JPS5924240Y2 - レコ−ド再生装置 - Google Patents

レコ−ド再生装置

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Publication number
JPS5924240Y2
JPS5924240Y2 JP3493776U JP3493776U JPS5924240Y2 JP S5924240 Y2 JPS5924240 Y2 JP S5924240Y2 JP 3493776 U JP3493776 U JP 3493776U JP 3493776 U JP3493776 U JP 3493776U JP S5924240 Y2 JPS5924240 Y2 JP S5924240Y2
Authority
JP
Japan
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signal
wave signal
angle
crosstalk
modulated
Prior art date
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Expired
Application number
JP3493776U
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English (en)
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JPS52126806U (ja
Inventor
光正 上田
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本コロムビア株式会社 filed Critical 日本コロムビア株式会社
Priority to JP3493776U priority Critical patent/JPS5924240Y2/ja
Publication of JPS52126806U publication Critical patent/JPS52126806U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一本の音溝に直接波信号(主チャンネル)と角
度変調波信号(副チャンネル)とを重畳し録音した角度
変調多重レコードを再生するためのレコード再生装置に
関する。
従来の角度変調レコード盤を再生するための再生装置に
於ては、再生針先が成る大きさの半径をもっているため
に、搬送波は直接波信号によって位相変調を受けて、直
接波信号から角度変調された信号帯域内へ漏話が生ずる
この関係を第1図について説明する。
第1図は直接波信号1と搬送波2とが重畳された音溝壁
gと、再生針先3との接触状態を示すもので、今、針先
3の中心Cが座標x1.yiにある時は、本来は針先3
の中心点Cの真下の点Qの音溝壁gを再生しなければな
らない。
しかし、実際には上記のように針先3が半径rをもって
いるため、針先3が音溝壁gとP点で接触し、このP点
を再生することになる。
即ち、搬送波2は、直接波信号1によってJxだけ変位
させられることになる。
これを一般式で表わすと、以下のようになる。
ここで、搬送波2の振幅は、直接波信号1の振幅に比べ
て小さいものとし、合成された音溝壁gの変位を次のよ
うに表わす。
この音溝壁gを、針先3の半径rをもった再生針でトレ
ースした場合、針先3の中心Cの変位の軌跡は、次のよ
うに表わされる。
となり、搬送波2は直接波信号1によってφ(1)だけ
の位相変調を受ける。
又、この搬送波2をFM復調器で復調して得られる副チ
ヤンネル出力は、となる。
従って、主チャンネルから副チャンネルへの漏話量は、
eo(t)に等しく、主チャンネルの信号周波数と同一
で、その量は主チャンネルの録音速度振幅V1と周波数
f1とに、又、再生針先3の半径rと搬送周波数f2と
に夫々正比例し、音溝線速度の2乗に反比例することが
解る。
今、v1=35.4mm/ s、 r =7 p m、
f 2=30 k止、回転数=33・1/3rpmと
し、音溝直径280 mm、150mmとした時の漏話
量を第2図に示す。
又、実際の角度変調多重レコードでは、直接波信号はR
IAAイコライザー特性によって録音されているので、
高域周波数で大きな周波数偏移となり、漏話量は大きく
なる。
本考案は、上述の如き搬送波が直接波信号によって位相
変調を受けて、主チャンネルから幅チャンネルへの漏話
と成るので、この漏話量を再生時に相殺するように威し
、この相殺を主チヤンネル信号の一部(微分値)で行う
レコード再生装置を提供せんとするものである。
以下、本考案の実施例を、第3図乃至第5図について詳
記しよう。
第4図は、本考案による角度変調多重レコード再生装置
の一実施例を示すもので(ピックアップカートリッジが
速度型の場合)、同図に於て、4は、直接波信号と角度
変調波とが重畳されて録音された角度変調多重レコード
である。
このレコード4のレコード音溝壁には、第3図Aに示す
如き直接波信号1と、搬送波信号2とがカッティングさ
れている。
これ等の信号を、速度型ピックアップカートリッジ5に
