JPS5924112B2 - 中和肥料およびその製造装置 - Google Patents

中和肥料およびその製造装置

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JPS5924112B2
JPS5924112B2 JP51091070A JP9107076A JPS5924112B2 JP S5924112 B2 JPS5924112 B2 JP S5924112B2 JP 51091070 A JP51091070 A JP 51091070A JP 9107076 A JP9107076 A JP 9107076A JP S5924112 B2 JPS5924112 B2 JP S5924112B2
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順治 上月
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糞尿を原料とする中和肥料に関する。
牛、馬、鶏、豚、人などから排泄される糞尿や活性汚泥
などの有機性汚材は悪臭がひどく、その主な悪臭成分は
アンモニアNH3、インドールCHN、ヌカトールC9
H9N、l−リメチルアミン7 C3H9N1酪酸CH3CH2CH2C00H1エチル
メチルカブクンC2H651硫化水素H2Sなどである
このうちアンモニアNH3やトリメチルアミンC3H9
Nは塩基性であるが硫化水素、酪酸、インドール、スカ
トールなどの残り大部分は酸性物質であると共に水溶液
中で汚材全体が複雑なコロイド状になっている。
そこでこの悪臭を除去するためにはこれら酸性の悪臭成
分に塩基性の脱臭剤を加えてコロイドの荷電を中和し悪
臭成分を分解すればよい。
一方この有機性汚−材は植物肥料として極めて有用なも
のである。
従ってこれを肥料として用いる場合には前記脱臭剤は単
に悪臭成分を分解すれば足りるものではすく、この脱臭
剤の成分が植物に吸収されたときに植物にとって有害な
ものであってはならず、むしろ植物の養分として積極的
に吸収されるものであることが望ましい。
この観点から塩基性者に注目すると、超塩基性者を含む
塩基性岩類、例えば輝緑岩、閃緑岩、斑しイ岩、撤うン
岩、玄武岩、輝線凝灰岩などの主な平均組成(重量係)
はS i02 (45〜50)、A1203(20〜2
4)、Fe0(6〜8)、Ca0(7〜10)、K2O
(2〜3)、Mg0(2〜3)、Na20(1,5〜2
)、Tt 02 (1,5〜2 )、P2O3(1〜2
)、MnO(0,3〜0.5 )、C120(0,2〜
0.4)であり、塩基性岩類以外の岩石、例えば花崗岩
、流紋岩に比べ硅酸塩の含有量が少すく、この分だけ金
属塩が多い。
そして酸化物、炭酸塩、硫化物および硅酸塩などの形で
岩石中に存在するこれら金属は微細粒子、例えば0.0
4μ以下に粉砕しこれを溶かしたとき可溶性の金属塩が
水に溶出して解離し多くの陽イオン群を発生する。
依ってこれらの塩基性岩類を有機性汚材の悪臭分解剤と
して用いることができる。
しかも塩基性岩類から生ずる多量の金属−イオン群は悪
臭成分のコロイドを中和してこれを凝集沈澱させるだけ
でなく植物養分として不可欠な可給態金属元素の供給源
となり、肥料として好適なものとなる。
更に塩基性岩類は全体として陽イオン発生に伴う塩基交
換作用を有しており、これがアンモニアなどの陽イオン
性悪臭成分を吸着して脱臭する効果も大きい。
本発明は塩基性岩石の持つこのような多様な脱臭作用と
可給態金属元素の供給源となる性質を利用する。
岩石中に含まれる金属塩を溶出して有機性汚材と効果的
に反応させるためには若松を出来るだけ微細に粉砕する
必要がある。
とくに肥料として植物に吸収される効果を考えた場合に
は若松の粒度はおよそ0,04μ以下にするのがよい。
このためには予め約200メツシユ以上の若松を用いれ
ば粉砕処理が容易である。
200メツシユ以下の粗い場合には粉砕効果がよくない
次に若松に加える水の量は後の乾燥工程に過度の負担を
与えないように若松に対してそのほぼ20%から等体積
容量とするのがよい。
このように塩基性岩石の若松を極く微細に粉砕して水を
加え懸濁液にすると岩石成分中の塩基性成分即ちアルミ
ニウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどの可
溶性金属塩が溶脱して懸濁液中にA13+、Ca2+5
Mg2+、に+、Na+ などの金属陽イオン群を発生
する。
次に有機性汚材の固形物も反応を促進させるために若松
と同様に粉砕する。
この場合の粒度も約0.04μ以下にするとよい。
