JP7368683B1 - X線源装置 - Google Patents

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JP7368683B1
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並木 啓行
幸祐 中山
元達 土肥
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Abstract

【課題】漏洩線遮蔽用の鉛使用量を減らし、X線源装置の軽量化を課題とする。【解決手段】X線源装置が、絶縁媒体で満たされたX線管容器と、X線管容器内に配置されたX線管2と、X線管2から照射されるX線束を遮蔽するためX線管2外周囲に配置され開口部から照射領域を制限した一次X線束を放射できる管球減弱鉛6と、絶縁媒体が一次X線束中の軟X線を減弱させるためのX線管2との距離にX線管容器から一次X線束を取り出すため置かれたX線透過窓10と、管球減弱鉛6とX線透過窓10の間に設けられ管球減弱鉛開口部と合同または相似形状な筒状で管球減弱鉛開口部から放射される一次X線束の照射領域を管球減弱鉛開口部近傍で制限する照射口フランジ7と、X線透過窓10から放射される一次X線束の照射領域を制限し定められた照射野でX線束を得る遮蔽コーンと、を有することで、照射野以外の一次X線を遮蔽し装置周囲の遮蔽用の鉛を減らす。【選択図】図10

Description

本発明は、X線源装置の構造に係り、特にX線源装置のX線束の漏洩を防護する鉛の使用量を低減し、X線源装置を軽量化、小形化する技術に関する。
一般に、X線管及びこれを内蔵するX線管装置や照射野限定器を含むX線源装置は医療用のX線診断装置や産業用のX線検査装置などに使用されている。これらのX線管では、真空外囲器内に、電子線を発生する陰極と、陰極から発生した電子線が衝突してX線束を発生するターゲットを備えた陽極とが対向して配設されている。陰極は、熱電子を発生するフィラメントと、この熱電子を陽極に向かう電子線に集束する集束電極と、集束電極を支持する集束電極支持体と、これらを絶縁支持し、高電圧の陰極電位やフィラメント加熱電圧を給電するためのリード線を備えたステムなどから構成される。陽極は、陰極からの電子線が衝突してX線束を発生するターゲットと、ターゲットを支持し、そこで発生した熱を放散させるターゲット支持体などからも構成される。また、真空外囲器は通常絶縁物から成り、陰極や陽極を絶縁支持する。X線束は外囲器のX線放射窓を通して外部に放射される。尚、焦点から放射されるX線束は、ターゲットの法線方向に最も強く、ターゲットに沿った方向で強度ゼロになるような半球の範囲に照射される。
また、上記のX線管を内蔵するX線管装置は、X線管と、これを収納するX線管容器と、X線管容器に充填され、X線管などの絶縁をする絶縁油と、X線管に高電圧を供給するためのケーブルレセプタクルと、絶縁油の膨張、収縮を緩衝するベローズなどから構成される。X線管容器にはX線束を外部に取り出すためのX線放射口やケーブルレセプタクルを取り付けるためのケーブルレセプタクル取り付け部などを備えており、X線管容器の内壁面または外側にはX線放射口以外の部分からのX線漏洩を防護するために鉛板などが貼られている。ケーブルレセプタクルは、外部の高電圧発生装置から供給される高電圧をX線管容器内に導入するため高電圧接続部品である。ケーブルレセプタクルの代わりに高電圧発生装置をX線管装置内に収納する場合もある
一般に、診断放射線医学におけるX線源装置は、X線画像用途では、フィルタによって、主にX線スペクトルの低エネルギー領域内においてX線束が減弱されるため、線量およびノイズが低減され、これによってX線画像の品質が向上する。上記フィルタの材料および厚さは、検査対象のX線減弱特性によって決められる。診断放射線医学では、異なるX線管からのX線出力を比較する基準として、3ミリメートルのアルミニウムを用いた標準的な濾過によって、従来の最低限の濾過を行う場合が多い。
