後部を壁面に止着
する複数の支持金具と、前記幕板の背面に長手方向適宜
間隔をおいて止着される複数の「形連結金具とからなり
、上記連結金具の水平部上にボックス本体の前記係合縁
を載承せしめ、この水平部を前記取付孔を介して支持金
具にボルト又はビス止めして、両全具間にボックス本体
の保合縁を挟着せしめたカーテンレールボックスに係り
、上記支持金具にボックス本体及び幕板を夫々独立して
接続固定したことを特徴とする。

本考案の実施例を図面により説明すれば、第１図は設置
された状態のカーテンレールボックスを示し、Ａはボッ
クス本体、Ｂは幕板、１０は支持金具、２０は連結金具
、ａは取付壁面、ｂは窓部である。

ボックス本体Ａは塩化ビニル等の合成樹脂で押出し成型
された長尺状部材であって、長尺状水平壁からなる支持
壁１の下面に長手方向に延びる２本のレール部Ｒ，Ｒを
一体に形成した押出し成型品て゛ある。

支持壁１は上下２枚の板２，２′間に適宜間隔をおいて
長手方向に延びるリブ３，３・・・・・・を介在一体に
連接させた２重板構造である。

上記支持壁１はその上板２の前端を適宜幅前方へ突出さ
せて係合縁４を設ける。

上記ボックス本体Ａはその上面に長手方向へ適宜間隔を
おいて略コ形の支持金具１０．１０・・・・・・を載せ
、各支持金具１０をボックス本体Ａの中心より後方寄り
の位置でビス１１でもって止着する。

尚、図中の１２はビス１１の過度な締付けを防止するた
め用いたスリーブである。

支持金具１０はその前端がボックス本体Ａの上面前端よ
り前方へ突出する長さを有し、その突出部１０’に連結
金具２０を取付けるための螺子孔１３を開口する。

。上記支持金具１０はその垂直面からなる背部１０“を
室内の取付壁面すの所定個所に夫々ビス１４．１４でも
って止着することによりボックス本体Ａを吊掛は支持せ
しめる。

幕板Ｂは略平板状の支持板５と該板に係着される幕板本
体６とにより構成され、両者は共に前記ボックス本体Ａ
と同一材でもって押出し成形された長尺物である。

支持板５は長尺状平板の上部及び中程に略し形の条片７
゜８を長手方向全長に渉り突出させて支持板５との間に
保合溝７’、８’を形成するとともに下部には略く形の
押え片９を支持板５と対応させ突出形成して保合溝９′
を設ける。

上部の保合溝７′はその上方開口部を幅狭く形成し、該
溝内に幕板本体６の係合突片１５を堅固に挟着保持する
ようにする。

押え片９の下方部は支持板５側に向は屈曲させて開口部
が幅狭く形成されている。

幕板本体６は長尺状枠板にして側面形状路〔形に屈曲形
成され、その上下各端は後方に向けて屈曲状に延長され
るとともに上部縁の下面には係合突片１５が鉛直下方に
向けて垂下突設され、下部縁の上面には係合突片１６が
鉛直上方に向けて起立突設してあり、且つ中央部裏側に
は後方に向は水平に突出した係合突片１７が形成され、
その突片１７の先端は鉛直下方に向け］形に屈曲されて
支持板５の係合溝８′に嵌合するようにしである。

上記幕板本体６の表面には合成樹脂製の装飾シート１８
を貼着する。

幕板Ｂは幕板本体６を組付ける前の支持板５の背面に予
め連結金具２０．２０・・・・・・を長手方向適宜間隔
をおいて夫々止着する。

連結金具２０は垂直部２０′と水平部２０“とからなる
「形を有するとともに各部側縁を屈曲させた断面−形状
を有し、その垂直部２０′を前記支持板５背面の上半部
所定位置に合接してボルト止めすることによって支持板
５に止着する。

