JPS6022707Y2 - ピツクアツプ・カ−トリツジ - Google Patents
ピツクアツプ・カ−トリツジInfo
- Publication number
- JPS6022707Y2 JPS6022707Y2 JP15726276U JP15726276U JPS6022707Y2 JP S6022707 Y2 JPS6022707 Y2 JP S6022707Y2 JP 15726276 U JP15726276 U JP 15726276U JP 15726276 U JP15726276 U JP 15726276U JP S6022707 Y2 JPS6022707 Y2 JP S6022707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- wave signal
- modulated wave
- angle
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はピックアップ・カートリッジに係り、特にマル
チチャンネルレコードを再生するに際し、再生被角度変
調波信号の搬送波周波数の2倍又は2倍を含む逓倍周波
数及びこれらの各近傍周波数を除去するとにより、再生
被角度変調波信号と他チャンネルからの被角度変調波信
号の搬送波周波数の逓倍周波数帯信号との間で生ずるビ
ートによる干渉歪を効果的に除去し良好な再生を行ない
うるピックアップ・カートリッジを提供することを目的
とする。
チチャンネルレコードを再生するに際し、再生被角度変
調波信号の搬送波周波数の2倍又は2倍を含む逓倍周波
数及びこれらの各近傍周波数を除去するとにより、再生
被角度変調波信号と他チャンネルからの被角度変調波信
号の搬送波周波数の逓倍周波数帯信号との間で生ずるビ
ートによる干渉歪を効果的に除去し良好な再生を行ない
うるピックアップ・カートリッジを提供することを目的
とする。
マルチチャンネルのオーディオ信号を直接波信号と被角
度変調波信号とし、これらを多重した信号をレコードデ
ィスク上に切削録音してマルチチャンネルレードを製作
するに際し、上記被角度変調波信号の伝送帯域は例えば
搬送波周波数が30KHzで20KHzから45KHz
までの帯域を必要とするため、この帯域に関してはカッ
タヘッドの左右チャンネル間のクロストーク特性が比較
的良好であるようにカッタースピード等が選定されてい
る。
度変調波信号とし、これらを多重した信号をレコードデ
ィスク上に切削録音してマルチチャンネルレードを製作
するに際し、上記被角度変調波信号の伝送帯域は例えば
搬送波周波数が30KHzで20KHzから45KHz
までの帯域を必要とするため、この帯域に関してはカッ
タヘッドの左右チャンネル間のクロストーク特性が比較
的良好であるようにカッタースピード等が選定されてい
る。
ところが、例えば50KHzを越えた被角度変調波信号
伝送帯域よりも高い周波数帯域ではカッタヘッドの左右
チャンネル間のクロストーク特性が悪いことが実験の結
果判明した。
伝送帯域よりも高い周波数帯域ではカッタヘッドの左右
チャンネル間のクロストーク特性が悪いことが実験の結
果判明した。
従って、伝送帯域を越えた周波数帯域ではクロストーク
特性の良くないままにカッティングされることがあり、
他チャンネルの被角度変調波信号の搬送波周波数の2倍
若しくはそれ以上の逓倍周波数成分も一緒に事実上切削
記録されていた。
特性の良くないままにカッティングされることがあり、
他チャンネルの被角度変調波信号の搬送波周波数の2倍
若しくはそれ以上の逓倍周波数成分も一緒に事実上切削
記録されていた。
従っテ、従来このマルチチャンネルレコードを、第1図
に示す如く被角度変調波信号の搬送波周波数の逓倍周波
数である60KHz、 90KHz等を再生しうる周波
数特性のマルチチャンネルレコード用ピックアップ・カ
ートリッジによりピックアップ再生すると、前記直接波
信号及び被角度変調波信号の他に上記逓倍周波数成分を
も一緒に再生してしまう。
に示す如く被角度変調波信号の搬送波周波数の逓倍周波
数である60KHz、 90KHz等を再生しうる周波
数特性のマルチチャンネルレコード用ピックアップ・カ
ートリッジによりピックアップ再生すると、前記直接波
信号及び被角度変調波信号の他に上記逓倍周波数成分を
