JPS5927712B2 - 凸版印刷版の処理方法 - Google Patents
凸版印刷版の処理方法Info
- Publication number
- JPS5927712B2 JPS5927712B2 JP8880775A JP8880775A JPS5927712B2 JP S5927712 B2 JPS5927712 B2 JP S5927712B2 JP 8880775 A JP8880775 A JP 8880775A JP 8880775 A JP8880775 A JP 8880775A JP S5927712 B2 JPS5927712 B2 JP S5927712B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- oil
- letterpress printing
- letterpress
- plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は凸版印刷版による印刷時における汚れを防止す
る新しい処理方式に関するものである。
る新しい処理方式に関するものである。
一般に凸版印刷版を使つて印刷する場合、画線面だけで
なく非画線にまでインクが付着して汚れ、いわゆるケツ
付がおこる事がある。特にレリーフ厚がうすくなるに従
つてこの現象は格段に多くあられれてくる。本発明方法
は前記のような非画線部での汚れを防止するために版面
全面に撥油性の物質を塗装し、次いで黒損運転をするこ
とによつて画線部と被印刷体との相互まさつで凸版画線
部の表面に付着している前記撥油性物質を除去すること
を特徴とする凸版印刷における汚れ防止方法である。
なく非画線にまでインクが付着して汚れ、いわゆるケツ
付がおこる事がある。特にレリーフ厚がうすくなるに従
つてこの現象は格段に多くあられれてくる。本発明方法
は前記のような非画線部での汚れを防止するために版面
全面に撥油性の物質を塗装し、次いで黒損運転をするこ
とによつて画線部と被印刷体との相互まさつで凸版画線
部の表面に付着している前記撥油性物質を除去すること
を特徴とする凸版印刷における汚れ防止方法である。
撥油性の物質は油性の凸版印刷用インクをよせつけない
。
。
従つて、版面全面に撥油性の物質を塗装すると非画線部
だけでなく画線部までインクが付着せず印刷できない事
になるが本発明方法においては印刷のはじめに行なう黒
損運転を利用し、この運転の際に画線部の表面に付着し
ている撥油性の物質が被印刷体との相互まさつで除去さ
れる5 ようにしたものである。本印刷では非画線部に
のみ撥油性の物質が付着しているので、非画線部にはイ
ンクがのらず、画線部にのみインクがついてケツ付は防
止され、非常に美麗な印刷物ができあがる事になる。1
0本発明における凸版印刷版は基板に鉄、アルミニウム
などの金属あるいはテトロンなどのプラスチックフィル
ムを使用した諸種の感光性樹脂凸版が主としてあげられ
るが、紙型からとつたポリプロピレンのような熱可塑性
プラスチック版にも利15用できる。
だけでなく画線部までインクが付着せず印刷できない事
になるが本発明方法においては印刷のはじめに行なう黒
損運転を利用し、この運転の際に画線部の表面に付着し
ている撥油性の物質が被印刷体との相互まさつで除去さ
れる5 ようにしたものである。本印刷では非画線部に
のみ撥油性の物質が付着しているので、非画線部にはイ
ンクがのらず、画線部にのみインクがついてケツ付は防
止され、非常に美麗な印刷物ができあがる事になる。1
0本発明における凸版印刷版は基板に鉄、アルミニウム
などの金属あるいはテトロンなどのプラスチックフィル
ムを使用した諸種の感光性樹脂凸版が主としてあげられ
るが、紙型からとつたポリプロピレンのような熱可塑性
プラスチック版にも利15用できる。
さらに亜鉛版などの一般の金属版にも場合によつては適
用できる。
用できる。
ケツ付がおこるのはレリーフ厚のうすいものに多いので
100〜400μの版厚のものに特に利20用される。
100〜400μの版厚のものに特に利20用される。
本発明方法で使用する撥油性の物質としては撥油性のあ
るものならすべて適用できる。しかし、流動性の非常に
大きい低分子の化合物では、使用中にすぐ脱着して効果
なく、一方非常に高分子量の強固なフィルム形成能のあ
るもので25は、黒損印刷で画線部の表面についたまま
、脱着せず、また脱着するとしても非画線部も一様には
がれる事が多いので使用できない。また余りに接着性の
強いものは黒損運転で画線部に付着したまま脱着しない
ので適当ではない。接着性について30は用いる印刷版
の種類により相当に異なる。適当な撥油性物質は分子量
500以上1五以下のオリゴマ−性化合物があげられる
。例えばジメチルポリシロキサン構造をもつシリコーン
オイルなどのシリコン系化合物、ポリアト35 ラフル
オロエチレン、三弗化塩化エチレンなどの低重合物など
がある。
るものならすべて適用できる。しかし、流動性の非常に
大きい低分子の化合物では、使用中にすぐ脱着して効果
なく、一方非常に高分子量の強固なフィルム形成能のあ
るもので25は、黒損印刷で画線部の表面についたまま
、脱着せず、また脱着するとしても非画線部も一様には
がれる事が多いので使用できない。また余りに接着性の
強いものは黒損運転で画線部に付着したまま脱着しない
ので適当ではない。接着性について30は用いる印刷版
の種類により相当に異なる。適当な撥油性物質は分子量