連結金具２０の水平部２０“上には先端との間に載せ代
２１を残した位置にボス部２２を突出させ、該ボス部２
２を貫通する軸孔２３を開口する。

上記ボス部２２の厚さはボックス本体Ａの上板２と略同
−厚さに形成し、載せ化２１上に係合縁４を載せた前記
上板２とボス部２２上面とが路面−となるようにする。

尚、連結金具２０は水平部２０“上にボス部２２を一体
に突出する構造に代えて、ボス部２２と同等厚さの座金
あるいはスペーサを介在させることも任意である。

連結金具２０は垂直部２０′を支持板５に取付けた状態
で、各水平部２０“を支持金具１０の各突出部１０下面
に当てて載せ代２１をボックス本体Ａの上板２の係合縁
４下面に当てるとともに軸孔２３を螺子孔１３に合致さ
せ、その軸孔２３下方より挿し込んだビス２４によって
水平部２０″を支持金具１０に止着固定するとともに載
せ代２１と支持金具１０との間にボックス本体Ａの係合
縁４を挟着保持する。

従って連結金具２０は支持板５を支持金具１０を介して
ボックス本体Ａ前面に吊り掛けるとともにボックス本体
Ａ前端の係合縁４を支持金具１０に締結支持する機能を
有する。

幕板本体６は上記吊り掛けされた支持板５に組付けるが
、それには先づ幕板本体６下部の係合突片１６を支持板
５の係合溝９′内に下方より押し込み、次いで幕板本体
６を支持板５側に押して係合突片１５，１７を係合溝７
’、８’の上方に位置させ、しかる後幕板本体６下方に
押して係合突片１５，１７を係合溝７’、８’内に夫々
押し込み嵌合掛止することによって完了する。

尚、本考案においてはボックス本体Ａ、幕板Ｂは実施例
図面のものに限定されるものではない。

第４図はボックス本体の変形例を示すもので、レール部
Ｒ’、Ｒ’をボックス本体Ａ′の底面に突出させる構造
ではなく、ボックス本体Ａ′の底面に全長に渉る条溝を
開口させることによってレール部Ｒ’、Ｒ’とした例を
示す。

本考案は斜上の如く合成樹脂製のボックス本体と幕板と
からなるカーテンレールボックスにおいて、両者を支持
金具及び連結金具を介して組付けるようにしたので、ボ
ックス本体に幕板を直接組付ける構造のようにボックス
本体の前部に補強のため拡大された取付壁を設ける必要
がなく、ボックス本体の構造を簡素化して合成樹脂を節
減し得ると共に支持金具及び連結金具が複数の小物部品
からなるので軽量化及び材料節減を図ることができる。

又、上記幕板は金具どうしを止着した支持金具及び連結
金具を介してボックス本体に組付けられるが、その支持
構造はボックス本体から独立しているので、幕板に何ら
かの荷重がかかつても該荷重がレール部にまで大きく影
響を及ぼすことは少なく、レール部の変形ないし破壊を
防止することができ、また連結金具の水平部と支持金具
との間にボックス本体の保合縁を挟着したので、ボック
ス本体の支持構造が強固となす、シたがってボックス本
体と幕板との組付は構造が堅固であって、耐久性大なる
カーテンレールボックスを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案カーテンレールボックスの使用状態を示
す断面図、第２図はその斜視図、第３図は分解斜視図、
第４図は変形例を示す断面図である。 図中 Ａ、Ａ’はボックス本体、Ｂは幕板、１０は支持
金具、１０′は突出部、４は保合縁、５は支持板、６は
幕板本体、１３は螺子孔、２０は連結金具、２４はビス
である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 レール部を有する長尺状支持壁の上面前端に前方へ突出
   する係合縁を形成した合成樹脂型ボックス本体と、ボッ
   クス本体の前面゛を覆う合成樹脂型幕板と、前記ボック
   ス本体の上面に長手方向適宜間隔をおいて止着され、前
   部をボックス本体の前記係合縁より突出さ丑該突出部に
   取付孔を備えるととも゛に後部を壁面・に止着する複・
   数の・支持金具と、前記幕板の背面に長手方向適宜間隔
   をおいて止着されｊる複数の「形連結金具とからなり、
   上記連結金具の水平部上にボックス本体の前記係合縁を
   載承せし・め、この水平部を前記取付孔を介して支持金
   具にボルト又はビス止め七て、両全具間にボックス本体
   の係合縁を挟着せしめたカーテンレールボックス。 □ ”