JPS5927154Y2 - 拡狭と開口自在なポケットを有する鞄類 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯、保管等に便利な拡狭自在なポケットな有
する鞄、リュックサック等（以下単に鞄類という）に関
するものである。

従来、との種駒類例えばリュックサック、肩掛は鞄は一
但１１又は二〇１以上に所要の大きさを有するポケット
を本体に一体に突出しているので、ポケット不使用時に
は、形状が崩れた状態で突き出ているため極めて不体裁
で、且保管に不便であるばかりか、ポケットの開口部を
ホックや止環を有するベルト等で以て開閉するようなし
ているため、物品の収納が不便である。

また手提げ鞄のポケットは部幅のない布片を本体側部に
一体に縫着し、上部にスライダを具備したファスナを設
けているにすぎないため、薄い書類等しか収納できない
等の欠点かある。

本考案はこれに鑑みてなしたもので、ポケットの少なく
とも周側部上面全長に亘って設けた開口部の基点より縫
着した一連のファスナに設けたスライダの滑動のみによ
り左右に拡狭でき、かつ上記スライダをある点以上にさ
らに滑動することにより開口可能になした拡狭と開孔の
自在なポケットを有する鞄類を提供するものである。

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

実施例 １ 第１図は本考案に係る拡狭自在なポケットを有するリュ
ックサックを示し、Ａはリックサックの本体、Ｂは上記
本体Ａの両側に設けたポケットである。

なおこのポケツ）Ｂは本体Ａの正面にも設けることがあ
る。

上記ポケツ）Ｂは所要の長さと幅を有する可撓性材から
成る帯状布を略枠状になして周側部１を形成し、かつ一
側面に側板３を縫着して、他側面を本体側部に縫着した
ものである。

即ち、帯状布の一端を切除して略燕尾状の三角片１ａ、
１ａを形成すると共に、この三角片１ ａ ＋１ａの斜
辺Ｃ２Ｃの集合点すより所要の長さくこの長さは少なく
とも周側部１の上面全長または側面全長に亘るか、さら
に他側面の所要位置に至る１でとする）に亘って切断し
て開口部２を形成する。

そしてこの開口部２０基点ａに一対のファスナＦの始端
部を縫着し、順次このファスナＦの左・右ファスナ片を
開口部２に、さらに集合点すを経て、三角片の斜辺Ｃ９
Ｃに夫々縫着すると共に、前記帯状布の一端の三角片と
他端とを重合してこの重合部分が略−側１部を形成する
ようにして略枠状の周側部１となす。

そして引続き周側部１と側板３及び周側部１と本体Ａの
側部の縫着部下端に至らせた左・右ファスナ片を縫着部
に沿って夫々周回して三角片の先端ａ ｓ ａ近くまで
至らせて縫着して所望の拡狭自在なポケットを有するリ
ュックサックを形成する。

上記ファスナＦには通常−個のスライダＳを設けるか、
またはファスナＦの始端部に別のスライダＳを設ける。

図中５はポケットの側板３に設けた外ポケットである。

ところで、上記周側部１を構成する帯状布の長さ及び幅
は、ポケットの種類に応じて適宜決定するものである。

また開口部２を周側部の側面に設けた場合には、上記三
角片は周側部の略下面に位置するようになる。

よって、今スライダＳを集合点すより滑動すると三角片
の斜辺Ｃ２Ｃを経て、先端ｄ、ｄに至ると自然に周側部
１の側面の布が内方に折り込寸れ、側板３の下端が本体
Ａ側に近接する。

さらに、スライダＳを滑動して進めると周側部の布を内
方に折込むようになりつつ側板３の周縁と本体Ａとの縫
着部とか結合され、三角片の先端ｄ、ｄのファスナ終端
部に至ると側板３０周縁は本体Ａの縫着部に完全に結合
し、かつ周側部１は内方に完全に折込１れて扁平状のポ
ケソ）Ｂになる。

ｌた、ポケットを拡げる時は、スライダＳを上述と反対
に滑動することにより自然に拡げられてポケットＢかで
き、物品の収納可能状態になる。

この時、スライダＳを集合点す以上に滑動することによ
り開口部２を大きく開口できる。

実ｍシリ ２ 第２図は本考案に係る拡狭自在なポケットを有する手提
げ鞄を示し、Ａは手提げ鞄の本体、Ｂは上記本体Ａの一
側又は両側に設けたポケットである。

このポケットＢは上記本体Ａの側部と同じ大きさ又小な
る太き笛を有し、かつ所要の幅を有する周側部１と側板
３とから成り、前述の実施例と同様にして一連のファス
ナＦを縫着して、スライダ３の滑動により拡狭と開口の
自在なポケットか現出する。

また、ポケットＢを本体Ａの側部と同じ太き笛にした場
合、ポケットＢと本体Ａとの間の壁即ち本体Ａの側板４
を省略又は側板４の下縁のみを本体Ａの底部に縫着して
揺動自在になして上記ポケットＢをあたかも本体Ａの側
部の如くなすことも可能である。

この場合、本体Ａの収納量を物品の多寡に応じてポケッ
ト（即ち側部）を拡狭しで調整することかできる。

本考案に係る拡狭自在なポケットを有する鞄類による時
は、ポケットを一連に縫着したファスナに具備したスラ
イダの滑動操作のみで、簡単かつスムームに拡狭でき、
しかも連絡して大きく開ロチキル。

またポケットを扁平状になし得るので携帝時極めて体裁
がよく、また、収納・保管等に便利であり、縫製も簡単
である。

更に一種の側部とすることができ、鞄の収納量を調整で
きる等の実用的利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るポケットを有する鞄類な示す。 第１図Ａはポケットを狭めた状態のリュックサックの斜
視図、同図Ｂはポケットを拡げた状態の同斜視図、第２
図はポケットを拡げた状態の手提げ鞄の斜視図、第３図
は異なりたる実施列の断面図である。 １・・・周側部、１ａ・・・三角片、２・・・開口部、
３・・・ポケットの側板、４−・・本体の側板、Ａ・・
・本体、Ｂ−・・ポケット、Ｆ・・・ファスナ、Ｓ・・
・スライダ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 所要の長さと幅を有する帯状布を略枠状に周回でせて周
   側部１を形成し、この帯状布の一端を略燕尾状の三角形
   １ａ、１ａを作り、この三角片の斜辺ｅｔｃにスライダ
   Ｓを滑らせて拡狭と開口とを行わせるようなしたる襠を
   本体１に縫着したことを特徴とする拡狭と開口自在なポ
   ケットを有する鞄類。