二次X線束は、例えば、被検体に入射した一次X線束が被検体内で光電効果やコンプトン散乱を起こすことで生じる。
一般に二次X線束は、一次X線束に比して量も少なく、軟く、かつ一般に入射角度が大きい。そのため、銅系及び鉄系金属で有効にX線減弱を行える場合もある。
公知例として、鉛を内張りした円筒状のコーンを設けることでX線束の照射領域を制限し、金属製のX線管容器の内にX線遮蔽筒を設けたX線源装置は特許文献1に開示されている。しかし、管球を囲む遮蔽筒と照射口フランジで一次X線束を遮蔽する構造についての記述はない。
公知例として、X線管の周辺で金属により一次X線束を遮蔽する構造を設けたX線管装置は特許文献2に開示されている。しかし、管球を囲む遮蔽筒とX線絞り部品で一次X線束を遮蔽する構造についての記述はない。
公知例として、フィルタによって、X線スペクトルの低エネルギー領域内においてX線束が減弱させる構造を設けたX線管装置は特許文献3に開示されている。しかし、フィルタを絶縁油で構成する構造や、管球を囲む遮蔽筒とX線絞り部品で一次X線束を遮蔽する構造についての記述及び示唆はない。
公知例として、X線防護具が設置されたX線診断装置は特許文献4に開示されている。しかし、管球を囲む遮蔽筒とX線絞り部品で一次X線束を遮蔽する構造についての記述及び示唆はない。
公知例として、鉛以外の材料でX線遮蔽筒を設けたX線管装置は特許文献5に開示されている。しかし、フィルタを絶縁油で構成する構造や、管球を囲む遮蔽筒とX線絞り部品で一次X線束を遮蔽する構造についての記述及び示唆はない。
実公平03-019199 特許4919956 特表2009-545840 特開2021-115113 特開昭56-042998
従来の方法では、X線管から照射される軟X線を減弱するためにアルミ板のフィルタを設ける必要があり、アルミは密度が低く、X線減弱係数が低いため、フィルタ領域では一次X線束の減弱ができず、X線管容器周囲に鉛を巻きつけて、減弱・遮蔽している。そのため、鉛の表面積が大きく、減弱・遮蔽に必要な鉛の厚みが厚くなり、X線源装置の重量が重くなり、その結果、X線源装置の支持や振動安定性を確保するために、支持構造に要求される強度が高くなるという課題がある。
本件第一の発明のX線源装置は、
絶縁媒体で満たされた第一の密度を有する金属からなるX線管容器と、
X線管容器内に配置されたX線管と、
X線管から照射される一次X線束及び高次X線束を遮蔽するためにX線管外周囲に配置され、開口部から照射領域を制限した一次X線束を取り出すことができ、第一の密度より大きい第二の密度を有する金属からなる管球周囲遮蔽体と、
X線管から照射されるX線の内、絶縁媒体が軟X線を減弱させるためのX線管との距離にX線管容器から一次X線束を取り出すために配置されたX線透過窓と、
管球周囲遮蔽体とX線透過窓の間に設けられ管球周囲遮蔽体の開口部と合同または相似形状な筒状であり、管球周囲遮蔽体の開口部から放射される一次X線束の照射領域を管球周囲遮蔽体の開口部近傍で制限し、第一の密度より大きく、且つ第二の密度より小さい第三の密度を有する金属からなるX線絞り部品と、
X線透過窓から放射される一次X線束の照射領域を制限して、予め定められた照射野でX線束を取り出す照射野限定器とを有することを特徴とする。
本件第二の発明は本件第一の発明のX線源装置において、
X線管の外周囲と管球周囲遮蔽体の間に設けられ、管球周囲遮蔽体の開口部より小さい相似形の開口部を持つ絶縁物体を有することを特徴とする。
本件第三の発明は本件第二の発明のX線源装置において、
絶縁物体は円筒状の形状を有し、絶縁物体の外周面に管球周囲遮蔽体が設けられている
ことを特徴とする。
本件第四の発明は本件第一の発明のX線源装置において、