また加える水の量も若松の場合と同様に乾燥工程の負担
を軽減するため汚材に対して20%ないし等体積容量に
するとよい。
このように有機性汚材に水を加えて懸濁液にすると、そ
の酸性悪臭成分は水に溶出し陰イオ゛ン群を発生する。
またアンモニアなどはNH3などの形で遊離し、汚材全
体は複雑なコロイド状態となって分散する。
このような有機性汚材の懸濁液と塩基性岩石の懸濁液と
を混合して暫らく静置すると塩基性岩石から発生した多
量の金属陽イオン群は悪臭成分の複雑なコロイド荷電を
中和してこれを分解し、凝集沈澱させる。
更にアンモニウムなどの陽イオン性悪臭成分に対しては
老松自体の塩基交換作用によってこれを吸着分解し悪臭
を消失する。
この結果塩基性岩類の金属イオンが可給態金属として有
効に保持されたまま有機性汚材はゲル状沈澱物となる。
このようにして製造した乾燥混合物即ち中和肥料は塩基
性若役を混合したものであるため通常の糞尿に比べてN
、P、に、Mn、Fe、Mgなどを゛多量に含み、しか
も脱臭されているため肥料として最適である。
とくに化学肥料にみられない多量の有機物を含有するた
め土壌の地力を増すと共に植物の生育を促進する。
また自然熟成させた糞尿に比べ塩基性成分を充分に含む
ために植物養分の調和が保たれしかも微細にしであるた
め植物に吸収されやすいのでその生育が助長される。
また酸性の悪臭成分を中和分解する塩基性成分は自然の
岩石成分のものであるため、この分解脱臭の処理によっ
て植物の有害物質が混入することもなく後発的な害を生
ずることがない安全な肥料である。
次に本発明の実施例について説明する。
本発明に係る中和肥料を製造するには次のような製造装
置を用いるとよい。
水槽5と若役槽1とを設けて該若役槽1に塩基性岩を粉
砕する回転刃2を設け、該水槽・若役槽に若松と糞尿と
を混合する攪拌槽8を連結すると共に該攪拌槽8に若松
と糞尿とを粉砕攪拌する回転刃12を設け、更に該攪拌
槽8に回転翼18を具えた中和槽15を連結して該槽内
で若松と糞尿との中和反応を進め、更に該中和槽15に
乾燥室を連設して該乾燥室内に加熱装置を具えたドラム
21.22を回転自在に設け、前記中和槽内の混合物を
該ドラム21.22の加熱した周面に付着して乾燥固化
させ、更に該乾燥室の下部へ一体に開口する搬送室35
を付設して乾燥した混合物を落下して集めこれを乾燥し
たまま送り出すように該搬送室35に加熱装置とスクリ
ューコンベア37を設ける。
該装置による製造工程を説明すると、先づ、約0.25
m3の水槽5に貯水する。
次に約0.15771”の若役槽に約300メツシユに
砕いた約0.1mの輝線岩塊を投入し、はぼ同体積の水
を水槽5から加え、回転刃2を2分間回転させてこの輝
線岩塊を約0.04−1.クロンの若松にする。
この場合回転刃2の長さは約0.36m回転数約200
0〜3000回/分である。
また輝緑岩の成分を゛第1表に示す。次に約1771”
の攪拌槽にほぼ0.5 m’の糞尿を入れ、これにほぼ
同体積の水を水槽5から加えた後に回転刃12を回転し
て攪拌する。
この場合回転刃 *12の長さは約0.7m、回転数約
2000回/分である。
次にこの懸濁液に若役槽内の若役液を加えて約3分間攪
拌混合する。
この混合懸濁液を中和槽15に送り緩かに攪拌しながら
静置する。
中和槽15の容量は約1.5771″、回転翼の長さ約
0.7m回転数約10回/分である。
中和槽15においてこれら若役と糞尿との混合懸濁液は
次のように中和反応が進行してゲル状物となる。
CaO+ H2OCa(OH)2 Ca(OH)2+C02CaC03+H2OCa(OH
)2+2H2CO3−Ca(HCO3)2 +2H20
2NH3+Cl2O+H202NH4Cl+022NH
3+Na2O2NaNH2±H20上記推定反応式をイ
オン式にまとめると次のようになる。
S i” + (NH2−)4−一→ S r (NH
2) 、iC7+NH4+NH4C7 N a ++ NH2”” N a N
H2Mg2+・PO4”−+ NH4+→ NH4Mg
PO42A13++3SO42−m−→ AA2 (S
O4) s2 Na +SO4”−Na25o4 Fe” +SO4”−F e SO4 Mg2++5042−Mg5O4 2に++5042−に2SO4 A12+(S04”−)3・(NH4+)・24H20
→(NH4)2804そこで、緩やかに回転翼18を回
転しながら中和反応を促進させゲル化を進ませた後に管
20を通じてこのゲル状混合物を分散樋29の上に流し
、ドラム2L22の間隙に導く。
ここでドラム21.22は間隙部分の外周壁25が下側
へ動くように互いに逆回転するからこの間隙に溜まるゲ
