JPS5927016Y2 - X線管の放射窓構造 - Google Patents
X線管の放射窓構造Info
- Publication number
- JPS5927016Y2 JPS5927016Y2 JP18578280U JP18578280U JPS5927016Y2 JP S5927016 Y2 JPS5927016 Y2 JP S5927016Y2 JP 18578280 U JP18578280 U JP 18578280U JP 18578280 U JP18578280 U JP 18578280U JP S5927016 Y2 JPS5927016 Y2 JP S5927016Y2
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- JP
- Japan
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- envelope
- ray tube
- protruding cylindrical
- cylinder
- auxiliary ring
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はX線管のX線放射窓構造の改良に関する。
X線管を収納容器(ハウベ)内に装着したX線管装置に
おいて、例えば軟X線放射用途などのものはX線管のX
線放射窓を直接収納容器の外すなわち大気に露出させて
取り付ける構造が用いられる。
おいて、例えば軟X線放射用途などのものはX線管のX
線放射窓を直接収納容器の外すなわち大気に露出させて
取り付ける構造が用いられる。
これはX線がベリリウムのような窓板1枚だけを通過し
、容器内の絶縁油や他の遮蔽板を通過しないようにして
いるものである。
、容器内の絶縁油や他の遮蔽板を通過しないようにして
いるものである。
このベリリウム窓板は、これを気密封着するX線管真空
外囲器を金属でつくる方がその気密接合するうえで有利
である。
外囲器を金属でつくる方がその気密接合するうえで有利
である。
この場合、外囲器の一部を外方に円筒状に突き出させ、
これにベリリウム窓板を気密接合するとともに、この窓
部分を収納容器に液密に連結させる必要上、この突き出
し円筒部をこれに充分な寸法だけ外方に突出させなけれ
ばならない。
これにベリリウム窓板を気密接合するとともに、この窓
部分を収納容器に液密に連結させる必要上、この突き出
し円筒部をこれに充分な寸法だけ外方に突出させなけれ
ばならない。
一方、金属外囲器はこれに陽極機体を絶縁して固定する
ためにガラスあるいはセラミック外囲器部分を封着する
ためコバールのような鉄合金を用いるのが好都合である
。
ためにガラスあるいはセラミック外囲器部分を封着する
ためコバールのような鉄合金を用いるのが好都合である
。
ところが鉄合金は一般に展性に乏しいため突き出し円筒
部を長くすると、一部に割れを生じたり、部分的に薄肉
になって真空気密に充分耐えられない部分が生じやすい
不都合がある。
部を長くすると、一部に割れを生じたり、部分的に薄肉
になって真空気密に充分耐えられない部分が生じやすい
不都合がある。
とりわけX線管の外囲器は円筒状をなしているため、こ
の突き出し円筒部は全周に不均等な延びが生じるので、
充分長い寸法の円筒部は成形しにくいという事情がある
。
の突き出し円筒部は全周に不均等な延びが生じるので、
充分長い寸法の円筒部は成形しにくいという事情がある
。
本考案は以上の−ような事情に鑑みてなされたもので、
金属外囲器に一体成形する突き出し円筒部をわずかな寸
法にとどめ、ベリリウム窓板を気密接合するとともに収
納容器(ハウベ)に接続する補助リングを設けたX線放
射窓構造を提供するものである。
金属外囲器に一体成形する突き出し円筒部をわずかな寸
法にとどめ、ベリリウム窓板を気密接合するとともに収
納容器(ハウベ)に接続する補助リングを設けたX線放
射窓構造を提供するものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
なお同一部分は同一符号であられす。
第1図ないし第4図に示す実施例は次の構造を有してな
る。
る。
すなわちX線管11の真空外囲器はステンレス、コバー
ルのような鉄あるいは鉄合金からなる金属外囲器12と
、これの一端部にへりアーク溶接個所13で気密接合さ
れた金属端板14と、他端部に接合されたガラスのよう
な絶縁筒15と、およびX線放射窓構体坦とからなる。
ルのような鉄あるいは鉄合金からなる金属外囲器12と
、これの一端部にへりアーク溶接個所13で気密接合さ
