JPS5927226B2 - スリット式二流体噴霧ノズル - Google Patents

スリット式二流体噴霧ノズル

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JPS5927226B2
JPS5927226B2 JP54041716A JP4171679A JPS5927226B2 JP S5927226 B2 JPS5927226 B2 JP S5927226B2 JP 54041716 A JP54041716 A JP 54041716A JP 4171679 A JP4171679 A JP 4171679A JP S5927226 B2 JPS5927226 B2 JP S5927226B2
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JP
Japan
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slit
nozzle
outlet
constriction
gap
Prior art date
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Expired
Application number
JP54041716A
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English (en)
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JPS55134660A (en
Inventor
清次 板東
貞夫 江端
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体と圧縮気体との混合流を所望隙間の出口ス
リットから噴出させる型式のスリット式二流体噴霧ノズ
ルに関し、殊に、出口スリットの隙間寸法の変動を防止
し一様で安定した混合噴霧状態を維持するよう改良した
スリット式二流体噴霧ノズルを提供するものである。
各種の鋼材の連続冷却あるいは塗装・清掃などを行なう
ためスリット式二流体噴霧ノズルが採用されている。
鋼板の冷却、特に進行する鋼板の連続冷却を例にとれば
、鋼板の巾方向に直線状に連続した噴射パターンを形成
し冷却開始位置で一様な冷却を行なうため、スポット状
噴射パターンしか得られないきり孔式噴霧ノズルに代え
て、スリット式噴霧ノズルが使用される。
鋼板の冷却に用いるスリット式二流体噴霧ノズルでは、
一般に、水と圧縮空気との混合流を使用し、これを出口
スリットから鋼板表面上に膜状に噴出させて熱処理等の
冷却を行なつている。第1図は従来のスリット式二流体
噴霧ノズルの構造を示す図である。
気体供給ヘッダ12に連通した広い断面の混合室14に
、スリットまたは多数のきり孔16を介して水供給ヘッ
ド18を接続するとともに、前記混合室の一端をテーパ
ー面20で先細形状にし、その先端で出口スリットを画
定する構造になつている。こうして、気体供給ヘッダ1
2からの圧縮気体(圧縮空気等)に水滴を混入して混合
流体を作り、該混合流体を前記出口スリット22から鋼
板24等の被処理材表面に噴射して冷却を行なつている
。この場・合、出口スリットの隙間は数u以下、例えば
lvn前後である。
ところが、出口スリットが長く噴射巾の大きいノズルで
は、噴射の際ノズル内部に空気圧力及び水圧が作用して
ノズル本体の寸法変化が生じ、出口スリットの隙間を一
定に保持できなくなり、このため、鋼材巾方向に一様な
水滴密度分布を有する混合噴霧流が得られなくなり、均
一な冷却を行なうことができないという問題がある。こ
の問題を解決する手段として、第2図に示す如く、前記
テーパー面20に近い混合室14部分の両側を締付けボ
ルト26で結合し、内圧によるノズルの変形を防止する
とともに出口スリツト22の隙間を適宜調節する方法が
従来提案されている。
しかし、このような構造では、断面積の大きな混合室1
4内の混合流の流速が遅い部分に締付けボルト26を取
付けることになるので、水と空気の混合流が該締付けボ
ルトによつて遮ぎられた場合、出口スリツト22から噴
出する混合噴霧流にまでその影響が残り、出口スリツト
の長さ方向(鋼板の巾方向)に水滴密度の一様な連続し
た膜状の混合噴霧が得られないという問題があつた。な
お、第2図中の各符号は第1図中のものと対応した部分
を表示している。さらに、前述の問題の対策としては、
ノズルを構成する部材の厚みを増して剛性を高め、内圧
