JPS62133055A

JPS62133055A - ガスワイピングノズル

Info

Publication number: JPS62133055A
Application number: JP27351885A
Authority: JP
Inventors: Saburo Ito; 三郎伊藤
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-12-06
Filing date: 1985-12-06
Publication date: 1987-06-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、連続溶融亜鉛メッキ設備において、メッキ
槽から引き上げられた鋼ス）　ＩＪツブの表面に過剰に
付着した溶融亜鉛を、高圧ガスの吹き付けによって絞シ
落し、亜鉛付着量を制御するためのガスワイピングノズ
ルに関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

連続溶融亜鉛メッキ設備により鋼ストリップを亜鉛メッ
キするに当り、亜鉛メッキ浴の収容されているメッキ槽
内に導かれた鋼ストリップは、メッキ槽内に設けられた
ンンクロールにより進行方向が変えられて上方に引き上
げられる。このようにして、メッキ槽から引き上げられ
た直後の柵ストリップの表面には、溶Ｕ；亜鉛が過剰に
付着しているため、メッキ槽の直上に、鋼スｌ−ＩＪツ
ブを間にはさむように設けられた左右１対のガスワイピ
ングノズルから鋼ストリップの表面に対して高圧ガスを
吹き付け、過剰に付着した溶融亜鉛をガスにより絞り落
して、鋼ストリツプ表面の亜鉛付蓋世を一定値に制御す
ることが行なわれている。

第４図は、従来のガスワイピングノズルの概略縦断面図
である。図面に示すように、ガスワイピングノズルは、
ディスタンスピース３を介して上下に組合わされた上ノ
ズル体１と下ノズル体２とからなっており、これによっ
て、高圧ガスが吹込まれるガス室４を、鋼ス）　ＩＪツ
ブに向けて高圧ガスが噴射される連続した水平なスリッ
トノズル口５とが形成されている。

上ノズル体１の内面には、ディスタンスピース３を介装
するための水平部１ｂと傾斜部１ａとからなる下向きの
四部が形成されており、その先端はスリットノズル口５
のための水平部になっている。下ノズル体２の内部には
、その先端のスリットノズル口５のための水平７ηＩＳ
Ｖこ一恍いて１′頃１硅パ；；２ａと水平部２ｂとから
なる浅い上向きの四部が形成されている。

ディスタンスピース３にｔ’１．、第５図に部分概略正
面図で示すように、一定間隔で所定径の円形状のガス噴
出口６が列設され、且つ、そのスリットノズル口５に向
けた面３ａは、第４図に示すように、断面く字状に形成
されている。ディスタンスピース３の厚さは、上ノズル
体１に形成さまた水平部ｌｂ部分の凹部深さとほぼ同じ
であり、その下面に、下ノズル体２との間に挿入され；
を所定厚さのシム７によって、スリットノズル口５が形
成されている。

上ノズル体１とディスタンスピース３と下ノズル体２と
は、その各々に所定間隔をあけて形成された貫通孔１ｃ
、３ｂおよび２Ｃを通る複数のボルト８によって一体的
に固定される。９は、ガス室４内に、ディスタンスピー
ス３のガス噴出口６に近接して水平に設けられｆｃ＠面
円面状形状Ｊ　Ｋ棒である。

従来のガスワイピングノズルは、上述のように構成され
ているので、ディスタンスピース３の背面から吹き込ま
れた高圧ガスは、ディスタンスピース３のガス噴出口６
を通ってガス室４内に噴出し、スリットノズル口５を通
って、その前面を移動する雫ストリップに向けその幅方
向に噴射され、鋼ストリップの表面に過剰に付着した溶
融亜鉛を絞り落す。

しかしながら、上述した従来のガスワイピングノズルに
は、次のような問題がある。即ち、第６図に示すように
、ディスタンスピース３の円状のガス噴出口６からガス
室４内に噴出するガスの動圧は、中心部が高く周縁部が
弱い１頃向を生ずるため、スリットノズル口５から鋼ス
トリップ１０に向けて噴射されるガスの動圧も、上記傾
向が影響して不均一になる。

上述したガスの動圧不均一を修正するために、ガス室４
内に水平な整流棒９が配置されているが、このような整
流４４９の配置によっても、ガスの動圧不均一を解消す
るには至っていない。

