JPS5925786A - 詰物用材料の製造法 - Google Patents

詰物用材料の製造法

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JPS5925786A
JPS5925786A JP57136608A JP13660882A JPS5925786A JP S5925786 A JPS5925786 A JP S5925786A JP 57136608 A JP57136608 A JP 57136608A JP 13660882 A JP13660882 A JP 13660882A JP S5925786 A JPS5925786 A JP S5925786A
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JP
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fiber bundle
fiber
tubular body
tow
crimps
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JP57136608A
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谷 正實
大野 義堅
江「さき」 為丸
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維からなる詰物利料の製造法に関する。
従来、詰物利料には天然品1合成品など種々のものが使
用されてきたが、その中で天然羽毛(たとえば水鳥のフ
ェザ−やダウン)は嵩高性と保温性にずぐれ、ソフ(な
風合を有し、圧縮に苅する回復性IIlもすぐれておシ
、吸湿透湿性も良好であるので、すぐれた詰物材料とし
て使用されてきた。
しかしながら、天然羽毛は虫害や微生物による害をうけ
やすく、そのため数多くの加工工程が必要であり、かつ
産出量も少なく高価であること、捷た、使用中に発生す
°る微少な粉状破砕物等がアレルギーのj車内になるな
どの問題点がある。それ故、天然羽毛の代替をけじめと
する新しい繊維構造体の研究が進められてきた。例えば
、ダウンライクを狙ったものに、フィラメント束を接着
してから切断し7たもの(特公昭48−7955号)、
短繊維jtfの一部を集束して接着したもの(実公昭4
4−27227号)、繊維を球状体に成形したもの(特
公昭:)1−39134号)、電着植毛を利用したもの
(特公昭47−17344号)などがあり、また、フェ
ザ−ライクを狙ったものに平行に並べられた繊維束を接
着繊維でつながせたもの(特公昭45−605号′)な
どがあるが、実際にいずれも市販されていないのが現状
である。これらはいずれも物性的に天然品に匹敵しなか
ったのではないかと考えられる。何故なら、例えば天然
のダウンは長さが3−−30 F71771 、平均長
が14mmの羽枝が20−200本元羽軸から生えてお
り、この羽枝にはさらに100μに1〜2本の小羽枝が
びっしり生えているような形態をしており、かかる構造
体を人工で作ることは極めて困知トなためである。さら
にまたこれらはいずれも連続的に低コストで量産するこ
とが困難と考えられる。例えば長繊維束をその長さ方向
に沿って間歇的に融堵゛または接着してから切断し、し
かる後開繊せしめるという話柄)の製造方法は該繊維束
の中心部首で融着寸たけ接11’t 、1− シめるこ
とか非常に難しく、特に繊維束の1・−タルデニールが
大きい場合は不可能に近い。更にまたこの方法は繊維束
にその長さ方向に線状に単繊維同志が融着才たは接着し
がちであり、線状に融着または接着した集束物を充分開
