JPS5927354Y2 - 耐衝撃板骨構造 - Google Patents

耐衝撃板骨構造

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JPS5927354Y2
JPS5927354Y2 JP2123380U JP2123380U JPS5927354Y2 JP S5927354 Y2 JPS5927354 Y2 JP S5927354Y2 JP 2123380 U JP2123380 U JP 2123380U JP 2123380 U JP2123380 U JP 2123380U JP S5927354 Y2 JPS5927354 Y2 JP S5927354Y2
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JP
Japan
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stringer
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resistant plate
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JP2123380U
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JPS56124092U (ja
Inventor
正明 的場
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐衝撃板骨構造に関する。
例えば、船舶の船首部構造は、第1図縦断面図、第2図
横断面図、第3図水平態面図に示すように、外部より水
圧05を受げる外板01が裏面に溶着された縦通材02
によって補強される板前構造よりなる。
そこで、外板01に他船、流氷等との衝突に起因して外
部から衝撃力010が作用すると、縦通材02は支点0
6と中央部09で塑性ヒンジとなっである程度まで衝撃
エネルギを吸収するが、衝撃エネルギが縦通材02で吸
収しきれないときは、外板01と隔壁03との溶接部0
7が切断し、船倉04内に浸水することになる。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、衝
撃荷重を受けた場合、衝撃エネルギを効果的に吸収して
外板が破断することを防止する船舶、タンク等の耐衝撃
板骨構造を提供することを目的とし、外板を縦通材によ
り補強する板前構造において、上記縦通材に単数又は複
数の断面係数減少部を設けたことを特徴とする。
本考案を船体に適用した実施例を図面について説明する
と、第4図は第1実施例の水平断面図、第5図は第4図
の部分拡大図、第6図1.第7図。
第8図はそれぞれ本考案の第2.第3.第4実施例を示
す部分斜視図、第9図は第5実施例を示す部分水平断面
図である。
まず、第4〜5図において、1は内面に溶着されたT型
断面の縦通材2により補強された外板、2a及び2bは
それぞれT型断面の縦通材2を形成するウェブプレート
及びフェースプレート、3は隔壁、6は縦通材20両両
端点、7は外板1と隔壁3との溶接部、8は縦通材2の
ウェブプレート2aのフェースプレー)2b側に適宜間
隔で複数個刻設された半円形の凹所で、フェースプレー
ト2bはウェブプレー)2aの凹所8に沿って固着され
、断面係数減少部8aを形成する。
9は縦通材2の中央部、10は外板1の外面に外部から
作用する衝撃力、11は応力の流れである。
本実施例では縦通材2にT型断面のものを用いたが、縦
通材2はL型断面のものでもよい。
このような板前構造において、異常に過大な衝撃力10
が外板1に作用した場合、縦通材2の断面係数減少部8
aが、同図破線に示すように、次次に塑性変形(塑性ヒ
ンジ化)し、外板1は切断に至ることなく衝撃エネルギ
を吸収する。
すなわち、縦通材2の両端溶続部7,7と中央部8とが
塑性ヒンジとなり、縦通材2に加わる荷重が引張荷重と
なっても、第5図に示すように、縦通材2の断面係数減
少部8aに応力の流れ11が集中して曲げ応力となり塑
性ヒンジを生ずる。
なお、その際、断面係数減少部8aは、通常の水圧負荷
の場合に、従来の板前構造より特に強度が劣ることはな
い。
なぜならば、一般に外板1は水圧を受けると縦過材2に
はその両支点6,6と中央部9に大きな曲げモーメント
が加わるが、補強上問題となる縦通材2の支点6の溶接
部1の応力は、本実施例構造でも、その値は変らず、ま
た縦通材2の断面係数減少部8aの応力集中は溶接部7
のそれより小にすることができるからである。
その結果、板前構造は外板1を切断することなしに衝撃
力を吸収することができるので、破断に基因して海水が
船倉内へ浸水する危険性は減少する。
第6図に示す第2実施例は、第1〜3図に示した連続フ
ェースプレー)02bの代わりに、適宜間隔を存して短
冊状フェースプレート20bを不連続的にウェブプレー