ガスワイピングノズルからり岡ストリップに向りて噴射
される高圧ガスの動圧が不均一であるを、鋼ストリップ
の１ｌｉＷ方向のメッキ付着量を均一にづ゛ることかで
きず、この結果、メッキ面に線状マークが発生し、品質
不良を招く。

このような線状マークは、目では見えない程、１′！の
ものでも、鋼ストリップをコイル状に巻きと−たときに
ビルドアップが発生し、巻戻し時（・ζ著しいポケット
状になって製品にならなくなる。従って、ガスワイピン
グノズルのスリットノズル口の精度も非常に重要である
。

一方、内部に気流を乱すようなものがない単、するＦラ
ムより噴出するスリットノズルもあるが、このようなス
リットノズルには、精度確保に不安があり、コン／ぐク
ト化が不可能であり、熱変形しやすく且つメンテナンス
性が悪いなどの問題があって、実用的ではない。

〔発明の目的〕

従って、この発明の゛目的は、連続溶融亜鉛メッキ設備
において、メッキｔ１ｕから引き上げられた鋼ストリッ
プの表面に過剰に付着した溶融亜鉛を、高圧ガスの吹き
付けにより絞９落し、鋼ストリップの幅方向のメッキ付
着量を均一となし、品質の優れた溶融亜鉛メッキ索ス）
　ＩＪツブを製造することができる、ガスワイピングノ
ズルを提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、内面に下向きの凹部が形成された上ノス゛
ル体と上向きの凹部が形成された下ノズル体とを、複数
のガス噴出口を有するディスタンスピースを介し、ポ゛
ルトにより一体的に結合することによって、その先端に
水平なスリットノズル口を、その内部にガス室とが形成
されている溶融亜鉛メッキ用ガスワイピングノズルにお
いて、前記上ノズル体の内面凹部を、突出部をはさむ下
向きの曲面部と前記ディスタンスピースのガス噴出口に
向けた１黄向きの曲面部とにより形成し、前記下ノズル
体の内面凹部を、上向きの曲面部によシ形成することに
よって、前記ガス噴出口から前記ガス室内に噴出された
高圧ガスを、前記上ノズル体およびｆｉｉｌ記下ノズル
体の内面に形成された前記油面部に衝突させ、これを反
復することによって均一な動圧となし、前記スリットノ
ズル口かう！＆ｊ　射されるようにしたことに特徴を有
するものである。

〔発明の構成〕

次に、この発明を図面を参照しながら説明する。

第１図はこの発明の第１実施態様を示す概略：２ｉ所面
図、第２図はディスタンスピースの部分・販路正面図で
ある。図面に示すように、ガスワイピングノズルは、デ
ィスタンスピース１３を介して上下に組合わされた上ノ
ズル体１１（！：下／ズル体１２とからなっており、こ
れによって、高圧ガスが吹込まれるガス室１４を、高圧
ガスが鋼ス）　ＩＪツブに向けて噴射される連続した水
平なスリットノズル口１５とが形成されていることは、
従来のガスワイピングノズルと同様である。１６はディ
スタンスピース１３に一定間隔をあけて列設された円形
状のガス噴出口、１７はディスタンスピース１３の下面
と下ノズル体１２との間に挿入されたシム、１８は上ノ
ズル体１１とディスタンスピース１３と下ノズル体１２
とを一体的に固定するためのゼルト、１９・はガス室１
４内に水平に設けられた断面円形状の整流棒、２０・は
水冷孔である。

この発明のガスワイピングノズルにおける、上ノズル体
１１の内面には、ディスタンスピース１３を介装するた
めの水平部１１ｅを、スリットノズル口１５のための水
平部１１ａに続く、前記水平部１１ｅとの間に形成され
た、突出部ｌｉｄをはさむ、水平部１１ａ側の下向きの
第１曲面部１１ｂを、水平部１１ｅ側のディスタンスピ
ース１３のガス噴出口１６に向けた横向きの第２曲面部
１１ｃとからなる四部が形成されている。そして、下ノ
ズル体１２の内面には、スリットノズル口１５のための
水平部１２ａに続く上向きの曲面部１２ｂからなる凹部
が形成されている。下ノズル体１２の水平部１２ａの長
さくは、上ノズル体１１の水平部１１ａの長さより、ガ
ス室１４内に向けて若干畏く形成されている。

