JPS5924776B2 - 乾燥終了検知装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被乾燥物（以下衣類という）の乾燥程度により
変化する電極間の抵抗変化を検知して。

所定の抵抗値になった時被乾燥物の乾燥手段を自動的に
停止させるようにした乾燥終了検知装置に関するもので
、衣類の量がきわめて少ない場合でも、前記電極に効果
的に接触させることができるようにすることを目的とす
るものである。

従来の乾燥終了検知装置としては、被乾燥物収納庫の回
転部や周壁内部に複数個の電極を設けたものや、被乾燥
物収納庫の側壁固定部に、２次元的平面状に電極を設け
たものが見られる。

しかし、この場合問題となるのは、前者においては被乾
燥物収納庫の回転部に電極を取付けているため、前記電
極の抵抗値を検出し１回路に入力として取出すには必ず
摺電部が必要となって（るし、また後者においては摺電
部を必要としないが、電極の取付けが２次元的平面であ
るため、小物衣類の場合には電極への接触が困難であっ
たり、また被乾燥物収納庫内へ突き出る高さを大きくす
ると、多量の衣類を入れた場合、その電極が障害となっ
て正常な転勤が阻止されてしまうという欠点を有してい
た。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以下その一
実施例を添付図面にもとづ（・て説明する。

図において、１は前面下方に外気取入口２を。

後面上方部に熱風排気口３をそれぞれ設けた衣類乾燥機
の外筺、４は前面側壁に被乾燥物投入口５を、前面円周
状に多数の熱風吸入孔６をそれぞれ設けた被乾燥物収納
庫（以下ドラムという）で。

このドラム４内には被乾燥物（以下衣類という）の転勤
を促進させるために複数個のバッフル７を固着している
。

そしてこのバッフル７はドラム４内に後部から前部に向
つ℃ドラムの回転方向と同方向に螺旋状に構成している
。

８は外気取入口２より吸入された外気をドラム４内に導
（吸入風洞で、この吸入風洞８の内部には適宜な方式の
熱源体９を具備している。

１０は排気ファン、１１は一端がドラム４の後部側壁を
構成するとともに、他端が外筺１の後部上方に設けられ
た熱風排気口３に向かって開口されている排気風洞であ
る。

またこの排気風洞１１０ドラム４の後部側壁を構成する
端面には、多数の排気吸入孔１２を設けるとともに、下
方には衣類の転勤方向に沿って設けた一対の電極１３，
１３’を装着する絶縁体１４を適宜な方法により固着し
ている。

１５はモータで１両端のモータ軸１６にはドラム回転プ
ーリー１７およびファン回転プーリー１８をそれぞれ固
着し、かつモータ１５の回転はドラムベルト１９を介し
てドラム４へ伝達されるとともに、ファンベルト２０．
ファンプーリー２１を介して、排気ファン１０にも伝達
される。

２２はドラム４の前部摺動受け、２３はドラム４の後部
摺動受けで、前記モータ１５からドラム回転プーリー１
７およびドラムベルト１９を介して伝達された回転は、
これらの摺動受け２２，２３によりドラム４ヘスムーズ
に伝達される。

２４は被乾燥物投入口５を開閉するドアー、２５は設置
脚、２６は衣類である。

第３図は乾燥終了検知装置の回路構成の一実施例を示し
たもので、２７は電源部より低電圧を得るための絶縁ト
ランス、２８は絶縁トランス２７より得られた低電圧交
流を直流に変換するための直流電源部、２９は電極１３
、１３’と直列に接続した分圧用抵抗、３０は電極１
３ 、１３’の接触抵抗が、所定の抵抗値に達したとき
、リレー３１を作動させるための検知出力制御部である
。

また前記リレー３１はスイッチ３２と連動するように構
成されており、リレー３１が動作した時、スイッチ３２
が切れるようにしてモータ１５および熱源体９０入力を
停止するものである。

これによって乾燥装置が停止する。

上記構成において動作を説明する。

まず被乾燥物投入口５より衣類２６をドラム４内へ投入
し。

かつスイッチ３２を入れると、モータ１５および熱源体
９に通電される。

モータ１５の通電により。その回転はドラム回転プーリ
ー１７およびドラムベルト１９を介し℃ドラム４に伝達
されてバッフル７により衣類２６の転勤が開始される。

一方。モータ１５の回転は、ファン回転ブー！Ｊ−１ｓ
。

ファンベルト２０およびファンプーリー２１を介して排
気ファン１０に伝達されて排気ファン１０を回転させる
。

そしてこの排気ファン１００回転により、第１図の矢印
で示すように外部空気は、外筺１の前面下方に設けた外
気取入口２より吸い込まれ、かつ吸入風洞８を通って熱
源体９により加熱され、さらにドラム４の前面円周状に
設けた多数の熱風吸入孔６よりドラム４内へ導かれる。

そしてこのドラム４内へ導かれた加熱空気は、衣類間を
通過しながら、衣類の水分を吸収して乾燥作用を行なう
。

この乾燥作用を行なわせた熱風は。ドラム４の後部側壁
に設けた多数の排気吸入孔１２および排気風洞１１を介
して、外筺１の後面上方に設けた熱風排気口３より乾燥
機外へと排出される。

この行程が連続的に行なわれることにより衣類は徐々に
乾燥されるが、この乾燥行程において衣類は転勤により
一対の電極１３ 、１３’に接触する。

また衣類の乾燥が進むにしたがってその電気抵抗値も増
加する。

この場合、電極１３ 、１３’間に電圧を印加しておけ
ば衣類を介して電流が流れる。

そして衣類が完全に乾燥した時の電極１３゜１３′間の
電流値に達すると、検知出力制御部３０が作動し、リレ
ー３１を働かせてスイッチ３２を切ることにより、乾燥
装置を自動的に停止させる。

この動作過程において衣類の電極１３．１３’への接触
が悪いと検知出力制御部３０へ正常な入力（電流値）を
与えることができないため１回路の誤動作を招くことに
なる。

しかるに本発明によれば、衣類等の被乾燥物の転勤を促
進させるバッフルを、被乾燥物収納庫内の後部から前部
に向って被乾燥物収納庫の回転方向と同方向に螺旋状に
構成しているため、被乾燥物の量の多少にかかわらず、
被乾燥物を螺旋状のバッフルに沿わせて被乾燥物収納庫
の後部に移動させることができ、その結果被乾燥物と電
極との接触は常に良好となるため、正確な乾燥終了検知
が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の乾燥終了検知装置を備えた衣類乾燥機
の側断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面矢視図、第
３図は乾燥終了検知装置の回路図である。 ４・・・・・・被乾燥物収納庫（ドラム）、７・・・・
・・バッフル、１３，１３’・・・・・・一対の電極、
１５・・・・・・駆動装置（モータ）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 後部内壁に一対の電極を被乾燥物と接触するように
   露出して設けた被乾燥物収納庫と、この被乾燥物収納庫
   を回転駆動させる駆動装置と、被乾燥物の乾燥程度によ
   り変化する電極間の抵抗変化を検知して、所定の抵抗値
   になった時に被乾燥物の乾燥手段を停止させる装置とを
   備え、前記被乾燥物の転勤を促進させるバッフルを、前
   記被乾燥物収納庫内の後部から前部に向って被乾燥物収
   納庫の回転方向と同方向に螺旋状に構成したことを特徴
   とする乾燥終了検知装量。