にある変形を少なくする方法もあるが、この方法では、
ノズル重量が大となり経済的でなく、また、ノズルの取
付け、取外しに多大の労力を要するという欠点がある。
本発明は以上述べた従来技術の欠点を解決することを目
的とし、出口スリツト隙間を調整可能にするとともに、
ノズル内圧による形状変化を防止し使用中の出口スリツ
ト隙間寸法を一定に保持することにより混合噴霧流の状
態を均一に維持しうるスリツト式二流体噴霧ノズルを提
供するものである。
すなわち、本発明によれば、液体と圧縮気体との混合流
を所望隙間の出口スリツトから噴出させる型式のスリツ
ト式二流体噴霧ノズルにおいて、所望隙間をおいて平行
に配置されノズル出口まで延在する二つの面により絞り
部を形成し、該絞り部の出口端で前記出口スリツトを画
定し、ノズル内部の混合流の流れ方向において前記出口
スリツトから少なくとも10u離れた絞り部の部分に出
口スリツト隙間調節用の締付けボルトおよび隙間保持部
材を設けたことを特徴とするスリツト氏二流体噴霧ノズ
ルが提供される。
以下、第3図及び第4図を参照して本発明の実施例を説
明する。
第3図において、ノズル本体内には気体供給ヘツダ12
に連通する混合室14Aが画定されている。
該混合室へはスリツトまたは多数のきり孔からなる細い
水供給用隙間16を介して水供給ヘツダ18が接続され
ている。混合室14Aの出口側には、所望隙間をおいて
平行に配置された二つの面により絞り部28が形成され
ている。該絞り部は所望の長さにわたつて形成されノズ
ル出口まで延在し、その出口端によつて出口スリツト3
0が画定されている。第3図および第4図に示す如く、
前記絞り部には、ノズル内部の混合流の流れ方向におい
て、前記出口スリツト30の位置から少なくとも10T
!IJ!lの距離Lの位置に、出口スリツト隙間調節用
の締付けボルト32および隙間保持部材34が設けられ
ている。これら締付けボルト32および隙間保持部材3
4は、第4図に示す如く、出口スリツト30の長さ方向
と平行な方向に沿つて所定ピツチ間隔毎に交互に配置さ
れている。
また、図示の例では、隙間保持部材34として、ノズル
本体の片側にねじ係合した押付けボルトが使用されてい
る。なお、締付けボルト32および押付けボルト34の
絞り部28内に位置する部分は、図示の如く、混合流体
の流れを乱さないよう、ねじが形成されていない滑らか
な表面にすることが好ましい。使用時には、気体供給ヘ
ツダ12から供給される圧縮気体、例えば圧縮空気と水
供給ヘツダ18から供給される水、例えば冷却水とを混
合室14Aで混合した後、絞り部28で高速流にして出
口スリツト30から噴出させ膜状の混合噴霧36を作る
この噴霧流は、例えば、進行中の鋼板24の表面に噴射
してこれを冷却するために使用される。この場合、ノズ
ル本体の内面は空気あるいは水による内圧を受け、絞り
部28および出口スリツト30の隙問を変える方向に変
形しようとする。しかし、この変形は、前記締付けボル
ト32および押付けボルト34によつて防止され、隙間
寸法は設定寸法に正確に保持される。また、本発明のノ
ズルでは、締付けボルト32および押付けボルト34を
混合流体が高速で流れる絞り部28に取付けるとともに
、その位置を出口スリツト30から少なくとも10藺離
れた場所にしたので、混合流体の流れが各ボルト32,
34に遮ぎられても、これによつて生じた流れの乱れは
該ボルトから出口スリツト30までを流れる間に静めら
れ、元の流れの状態に回復される。
したがつて、出口スリツト30からは一様な水滴密度分
布を有する安定した膜状の混合噴霧流を噴出させること
ができる。第2図について説明した如く、テーパー面2
0の先端で出口スリツト22を形成した従来のノズルで
は、出口スリツトから所望距離の位置に締付けボルト2
6を取付ければ、混合流の流速の低い部分で遮ぎられる
ことになつてその影響が出口スリツトからの噴霧流にま
で残るし、流速の高い出口スリツト直前に締付けボルト
を取付ければ、ボルトによる混合流の乱れを残したま\
外部へ噴出させることになり、いずれにしても水滴密度
分布が一様な安定した均一噴霧を得ることができなかつ
た。
しかるに、本発明によれば、前述の実施例に見られる如
く、これらの問題を効果的に解決することができる。各
種の試験によると、締付ボルト32及び押付けボルト3
4の適正取付け位置(第3図中のL)は、絞り部28の
隙間、出口スリツト30の隙間あるいは各ボルトの直径
や表面粗度などにより種種異なつてくるが、107!1
W以上にすれば、これらの条件が種々異なる場合でも安
定した一様な噴霧慾態を作り得ることが判明した。
