JPS5923809Y2 - 油圧式掘削機の油圧回路 - Google Patents

油圧式掘削機の油圧回路

Info

Publication number
JPS5923809Y2
JPS5923809Y2 JP5594879U JP5594879U JPS5923809Y2 JP S5923809 Y2 JPS5923809 Y2 JP S5923809Y2 JP 5594879 U JP5594879 U JP 5594879U JP 5594879 U JP5594879 U JP 5594879U JP S5923809 Y2 JPS5923809 Y2 JP S5923809Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
arm
boom
pump
pumps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5594879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55159245U (ja
Inventor
幸雄 森谷
和宏 吉田
Original Assignee
株式会社小松製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
Priority to JP5594879U priority Critical patent/JPS5923809Y2/ja
Publication of JPS55159245U publication Critical patent/JPS55159245U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5923809Y2 publication Critical patent/JPS5923809Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧式掘削機の油圧回路に関するものである。
従来、この種の油圧回路としては種々の回路が提案され
ているがそれらはいずれも種々の不具合を有し実用上好
ましくない。
本考案は従来の種々の不具合を解決し実用上好ましい油
圧式掘削機の油圧回路を提供することである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第5図は油圧式掘削機の概略図であり、走行体Aに上部
車体Bを旋回自在に設け、該上部車体BにブームCを上
下回動自在に装着し、そのブームCにアームDを上下回
動自在に連結すると共に、アームDにバケツ)Eをチル
ト・ダンプ動自在に装着した構造である。
第1図は本考案に係る油圧回路図の一実施例を示すもの
であり、以下その詳細を説明する。
エンジンEの出力軸1は歯車式伝動機構2を介して第1
、第2、第3、第4可変容量型ポンプ(以下第1、第2
、第3、第4ポンプとする)P、、 P2. P3゜P
4にそれぞれ伝動し各ポンプP1.P2.P3.P4は
異なる回転速度で駆動可能なるように構成しであると共
に、出力軸1は第5ポンプP5に直接伝動しである。
前記第1、第2ポンプP、、 P2と第3、第4ポンプ
P3.P4はそれぞれ連動して吐出量が同時に制御され
るようになり、第1、第2ポンプP1.P2で第1可変
ダブルポンプP′、第3、第4ポンプP3゜P4で第2
可変ダブルポンプP//を構成している。
第1ポンプP1の吐出路3は第1旋回弁4、を経て第1
主路5、に接続され、第2ポンプP2の吐出路6は第2
旋回弁4□を経て第2主路52に接続してあり、第3ポ
ンプP3の吐出路7は前記第1主路50、第4ポンプP
4の吐出路8は前記第2主路52にそれぞれ接続しであ
る。
前記第1主路5、には左走行弁9.−1第1アーム弁1
01、第1ブーム弁111が並列に設けられ、各弁9L
10、.11□か゛中立位置Nであると第1主路51は
第1ドレーン路12、に接続される。
また、前記第2主路52には右走行弁9R、バケツト弁
13′、第2ブーム弁11□、第2アーム弁10□が設
けられ、各弁9R,13,11□、102が中立位置で
あると第2主路5□は第2ドレーン路122に接続され
る。
前記第1、第2旋回弁40,4□は吐出路3,6を第1
主路5□、第2主路52に接続する中立位置Nと、旋回
モータ13の正転ポーH3aに接続する正転位置イと、
旋回モータの逆転ポー)13bに接続する逆転位置口と
を備えパイロット圧により切換えられる。
前記左走行弁9Lは中立位置Nと、第1主路5□を左走
行モータ140.の前進ポート14’L、後進ポート1
4”、にそれぞれ接続する前進位置ハ、後進位置ことを
備え手動操作により切換えられる。
前記右走行弁9Rは中立位置Nと、第2主路5゜を右走
行モータ14Rの前進ポー) 14’、、後進ポート1
4”Rにそれぞれ接続する前進位置ホ、後進位置へとを
備え手動操作により切換えられる。
前記第1アーム弁10□は中立位置Nと、第1主路51
に接続した入口ポート16をアーム用の第1供給路15