X線絞り部品は、円筒状の形状を有する円筒部と円筒部のX線透過窓側の一端に設けられた円盤状のフランジ部とを有する
ことを特徴とする。
本件第五の発明は本件第四の発明のX線源装置において、
フランジ部は、絶縁媒体を密封するためのOリング溝を有する
ことを特徴とする。
本件第六の発明は本件第一の発明のX線源装置において、
X線絞り部品の円筒部X線管側の一端が平面形状を持つ
ことを特徴とする。
本件第七の発明は本件第一の発明のX線源装置において、X線管は、陽極のターゲットを覆い、且つ、陰極から放出される電子を通す開口とターゲットから照射される一次X線束を制限する開口を持つフードを有することを特徴とする。
本件第一の発明においては、管球周囲遮蔽体とX線透過窓との間にX線絞り部品を設けることにより、軟X線を減弱すると共に、X線管の周囲でX線として強い一次X線束を制限することができるため、X線源装置全体に巻き付ける鉛の範囲を小さく、厚さを薄くし、軽量なX線源装置を提供できる。
図1は、X線管2の焦点位置Oを原点にxyz座標系内にX線源装置を配置した図である。 図2は、図1のX線源装置をxy平面で切断した断面図である。 図3は、図2のX線管2周囲の拡大図である。 図4は、X線管2の焦点位置Oを原点にxyz座標系内にX線管2・絶縁筒5・管球減弱鉛6・X線絞り部品7を配置した図である。 図5は、図4のyz平面をx軸正方向から見た図である。 図6は、X線管2とX線絞り部品7、遮蔽コーン4(照射野限定器)に着目し、xy平面断面に対して形状、照射領域を示した図である。 図7は、X線管2とX線絞り部品7、遮蔽コーン4に着目し、zx平面断面に対して形状、照射領域を示した図である。 図8は、図7をX線管2とX線絞り部品7に着目し、形状、照射領域を示した図である。 図9は、図6をX線管2とX線絞り部品7に着目し、形状、照射領域を示した図である。 図10は、図6をX線管とX線絞り部品7・遮蔽コーン4に位置関係に着目し、照射領域を示した図である。 図11は、図10を管球遮蔽鉛開口部6aと照射口フランジ7・遮蔽コーン4に位置関係に着目し、照射領域を示した図である。
(一実施形態)
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照し説明する。
開示は一例であり、当業者において発明の主旨を保っての適宜変更について、容易に想到できるものについては、本発明の範囲に含有される。また、図面は説明をより明確にするために実際に比べ寸法・形状等を模式的に表している場合がある。本明細書と各図における要素が、既出の図内の要素と同様な場合は、同一の符号を付け、詳細な説明を適宜省略することがある。
まず、実施形態のX線源装置に関して説明する。図1は本発明に係るX線源装置の一実施例の外観を示し、図2は図1のxy平面の断面図であり、図3は図2の固定陽極フード付X線管2の周囲の拡大図である。
請求項内の照射野限定器の一例を遮蔽コーン4、絶縁物体の一例を絶縁筒5、管球周囲遮蔽体の一例を管球減弱鉛6、X線絞り部品の一例を照射口フランジ7とする。
本実施例はX線源装置の内、図2のX線源装置はX線管容器1の内側にX線管2と高圧回路基板3を有し、その内部は絶縁媒体14で満たされる。密閉するために、Oリング溝が付いたフランジ部7aと円筒部7bを持つ照射口フランジ7を使用する。図3においてX線管容器1と照射口フランジ7の間にはOリング8が、照射口フランジ7とX線透過窓10の間にはパッキン9が挿入されることでX線管容器1の内部はX線管容器照射口1aで密閉されるため、絶縁媒体14は液体や気体とすることが可能である。X線管2の外周側には、管球減弱鉛6が接着剤で外周側に固定された円筒状の絶縁筒5があり、この絶縁筒5は金属バンドによって管球固定板13に固定され、後述の照射口フランジ7の円筒部7bと絶縁筒5の開口部5aの位置合わせ後、管球固定板13はX線管容器1にネジで締結されることで、X線管2はX線管容器1に固定される。絶縁筒5は樹脂製の円筒でX線管2に高電圧が印加されたときに周囲の金属部品への放電を避けるために使用し、絶縁筒5の両端面にそれぞれ図7のX線管2のアノード2aとカソード2bに接続する高耐圧電線を通す。管球減弱鉛6は絶縁筒に巻き付けられ、X線管周囲のX線束を減弱する。厚み・鉛の純度はX線発生装置に要求される出力に依って決定される。円錐パイプ形状の樹脂部品に鉛が巻き付けられた構成の遮蔽コーン4は金属製の固定金具を介してX線管容器1の外側にネジで締結される