繊することは非常に困難であり、保温性、嵩高性等の特
性にすぐれた詰綿とはなりにくい。例えば開繊率10%
程度のものを詰綿として使用した場合、その嵩高性はた
かだか3 o cm″7 y K?A度のものしか得ら
れず、天然の羽毛と比ぶべくもなく、ふとん等詰物累月
としての商品価値は低い。更に丑だ開繊率が低く構成繊
維の拡がりが小さい場合詰物内部で繊維束が単独で動き
にくくからみやすいため、ふとんとして使用中に中紹1
がかだまりとなる、いわゆる縮絨現象を起こしやすく、
天然羽毛に匹敵するような詰綿を製造し得ない。その他
繊維を球状体に成形するという11Q造方法、’t[j
杏植毛を利用した製造方法、更には平行に並べられた繊
卸東を接着繊維でつなぎフェザ−ライクの詰綿をつくる
製乃方法などtよその工程が複雑であり生産セ1.に乏
(7い。その他炉繊維群の一部を集束して接着する持重
方法では連続生産がψ(Fしく大量生産が出来ない等の
欠点がある。一方、現在すでに羽毛様せたは羽毛と混合
用としてコイル状捲縮を保持したカットファイバーが市
販されているが、構造的に天然のダウンと異なシ2次元
的な114造しかもっていない」−繊維構が長く、使用
中にいわゆる縮絨現象を発生しやすい欠点をもっている
それに対し本発明者らは、天然羽毛(牙、5にタウン)
に類似した構造と性能をもった詰綿をいかにして工業生
産できるかという前提のもとにぞのuI!l造方法につ
いて鋭意検問し、本発明に到達し7た。
すなわち本発明の第1の発明は、構成単糸の中繊維繊度
が0.05デニールないし30デニール、捲縮数が3ケ
/インチないし25り゛/インチ、捲縮率が5%以上で
ある、捲縮を有する単繊維からなる1−ウ状繊維束を開
繊率が30%以上となるように開繊する工程、 該開繊したトウ状繊維東を、その繊維構IBがろカブニ
ール/ cm’!ないし150万デニ一ル/Cm2とな
るような管状体中へ引き入れる工程、 該トウ状繊維束を管状体と共に50 mmmトド切断す
る工程、 管状体に挿入されている繊維束の一端切断面を融着、接
着せたは溶着して繊維束一端を結合させる]二イJt1
および 該繊却束を管状体中から出し、繊維束の圧縮状態を解放
し、該繊維束を結合点を中心に自発的に球状ないし放射
状の綿玉状物に拡がらせる工程、を包含する綿玉状の詰
物用材料の製造法に関するものであり、第2の発明は、
前記第1の発明の工程にさらに球状ないし放射状に拡が
った綿玉状物を開繊し小単位のダウン様綿状物に分割す
る工程、を何加したダウン様の詰物用材料の製造法に関
するものである。
まず本発明の原理の理解を容易にするためにその概略を
説明する。第1図および第2図は本発明の詳細な説明す
るだめの一例である。まず合成繊維からなるトウ状繊維
束を作成する。このトウ状繊維束は従来公知の方法によ
って得られるが、本発明においては、後の工程でトウ状
繊維束の自発的な開繊を行なわせるために繊維の捲縮を
利用するので、該トウ状繊維束は、捲縮を有するトウ状
繊維束とすることが必要である。この捲縮を仁1与した
トウ状繊維束は、該トウ状繊維束を措成する単繊維の捲
縮の位相が出来るだけズレるように開繊する。この開繊
されたトウ状繊辛11束がい1第1図の1.で示され、
このトつ状繊倉ト束1.を後述する如き狭い空間を有す
る管状体2.の中に引き入社る(即ち圧縮状態にする)
。(図a)。その後管状体2、中へ挿入された繊維束1
は、管状体と11、に−ノーイフ5、で切断される。(
図b)。その切[(1「艮(r」、最終的に綿状物とな
ったときの核部状物を((4成する単繊維の長さに対応
する長さである。切11:fされた繊維束はJ内室手段
により隼めらバー ノJ゛向をlf+ilえられ、つい