れた金属端板14と、他端部に接合されたガラスのよう
な絶縁筒15と、およびX線放射窓構体坦とからなる。
その内部には回転速板17、陰極18が電極リード19
に接続され、それぞれ対向配設されている。
に接続され、それぞれ対向配設されている。
さて、金属外囲器12はまず第2図に点線21で示すよ
うに一部を内側から突出させ、その途中を直線状に切断
して突出円筒状部22を形成する。
うに一部を内側から突出させ、その途中を直線状に切断
して突出円筒状部22を形成する。
これとは別に第3図に示すように、鉄もしくは鉄合金か
らなる補助リング23を用意し、これにベリリウム窓板
24を気密接合する。
らなる補助リング23を用意し、これにベリリウム窓板
24を気密接合する。
この補助リング23は、外囲器突出円筒状部22の突出
長(11)よりも充分長い寸法(12)のシリンダ一部
23 aを有し、このシリンダ一部の根元部分に、垂直
に内側に延びる内側フランジ部23 bおよび外側に延
びてこのシリンダ一部をとり巻くように同軸状に折り曲
げられた外側フランジ部23 Cを有している。
長(11)よりも充分長い寸法(12)のシリンダ一部
23 aを有し、このシリンダ一部の根元部分に、垂直
に内側に延びる内側フランジ部23 bおよび外側に延
びてこのシリンダ一部をとり巻くように同軸状に折り曲
げられた外側フランジ部23 Cを有している。
これは一体成形でも、あるいは複数部品を溶接してつく
ってもよい。
ってもよい。
この補助リング内側フランジ部23 bの上にベリリウ
ム窓板24が鑞材25により気密に接合されており、窓
板24に加わる大気圧をこの内側フランジ部23bで支
えるようになっている。
ム窓板24が鑞材25により気密に接合されており、窓
板24に加わる大気圧をこの内側フランジ部23bで支
えるようになっている。
そしてこの補助リング23の外側円筒状フランジ23
Cを、外囲器12の突出円筒状部22の内側に嵌合し、
両者の周縁を26で示すようにへりアーク溶接のような
気密接合する。
Cを、外囲器12の突出円筒状部22の内側に嵌合し、
両者の周縁を26で示すようにへりアーク溶接のような
気密接合する。
これによってシリンダ一部23 aは外囲器突出円筒状
部22の接合部26よりも外方に突出しており、この突
出シリンダ一部の外周壁がX線管収納容器(ハウベ)p
の放射窓フランジ28にO−リング29を介して液密ま
たは気密に接続される。
部22の接合部26よりも外方に突出しており、この突
出シリンダ一部の外周壁がX線管収納容器(ハウベ)p
の放射窓フランジ28にO−リング29を介して液密ま
たは気密に接続される。
フランジ28はさらに容器刀にO−リング30を介して
接続固定されている。
接続固定されている。
なお容器η内には絶縁のための油またはガスが充填され
る。
る。
以上の構造の本考案放射窓構造は、金属外囲器の突出円
筒状部の突出長を短かく抑えることができるため、その
成形が容易でかつ割れなどの不良が発生する危険が少な
い。
筒状部の突出長を短かく抑えることができるため、その
成形が容易でかつ割れなどの不良が発生する危険が少な
い。
そしてこれよりも充分長く突出する補助リングのシリン
ダ一部により容器(ハウベ)との接続を得ているため、
機械的にも絶縁媒体の漏洩防止のうえでも安定に組み立
てうるという実用上の利点がある。
ダ一部により容器(ハウベ)との接続を得ているため、
機械的にも絶縁媒体の漏洩防止のうえでも安定に組み立
てうるという実用上の利点がある。
また補助リングとベリリウム窓板との気密接合部と、補
助リングと外囲器突出円筒状部との気密接合部とは、あ
る程度離れているため、両者のどちらかを先に接合する
にしても互いの温度的な影響を少なくして接合できる。
助リングと外囲器突出円筒状部との気密接合部とは、あ
る程度離れているため、両者のどちらかを先に接合する
にしても互いの温度的な影響を少なくして接合できる。
これはとくにベリリウム窓を鑞付けにより接合する構造
の場合に重要な利点である。
の場合に重要な利点である。
第5図に示す実施例は、補助リング23のシリンダ一部
23 aを、X線照射野に沿って外方を拡大し、その外
端周縁を符号31で示す位置で容器(ハウベ)27のフ
ランジ32にへりアーク溶接で気密接合した構造である
。
23 aを、X線照射野に沿って外方を拡大し、その外
端周縁を符号31で示す位置で容器(ハウベ)27のフ
ランジ32にへりアーク溶接で気密接合した構造である
。
またベリリウム窓板24をシリンダ一部の内側に鑞材2
5により気密接合しである。
5により気密接合しである。