0、第2供給路15□にそれぞれ接続する上げ位置ト、
下げ位置・チとを備えパイロット圧により切換えられる
と共に、入口ポート16には前記第1ポンプP0の吐出
路3における第1旋回弁4、の流入側に接続した第1補
助路17、が接続しである。
18は入口ポート16より前記吐出路3への流路を阻止
する前記第1補助路17、に設けた逆止弁で、19は入
口ポート16より第1主路5、への流通を阻止する前記
第1主路51に設けた逆止弁である。
前記第2アーム弁102は中立位置Nと、第2主路5□
をアーム用の第3、第4供給路153,154にそれぞ
れ接続する上げ位置り、下げ位置ヌとを備えパイロット
圧により切換えられると共に、該第3供給路153と前
記第1供給路15、とはアームシリンダ20の上げ室2
0 aに接続され、該第4供給路154と前記第2供給
路152とは下げ室20 bに接続しであると共に、第
1、第3供給路15□、15□には逆止弁21と絞り2
2を備えたバイパス路23とがそれぞれ設けてあって上
げ室20 aよりの戻り油を絞るように構成され、いわ
ゆるスローリターン弁24を構成しである。
前記第1ブーム弁11、は中立位置Nと、第1主路5□
に逆止弁25を介して接続した入口ポート26をブーム
用の第1供給路271、第2供給路272にそれぞれ接
続する上げ位置ル、下げ位置オとを備えパイロット圧で
切換えられる。
前記第2ブーム弁11゜は中立位置Nと、逆止弁28を
介して第2主路52に接続する入口ポート29をブーム
用の第3供給路273、第4供給路274にそれぞれ接
続する上げ位置ワ、下げ位置力とを備えパイロット圧に
より切換えられると共に、該入口ポート29には前記第
2ポンプP2の吐出路6における第2旋回弁42の流入
側に接続した第2補助路17□が接続してあり、該第2
補助路17□には吐出路6への流通を阻止する逆止弁3
0が設けてあり、該第3供給路273と前記第1供給路
27□とはブームシリンダ31の上げ室31 aに接続
され、該第4供給路274と前記第2供給路27゜とは
ブームシリンダ31の下げ室31 bに接続しである。
前記パケット弁13′は中立位置Nと、逆止弁32を介
して第2主路52に接続した入口ポート33をパケット
シリンダ34のチルト室34a、ダンプ室34 bにそ
れぞれ接続するチルト位置ヨ、ダンプ位置夕とを備えパ
イロット圧により切換えられる。
前記第5ポンプP5の吐出路40はパケット用パイロッ
ト弁41.ブーム用パイロット弁42、アーム用パイロ
ット弁43、旋回用パイロット弁44の人口ポート41
a 、42 a 、43 a 、44 aにそれぞれ
接続され、各第1、第2出ロポート41 b、41 C
,42b。
42 C,43b 、43 C,44b 、44 Cは
前記パケット弁13、第1、第2ブーム弁11□、11
□、第1、第2アーム弁101.102、第1、第2旋
回弁4□、4□の各パイロット圧受部a−hにそれぞれ
接続されていると共に、第1ブーム弁110、第2アー
ム弁10□のパイロット圧受部c、dには絞り45を介
してそれぞれ接続しである。
次に作動説明とともに利点を説明する。
■ 図示の状態は各弁が中立位置Nの状態を示すもので
あり各ポンプの吐出圧油はドレーンに流出する。
この時、第1、第2ポンプP、、P2の吐出圧油は第1
、第2旋回弁4□、4□の中立位置Nがら第1、第2主
路5□、52に流れ第3、第4ポンプP3.P4の吐出
圧油と合流してドレーンに流出する。
■ 図示の状態から旋回用パイロット弁44を切換えて
第1、第2旋回弁4.,42を中立位置Nから正転位置
イ又は逆転位置口に切換えると第1、第2ポンプP1.
P2の吐出圧油は旋回モータ13の正転ポート13a又
は逆転ポーH3bに供給されて旋回モータ13が正転又
は逆転し上部車体が下部走行体に対して正方向又は逆方
向に旋回する。
■ 図示の状態から左右走行弁9t、 、9Rを前進位
置ハ、ホ又は後進位置二、へとすると第1、第3ポンプ
P1.P3の吐出圧油が合流して左走行モータ14.−
の前進ポート14′、又は後進ポート14”Lに、第2
、第4ポンプP2.P4の吐出圧油が合流して右走行モ
ータ14Rの前進ポー)14’R又は後進ポート14”
、にそれぞれ流入して車両は前進又は後進する。
以上の様に第1、第2ポンプP1.P2の吐出圧油は旋
回弁4□ 42を操作した時には旋回モータ13に流入
し、旋回弁41.42を中立位置Nとした時には第3、
第4ポンプP3.P4の吐出圧油とそれぞれ合流して走
行モータ14L、14Rに流入するので、第1可変ダブ
ルポンプP′の吐出量と第2可変ダブルポンプP″との
吐出量を異ならせても左右走行モータ14L、14Rに
は同一流量が供給されて車両は直進することができ、第
1可変ダブルポンプP′の消費馬力を旋回用として必要
馬力に自由にセットすることができる。
(但しエンジン馬力を越えない範囲内) したがって、旋回のための消費馬力を他の作業機アクチ
ュエータの消費馬力に関係なく自由にセットできるので
旋回速度を任意に選定できる。