も一緒に再生してしまう。
この再生信号を、現在マルチチャンネルレコード復調用
として多く使用されているフェーズ・ロックド・ループ
(PLL)で検波する場合には、PLLが上記近傍周波
数成分をも同時に検波する能力があるため、これらいず
れの近傍周波数成分も他チャンネルへクロストークとし
て影響する。
として多く使用されているフェーズ・ロックド・ループ
(PLL)で検波する場合には、PLLが上記近傍周波
数成分をも同時に検波する能力があるため、これらいず
れの近傍周波数成分も他チャンネルへクロストークとし
て影響する。
例えば他チャンネルからの近傍周波数成分60KHzが
干渉して30KHzの被角度変調波信号との間でビート
を発生させ、復調出力に干渉歪(異常音)を発生するこ
とがあるという欠点を有していた。
干渉して30KHzの被角度変調波信号との間でビート
を発生させ、復調出力に干渉歪(異常音)を発生するこ
とがあるという欠点を有していた。
本考案は上記の欠点を除去したものであり、以下第2図
A、 B及び第3図と共にその一実施例につき説明する
。
A、 B及び第3図と共にその一実施例につき説明する
。
第2図A、 Bは夫々本考案になるピックアップ・カー
トリッジの各実施例の回路図を示す。
トリッジの各実施例の回路図を示す。
同図A、 B中、1はピックアップ、L、Cは夫々トラ
ップ回路用コイル、コンデンサである。
ップ回路用コイル、コンデンサである。
同図Aに示す回路は、ピックアップ1に対してLCの直
列回路を並列接続した場合、また同図Bに示す回路はピ
ックアップ1に対してLCの並列回路を直列接続した場
合の実施例で、夫々カートリッジ内に内蔵されており、
被角度変調波信号の搬送波周波数の2逓倍周波数及びそ
の近傍周波数(少なくとも該逓倍周波数に対しその±5
%程度以上で±10%程度ぐらいまでの周波数)を減衰
比(対搬送波周波数)−20dB程度若しくはそれ以上
で減衰する。
列回路を並列接続した場合、また同図Bに示す回路はピ
ックアップ1に対してLCの並列回路を直列接続した場
合の実施例で、夫々カートリッジ内に内蔵されており、
被角度変調波信号の搬送波周波数の2逓倍周波数及びそ
の近傍周波数(少なくとも該逓倍周波数に対しその±5
%程度以上で±10%程度ぐらいまでの周波数)を減衰
比(対搬送波周波数)−20dB程度若しくはそれ以上
で減衰する。
これにより、被角度変調波信号の搬送波周波数の逓倍周
波数を再生しうる周波数特性のピックアップ・カートリ
ッジによりピックアップ再生すると、このピックアップ
・カートリッジよりPLL等の被角度変調波信号に供給
される再生信号中には上記2逓倍周波数帯の信号成分が
減衰されているため、再生被角度変調波信号と他チャン
ネルからの被角度変調波信号の搬送波周波数の2逓倍周
波数帯信号との間で生ずるビートを防止でき、復調出力
中の干渉歪(異常音)を除去することができる。
波数を再生しうる周波数特性のピックアップ・カートリ
ッジによりピックアップ再生すると、このピックアップ
・カートリッジよりPLL等の被角度変調波信号に供給
される再生信号中には上記2逓倍周波数帯の信号成分が
減衰されているため、再生被角度変調波信号と他チャン
ネルからの被角度変調波信号の搬送波周波数の2逓倍周
波数帯信号との間で生ずるビートを防止でき、復調出力
中の干渉歪(異常音)を除去することができる。
なお、上記の各実施例は2逓倍周波数及びその近傍周波
数成分を減衰又は除去するようにしているが、大部分の
干渉歪はこの周波数帯が原因となっているため、十分の
効果がある。
数成分を減衰又は除去するようにしているが、大部分の
干渉歪はこの周波数帯が原因となっているため、十分の
効果がある。
しかし、上記2逓倍周波数を含む3逓倍以上の各逓倍周
波数及びそれらの近傍周波数の減衰又は除去を行なえば
、干渉歪の抑圧効果はより一層大になる。
波数及びそれらの近傍周波数の減衰又は除去を行なえば
、干渉歪の抑圧効果はより一層大になる。
第3図は搬送波周波数が30KHzの被角度変調波信号
が録音されているマルチチャンネルレコードを再生する
ための本発明になるピックアップ・カートリッジの周波
数特性の一例で、2逓倍周波数60KHz、3逓倍周波
数90KHz及びこれらの各近傍周波数を夫々減衰する
特性を示す。
が録音されているマルチチャンネルレコードを再生する
