JPS6239757Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リユツクサツクに於ける従来の用途
から脱皮して寝装化する構想のもとに通常のリユ
ツクサツクの形態を有する寝袋に着目し、この応
用に係る構造に関するものである。

以下図面を参照しながら、本考案の１実施例の
詳細を説明する。

１は表裏に各々防水、保温性を持つ、前、背両
面各々同形の生布１Ａ，１Ｂに同じくする帯状の
マチ１Ｃで形成された長方形の断面を有する本体
で、その前面生布１Ａの上方に顔がのぞく八角形
のホール２を設け、この中心から下部にわたつて
防水フアスナー３で割れる収容開口部４を配す
る。この背面生布１Ｂの上部中心の肩に相当する
部分に調節自在の背負い紐５を設け、この装着点
と水平の両端部から下部に至る垂直線上の適宜位
置にフアスナー９の半片９Ａを対称に縫着し、こ
の上端に嵌合する一方のフアスナー９の半片９Ｂ
を紐通し穴７及び蓋付ポケツト６を配した対称の
マチ８の片周縁にＵ字に縫着して、本体から離脱
した状態とし、これを対称フアスナー９の上端に
セツトしたスライダー１０で連結する。この対称
フアスナー９の上下端の水平線上に紐通し穴７を
配したバンド４，４Ａを各々縫着する。この上部
バンド４の上に表裏両面の生布にプリーツ１１Ａ
とその裏面に開口部１１Ｂを施した上蓋１１を縫
着して寝袋がリユツクサツク（第４図）に変容す
る仕組が構成されている。図中、５Ａは背負い紐
５の下端に連結されれたひも、５Ｂは生布１Ｂ側
に取付けた係止環である。

ついで、本案のものの使用方法を効果と共に説
明する。

本案のものを携帯する場合、背面の生布１Ｂに
設けた紐通しバンド４Ａから本体の下方部を折り
たたみスライダー１０を動かし、フアスナーの半
片９Ａ，９Ｂを連結せしめると、本体の下方部が
内包された状態でリユツクサツク化される。この
のちは蓋１１で開口部１２をふさぎ、結束用ひも
１１Ｃを生布１Ｂの下方に設けた係止環１３と結
束すればよい。

寝袋として使用する時はスライダーを逆方向に
移動させ、フアスナーの半片９Ａ，９Ｂを分離せ
しめ、本体を伸長展開すればよい。なお、この場
合、蓋１１にタオル等を折り込めば就寝時に寝袋
の枕１４として使用も可能である。また、操作の
簡便さをより良くするための携帯品の収納に巾着
型の収納袋１５を兼備してこれに当てることもで
きる。

以上の如く本案の構造をリユツクサツク化のみ
ならず他のバツグ等に応用すれば、必需品の携帯
と共に嵩張らず寝袋としてキヤンピング及び緊急
時の避難による屋内外での就寝に役立ち非常に便
利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部を切欠いた正面図、第２図は背面
図、第３図は側面図、第４図はリユツクサツク化
の状態を示す正面図、第５図は背面図、第６図は
側面図、第７図は収納袋の正面図である。 １……本体、２……ホール、３……防水フアス
ナー、４……収容開口部、５……背負い紐、９…
…フアスナー、１０……スライダー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面、背面各同形の生布１Ａ，１Ｂと帯状のマ
   チ１Ｃで形成された本体１の前面生布１Ａの上方
   に顔がのぞくホール２を設け、このホール２から
   本体の中心下方にわたつて防水フアスナー３を有
   する収容開口部４を設け、上記背面生布１Ｂの上
   方には背負い紐５を設け、上記背面生布１Ｂの左
   右側縁にはフアスナー９の半片９Ａが縫着され、
   このフアスナー９の半片９Ａと嵌合する他方のフ
   アスナーの半片９Ｂを上記本体１の左右対称に配
   したマチ８の周縁にＵ字状に縫着し、これらフア
   スナーの半片９Ａ，９Ｂの上端はスライダー１０
   で連結されていることを特徴とするリユツクサツ
   ク式寝袋。