図3のX線源装置において絶縁筒5、管球減弱鉛6はそれぞれ開口部5aと6aを持ち、X線管のアノード2aのフード2a-1に開く開口部2a-2と絶縁筒開口部5a、減弱鉛開口部6aは同心円である。フード2a-1の開口部2a-2と照射口フランジ7、リング状のパッキン9、円盤形のX線透過窓10、リング状の座金11、リング状の照射口固定ネジ12、円錐パイプ形状の遮蔽コーン4は同じ中心軸を有する。尚、この中心軸は図1に示すX線管焦点Oを含むx軸である。
図3のX線源装置において照射口フランジ7はOリング8をはめる溝を持つ円盤状のフランジ部7aと円筒部7b持つx軸を中心線とする回転体である。照射口フランジ7は、真鍮等の高密度金属製である。X線束は高密度の物質を通ると減弱されやすく、鉛が最も減弱しやすく、真鍮、アルミ合金と密度が低くなるほど減弱されにくくなるため、X線が透過する距離を長くする必要がある。X線管容器1の本実施形態では円筒部7bの先端は一平面上に加工することとする。照射口フランジ7の溝にNBRゴム製のOリング8をはめた状態で、X線管容器1に開く照射口1aに差し込まれる。このとき、照射口フランジ7とフード2a-1に開く開口部2a-2、絶縁筒開口部5a、減弱鉛開口部6aと同軸に配置して、照射口フランジ7の円筒部7bの先端は管球減弱鉛6に対してz軸に平行な2つの線分で線接触または限りなく近づく。照射口フランジ7に次いで、シリコン等のゴム製パッキン9、アクリル等の樹脂製のX線透過窓10を配置して、金属製の座金11と照射口固定ネジ12で締め付け、X線管容器1に固定する。絶縁媒体14をX線管容器1内に密封するためにOリング8はX線管容器1と照射口フランジ7間をシールし、パッキン9は照射口フランジ7とX線透過窓10をシールする。X線管容器1の中は絶縁油等の絶縁媒体14で満たされ、高電圧に対して絶縁する。X線管2の表面とX線透過窓10の距離L内も絶縁媒体14で満たされており、X線束の内、減弱をし易い軟X線は絶縁媒体14を透過することで吸収される。医療用X線発生装置では軟X線を吸収させ、線質を調節し線質等価ろ過で表した総ろ過を表示する必要がある。絶縁媒体14の固有ろ過値からX線束が透過する距離Lの長さを変更することによって、線質調整が可能で距離Lは、照射口フランジ7の長さL7によって決定する。
図4は図1のxyz座標上中に図1の実施例からX線管2と絶縁筒5・管球減弱鉛6・照射口フランジ7を抜粋した図である。図5は図4のyz平面をx軸正方向から見た図であり、絶縁筒5の開口部5aの内径d5は照射口フランジ7の内径d7と大きさが等しくなるように形成される。これにより、X線管2を取り付けた絶縁筒5の開口部5aと照射口フランジ7の内径側とに円筒状の冶具を貫通させることで、絶縁筒5の開口部5aと照射口フランジ7の中心軸が同一になるよう、位置合わせができる。ここで後述の照射口フランジ7と管球減弱鉛6の接触部での変形対策に加え、位置合わせ用の治具を使用するときに、管球減弱鉛6の開口部6aの変形を避けるために、管球減弱鉛6の開口部6aの内径d6は絶縁筒5の開口部5aの内径d5より大きくする。また、管球減弱鉛6の開口部6aの内径d6は後述の照射領域の制限のために照射口フランジ7円筒部外径D7-1より小さく形成される。
図6はX線管焦点位置を原点にxyz座標系内に図1の実施例のX線源装置構成部品の内、X線管2と遮蔽コーン4・絶縁筒5・管球減弱鉛6・照射口フランジ7に着目して配置したxy平面断面図である。また、図7は図6と同じ構成のzx平面断面図である。