本発明を適用した実際のノズルでは、絞り部28及び出
口スリツト30の隙間が0.5T11J1t1各ボルト
32,34の直径が4u、各ボルトと出口スリツト30
との距離Lが20uであつた。以上の説明から明らかな
如く、本発明によれば、液体(水等)および気体(空気
、水蒸気等)の内圧によるノズルの変形を防止し、絞り
部及び出口スリツトの隙間寸法を正確に維持することに
より一様で安定した混合噴霧状態を確保することができ
る。
したがつて、例えば、鋼板の熱処理における連続冷却に
使用するスリツト式二流体噴霧ノズルに適用すれば、一
様かつ正確な冷却処理を行なうことにより均質で歪みの
ない製品を得ることができる。また、冷却処理の制御も
容易かつ適確に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスリツト式二流体噴霧ノズルの概略構造
を示す縦断面図、第2図は第1図のノズルに締付けボル
トを取付けた従来技術によるスリツト式二流体噴霧ノズ
ルの概略構造を示す縦断面図、第3図は本発明のスリツ
ト式二流体噴霧ノズルの要部を示す縦断面図、第4図は
第3図中の線−に沿つた横断面図である。 図面中の各符号は以下の部分を表示する。12・・・被
処理材(鋼板)、14,14A・・・混合室、16・・
・水供給用隙間、18・・・水供給ヘツダ、28・・・
絞り部、30・・・出口スリツト、32・・・締付けボ
ルト、34・・・隙間保持部材(押付けボルト)をそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体と圧縮気体との混合流を所望隙間の出口スリッ
    トから噴出させる型式のスリット式二流体噴霧ノズルに
    おいて、所望隙間をおいて平行に配置されノズル出口ま
    で延在する二つの面により絞り部を形成し、該絞り部の
    出口端で前記出口スリットを画定し、ノズル内部の混合
    流の流れ方向において前記出口スリットから少なくとも
    10mm離れた絞り部の部分に出口スリット隙間調節用
    の締付けボルトおよび前記絞り部の一面を形成する部材
    に固定されかつ該絞り部の他面に当接する隙間保持部材
    を設けたことを特徴とするスリット式二流体噴霧ノズル
JP54041716A 1979-04-05 1979-04-05 スリット式二流体噴霧ノズル Expired JPS5927226B2 (ja)

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JP54041716A JPS5927226B2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 スリット式二流体噴霧ノズル

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JP54041716A JPS5927226B2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 スリット式二流体噴霧ノズル

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JPS55134660A JPS55134660A (en) 1980-10-20
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JP54041716A Expired JPS5927226B2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 スリット式二流体噴霧ノズル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI497038B (zh) * 2011-08-12 2015-08-21 Yi Jiun Liao 多功能河川水文自動量測系統

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KR101332571B1 (ko) * 2012-01-17 2013-11-25 최면 미스트 오일의 생성기
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JPS4912302U (ja) * 1972-05-12 1974-02-01
JPS5041292U (ja) * 1973-08-10 1975-04-26

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