で例えば、繊維を融着させるのに充分な高温に保った加
熱片5.を当てるか、或は直接・)Plを当てて、切断
端面4で繊維同志を融mさせる。(図C)。端面を融着
したトウ状繊、l1II束ij、し、がる後管状体2か
ら押出す。(図d)。押出さノ)−かチップ状物6.は
、もともと捲縮を有する単繊維が充分に開繊されている
もので、それが切断端面(融着面)での繊維密度を高め
るために一時的に管状体中で圧縮状態にされているもの
であり、したがって押出しにより該圧縮状態が解かれる
と単繊維の捲縮の回復力或は反撥力により、瞬時にして
自発的に醐[着端面乙を中心として球状ないし放射状に
拡がった立体的な綿玉状物8.となるものである。
この綿玉状物8.&すそれ自体として詰物用材料として
適しているが、これをオープナ−等の適当な分繊装置に
かけることによって、第2回で示す如く綿玉状物8.が
その融着端面入で分v:11され、天然のダ1クンに似
た綿状物?、を得ることが出来る。
製造法の原理は」1記概略の如くであるが以下さらに個
々の条件につき説明する。本発明の繊維の捲縮形状は機
械捲縮で得られる波形捲縮のもの、急冷紡糸や複合紡糸
でえられるコイル状捲縮を有するもの等任意のものが使
用出来るが、トウとしての開繊性、管状体中での圧縮状
ばしから押出しによる解放状態にしたときの反撥性9回
復性、詰物にしたときの耐圧縮性等から判断して、コイ
ル状捲縮を有するものの方が好寸しい。捲縮数は6〜2
5ケ/インチ好捷しくは5〜15ケ/インチがよい。
丑た捲縮率は5%以上が必要である。捲縮数や捲縮率が
少なすぎる場合には、圧縮状態から解放状態にした場合
充分に開繊状態にある繊維構造体にはならないし、逆に
捲縮数が多ずぎる場合にも、寸だ開繊状態が不足する。
その結果、昼高性が不足し、ふとんとしての価値が低下
する。
圧縮状態にする曲の開繊率は30%以上が必要であり、
更に好ましくは50%以上の開繊率がのぞ寸しい。
ここで開繊率とは、試料5g中で5本以−トにljpつ
たチップ状の繊維の集合体重石をXとすると−X 5X 100で現わされたものである。
開繊率が60%以下では圧縮状態を解放したとき充分に
開繊状β−とならず、−また単にイ4(紐が、1[;列
状態で束になっているチップ形状に近いので分繊(分割
)した後公知の方法により開繊+、ようとしても充分開
繊することが難しく、寸た捲縮の0’l 4’llのず
れが発生しにくいので、停れた特性をもつ詰わ11とな
りにくい。
この捲縮をイ;1与した1−ウ状繊維束の開繊は公知の
手段に」8って適宜選択できる。例えば、該トウ状繊維
束を前彼一対の牽引ローラー域へ通して一時的に牽引し
2、その直後にその牽引を解放することによって単繊維
イ11互が開繊できるが、より好寸しくけ、前記牽引の
解放と同時に圧縮空気を吹きつける等を行ない開繊率を
高める。
本発明の方法においては圧縮状態の解放により繊維和瓦
をと11来るだけ拡く開繊状態にすることが望−ましく
、そのために出来るだけトウ状繊維束の先端部分のみを
薄く融着させることが望ましい。
従って融n面となるトウ状繊維束先端は単繊維個々の先
端が互いに揃った、すなわち、トウ状繊維束先端が均一
な面状となっていることが望ましい。
1−ウ状繊維束を管状体中へ挿入し圧縮するのけ、あく
寸でもFAli盾面となる切断端面が繊維密度を高めた
状態で融着せんがためで、このような繊維密度を高めた
融着端面とすることによってトウ状繊維束を圧縮状態か
ら解放した時に繊維同志がその捲縮等の反撥力により充
分に拡がるようになすためである。従って開繊したトウ
状繊維束の圧席1は、本発明においては基本的には融着
面となる切断端の部分が圧縮出来、加熱t、♀1!着時
にその圧縮を維持出来るようになっておればよく、この