高圧回路基板3より電圧を印加されたときに、X線管2のX線管焦点Oからx軸方向にX線束が照射される様子を示したものである。X線管2から照射される一次X線束は、アノード2aのターゲット2a-3の面に沿っての半球状に照射され、フード2a-1の開口部2a-2によって制限される照射領域A1とカソード2b方向へ照射される照射領域A2に分かれる。照射領域A2はカソード2bの集束体2b-1や遮蔽板2b-2に当たり、一次X線束は減弱される。照射領域A1は管球減弱鉛6の開口部6aで照射領域A3に制限され、照射口フランジ7によって更に照射領域A4に制限される。最終的に照射領域A4は遮蔽コーン4によって制限され、予め定められた撮影に必要な照射野A5を得て、被写体15に照射され、X線受光面16でX線像が取得される。
図8、図9はX線管2、絶縁筒5、管球減弱鉛6、照射口フランジ7によって照射領域A1、A3、A4が制限されるメカニズムをそれぞれzx平面、xy平面の断面図を示す。図10は照射口フランジ7と遮蔽コーン4の遮蔽範囲を示す。
図8の点P1から点P12は、照射口フランジ7断面上の点であり、照射口フランジ7は領域(P1-P2-P3-P4-P5-P6-P7-P8-P9-P10-P11-P12)のx軸に対する回転体である。領域(P1-P2-P3-P4-P12)は照射口フランジ7の円筒部7bで、領域(P4-P5-P6-P7-P8-P9-P10-P11-P12)はフランジ部7aである。また、領域(P8-P9-P10-P11)はOリング8をはめる溝である。
図8の線分(P1-P2)は照射口フランジ7の円筒部7b先端の面上にあり、yz平面に平行な線である。線分(P2-P3)はx軸に平行な線で、x軸を中心に照射口フランジ7の円筒部7bの内径d7を形成する線である。線分(P4-P5)は照射口フランジ7のフランジ部7b先端の面上にあり、yz平面に平行な線である。線分(P6-P7)はx軸に平行な線で、x軸を中心に照射口フランジ7のフランジ部7aの外径D7-2を形成する線である。線分(P3-P4)と線分(P5-P6)は、それぞれ線分(P2-P3)と線分(P4-P5)・線分(P4-P5)と線分(P6-P7)に対する面取り形状の線である。線分(P7-P8)と線分(P11-P12)は同一線上でyz平面に平行な線である。線分(P12-P1)はx軸に平行な線で、x軸を中心に照射口フランジ7の円筒部7bの外径D7-1を形成する線である。線分(P8-P9)と線分(P10-P11)はx軸に平行でOリング8用の溝幅を形成する。線分(P9-P10)は線分(P7-P12)に平行でOリング8用の溝底を形成する。
図8、図9よりX線管焦点Oから照射され、アノード2aのターゲット2a-3とフード2a-1開口部で制限される照射領域A1はフード2a-1開口部上の点Qと焦点Oの延長上で管球減弱鉛6の内壁上の点R1に当たり減弱される。管球減弱鉛6の開口部6a上の点R2と焦点Oを結ぶ線上の範囲で照射領域A3を得る。ターゲット2a-3で制限される照射領域A1の一部は、管球減弱鉛6に当たらず、開口部6aで制限されず更に外に照射される。
図8、図9の照射口フランジ7の先端部の線分(P1-P2)上で照射領域A3の境界上の点を点Pi1と置き、図8のターゲット2a-3の延長線上で照射口フランジ7の円筒部7b内壁上線分(P2-P3)上の点を点Pi0と置く。管球減弱鉛6の開口部6aから出る一次X線束は線分(Pi1-P2)と線分(P2-P3)の範囲で照射口フランジ7に照射される。線分(O-Pi1)の延長線上で線分(P12-P1)上の点を点Po1、線分(P9-P10)上の点をPi2、線分(P4-P5)上の点をPo2と置き、線分(O-Pi0)の延長線上で線分(P3-P4)上の点を点Po0とする。照射領域A3の一次X線束は領域(Pi1-P2-P3-P4-Po2-Pi2-P10-P11-Po1)の範囲で減弱される。
