JPS5923925B2 - ドリルリ−マ−フクゴウセンコウグ - Google Patents
ドリルリ−マ−フクゴウセンコウグInfo
- Publication number
- JPS5923925B2 JPS5923925B2 JP50158735A JP15873575A JPS5923925B2 JP S5923925 B2 JPS5923925 B2 JP S5923925B2 JP 50158735 A JP50158735 A JP 50158735A JP 15873575 A JP15873575 A JP 15873575A JP S5923925 B2 JPS5923925 B2 JP S5923925B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- reamer
- margin
- groove
- drilling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Drilling Tools (AREA)
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はドリルによる前加工の後、リーマ−により仕
上加工を行なう穿孔具に関するものである。
上加工を行なう穿孔具に関するものである。
・例えば、多管式熱交換器の製作にあたり、先ずドリル
を用いて管板に多数の透孔を穿設するが、これによる透
孔は内面が粗雑で、エキスパンダ一作業後、偏置から流
体が漏洩するおそれが多く、これを防ぐため次いでリー
マ−加工が施されている。
ところが、このリーマ−加工は前加工に用いたドリルを
リーマ−と取り換えるための煩雑な手数を要し、殊に大
形の熱交換器では透孔の数が厖大であるため、取り換え
に数時間を要する欠点があった。
リーマ−と取り換えるための煩雑な手数を要し、殊に大
形の熱交換器では透孔の数が厖大であるため、取り換え
に数時間を要する欠点があった。
そこで、これらの煩雑な作業を省(ためドリルとリーマ
−とを前後一体に連設して、ドリルによる穿孔後、直ち
にリーマ−仕上げのできる特殊な構造を有する工具が使
用されているが、これとても時差の大きい二工程を要し
、しかも斯るリーマ−は製作時の鍛造、焼入、研削など
が甚だ困難であり、使用時においては、ドリル切り粉の
排出が甚だしく困難であり、かつ切り粉がリーマ−の切
り刃に衝ってこれを損傷するばかりでなく、その損傷し
た切り刃によって透孔内面が傷められる欠点を伴ない、
また、ドリル或はリーマ−単独のものに比し著しく長く
なるため、作業時に管板後方の空所を大きくとらねばな
らず、かつ、いわゆる工具の逃げを大きくするため工具
と加工物の間隔を大きくとる必要があり、また材料費、
加工費の関係で著しく高価になる等の欠点があった。
−とを前後一体に連設して、ドリルによる穿孔後、直ち
にリーマ−仕上げのできる特殊な構造を有する工具が使
用されているが、これとても時差の大きい二工程を要し
、しかも斯るリーマ−は製作時の鍛造、焼入、研削など
が甚だ困難であり、使用時においては、ドリル切り粉の
排出が甚だしく困難であり、かつ切り粉がリーマ−の切
り刃に衝ってこれを損傷するばかりでなく、その損傷し
た切り刃によって透孔内面が傷められる欠点を伴ない、
また、ドリル或はリーマ−単独のものに比し著しく長く
なるため、作業時に管板後方の空所を大きくとらねばな
らず、かつ、いわゆる工具の逃げを大きくするため工具
と加工物の間隔を大きくとる必要があり、また材料費、
加工費の関係で著しく高価になる等の欠点があった。
そこで、この発明は、従来のものの上記の欠点を解消す
るため、ドリルとリーマ−を複合して、ドリルによる穿
孔とそのリーマ−仕上げをほとんど同時に行ない得るも
のでありながら、ドリルマージンを全長にわたりリーマ
−マージンよりも小径とすることにより、本体の磨耗修
復のための再研削を至極容易に行ない得る穿孔具を提供
することを企図し、かつこれを実現したものである。
るため、ドリルとリーマ−を複合して、ドリルによる穿
孔とそのリーマ−仕上げをほとんど同時に行ない得るも
のでありながら、ドリルマージンを全長にわたりリーマ
−マージンよりも小径とすることにより、本体の磨耗修
復のための再研削を至極容易に行ない得る穿孔具を提供
することを企図し、かつこれを実現したものである。
以下、この発明の実施例を添附図面により説明するが、
この発明は図面および以下の説明によって制限されるも
のでなく、この発明の技術的範囲は特許請求の範囲に示
したとおりである。
この発明は図面および以下の説明によって制限されるも
のでなく、この発明の技術的範囲は特許請求の範囲に示
したとおりである。
本体1とシャンク2とが頚部3を介して一連一体に形成
されかつ本体1の先端がいわゆるゞポイント角“αに形
成されていることは公知のものと同様である。
されかつ本体1の先端がいわゆるゞポイント角“αに形
成されていることは公知のものと同様である。
上記本体1の外周には捩れ角βをもって2条のドリル切
り籾排出用溝4,41が螺状に形成されており、該溝4
,41間には2ランド〃5および5′がそれぞれ形成さ
れている。
り籾排出用溝4,41が螺状に形成されており、該溝4
,41間には2ランド〃5および5′がそれぞれ形成さ
れている。
各ランド5および51には、それぞれ、使用時における
回転方向イの順に、ドリルマージン6、リーマ−切り籾
排出用溝7、ドリルマージン6よりも全長にわたり半径
