JPS5927632B2 - ドクタ−の熱変形防止装置 - Google Patents

ドクタ−の熱変形防止装置

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Publication number
JPS5927632B2
JPS5927632B2 JP3147981A JP3147981A JPS5927632B2 JP S5927632 B2 JPS5927632 B2 JP S5927632B2 JP 3147981 A JP3147981 A JP 3147981A JP 3147981 A JP3147981 A JP 3147981A JP S5927632 B2 JPS5927632 B2 JP S5927632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doctor
blade
bag
coolant
doctor blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP3147981A
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English (en)
Other versions
JPS57147477A (en
Inventor
光雄 山本
忠行 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3147981A priority Critical patent/JPS5927632B2/ja
Publication of JPS57147477A publication Critical patent/JPS57147477A/ja
Publication of JPS5927632B2 publication Critical patent/JPS5927632B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコータ用ドクターに応用できるドクターの熱変
形防止装置に関するものである。
一般にコータマシンには、紙層への塗工に際し紙が塗工
剤を取上げた時、塗工剤の層を紙全巾にわたつて均一に
計量するためのドクター装置が設けてある。
しかしこの装置によつて被覆を確実に、かつ均一に行な
うためには、紙層とドクターブレードとの間の圧力を紙
層全巾にわたつて均一とし、また紙を抱いて回転してい
るバッキングロールI表面とドクターブレード研磨面と
の接触を常に保つ必要がある。ところがドクター装置は
、塗工剤からの熱、塗工中の紙とドクターブレードとの
摩擦熱或はドクター周囲温度による熱影響を受け、特に
ドクターブレードは先端部より直接熱を受けるため、ブ
レード巾方向での温度差を生じ、その結果ブレードの変
形を起こす。
またブレードを通つた熱はドクターヘッド本体に伝わり
、ドクターヘッド本体の熱変形を起こしてブレードの変
形を更に助長することになる。
その結果紙全巾にわたつての均一な塗工ができず、極端
な場合は塗膜が斑模様となつたり、筋の発生を起こすこ
とになる。特にドクターブレードヘ作用する反力をメタ
ルバーにて受ける方式のものでは、ブレードからの熱は
メタルバーを通してもドクターヘッド本体に伝わること
となり、ヘッドの変形は更に大きなものとなる。
従来前記熱影響に対する補正装置としては第1図に示す
装置が知られており、中空ドクターヘツド本体1の内部
を複数の室1aに分け、選択された室内に熱エネルギー
を流すことにより、ドクターヘツド本体1の温度補正を
行なつていたが、ドクターヘツド本体1は構造が複雑と
なり、かつ製作にも多くの工程を要し、しかも熱源に最
も近いドクターブレード2自体の温度補正はなされてい
ないため、均一な計量塗工に対しては有効ではなかつた
本発明は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、ドクターブレード腹面に冷却剤を作用させ、又は
ドクターホルダー内に通路を形成して冷却剤を流すこと
により、ドクターブレードの先端部からドクターバツク
への伝熱を遮断するようにしたドクターの熱変形防止装
置を提供せんとするものである。
また本発明はドクターバツクの上面に熱媒体又は冷却剤
を流すと共に、ドクターブレード腹面に冷却剤を作用さ
せ、又はドクターホルダ内に通路を形成して冷却剤を流
すことにより、ドクターブレードの先端部からドクター
バツタへの伝熱を遮断すると共に、ドクターバツクの熱
変形を修正するようにしたドクターの熱変形防止装置を
提供せんとするものである。
以下本発明の実施例を図面について説明すると、第2図
〜第3図は本発明の第1実施例を示し、3はブレードホ
ルダ、4はメタルバー、5はドクターブレードであり、
これらで構成された空洞Eに一端A又は中央Cより適当
な温度に調節された冷却剤を流し、他端Bにて回収する
ことにより、ドクターブレード5の先端から伝わる熱を
吸収除去し、同時にブレード巾方向の温度補正を行なう
またドクターヘツド本体6にも全長にわたつてノズル7
を設け、適当な温度に調節された熱媒体又は冷却剤を流
し、ドクターブレード本体6の両端より回収パン8にて
ドレンとして回収し、前記熱媒体又は冷却剤を介して先
端部(ブレードホルダ3、メタルバ−4、ドクターブレ
ード5)と、ドクターヘツド本体4の温度差の補正を行
なう。第4図の実施例はブレードホルダ3、メタルバー
4、ドクターブレード5にて構成された空洞Fに、全長
にわたつてノズル9を設け、同ノズル9よりドクターブ
レード5に向けて適当な温度に調節された冷却剤を吹付
ける。この冷却剤は空洞F内を流れ、両端よりドレンと
して回収することにより、ドクターブレード5の先端か
ら伝わる熱を吸収除去し、同時にブレード巾方向の温度
補正を行なう。またドクターヘツド本体6にも第2図と
同様な方式により熱媒体又は冷却剤を流すことにより、
先端部(ブレードホルダ3、メタルバ−4、ドクターブ
レード5)とドクターヘツド本体6との温度差の補正を
行なう。次に第5図の実施例について説明すると、ブレ