図8、図9においてX線強度が強いときは、領域(Po1-P12-P11-P10-Pi2)では、照射口フランジ7の円筒部7bの薄肉の範囲では一次X線束の遮蔽できず、減弱した一次X線束が透過し、フランジ部7aに照射される場合がある。図9において、透過したX線束はフランジ部7a上の線分(Pi2-P10)または線分(P11-P12)に再入射され、減弱される。フランジ部7aはOリング8用の溝と一次X線束を減弱するための構造で、溝幅と管球減弱鉛6から照射される照射領域A3によって外径D7-2が決定する。
また、図8、図9において領域(P2-P3-P4)での減弱能力はx軸に近づくほど、P3に近くなり、一次X線束が照射口フランジ7を透過する距離が短いため、X線強度が強いときは、一部のX線束を遮蔽できず、減弱した一次X線束が透過する場合がある。図10においてP2を通る一次X線束の延長線上にある遮蔽コーン4で減弱し、X線源装置として撮影に必要な照射野A5を除く一次X線束の遮蔽が可能である。
図8の領域(P1-Pi1-Po1)及び、領域(Pi2-Po2-P5-P6-P7-P8-P9)、線分(Pi1-P2)があることによって、照射口フランジ7の円筒部7bと管球減弱鉛6の開口部6aの同軸の位置合わせの誤差や照射口フランジ7の円筒部7bの先端と管球減弱鉛6の接触の有無によって照射される一次X線束領域の誤差を吸収することができる。
図8、図9において線分(P1-P2)と減弱鉛開口部上の点R2の間には絶縁媒体14に満たされた領域(R2-P2-P1)の空隙がある。領域(R2-P2-P1)は図8のzx平面断面では線分(P1-P2)上の点Pi1と管球減弱鉛6の開口部6a上の点R2が一致または限りなく近づくため、最も小さく、図9のxy平面断面では、照射口フランジ7の円筒部7bの先端線分(P1-P2)が平面で管球減弱鉛6が円筒形であるため、最も大きくなる。点R2は管球減弱鉛6の開口部6aに沿ってx軸方向に移動するため、zx平面断面の領域(R2-P2-P1)からxy平面断面の領域(R2-P2-P1)は連続的に大きくなる。
図8のzx平面断面では照射口フランジ7の円筒部7b上の点Pi1と管球減弱鉛6の開口部6a上の点R2は一致または限りなく近づく。このとき、照射口フランジ7の円筒部7b先端の線分(P1-P2)は、管球減弱鉛6に対して線分(P1-Pi1)で線接触をする、または、限りなく近づく。絶縁筒5の開口部5a上の点を点Sと置き、絶縁筒5と管球減弱鉛6の開口部6aが接触している点を点R3と置く。照射口フランジ7の先端が管球減弱鉛6に接触したとき、管球減弱鉛6の開口部6aは変形をする場合がある。このとき管球減弱鉛6の変形箇所では線分(R2-R3)の厚みが薄くなり、開口部6aは小さくなる。この変形により点R3は点Sに近づくが微小であり、領域(S-R3-R2)での範囲内で変形をする。管球減弱鉛6が点Sにあるエッジを超える変形をすると管球減弱鉛6が点S上で剪断応力を受け、バリや剪断破壊の原因となり、放電等の電気的なリスクを生じる可能性がある。本実施例では管球減弱鉛6は点Sに接触しないため、バリや剪断破壊は起きない。
図8、図9において領域(R2-P2-P1)は領域(R2-Pi1-P1)と領域(R2-P2-Pi1)に分けることができる。領域(R2-Pi1-P1)の一次X線束は管球減弱鉛6で減弱・遮蔽されていて、領域(R2-P2-Pi1)内の一次X線束も照射方向が限定されているため、一次X線束は漏洩しない。