ための本発明になるピックアップ・カートリッジの周波
数特性の一例で、2逓倍周波数60KHz、3逓倍周波
数90KHz及びこれらの各近傍周波数を夫々減衰する
特性を示す。
なお、第1図及び第3図に示す周波数特性は、速度型で
録音されたディスクレコードを、速度型カートリッジに
よりトレース再生した場合のものを示している。
録音されたディスクレコードを、速度型カートリッジに
よりトレース再生した場合のものを示している。
また、上記各実施例ではトラップ回路をカートリッジに
内蔵するように説明したが、トラップ回路の代りに帯域
阻止フィルタを使用してもよく、また内蔵する代りにト
ラップ回路若しくは帯域阻止フィルタをアダプタとして
カートリッジに外付けするようにしてもよいことは勿論
である。
内蔵するように説明したが、トラップ回路の代りに帯域
阻止フィルタを使用してもよく、また内蔵する代りにト
ラップ回路若しくは帯域阻止フィルタをアダプタとして
カートリッジに外付けするようにしてもよいことは勿論
である。
また、本考案はカートリッジのトレーシング歪などの要
因により生ずる高調波成分に起因する干渉歪に対しても
効果的である。
因により生ずる高調波成分に起因する干渉歪に対しても
効果的である。
上述の如く、本考案になるピックアップ・カートリッジ
は、マルチチャンネルの信号が直接波信号と被角度変調
波信号とされこれら両信号が多重されて録音されている
マルチチャンネルレコードから直接波信号及び被角度変
調波信号をピックアップ再生すると共に、被角度変調波
信号の搬送波周波数の逓倍周波数を再生しうる周波数特
性のピックアップ・カートリッジにおいて、上記被角度
変調波信号の搬送波周波数の2倍の周波数及びその近傍
周波数(又は搬送波周波数の2倍以上の各逓倍周波数及
びそれらの各近傍周波数)を減衰又は除去するフィルタ
又はトラップ回路を内蔵するか若しくはアダプタとして
外付けするように構成したため、マルチチャンネルレコ
ード切削時に生ずる上記逓倍周波数及びその近傍周波数
を、マルチチャンネルレコードよりの再生被角度変調波
信号に何ら影響を与えることなく減衰又は除去でき、従
ってこの逓倍周波数帯の信号混入によって再生被角度変
調波信号と他チャンネルからの被角度変調波信号の搬送
波周波数の逓倍周波数帯信号との間で生ずるビートによ
る干渉歪(異常音)の発生を容易にしてしかも効果的に
低減又は除去でき、簡単な回路構成により極めて安価に
構威しえ、また減衰又は除去する周波数はマルチチャン
ネルレコードシステムで定められた被角度変調波信号の
搬送波周波数の2倍の周波数及びその近傍周波数(又は
それらの整数倍の周波数)であり、一定であるから、レ
コードの硬さが変化したり温度変化が生じても、上記減
衰又は除去する周波数を調整する必要がなく、更に減衰
又は除去する周波数帯域がカートリッジの共振周波数帯
域に比し狭いので、広帯域であるカートリッジの共振周
波数を減衰させる場合よりも十分に減衰させることがで
きる等の特長を有する。
は、マルチチャンネルの信号が直接波信号と被角度変調
波信号とされこれら両信号が多重されて録音されている
マルチチャンネルレコードから直接波信号及び被角度変
調波信号をピックアップ再生すると共に、被角度変調波
信号の搬送波周波数の逓倍周波数を再生しうる周波数特
性のピックアップ・カートリッジにおいて、上記被角度
変調波信号の搬送波周波数の2倍の周波数及びその近傍
周波数(又は搬送波周波数の2倍以上の各逓倍周波数及
びそれらの各近傍周波数)を減衰又は除去するフィルタ
又はトラップ回路を内蔵するか若しくはアダプタとして
外付けするように構成したため、マルチチャンネルレコ
ード切削時に生ずる上記逓倍周波数及びその近傍周波数
を、マルチチャンネルレコードよりの再生被角度変調波
信号に何ら影響を与えることなく減衰又は除去でき、従
ってこの逓倍周波数帯の信号混入によって再生被角度変
調波信号と他チャンネルからの被角度変調波信号の搬送
波周波数の逓倍周波数帯信号との間で生ずるビートによ
る干渉歪(異常音)の発生を容易にしてしかも効果的に
低減又は除去でき、簡単な回路構成により極めて安価に
構威しえ、また減衰又は除去する周波数はマルチチャン
ネルレコードシステムで定められた被角度変調波信号の
搬送波周波数の2倍の周波数及びその近傍周波数(又は