手段として管状体を用いるものである。繊維束の切断端
部の圧縮の程度は3万〜150万デニール/c、m20
繊卸密度と1゛ることか必要である。W4に望捷しくけ
10万〜70万デニール/ Cm2がより好捷しい−i
bv h+h密度が3万デニール/ Om2以丁の圧縮
では捲縮′;qの反撥力が小さく、このため圧縮状態か
ら開放した時に構成繊維の拡がりが不充分で、l!に繊
維が並列状態で束になったチップ形状に近いので、)5
;品性が低かったり更に才だ保(i空気Hcが少なく、
保温性が低くなったりして所望の物性が11+にくい。
また、繊維密度を150万デニール/C川2より人に圧
縮すること&iJ@縮などの回復力あるい(l−1:反
IIν1力がら゛)イ量−1い。
本方法において用いる管状体は上記のようにトウ状繊、
1.16束の圧縮雑光でき、しかも該繊維束と共に容易
に切断できるものであればいがなる累月。
構成のものでもよい。
先端を切揃えられ圧縮状態となったトウ状繊維束は、そ
の先端面を出来るだけ薄く前述の如く加熱融J背させる
か、或は溶・接着させる。これまでのハシ11明では融
着手段のみを述べて来たが本方法にお−いてはこれに限
定されるものではなく、接着剤を用いて接着するとか、
また溶剤で先端面を溶解させて溶rkを行なわせるなど
任意の方法が実施できる。ただ融着にせよ接着にせよ、
或は溶着にせよ、トウ状繊維束を構成する単繊維をその
繊維の長さ方向にそって比較的艮い間隔に渡って相互に
くっ付けると、圧縮を解放しでも生繊維相互が開き鄭く
なるので、トウ状繊維東先端面のみで出来るだけ薄く融
盾、接着あるいは溶着を行なわせるのが望捷しい。また
融着または溶接着の結合の程度は次に分繊(分割)する
のに不適当なほど強固であってはならないし、また簡単
にばらばらになってしまう程度でもいけ々い。結合の程
度は分繊設イo″11の能力に合わゼ°て調整する必要
がある。以−11の点で工柴的操作としては加熱841
着が〕′I6も好寸シフい。
加熱〜1着の場合、例えばレーザー光を使ってトウ状繊
維束の切[す1と融う;〆tとを同時に実施する方法も
4釆月1できる。
トウ状繊マIL束の切断長は、50 mnr以下、〃f
甘しくは5〜3Dmz++になるように切断する。構成
(lQ K(+の繊帷畏が3 mm以下では構造体自身
が固−tき゛て目的とするよりなJ−E縮特性や保温I
11.を発揮すること出来ず、又繊ホ1r投が50〃l
]n即−1,となると繊維)’jh f!’j体が巨大
化しい”わゆる詰物としてIJ不11sil当と6二る
、幅−+1秋物の分繊装置としては、枦械的に引裂くも
の、高速気体流を用いるもの等が利用できるが、J岡当
な分繊装置にがけて、分割すること(でより、繊維末端
部が結合している不均一なイ+Q !fft構成本数k
 (T t ル、例工ば10〜2011本〕BQ 、1
lIA カ1−)fz ル’)’ラン種線状物にするこ
とが出来る。
前記のようにしてえられた鯖)玉状’I/Jrr tj
:、丁度中火部あるいは中心部に結合部を有し、そこか
ら繊維が放射状に伸びているような形をしており、これ
自身きわめて圧縮性に富んでいる。該綿玉状物は、それ
を構成する単繊維がその末端部端面で6万〜15〔)万
デニー/l//Cm2といった繊維密度で薄く結合をれ
ていると共に、結合されている単繊維が互いにその捲縮
の位+[1のズレを持って結合されているので、単繊維
相互の開きが極めて大きく、球状をした立体的な繊維(
14j告物であるので、あらゆる方向からの圧力に対し
て反撥性があり、さらに又構造体の中心に向う枠構成繊
維の密度が高くなることから、従来の詰物累月よりも極
めて優れた耐圧縮性を示す。
またこの綿玉状体ば1コずつ別々に移動させうるので詰