500以上1五以下のオリゴマ−性化合物があげられる
。例えばジメチルポリシロキサン構造をもつシリコーン
オイルなどのシリコン系化合物、ポリアト35 ラフル
オロエチレン、三弗化塩化エチレンなどの低重合物など
がある。
塗装方法としては溶接または分散液として吹きつけ、ま
たはスポンジなどで普通の塗装を行なう。
たはスポンジなどで普通の塗装を行なう。
吹きつけまたは塗装後さらに硬化が進む方が望ましい。
本発明方法の第1の利点は前述のように非常に簡単な処
理で非画線部の汚れ防止を行なう事ができる点にある。
本発明方法の第1の利点は前述のように非常に簡単な処
理で非画線部の汚れ防止を行なう事ができる点にある。
本発明の他の利点は、版厚をうすくする事ができるので
、特に感光性樹脂版の場合は樹脂の使用量を大巾に減少
させる事ができるばかりでなく、版厚がうすいために露
光時間が短かくなり、従つて全体の作業工程が極めて短
縮できることにある。
、特に感光性樹脂版の場合は樹脂の使用量を大巾に減少
させる事ができるばかりでなく、版厚がうすいために露
光時間が短かくなり、従つて全体の作業工程が極めて短
縮できることにある。
次に実施例について述べる。実施例1
レリーフ厚250μのテビスタ版(帝人株式会社製不飽
和ポリエステル系感光性樹脂版)にKF(信越化学製シ
リコーン系エアゾール型離型剤)をスプレーで一様に塗
布する。
和ポリエステル系感光性樹脂版)にKF(信越化学製シ
リコーン系エアゾール型離型剤)をスプレーで一様に塗
布する。
塗布した印刷版を凸版輪転印刷機にかけ黒損運転を行な
うと画線部上のKF離型剤はすべて剥離した。
うと画線部上のKF離型剤はすべて剥離した。
本印刷すると美麗な印刷物が得られた。
KFで処理しない樹脂版では非画線部が汚れるため、美
麗な印刷物が得られなかづた。
麗な印刷物が得られなかづた。
実施例2
レリーフ厚150μのテビスタ版帝人株式会社製不飽和
ポリエステル感光性樹脂(フィルム版)にエムラロン(
日本エムラロン化製テフロン)インクスプレータイプを
スプレー塗装した。
ポリエステル感光性樹脂(フィルム版)にエムラロン(
日本エムラロン化製テフロン)インクスプレータイプを
スプレー塗装した。
実施例1と同様にして凸版印刷機にこの版を装着し、黒
損運転によつて画線部のエムラロンはすべて剥離した。
損運転によつて画線部のエムラロンはすべて剥離した。
本印刷を行なうと汚れのない美麗な印刷物が得られた。
未処理のものは汚れた印刷物しか得られなかつた。
Claims (1)
- 1 凸版印刷版の版面全面に撥油性物質を塗装し、次い
で黒損運転をすることのよつて、画線部と被印刷体との
相互まさつで凸版画線部の表面に付着している撥油性物
質を除去することを特徴とする凸版印刷版の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8880775A JPS5927712B2 (ja) | 1975-07-22 | 1975-07-22 | 凸版印刷版の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8880775A JPS5927712B2 (ja) | 1975-07-22 | 1975-07-22 | 凸版印刷版の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5213904A JPS5213904A (en) | 1977-02-02 |
JPS5927712B2 true JPS5927712B2 (ja) | 1984-07-07 |
Family
ID=13953142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8880775A Expired JPS5927712B2 (ja) | 1975-07-22 | 1975-07-22 | 凸版印刷版の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927712B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4439473B2 (ja) | 2003-12-26 | 2010-03-24 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 凸版印刷用水現像感光性樹脂版 |
JP5458469B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2014-04-02 | 凸版印刷株式会社 | 凸版反転オフセット印刷用凸版及びその製造方法、並びに印刷物の製造方法 |
JPWO2008126606A1 (ja) | 2007-03-20 | 2010-07-22 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 凹凸形状を持つ感光性樹脂版および凸版印刷版の製造方法、ならびに当該製造方法に用いる版面用処理液 |
-
1975
- 1975-07-22 JP JP8880775A patent/JPS5927712B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5213904A (en) | 1977-02-02 |
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