がリーマ−削り代γだげ大きいリーマ−マージン8、お
よびドリルマージン6とほぼ同じ半径のリーマ−逃げ面
9が前記ドリル溝4および41と平行して形成されてい
る。
回転方向イの順に、ドリルマージン6、リーマ−切り籾
排出用溝7、ドリルマージン6よりも全長にわたり半径
がリーマ−削り代γだげ大きいリーマ−マージン8、お
よびドリルマージン6とほぼ同じ半径のリーマ−逃げ面
9が前記ドリル溝4および41と平行して形成されてい
る。
なお、図中10はドリル刃縁、11はリーマ−刃縁であ
る。
る。
上記の構成を有する複合穿孔具をボール盤の主軸端に装
着して回転させつつ管板に押圧すると、ドリル刃縁10
によって穿孔し、引続いてその穿孔の内面が直ちにリー
マ−刃縁11によって精密な仕上加工を施される。
着して回転させつつ管板に押圧すると、ドリル刃縁10
によって穿孔し、引続いてその穿孔の内面が直ちにリー
マ−刃縁11によって精密な仕上加工を施される。
この際、ドリル刃縁10による切り粉はドリル溝4を通
じて排出され、リーマ−刃縁11による切り粉はリーマ
−溝7を通じて排出される。
じて排出され、リーマ−刃縁11による切り粉はリーマ
−溝7を通じて排出される。
この発明の一実施例は上記のとおりであるところ、この
発明は前記特許請求の範囲記載の「ドリル・リーマ−複
合穿孔具」を要旨とし、2条のランドの各々に、ドリル
マージンとこれよりもり−マー削り代だけ半径を大きく
したリーマ−マージンを並設すると共にドリル切り籾排
出用溝とり−マー切り籾排出用溝とを別々に設けたから
、ドリルによる穿孔とそのリーマ−仕上加工が一度の作
業で終り、しかもドリル切り粉がリーマ−切り粉溝へ入
り込むおそれがなく双方の切り粉はドリル溝およびリー
マ−溝を通じて別々に排出され、したがってリーマ−刃
縁に不測の障害を及ぼすことがなく、さらに従来のよう
なボール盤主軸端にドリルとリーマ−を取り換えて装着
する煩雑な手間が省は且つ作業時間もほとんど半減でき
る。
発明は前記特許請求の範囲記載の「ドリル・リーマ−複
合穿孔具」を要旨とし、2条のランドの各々に、ドリル
マージンとこれよりもり−マー削り代だけ半径を大きく
したリーマ−マージンを並設すると共にドリル切り籾排
出用溝とり−マー切り籾排出用溝とを別々に設けたから
、ドリルによる穿孔とそのリーマ−仕上加工が一度の作
業で終り、しかもドリル切り粉がリーマ−切り粉溝へ入
り込むおそれがなく双方の切り粉はドリル溝およびリー
マ−溝を通じて別々に排出され、したがってリーマ−刃
縁に不測の障害を及ぼすことがなく、さらに従来のよう
なボール盤主軸端にドリルとリーマ−を取り換えて装着
する煩雑な手間が省は且つ作業時間もほとんど半減でき
る。
また、ドリルマージンとリーマ−マージンとが近接して
並設されているから、従来の長手方向にこれを一連に設
けたものに比べて本体の長さが半減してコンパクトにな
り、したがって材料はほとんど半減し得られ且つ工具の
逃げも小さく作業が容易となる。
並設されているから、従来の長手方向にこれを一連に設
けたものに比べて本体の長さが半減してコンパクトにな
り、したがって材料はほとんど半減し得られ且つ工具の
逃げも小さく作業が容易となる。
さらに、2条のランドの各々にドリルマージンとリーマ
−ジンとを設け、そのドリルマージンを全長にわたり同
径で且つリーマ−マージンよりも小径としたから、穿孔
深さの如何にかかわらず、常にリーマ−七′−ジンによ
る2点支持で穿孔が行なわれ、したがって、例えば同じ
2条のランドであっても、各ドリルマージンおよびリー
マ−マージンを同径とした4点支持に比べて、接触面が
狭くて摩擦が半減し、したがって動力も小さくてすみ、
摩擦熱による温度上昇が少ないため焼入部の鈍化、切れ
味の低下を著しく減少することができ、しかも、ドリル
マージンの先端部のみを小径として4点支持の下に穿孔
すべくした従来のもののような特殊工具による困難な上
記小径部の研削作業を必要とせず、ドリルマージン全長
にわたり通常のドリル研削機によって行なえばよく、殊
に本体の磨損修復のための再研削にあたっては、終始ド
リル先端面のみを通常の研削機によって行なえばよく、
ドリルマージンの研削を必要としないので、この研削作
業による心ふれかな(真円を得ることができる。
−ジンとを設け、そのドリルマージンを全長にわたり同
径で且つリーマ−マージンよりも小径としたから、穿孔
深さの如何にかかわらず、常にリーマ−七′−ジンによ
る2点支持で穿孔が行なわれ、したがって、例えば同じ
2条のランドであっても、各ドリルマージンおよびリー
マ−マージンを同径とした4点支持に比べて、接触面が
狭くて摩擦が半減し、したがって動力も小さくてすみ、
摩擦熱による温度上昇が少ないため焼入部の鈍化、切れ
味の低下を著しく減少することができ、しかも、ドリル
マージンの先端部のみを小径として4点支持の下に穿孔
すべくした従来のもののような特殊工具による困難な上
記小径部の研削作業を必要とせず、ドリルマージン全長
にわたり通常のドリル研削機によって行なえばよく、殊
に本体の磨損修復のための再研削にあたっては、終始ド
リル先端面のみを通常の研削機によって行なえばよく、
ドリルマージンの研削を必要としないので、この研削作
業による心ふれかな(真円を得ることができる。
具体的な実施例として、先端角(ポイント角)118°
、逃げ角12°、ドリルマージン幅1.6mm、 リ
ーマ−マージン幅1.6 mrn、 ドリルマージン
の直径18.9mm、 リーマ−マージン直径19.