物にしたときの肌そぐい性はきわめて良なfである。ま
たこの綿玉状I!lJJはその大きさにもよるが直径が
5 Ll mm以下の小さいもの、とくに3DJnm以
下のものは、羽毛ふとんを脚413するときに用いられ
るような高速気体流により側地の中につめ込むことが出
来るので簡便かつや“価な加工が可能である。このよう
な綿玉状物は、特に敷ぶとん、ベッド、バッド情の詰物
等に用いるのに鏑している。、またクッション、枕、ぬ
いぐるみ人形等の中綿等にも好適に用いられる。さらに
またソファ−等の詰物等にも用いることができる。
また該綿玉状物を分割して得られる綿状物も前記綿玉状
物の構造と同じく、単繊卸がその末端部端面で高密度に
結合されていると共に、結合されている単繊維が互いに
その捲縮の位4目のズVを持っているので、第2図で例
示した如く天然のダウンに極めて類似した形状を有して
いる。したがって本綿状物−:、天然のダウンにみられ
る保温性。
産品telを有し、回復性はそれ以」二であり、しかも
耐縮絨性を有し、詰物用利料としてすぐれた特性を示す
。更にまた繊維構成本数及びJiff戊繊維の拡がり状
態の不均一性があることにより、よシ入然品に類似した
物性を有している。
このような綿状物は特に羽毛トYとして用いることが出
来、掛ぶとん、肌ふとん等に用いるのに適している。ま
たタウンジャケット、寝装、スギ−ウェアー、ナイトガ
ウン等のキルテイング;V材の中綿等にも好適に用いら
れることは無論である。
史に寸だ天然羽毛と異なり累月がアンチアレルギー性で
ある上ドレープ性に優れるため、ベビー用ガウン、ペス
ト等の中綿等にも用いることが出来る。
本発明に使用される繊維は0.05〜30デニールの範
囲が好寸しく、使用用途により任意に選定することがで
きる。例えばソフトな肌かけふとんの場合には、10デ
ニール以下の細デニールのものが好ましく、逆にクッシ
ョン、ソファ−鳩につめる場合には、15デニ一ル以上
の太デニールのものが好ましい。一般的な掛けぶとん、
敷ふとんや枕あるいはキルテイング素材用としては、0
i〕〜15デニール、好ましくは1〜10デニールが最
も風合のよい詰物材判として使用できる。寸だ風合、保
温性のより向」二を狙いデニール混合シ1.でもよい。
繊維の断面形状としては円型、中空、FA型等任意であ
るが、開繊性を高めるためには異型断面繊維、特にT型
1士型、U型、(8)型、や米型などがより(lf甘し
い。U型断面の様な繊維では、水吸収特性がみられるた
め、詰綿として使用されるさいに、吸汗特性などが付与
されるのでより付(lllI(lllI値が涜。
くなる。繊維デニールも断面の形状も種々の種類のもの
を混合してトウ状にし、本発明の方法により処理するこ
ともできる。
また本発明で用いる繊維は、繊維間の静摩擦係数が小さ
い方、例えば0.27以下、好ましくは0.23以下が
好ましい。こめようにするためにシリコーン化合物など
で表面をコートすることが最も簡便である。シリコーン
化合物としてす15、現在公知の化合物例えばジメチル
ボリン11キサン、変性シロキサンなどが使用できる。
これらi、+: /IX繊細束を作成する前寸たけ後の
任意の時に付着させることが出来る。
本発明で用いらIする合成繊維としてに一1種々のテレ
ツクレート系ポリエステルおよびそれらの共重合物1種
々の脂肪族、あるいは芳査族ポリアミド、ポリオレフィ
ン系化合物、ポリビニル化−合物。
ポリアクリロニl−リル糸化合νノノ、ル1化ビニル、
F什合物など−や、これらの複合、混合・紡糸等により
11トられる繊維をいうが、とりわけこの中でテレフタ
レーI・系ポリエステルおよびそれらの共重合物からえ
られる繊維が最もすぐれた物性を有する。最も代表的な