テ・イスタンスピース１３のスリットノズル口１５に向
けた面１３ａｕ、断面が半円形状に形成されてお９、そ
の前面のガス室１４内に整流棒１９が水平に配設されて
いる。

この発明のガスワイピングノズル（ハ、上述のように構
成されているので、ディスタンスピース１゜の背面から
吹き込まれ、そのガス噴出口１６を通ってガス室１４内
に噴出した高圧ガスは、矢印に示すように、上ノズル体
１１の第２曲面部１１　ｃ、、下ノズル体１２の曲面部
１２ｂ１上ノズル体１１の第１曲面部１１ｂ、下ノズル
体１２の曲面部１２ｂに衝突し、ガス室１４内で反転を
繰り返した後、スリットノズル口１５から鋼ストリップ
に向けて噴射される。

このように、高圧ガス（は、ガス室１４内における衝突
と反転の繰り返しにより、その動圧分布が均一化される
結果、スリットノズル口１５がら５１」（ス）　ＩＪツ
ブに向けて、均一な動圧で高圧ガスが噴射され、これに
よって、鋼ストＩＪツブの幅方向のメッキ付着量を均一
にすることができる。

第３図は、この発明の第２実施態様を示す峨略縦析面図
である。この実施態様のガスヮイビングノズル（は、上
ノズル体１１の内面に形成された横向きの第２曲面部１
１ｃがほぼ半円形状に彎曲しており、下向きの第１曲面
部１１ｂとの間の突出部１１ｄが、ディスタンスピース
１３に向けて深く突出シており、ディスタンスピース１
３のスリットノズル１５に向けた面１５ａｌｄ平面に形
成されているほかは、第１実施態様のガスワイピングノ
ズルと同様である。従って、その説明を省略する。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、連続溶融亜鉛メ
ッキ設備において、メッキ槽から引き上げられた鋼スト
リップの表面に過剰に付着した溶融亜鉛を、動圧分布が
均一な高圧ガスの吹き付けにより絞り落し、鋼ストリッ
プの幅方向のメッキ何着量を均一となして、品質および
外観の優れた溶融亜鉛メッキ鋼ストリップを製造するこ
とができ、また、他の溶融金属、塗料、化成処理などに
おける溶液の気体絞りにも適用が可能で上記と同様の効
果が得られる等、工業上優れた効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施態様を示す概略、マ従断面
図、第２図はディスタンスピース部分の、直路正面図、
第３図はこの発明の第２実施態様を示す概略縦断面図、
第４図は従来のガスワイピングノズルの概略（従断面図
、第５図はディスタンスピース部分の概略正面図、第６
図は噴射ガスの動圧分布を示す説明図である。図面にお
いて、１１・・・上ノズル体、　　ｌｌａ・・・水平部
、１、１　ｂ・・・第１曲面部、　ｌｌｃ・・・第２曲
面部、ｌｉｄ・・・突出部、　　　ｌｉｅ・・・水平部
、１２・・・下ノズル体、　　１２ａ・・・水平部、１
２ｂ・・・曲面部、　　　　１３・・・ディスタンスピ
ース、１４・・・ガス室、１５・・・スリットノズル口
、１６・・・ガス噴出口、　　１７・・・ンム、１８・
・・ボルト、　　　　１９・・・整流棒、２０・・・水
冷孔。

Claims

【特許請求の範囲】内面に下向きの凹部が形成された上ノズル体と上向きの
凹部が形成された下ノズル体とを、複数のガス噴出口を
有するデイスタンスピースを介し、ボルトにより一体的
に結合することによつて、その先端に水平なスリツトノ
ズル口と、その内部にガス室とが形成されているガスワ
イピングノズルにおいて、前記上ノズル体の内面凹部を、突出部をはさむ下向きの
曲面部と前記デイスタンスピースのガス噴出口に向けた
横向きの曲面部とにより形成し、前記下ノズル体の内面
凹部を、上向きの曲面部により形成することによつて、
前記ガス噴出口から前記ガス室内に噴出された高圧ガス
を、前記上ノズル体および前記下ノズル体の内面に形成
された前記曲面部に衝突反転させこれを反復することに
よつて均一な動圧となし、前記スリツトノズル口から噴
射するようにしたことを特徴とするガスワイピングノズ
ル。