)20aの側端縁に溶着することにより、縦通材20に
断面係数減少部8bを設けている。
フェースプレー)20bは長方形であるが、応力の流れ
をスムースにするためにフェースプレートの両端をテー
パ状にしてもよい。
因みに、力の流れをスムースにするために、フェースプ
レート端の巾をテーパ状としたものは、すでに知られて
いるが、これは衝撃時の損傷防止を目的としてフェース
プレートを適宜間隔で配設したものでないことに注意す
る必要がある。
第7図に示す第3実施例では、第1〜3図に示した連続
フェースプレー)02bの代わりに適宜間隔で開口を穿
設する有孔フェースプレート40bをウェブプレー)4
0aの側端縁に溶着することにより縦通材40に断面係
数減少部8cを設けている。
第8図に示す第4実施例では、第1〜3図に示した連続
フェースプレートの代わりに連続フェースプレー1−6
0bの両側に適宜間隔で複数の切欠きを設げることによ
り断面係数減少部8dを設けている。
第9図に示す第5実施例では、ウェブプレート80aの
フェースプレー1−80b側に適宜間隔で楕円形の開口
を複数穿設することにより、縦断材80に断面係数減少
部8eを形成している。
以上第2〜第5実施例の構造は何れも、第1実施例と実
質的に同一の作用効果を奏するものである。
上記実施例は、本考案を船体構造に適用した場合につい
て述べたが、本考案は船体構造のほか、衝撃荷重を受け
る可能性があり、衝撃荷重を受けた場合局部的に塑性変
形を許容することにより、外板が破断することを防止す
る必要のあるタンク、海洋構造物等に広く適用すること
ができる。
要するに、本考案によれば、外板を縦通材により補強す
る板前構造において、上記縦通材に単数又は複数の断面
係数減少部を設けたことにより、局部的に変形は許容す
るが外板の破壊することを防止する耐衝撃板骨構造を得
るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の船舶の船首部の部分縦断面図、第2図は
第1図の■−Hに沿った横断面図、第3図は第2図のI
[I−II[に沿った水平断面図、第4図は本考案を第
3図の船体の板前構造に適用した実施例を示す水平断面
図、第5図は第4図の縦通材の応力の流れを示す説明図
、第6.7.8図はそれぞれ本考案の第2.3.4実施
例を示す部分斜視図、第9図は本考案の第5実施例を示
す部分水平面図である。 1・・・外板、2,20,40,60.80・・・縦通
材、2a・°・ウェブプレート、2b゛°゛フエースプ
レート、3・・・隔壁、6・・・補強材の両端支点、7
・・・溶接部、8・・・凹所、8a 、sb、8c 、
sa、8e・・・断面係数減少部、9・・・中央部、1
0・・・衝撃力、11・・・応力の流れ、20a、40
a、60a。 80 a−ウェブプレート、20b、40b、60b。 80b・・・フェースプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外板を縦通材により補強する板前構造において、上記縦
    通材に単数又は複数の断面係数減少部を設けたことを特
    徴とする耐衝撃板骨構造。
JP2123380U 1980-02-22 1980-02-22 耐衝撃板骨構造 Expired JPS5927354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2123380U JPS5927354Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22 耐衝撃板骨構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2123380U JPS5927354Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22 耐衝撃板骨構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56124092U JPS56124092U (ja) 1981-09-21
JPS5927354Y2 true JPS5927354Y2 (ja) 1984-08-08

Family

ID=29617402

Family Applications (1)

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JP2123380U Expired JPS5927354Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22 耐衝撃板骨構造

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JPS56124092U (ja) 1981-09-21

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