JPS5927554Y2 - デイスクブレ−キの空冷促進構造 - Google Patents

デイスクブレ−キの空冷促進構造

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Publication number
JPS5927554Y2
JPS5927554Y2 JP4693178U JP4693178U JPS5927554Y2 JP S5927554 Y2 JPS5927554 Y2 JP S5927554Y2 JP 4693178 U JP4693178 U JP 4693178U JP 4693178 U JP4693178 U JP 4693178U JP S5927554 Y2 JPS5927554 Y2 JP S5927554Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
disc brake
disc
wheel
rotary plate
air cooling
Prior art date
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Expired
Application number
JP4693178U
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English (en)
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JPS54150081U (ja
Inventor
勝弘 宮田
Original Assignee
曙ブレーキ工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はディスクブレーキ装着部の空気流通を促進させ
て温度上昇を抑制する構成に関するものである。
一般にディスクブレーキは車輪のホイール内に組付けら
れており、特に円板を挾圧する一対の摩擦バンドのアウ
ター側(ホイール内方側)が位置する部分は容積が狭い
と共に、円板等により閉じ込められた状態をなしている
ため制動時に発生する熱の放熱効率がインナー側に比し
て劣り、摩擦パンドライニングの摩耗が大きくなるとい
う問題が考えられていた。
本考案はこのような問題点を解消するためになされたも
のである。
即ちホイール及び円板と共に一体回転する回転板を該ホ
イールの内方部に配設せしめ、この回転円板には周方向
に離隔して複数個の切り起し等による羽部を形成せしめ
て、該ホイール内方部分の空気流動性を促進させるよう
にしたディスクブレーキの空冷促進構造を提供するもの
である。
また同構成によれば、冷却ファンをなす回転板はホイー
ルと一体に回転する部材であるため、従来ホイールの内
方部に位置するタイヤパルプの導管が振動により固定的
であるディスクブレーキと干渉する不具合を生じていた
ことも、該回転板をタイヤバルブ導管のストッパに兼用
させて解消することもでき、更に必要によって円板とこ
れを支承する・・ブ等の間に該回転板を介在せしめる構
成とすると共に、同回転板を熱伝導性の低いものとする
ことにより、該バブの温度上昇を抑制してノ・ブとその
支承軸の滑動性を保つグリース等の潤滑剤の劣化を低減
させる効果も期待できるという利点がある。
本考案を図面に示す実施例に基づいて説明すると、第1
図において1は車体より延出されたナックル、2はこの
ナックル1に固定されているバブ支承軸、3は該支承軸
2に回転自在に組付けられているバブ、4はバブ3に固
着された円板、5はバブに植設されたボルトであり、ホ
イール6はこれら複数個のボルト5に組付はナツト7の
締付けにより一体化される。
8はタイヤバルブの導管、9はディスクブレーキであり
、車体より円板4縁部に延出されたサポート10と、こ
のサポート10にて円板4軸方向に移動可能に支承され
たキャリパ11と、このキャリパ11のインナー側部分
に内蔵された油圧作動機構12と、円板4を挾圧するイ
ンナー、アウターの両側摩擦バンド13.14とから構
成されている。
15は冷却ファンをなす回転板であり、中央開口を有す
る略円形状をなしてその中央縁部はハブ3と円板4の間
に介在するようこれらと一体化され、外周縁部は前記タ
イヤバルブ導管8の径内方側への移動を規制するストツ
パをなしている。
16はこの回転板15に周方向に離隔して複数個切り起
し形成された羽部である。
第2図は該回転板15の二部正面図を示すもので、図の
矢印方向に回転することにより各羽部16は周囲の空気
に略一定方向への流動性を与えることができる。
尚、第1図は摩擦バンド15.16の新品時におけるデ
ィスクブレーキ9のキャリパ11位置を示しており、こ
の状態で回転板15とキャリパ11が干渉を生ずること
のないよう構成すれば、この後キャリパ11はライニン
グ摩耗の増大に応じて図の右方にのみ偏倚するから、こ
れらの干渉を生ずる虞れは全くない。
このような構成によれば車輪(ホイール6)の回転と共
に回転板15は一体回転し、ホイール6、円板4により
囲まれた中空部内には回転板15の羽部16により=定
の空気流動性が与えられることになる。
従って制動時に円板4と摩擦バンド13.14の摺接に
より生ずる熱は前記空気流動によって放熱され、従来の
ものと比し中空部内の温度上昇は大幅に低減されるため
前述したように高温時の摺接により促進される摩擦バン
ド13のライニング摩耗は抑制されることとなる。
以上述べた如く本考案よりなるディスクブレーキの空冷
促進構造は、従来のものと比し冷却ファンをなす回転板
をホイール、円板と一体的に組付けたという簡単な構成
により、前述した種々の効果を得ることができるもので
あり、その実用上の利益は犬なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はディス
クブレーキ組付は部の一部縦断面図、第2図は回転板の
一部正面図、第3図は第2図AA線の断面図である。 1・・・・・・ナックル、2・・・・・・支承軸、3・
・・・・・ハフ、4・・・・・・円板、5・・・・・・
ボルト、6・・・・・・ホイール、7・・・・・・ナン
ド、8・・・・・・導管、9・・・・・・ディスクブレ
ーキ、10・・・・・・サポート、11・・・・・・キ
ャリパ、12・・・・・・油圧作動機構、13,14・
・・・・・摩擦バンド、15・・・・・・回転板、16
・・・・・・羽部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイールと一体回転する円板と、車体固定部より延出さ
    れたサポートにより支持されたディスクブレーキと、サ
    イール及び円板に囲まれた空間部に配設され、かつこれ
    らと一体回転する円形状の回転板とを備え、該回転板は
    周方向に離隔して切起し形成され、回転により前記全間
    部空気を流動せしめる複数個の羽部な備えるとともに、
    その外周縁部が前記空間部に突出するタイヤパルプ用導
    管に当接して、該導管のディスクブレーキへの干渉を防
    止するストッパをなすことを特徴とするディスクブレー
    キの空冷促進構造。
JP4693178U 1978-04-10 1978-04-10 デイスクブレ−キの空冷促進構造 Expired JPS5927554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4693178U JPS5927554Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10 デイスクブレ−キの空冷促進構造

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JP4693178U JPS5927554Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10 デイスクブレ−キの空冷促進構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54150081U JPS54150081U (ja) 1979-10-18
JPS5927554Y2 true JPS5927554Y2 (ja) 1984-08-09

Family

ID=28927943

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4693178U Expired JPS5927554Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10 デイスクブレ−キの空冷促進構造

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JP (1) JPS5927554Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828939Y2 (ja) * 1979-12-28 1983-06-24 株式会社 クリムソン ブレ−キ機構の冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54150081U (ja) 1979-10-18

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