1mm。
、逃げ角12°、ドリルマージン幅1.6mm、 リ
ーマ−マージン幅1.6 mrn、 ドリルマージン
の直径18.9mm、 リーマ−マージン直径19.
1mm。
捩れ角35°に構成されたこの発明の複合穿孔具を用い
て、ネーバル黄銅管板に対し、回転数970r、 po
m送り0.3mm毎秒で穿孔作業を行なったところ、透
孔の内面はHm ax (μ)1.5Sの美麗な精密仕
上が得られた。
て、ネーバル黄銅管板に対し、回転数970r、 po
m送り0.3mm毎秒で穿孔作業を行なったところ、透
孔の内面はHm ax (μ)1.5Sの美麗な精密仕
上が得られた。
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は全体
の側面図、第2図は第1図のA−A線断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・シャンク、3・・
・・・・頚部、4゜4・・・・・・ドリル切り籾排出用
溝、5,5・・・・・・ランド、6・・・・・・ドリル
マージン、7・・・・・・リーマ−切り籾排出用溝、8
・・・・・・リーマ−マージン、9・・・・・・リーマ
−逃げ面、10・・−・・・ドリル刃縁、11・・・・
・・リーマ−刃縁、α・・・・・・先端角(ポイント角
)、β・・・・・・捩れ角、γ・・・・・・リーマ−削
り代。
の側面図、第2図は第1図のA−A線断面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・シャンク、3・・
・・・・頚部、4゜4・・・・・・ドリル切り籾排出用
溝、5,5・・・・・・ランド、6・・・・・・ドリル
マージン、7・・・・・・リーマ−切り籾排出用溝、8
・・・・・・リーマ−マージン、9・・・・・・リーマ
−逃げ面、10・・−・・・ドリル刃縁、11・・・・
・・リーマ−刃縁、α・・・・・・先端角(ポイント角
)、β・・・・・・捩れ角、γ・・・・・・リーマ−削
り代。
Claims (1)
- 1 主体の外周に適宜の捩れ角をもって2条のドリル切
り粉排出用溝を螺状に形成し、これら溝間の各ランドに
それぞれ、使用時における回転方向前方から後方へ順次
に且つ該溝に平行せしめて、ドリルマージン、リーマ−
切り粉排出用溝およびドリルマージンよりもリーマ削り
代だけ全長にわたり大きな半径としたリーマ−マージン
を形成せしめたことを特徴とするドリル・リーマ−複合
穿孔具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50158735A JPS5923925B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ドリルリ−マ−フクゴウセンコウグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50158735A JPS5923925B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ドリルリ−マ−フクゴウセンコウグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5281789A JPS5281789A (en) | 1977-07-08 |
JPS5923925B2 true JPS5923925B2 (ja) | 1984-06-06 |
Family
ID=15678176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50158735A Expired JPS5923925B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | ドリルリ−マ−フクゴウセンコウグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923925B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2441543B1 (en) * | 2009-06-11 | 2018-10-03 | Tungaloy Corporation | Drilling tool |
DE102011106416B4 (de) | 2011-07-02 | 2023-06-15 | Kennametal Inc. | Bohr-Reib-Werkzeug |
DE102011086422B4 (de) | 2011-11-15 | 2014-04-24 | Kennametal Inc. | Verfahren zur Herstellung eines Werkzeuges, sowie ein solches Werkzeug |
DE102019109916A1 (de) * | 2019-04-15 | 2020-10-15 | Gühring KG | Bohrwerkzeug zum Bohren und Entgraten |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49124690A (ja) * | 1972-07-21 | 1974-11-28 |
-
1975
- 1975-12-29 JP JP50158735A patent/JPS5923925B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49124690A (ja) * | 1972-07-21 | 1974-11-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5281789A (en) | 1977-07-08 |
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