なおこの実施例の場合も、第3図に示す内側フランジ部
23 bを補助リングに設けて窓板を支えるようにして
もよい。
23 bを補助リングに設けて窓板を支えるようにして
もよい。
以上のように本考案によれば、金属外囲器の一部に容易
かつ安全にX線放射窓をとりつけることができる実用上
の効果がある。
かつ安全にX線放射窓をとりつけることができる実用上
の効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す半縦断面図、第2図は
外囲器突出筒状部の製作を示す断面図、第3図は要部断
面斜視図、第4図は要部斜視図、第5図は他の実施例を
示す要部断面図である。 U・・・・・・X線管、12・・・・・・金属外囲器、
則・・・・・・X線放射窓構体、22・・・・・・突出
筒状部、23・・・・・・補助リング、23 a・・・
・・・シリンダ一部、23 C・・・・・・フランジ部
、24・・・・・・べIJ IJウム窓板、26・・・
・・・気密接合部。
外囲器突出筒状部の製作を示す断面図、第3図は要部断
面斜視図、第4図は要部斜視図、第5図は他の実施例を
示す要部断面図である。 U・・・・・・X線管、12・・・・・・金属外囲器、
則・・・・・・X線放射窓構体、22・・・・・・突出
筒状部、23・・・・・・補助リング、23 a・・・
・・・シリンダ一部、23 C・・・・・・フランジ部
、24・・・・・・べIJ IJウム窓板、26・・・
・・・気密接合部。
Claims (1)
- 金属製真空外囲器のX線放射窓部に外方に突出する突出
筒状部が一体成形され、この突出筒状部内側に、べIJ
IJウム窓板が気密接合された金属製補助リングの一
部が気密溶接されてなるX線管の放射窓構造において、
上記補助リングは、X線管収納容器に連結しうるように
上記外囲器突出筒状部よりも外方に延長されたシリンダ
一部を有するとともに、このシリンダ一部の根元部分か
ら外側に延び該シリンダ一部をとりまくように同軸状に
折り曲げられて上記外囲器突出筒状部の内側に嵌合する
外側フランジ部を有し、前記シリンダ一部の内側に上記
ベリリウム窓板が保持されて気密接合され、かつ前記外
側フランジ部の先端部周縁が外囲器突出筒状部の端周縁
に気密接合されてなることを特徴とするX線管の放射窓
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18578280U JPS5927016Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | X線管の放射窓構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18578280U JPS5927016Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | X線管の放射窓構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107264U JPS57107264U (ja) | 1982-07-02 |
JPS5927016Y2 true JPS5927016Y2 (ja) | 1984-08-06 |
Family
ID=29987144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18578280U Expired JPS5927016Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 | X線管の放射窓構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927016Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015076359A (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社東芝 | X線管装置 |
JP7368683B1 (ja) * | 2023-02-20 | 2023-10-25 | 株式会社エム・ディ・インスツルメンツ | X線源装置 |
-
1980
- 1980-12-24 JP JP18578280U patent/JPS5927016Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107264U (ja) | 1982-07-02 |
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