よってピックアップし、それを増幅器6に供給する。
この場合、速度型ピックアップカートリッジ5より取り
出される再生出力は、第3図Bに示す如く、直接波信号
は音溝壁の凹凸に対π−、 し了フジアン位相が進むことにより、又、搬送波2につ
いて考えれば、音溝壁の最大値の山で疎となり、最低値
の谷で密となるような、即ち、第3図Cの如き相位変調
を受けることになる。
更に、増巾器6よりの出力は、バンドパスフィルター1
1を経て、搬送波が取り出され、これがFM復調器12
で復調された後、ローパスフィルター13で搬送波成分
が取り除かれて、第3図りに示す副チャンネルの出力と
なる。
即ち、この信号は、3式で述べた漏話出力が副チヤンネ
ル信号帯域内に現われたことになるので、これを減算器
14に加える。
一方、増幅器6の出力を、ローパスフィルター7を通し
てそれより搬送波成分を取り除き、主チヤンネル信号を
得る。
この主チヤンネル信号で、ローパスフィルタ13より取
り出した漏話出力を打ち消すために、微分回路8に上述
の主チヤンネル信号を加えて微分し、第3図Eに示す如
き出力波形を得る。
更に、この微分波形と、漏話成分との位相関係を微調整
するために、位相補償回路9に供給し、その出力をレベ
ル調整器1oに加える。
尚、レベル調整器10では、幅チャンネルに現われる漏
話成分と主チヤンネル信号の一部とを加える減算器14
の出力が零になるように、レベルを調整すると共に、音
溝直径情報15によっても、各音溝径における最適値に
設定される。
即ち、上記のに常に設定される。
第4図はピックアップカートリッジが′速度型の場合の
実施例であったが、ピックアップカートリッジが変位型
の場合の実施例を第5図に示す。
この第5図の例は、基本的には第4図の例のローパスフ
ィルタ7及び微分器8の間に、さらに微分回路16を挿
入したものである。
これは、変位型ピックアップカートリッジの再生出力が
゛レコード音溝壁の変位に比例した出力であるが、漏話
を相殺するための信号は、音溝壁の速度に比例していな
ければならないからである。
尚、第5図の例の各ブロックで示す素子の動作は、第4
図の場合と同様である。
以上の如く、本考案による角度変調多重レコード再生装
置によれば、再生された主チヤンネル信号の一部で、再
生時に生ずる主チャンネルから副チャンネルへの漏話を
相殺することができる。
特に、再生針先半径等の差がある場合でも、夫々完全に
相殺するような調整が可能であり、その実用的効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は角度変調多重レコードと再生針先の接触状態を
示す図、第2図は漏話量を示す図、第3図は音溝と再生
信号との位相関係を説明するための波形図、第4図及び
第5図は本考案による角度変調多重レコード再生装置の
実施例を示す系統図である。 図に於て、1は直接波信号、2は搬送波、3は再生針、
4は角度変調多重レコード、5はピックアップカートリ
、ツジ、6は増幅器、7はローパスフィルター、8は微
分器、9は位相補正回路、10はレベル調整器、11は
バンドパスフィルタ、12はFM復調器、13はローパ
スフィルタ、14は減算器、15は音溝直径情報、16
は微分回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一本の音溝に直接波信号と角度変調した信号とを重畳し
    録音した角度変調多量レコードの再生装置に於て、再生
    された直接波信号を微分器に加えて微分出力信号を得、
    該微分出力信号を、角度変調波信号の搬送波が直接波信
    号によって受ける位相変調のために生ずる漏話成分とは
    逆位相で上記角度変調波信号の復調出力信号に加えるこ
    とにより、上記直接波信号から角度変調波信号へ混入す
    る上記漏話を相殺するようにしたことを特徴とする角度
    変調多重レコード用のレコード再生装置。
JP3493776U 1976-03-23 1976-03-23 レコ−ド再生装置 Expired JPS5924240Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3493776U JPS5924240Y2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 レコ−ド再生装置

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JP3493776U JPS5924240Y2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 レコ−ド再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52126806U JPS52126806U (ja) 1977-09-27
JPS5924240Y2 true JPS5924240Y2 (ja) 1984-07-18

Family

ID=28494311

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