それらの整数倍の周波数)であり、一定であるから、レ
コードの硬さが変化したり温度変化が生じても、上記減
衰又は除去する周波数を調整する必要がなく、更に減衰
又は除去する周波数帯域がカートリッジの共振周波数帯
域に比し狭いので、広帯域であるカートリッジの共振周
波数を減衰させる場合よりも十分に減衰させることがで
きる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマルチチャンネルレコード用ピックアッ
プ・カートリッジの一例の周波数特性を示す図、第2図
A、 Bは夫々本考案になるピックアップ・カートリッ
ジの各実施例の回路を示す図、第3図は本考案になるピ
ックアップ・カートリッジの一例の周波数特性を示す図
である。 1・・・・・ゼックアップ、L・・・・・・コイル、C
・・・・・・コンデンサ。
プ・カートリッジの一例の周波数特性を示す図、第2図
A、 Bは夫々本考案になるピックアップ・カートリッ
ジの各実施例の回路を示す図、第3図は本考案になるピ
ックアップ・カートリッジの一例の周波数特性を示す図
である。 1・・・・・ゼックアップ、L・・・・・・コイル、C
・・・・・・コンデンサ。
Claims (1)
- マルチチャンネルの信号が直接波信号と被角度変調波信
号とされこれら両信号が多重されて録音されているマル
チチャンネルレコードから直接波信号及び被角度変調波
信号をピックアップ再生すると共に、該被角度変調波信
号の搬送波周波数の逓倍周波数を再生しうる周波数特性
のピックアップ・カートリッジにおいて、上記被角度変
調波信号の搬送波周波数の2倍の周波数及びその近傍周
波数(又は搬送波周波数の2倍以上の各逓倍周波数及び
それらの各近傍周波数)を減衰又は除去するフィルタ又
はトラップ回路を内蔵するか若しくはアダプタとして外
付けするよう構成したピックアップ・カートリッジ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15726276U JPS6022707Y2 (ja) | 1976-11-24 | 1976-11-24 | ピツクアツプ・カ−トリツジ |
DE19772747056 DE2747056A1 (de) | 1976-10-21 | 1977-10-20 | Mehrkanal-aufzeichnungsplatten- wiedergabe-vorrichtung |
US05/843,856 US4152550A (en) | 1976-10-21 | 1977-10-20 | Apparatus for reproducing a multichannel record disc |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15726276U JPS6022707Y2 (ja) | 1976-11-24 | 1976-11-24 | ピツクアツプ・カ−トリツジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5374201U JPS5374201U (ja) | 1978-06-21 |
JPS6022707Y2 true JPS6022707Y2 (ja) | 1985-07-05 |
Family
ID=28765297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15726276U Expired JPS6022707Y2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-11-24 | ピツクアツプ・カ−トリツジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022707Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-24 JP JP15726276U patent/JPS6022707Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5374201U (ja) | 1978-06-21 |
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