ル状混合物は互いに外周壁25へ押付けられf、fQら
この外周壁25に付着する。
このとき外周壁 ・25は回周壁26のコイルによって
加熱されているためゲル状混合物は外周壁25に付着し
て移動する間に次第に乾燥される。
そして間隙部分から反対側の位置まで達したときに外周
壁25に向って突出する掻き落し板30に突き当って掻
き落とされる。
乾燥固化した混合物は掻き落し板30によって掻き落と
された後に底壁34によって搬送室35へ案内される。
搬送室35へ導いた混合物を底部のコイル41で加熱し
て乾燥状態を更に進めながらスクリューコンベア37を
回転して排出口40へ送り、この排出口40から貯溜室
36へ落下して貯溜する。
このようにして製造した中和肥料の脱臭効果を第2表に
示す。
次に土質改良および作物成育に適正な中和肥料の施肥量
を作物毎に第3表に示す。
このように中和肥料を耕作直前に適正量混土すれば、老
化した耕土に有機養分、無機養分を与え、また塩基性含
有成分によって酸性過多な土壌を中和転換して地力を増
進し肥沃化する。
また肥料粒子はおよそ0.04ミクロン以下に微細化さ
れているので植物に吸収され易く、施肥効果がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中和肥料を製造する装置の概略図であ
る。 図面中、1・・・・・・若役槽、2・・・・・・回転刃
、5・・・・・・水槽、8・・・・・・攪拌槽、12・
・・・・・回転刃、15・・・・・・中和槽、18・・
・・・・回転翼、20・・・・・・管、21・・・・・
・ドラム、22・・・・・・ドラム、25・・・・・・
外周壁、26・・・・・・内周壁、29・・・・・・分
散樋、30・・・・・・掻き落し板、34・・・・・・
底壁、35・・・・・・搬送室、36−・・・・・貯溜
室、37・・・・・・スクリューコンベア、40・・・
・・・排出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 糞尿にほぼ同体積の水を加えて分解を促進させた後
    に約200メツシユ以上に砕粉した塩基性岩絵を前記糞
    尿に対して10〜20重量%加えて攪拌混合し、はぼ0
    .04ミクロン以下の懸濁液にし、該糞尿と前記塩基性
    若役との中和反応を行なわせた後に、この混合物を乾燥
    固化させて製造することを特徴とする中和肥料。
JP51091070A 1975-12-22 1976-07-30 中和肥料およびその製造装置 Expired JPS5924112B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51091070A JPS5924112B2 (ja) 1976-07-30 1976-07-30 中和肥料およびその製造装置
US05/753,490 US4149870A (en) 1975-12-22 1976-12-22 Process for manufacturing deodorized fertilizer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51091070A JPS5924112B2 (ja) 1976-07-30 1976-07-30 中和肥料およびその製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5317158A JPS5317158A (en) 1978-02-16
JPS5924112B2 true JPS5924112B2 (ja) 1984-06-07

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JP51091070A Expired JPS5924112B2 (ja) 1975-12-22 1976-07-30 中和肥料およびその製造装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910893A (ja) * 1972-05-30 1974-01-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910893A (ja) * 1972-05-30 1974-01-30

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JPS5317158A (en) 1978-02-16

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