ボリエヌテ/v 繊Rij: 、ポリエチレンテレフタ
レート甘たばそのコポリエステルである。
寸だこれらに従来公知の着色剤、防電剤、難燃剤その他
の改質材などを含有させることができる。
本発明の方法はT茅的にも容易にメ′旌できるため、均
一な品質の製品を低価格で市場に供給することが出来る
ので、経済的にもイ]利である。
実施例1 常法で合成された(′舐限粘P4’ (フェノールとテ
トラクロールエタンの等量混合亀中、30℃で測定)0
.65のポリエJ−レンテレフタレートを溶M1tL、
U形断面をしたノズルから押し出し、ノズル直下5〜2
0 cmを冷却風速1.5m/秒で一方向から吹当て冷
却して捲取った。この紡糸原糸を集束してトウ伏にし、
続いて80℃の温水浴で2.8倍に延伸し、IJ型折断
面形状繊維トウを得た。このトウに(1)ポリシロギリ
ーン(η25: 600万C8)の30重h1%水分散
エマルション(2)γ−(β−アミノエチル)アミノデ
ロヒルメチルジメトギシシランの20市欺%水分散エマ
ルジョンおよび(6)酢酸ジル−Iニウム10%水溶液
を(1) : (2) : (3) −9部、 1.2
−i1X! 1部の組成比としたシリコーン化合物を0
.75 市1>’c%伺与させた後、150℃にて熱処
即すると共に捲縮を発現させた2、得られた繊&(iの
単糸デニールば4であり、コイル状に発現した捲縮数7
ケ/インチの1巻縮形態を保持していた。との1−ウを
111後の1ff−ラー速噌が1412のローラー間で
緊張状態にしだ後、圧縮空気を吹付けつつ該緊張状μし
を緩イ11することにより開繊した。トウの開繊率を測
定したところ92%であった。次にこの開繊1−・’i
<am度105万デニー)v)を、直径20mmの1欧
質塩化ビニル管の中に揃えて押し込んだ。この処即トウ
の繊維密度(充填密度)は33.4万デニール/ Cm
2である。次に刀ツタ−で15mmの長さに塩ヒ゛f筺
ごとに切断した。次にこの切断端の月面に260℃の熱
板を0.7秒1111接触させ、該切断端面を融層させ
た。
続いてこの先端を融着させたチップ状繊維車を均ビ管か
ら押出し、圧縮状なりから開放した。チップ状物は瞬時
にして副+’fft端を中心としてその中心より外部に
向って織締が放射状にのびた図面の付−号8、で示す如
き球状の綿玉状物となった。この綿玉状物を40 Cm
1角の試験用ふとんに成形し、その特性を調べた。本発
明の綿玉状物は天然の羽根毛や通常のポリエステル繊維
からなる詰め綿に比し、荷重に対する優れた特性を有し
、丑た耐圧縮性を有していた。
また前記綿玉状物を引きつづいて機械式開繊機を1度通
過させることによりその綿玉状物をその融着点で複数に
分割し図面の付号9.で示す如き小単位のダウン様綿状
物とした。イ1)られた綿駄物d゛繊維本数が10数木
々いし200本程麻の不均一な繊維構成本数を有し、天
然のダウンに極めて類似した形状の綿状物となった。こ
の綿状物は、顕微鏡で観、察すると構成単繊維の捲縮の
位置が相互にずれ、単繊維相互が大きな空気層を含むよ
うに充分に拡がっていることが認d)らhだ。
ついでこの綿状物を山−ミシン工業製の羽毛計最吹込み
マシンを用いて4部cm角の試験用ふとんに成形し、こ
のふとんにつき産品性(n17M)、回復性(%)、保
1m tcおよび耐縮絨性についで調べたところ、本発
明に係る綿状物は、従来品、例えば通常のポリエステル
詰め綿に比しMID’ l!711<I: )保1AA
 I”Iさらには耐緒1絨性の而で著しい向上、が見ら
れ、天然の羽毛とは、それと同等もしくはそれ]−】ノ
、上の優れた綿性能を有していた。
また本発明の楯i状物によって試作し/こふとん(15
001nX 2 C1() Cnl 1中#il 1.