図11は図10に対して、絶縁筒5の開口部5aや管球減弱鉛6の開口部6aに対して、照射口フランジ7の円筒部7bの内径d7-1を大きくした場合の図である。照射口フランジ7を管球減弱鉛6の開口部6aに対して大きくしていくと、照射領域A3を制限した照射領域A4が大きくなり、最終的に照射口フランジ7で照射領域A3を制限することができなくなり、照射領域A4は照射領域A3に等しくなる。また、照射領域A4が遮蔽コーン鉛4bの内部に照射されるとき、減弱できるため、照射領域A4が大きくなると、遮蔽コーン4は太くなり、遮蔽に必要な遮蔽コーン鉛4bが多くなるため、X線源装置は重く、大きくなる。照射領域A3を照射口フランジ7で制限し、照射領域A4を遮蔽コーン鉛で制限することを考慮して、照射口フランジ7と遮蔽コーン4の大きさ・位置を決定する。
図8、図9の領域(R2-P2-P1)や管球減弱鉛6の円筒部から放出される二次X線束以降の高次X線束は、X線管容器1に巻いたX線管容器遮蔽鉛で遮蔽をする。
図9の照射口フランジ7の円筒部7bの先端の線分(P1-P2)部を管球減弱鉛6の外周に沿う形状を有する場合、加工コストが上昇するが、領域(R2-P2-P1)は限りなく小さく照射口フランジ7の円筒部7bの円周上でほぼ一定となり、領域(R2-P2-P1)で一次X線束は減弱され、更に高次X線束の減弱が可能である。
図6、図7の照射領域A4に制限された一次X線束を、医療用途・診断用途として取り出すときは、焦点Oと被写体15の距離を用途毎に確保し、X線源装置から照射されるX線束の範囲を限定する必要がある。遮蔽コーン4の鉛内壁で、照射領域A4は照射野A5に限定され、遮蔽コーン4の長さで焦点Oと被写体の距離を確保する。
図1のX線源装置において、X線の照射領域の内、照射野として診断・検査等で有効に使用される以外の一次X線束がX線管2のフード2a-1、管球減弱鉛6、照射口フランジ7、遮蔽コーン4により遮蔽される。これによりX線管容器1の外側を囲う鉛は、一次X線束とX線源装置内の部品との相互作用により生じる、一次X線束と比べて線量が少なく、軟らかい二次X線束の減弱のみに使用され、一次X線束を含むX線束の減弱に使用する場合よりも鉛の厚さを薄くできるため、X線源装置は軽量となる。
図1のX線管装置において、加工が容易且つ軽量・強度を持つX線管容器1の製造方法の例としてアルミダイキャストが挙げられる。
図1のX線源装置において、金型での成形が可能で作製費が安価な遮蔽コーン4の円錐パイプ形状の樹脂部品の材料の例としてABS樹脂が挙げられる。
図3のX線管装置において、パイプ形状での入手が可能で切削加工が容易かつ電気的な絶縁性能を有する樹脂製の絶縁筒5の材料の例としてアクリル樹脂、ABS樹脂が挙げられる。
図1のX線管装置において、X線管容器1の材料であるアルミ合金よりX線減弱係数が大きく、硬く、切削加工が容易な照射口フランジ7の材料の例として真鍮、SUS303、SUS304、SUS316が挙げられる。
図3のX線管装置において、絶縁油に耐性があるOリング8の材料の例としてNBRゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)が挙げられる。
図3のX線管装置において、絶縁油に耐性があるパッキン9の材料の例としてシリコンゴム、NBRゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)が挙げられる。
図3のX線管装置において、絶縁油に耐性があり、X線を透過するX線透過窓10の材料の例としてアクリル、純アルミが挙げられる。
図3のX線管装置において、形成が可能な座金11の材料の例として真鍮、SUS303、SUS304、SUS316が挙げられる。
図3のX線管装置において、切削加工によるねじの形成が可能な照射口固定ネジ12の材料の例として真鍮、SUS303、SUS304、SUS316が挙げられる。
図3のX線管装置において、X線管に印加される電圧を電気的に絶縁する絶縁媒体14の例として絶縁油等の絶縁流体や、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂等の絶縁樹脂等が挙げられる。
1 X線管容器
1a X線管容器照射口
2 X線管
2a アノード
2a-1 フード
2a-2 開口部