ードホルダ3に巾方向全長にわたつて空洞Hを設け、一
端又は中央より適当な温度に調節された冷却剤を供給し
て他端より回収することにより、ドクターブレード5の
先端から伝わる熱を吸収除去し、同時にブレード巾方向
の温度補正を行なう。
またドクターヘツド本体6にも第2図と同様な方式にて
熱媒体又は冷却剤を流すことにより、先端部(ブレード
ホルダ3、メタルバ−4、ドクターブレード5)とドク
ターヘツド本体6との温度差の補正を行なう。以上詳細
に説明した如く本発明は構成されているので、ドクター
ブレード先端から伝わる熱はドクター支持部先端で吸収
除去され、ドクターバツクへの熱の移行を遮断し、同時
にブレード自体の巾方向全長にわたる温度差の補正を行
なうことができる。
また更にドクター支持部先端とドクターバツクとの温度
差を補正し、均一化することができる。従つて各部材は
製作時の精度を保ち、巾方向全面にわたり均一な計量塗
工を得ることができる。本発明はドクターブレード腹面
に冷却剤を作用させるので、ドクターブレードを冷却す
ることができ、ブレード取替時ドライシートに接した際
に起こるブレード焼付きを防止することができる。
またブレード反力の支持をメタルバー方式からチユーブ
バー方式とした場合でも、ブレードは塗工液の粘度変化
、バツキングロール表面の凹凸、チユーブ及びチユーブ
内の空気の弾性によつてビビリを発生することがある。
本発明ではブレード及びブレード支持部材を冷却するの
で、前記ビビリ現象に対してダンピング効果を与え有効
となる。本発明はまたドクターバツクの上面に熱媒体又
は冷却剤を流すようにしたので、ドクターバツクに特別
な細工を施す必要はなく、より簡単な装置によつてドク
ターバツクの温度コントロールが可能となる。なお、ド
クターバツク上面を塗工時にドクターホルダ側に傾ける
ようにすれば、ドクターホルダ部とによりV溝が構成さ
れるので、ここに熱媒体又は冷却剤を溜めることができ
、その量をコントロールすることによつてドクターバツ
クの温度コントロールが可能となる。また第2図、第4
図の空洞E,Fへの冷却剤の供給は、ドクターホルダの
ブレード取付部を常に洗浄してクリーンな状態を保つこ
とになるため、ブレード交換時の面倒な清掃作業は不要
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコータ用ドクター装置を示す側断面図、
第2図は本発明の実施例を示すコータ用ドクター装置の
側断面図、第3図は第2図のX矢視図、第4図及び第5
図は夫々第2図の実施例と異なるドクター装置の側断面
図である。 図の主要部分の説明、3・・・・・・ブレードホルダ、
4・・・・・・メタルバー、5・・・・・・ドクターブ
レード、6・・・・・・ドクターヘツド本体(ドクター
バツク)E.F・・・・・・空洞、H・・・・・・空洞
(通路)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドクターバック上に配設されたドクターホルダでド
    クターブレードの根部を固着し、同ドクターブレードの
    腹面にメタルバー又はチユーブバーを当接させて同ドク
    ターブレードを支持したメタルバー方式又はチユーブバ
    ー方式のドクター装置において、前記ドクターブレード
    腹面に冷却剤を作用させ、又は前記ドクターホルダ内に
    通路を形成して冷却剤を流すことにより、ドクターブレ
    ードの先端部からドクターバックへの伝熱を遮断するよ
    うにしたことを特徴とするドクターの熱変形防止装置。 2 ドクターバック上に配設されたドクターホルダでド
    クターブレードの根部を固着し、同ドクターブレードの
    腹面にメタルバー又はチユーブバーを当接させて同ドク
    ターブレードを支持したメルバー方式又はチユーブバー
    方式のドクター装置において、前記ドクターバックの上
    面に熱媒体又は冷却剤を流すと共に、前記ドクターブレ
    ード腹面に冷却剤を作用させ、又は前記ドクターホルダ
    内に通路を形成して冷却剤を流すことにより、ドクター
    ブレードの先端部からドクターバックへの伝熱を遮断す
    ると共に、ドクターバックへの熱変形を修正するように
    したことを特徴とするドクターの熱変形防止装置。
JP3147981A 1981-03-05 1981-03-05 ドクタ−の熱変形防止装置 Expired JPS5927632B2 (ja)

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JP3147981A JPS5927632B2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05 ドクタ−の熱変形防止装置

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JPS57147477A JPS57147477A (en) 1982-09-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60501636A (ja) * 1983-06-20 1985-09-26 ネヘ−ジパリ ミユサキ エジエテム 記録すべき信号の周波数範囲に関係なく瞬時信号値に従い標本化するための方法および回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FI100311B (fi) * 1988-09-23 1997-11-14 Voith Gmbh J M Päällystyskoneiston kiillotuslaite

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JPS60501636A (ja) * 1983-06-20 1985-09-26 ネヘ−ジパリ ミユサキ エジエテム 記録すべき信号の周波数範囲に関係なく瞬時信号値に従い標本化するための方法および回路

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