8 K9 )は、その風合は羽根毛ふとんによく似た柔
1欺なものであった。
また本発明の綿状物は工程通過性に問題なく、加]−性
が極めて優れている。
実施例2 実施例1で得られた捲縮数7ケ/インチ、4巻、縮率1
U、6%のコイル状倦縮を有し、W糸繊度4デニールの
単繊維からなるトウを用い、さらに実施例1と同一の詰
綿製造法を用い、トウの開繊埠および使用するトウの総
繊度を変えることに4.って塩ビ管中での圧縮密度所・
変史して8わ1f類のれlli状物をii’t作しfr
、。これら試作品の嵩高性と回復性についての測定結果
を第2表で示す。
第2表 第2表中77fi、1,6.7の場合で示されるように
、製造時にトウのIfl繊度あるいは圧縮密ルが低い1
が1合にd゛、得られる綿状物はチップ状形IFjに近
く、面品性は極めて低く、−まだこれ等のものは風合的
にも不満足なものであった。
一方製造時にトウの開繊度および圧縮密度が共に高い7
/i2.3,4.5の場合には、得られる綿状物は、構
成単繊維の捲縮の位相が相互にずれ、接着点が均一で、
単繊維相互が大きな空気層を含むように拡っているため
、嵩高性も充分に満足され、回復性も充分で、しかも風
合的にも羽毛に類似したものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の綿玉状物およびダウン様
綿状物を製造する方法を説明するだめの概念図であり、
付号8.は本発明でいう綿玉状物、付号9.は本発明で
いうダウン様綿状物を示す。 特許出願人 株式会社 り ラ し 代理人弁理士本多 堅 鏑 1 図 Y2 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単繊維繊度が0.05デニールないし30デニール
    、捲縮数が6ケ/インチないし25ケ/インチ、捲縮率
    が5%以上である、捲縮を有する単繊維からなるトウ状
    繊維束を開繊率が30%以上となるように開繊する工程
    、 該開繊したトウ状繊維束を、その繊維密度が6万デ= 
    −/I//Cm2ないし150万デニ−)v/(!m2
    となるような管状体中へ引き入れる工程、核l・つ状繊
    維束を管状体と共に50 mm以下に切断する工程、 管状体に挿入されている繊維束の一端切断端面を融着、
    接着捷たは溶着して繊維束一端を結合させる工程、およ
    び 該繊維束を管状体中から出し、繊維束の圧縮状態を解放
    し、該繊維束を結合点を中心に自発的に球状ないし放射
    状の綿玉状物に拡がらせる工程、 を包含する詰物用材料の製造法 2、単繊維繊度が0.05デニールないし60デニール
    、捲縮数が3ケ/インチないし25ケ/インチ、捲縮率
    が5%以上である、捲縮を有する単繊維からなるトウ状
    繊維束を開繊率が60%以上となるように開繊する工程
    、 該開繊したトウ状繊維束を、その繊維密度が5万デニー
    )v/Cm2ナイし150 刀7’ ニー )V / 
    Cm2となるような管状体中へ引き入れる工程、該トウ
    状繊維束を管状体と共に5 D nun l豆F゛に切
    断する工程、 管状体に挿入されている繊維束の一端切[ワ[端面を融
    着、接着まだは溶着して繊維束一端を結合させる工程、 該繊維束を管状体中から出し、繊維束の圧縮状態を解放
    し、該繊維束を結合点を中心に自発的に球状ないし放射
    状の綿玉状物に拡がらせる工程、および 球状ないし放射状に拡がった綿玉状物を開繊し小単位の
    ダウン様綿状物に分割する工程、を包含する詰物用材料
    の製造法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022266463A1 (en) * 2021-06-17 2022-12-22 Primaloft, Inc. Fiberfill clusters and methods of manufacturing same

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JPS5756558A (en) * 1980-09-16 1982-04-05 Kuraray Co Padding material and production thereof

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