2a-3 ターゲット
2b カソード
2b-1 集束体
2b-2 遮蔽板
3 高圧回路基板
4 遮蔽コーン
4a 遮蔽コーン形状ガイド
4b 遮蔽コーン鉛
5 絶縁筒
5a 絶縁筒開口部
6 管球減弱鉛
6a 減弱鉛照射開口部
7 照射口フランジ
7a フランジ部
7b 円筒部
8 Oリング
9 パッキン
10 X線透過窓
11 座金
12 照射口固定ネジ
13 管球固定板
14 絶縁媒体
15 被写体
16 受光面
A1 フード開口部2bによって制限される照射領域
A2 カソード2bへ照射されるX線束領域
A3 管球減弱鉛6開口部6aに制限される照射領域
A4 照射口フランジ7円筒部7b内径に制限される照射領域
A5 撮影に必要な照射野(遮蔽コーン4に制限される照射野)
O X線管焦点
Pn(1≦n≦12) 照射口フランジ7上の外形点
Pin(0≦n≦2) 照射口フランジ7と照射領域境界上のX線入射点
Pon(0≦n≦2) 照射口フランジ7と照射領域境界上のX線透過点
Q フード開口部上の点
R1 照射領域A1と管球減弱鉛6内壁上の点
R2 減弱鉛照射開口部6a上の外径側の点
R3 減弱鉛照射開口部6a上の内径側の点
S 絶縁筒開口部5a上の外径側の点
d2 フード開口部2bの内径
d5 絶縁筒開口部5aの内径
d6 管球減弱鉛6の開口部6a内径
d7 照射口フランジ円筒部7b内径
D7-1 照射口フランジ7の円筒部7bの外径
D7-2 照射口フランジ7のフランジ部7aの外径
L 管球表面-X線透過窓間距離
L7 照射口フランジ7長さ

Claims (7)

  1. X線管容器とX線絞り部品間とがシールされ、X線絞り部品とX線透過窓とがシールされて、絶縁媒体がX線管容器内に密封され、
    且つ、X線管容器内に配置されたX線管の表面とX線透過窓間に満たされた絶縁媒体を一次X線束が透過することで軟X線が吸収される医療用X線源装置であって、
    絶縁媒体に満たされたX線管容器内に配置され、且つ、X線管から照射される一次X線束及び高次X線束を遮蔽するためにX線管外周囲に配置され、開口部から照射領域を制限した一次X線束を取り出すことができ、X線管容器の金属材料の第一の密度より大きい第二の密度を有する金属からなる管球周囲遮蔽体と
    X線透過窓から放射される一次X線束の照射領域を制限して、予め定められた照射野でX線束を取り出す照射野限定器と
    を有し、
    上記X線絞り部品は、絶縁媒体に満たされたX線管容器内に配置され、 且つ、管球周囲遮蔽体とX線透過窓の間に設けられ、管球周囲遮蔽体の開口部と合同または相似形状な筒状であり、管球周囲遮蔽体の開口部から放射される一次X線束の照射領域を管球周囲遮蔽体の開口部近傍で制限し、第一の密度より大きく、且つ第二の密度より小さい第三の密度を有する金属からなることを特徴とする医療用X線源装置
  2. 請求項1において、X線管の外周囲と管球周囲遮蔽体の間に設けられ、管球周囲遮蔽体の開口部より小さい相似形の開口部を持つ絶縁物体を有する医療用X線源装置
  3. 請求項2において、絶縁物体は円筒状の形状を有し、絶縁物体の外周面に管球周囲遮蔽体が設けられている医療用X線源装置
  4. 請求項1において、X線絞り部品は、円筒状の形状を有する円筒部と円筒部のX線透過窓側の一端に設けられた円盤状のフランジ部とを有する医療用X線源装置
  5. 請求項4において、フランジ部は、絶縁媒体を密封するためのOリング溝を有する医療用X線源装置
  6. 請求項3において、X線絞り部品の円筒部X線管側の一端が平面形状を持つ医療用X線源装置
  7. 請求項1において、X線管は、陽極のターゲットを覆い、且つ、陰極から放出される電子を通す開口とターゲットから照射される一次X線束を制限する開口を持つフードを有する医療用X線源装置
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