従来の2ポンプの油圧回路では2つのポンプの消費馬力
を異ならせると左右走行モータへの供給流量が異なって
車両は直進することができないので゛、旋回のための消
費馬力はエンジン馬力の士にしかセットすることができ
ない。
■ 図示の状態から旋回弁4□、4□と他のアクチュエ
ータの弁を同時に切換操作すると第1、第2ポンプP1
.P2の吐出圧油は走行モータ14. 、14Rに優先
して供給され、第3、第4ポンプP 3 、 P 4の
吐出圧油は他のアクチュエータに供給される。
このように、旋回と他のアクチュエータとの同時操作時
に旋回が優先されるため従来の2ポンプ油圧回路のよう
な旋回が他のアクチュエータの影響を受は旋回モータへ
の流量が他のアクチュエータへ流れてしまい旋回ががた
ついたり、オペレータの意に反して減速したりすること
がない。
したか゛つて、旋回と他のアクチュエータとの同時操作
時に円滑かつ確実に上部車体を旋回できる。
■ 図示の状態から旋回弁4□、4□と走行弁9L 、
9Rとを同時操作すると第1、第2ポンプP 1. P
2の吐出圧油が走行モータ14L 、 14Rに優先
的に供給され車両は曲ることなく直進することができる
従来の2ポンプ油圧回路では旋回弁と左又は右走行弁と
がパラレル回路のため旋回との同時操作時に左又は右走
行モータへの流量が減少し車両は直進することができな
い。
■ 第1可変ダブルポンプP′と第2可変ダブルポンプ
P″とはそれぞれエンジンEに伝動しているから、第1
可変ダブルポンプP′と第2可変ダブルポンプP//の
入力回転を変えることによって第1、第2可変ダブルポ
ンプp/、p”を同一ポンプとしても出力の異なる使い
方が可能になる。
したがって、同一ポンプを使用することができるからポ
ンプの種類が増えず製作管理および補給が容易となる。
■ 旋回以外の他のアクチュエータの操作時には第1ポ
ンプP1と第3ポンプP3の合流流量、第2ポンプP2
と第4ポンプP4の合流流量が他のアクチュエータに供
給され、第1、第2可変ダブルポンプP’、P“内の可
変機構が両ポンプの馬力の和によって両ポンプの吐出量
を制御する作用、すなわち連動ポンプの作用を奏する。
したがって、エンジン馬力を有効に利用できる。
これに対して旋回時には消費馬力の大小によって能力が
評価されずコーナ馬力A(最大旋回力×最大旋回速度)
によって評価されるためコーナ馬力Aを大きくして消費
馬力を小さくできるので、旋回の減速機および上部車体
への負荷を軽減できる。
第2図は旋回時の馬力曲線で゛あり、Aがコーナ馬力、
Bは消費馬力である。
■ 図示の状態から旋回弁40,4□とアーム弁10□
102又はブーム弁11i、11□を同時操作すると、
第1、第2ポンプP1.P2の吐出圧油は旋回モータ1
3に供給されかつ第3、第4ポンプP2.P4の吐出圧
油はアームシリンダ20又はブームシリンダ31に供給
される。
この時、旋回加速時においては旋回の慣性が大のため定
常回転になるまで時間がかかる。
そしてこの間第1、第2ポンプP1.P2の全吐出量が
旋回モータ13に流れずに余剰流量が生じ旋回単独操作
時にはリリーフ弁よりリリーフしているが、実施例では
第1、第2ポンプP1.P2の吐出路3.6は第1、第
2補助路17□、17□を経て第1アーム弁(低速アー
ム弁)10□の入口ポート16と第2ブーム弁(低速ブ
ーム弁)11□の入口ポート29とにそれぞれ接続しで
あるから前記の余剰流量は第1、第2補助路17□、1
7□を経て第3、第4ポンプP3.P4の吐出流量と合
流した後にアームシリンダ20又はブームシリンダ31
に供給される。
(第3図の表図参考、第3図においてaは第1ポンプ吐
出量、bは第2ポンプ吐出量、Cは旋回モータへの流量
、dは余剰流量、eは旋回加速中、fは定常回転中であ
る。
)したがって、旋回とアーム又はブームとの同時操作時
にアームシリンダ20又はブームシリンダ31に多量の
流量を供給できて比較的速いシリンダ速度を得ることが
でき、アーム又はブームの動作速度を速くすることがで
きる。
■ また前記■の動作中においてアーム又はブームの作
動圧が低くても第1、第2旋回弁4□、4□の流入ポー
) 46.46には逆流防止用の逆止弁47.47がそ
れぞれ設けであるから第1可変ダブルポンプP′のどち
らか一方のポンプPI、P2(アーム作動時には第2ポ
ンプP2、ブーム作動時には第1ポンプP1)の吐出流
量がアームシリンダ20又はブームシリンダ31に流れ
ることがなく旋回の加速圧はそのどちらか一方のポンプ
P、、 P、が保障するため加速圧は加速初期に弱くな
らず前述のようにアーム又はブームの負荷が軽くシリン
ダ速度が速くなっても旋回の加速圧が確保される。
また、どちらか他方のポンプP2.P1の流量が旋回モ
ータ13に流れた後に加速力が下るため一般使用上付ら
さしつがえない。
したがって、旋回とアーム又はブームの作動速度のマツ
チング良好となる。
すなわち、アーム又はブームの負荷が軽く作動圧が低く
ても旋回の加速圧は保持されて所定の速度で旋回開始で
きる。
[相] また前記■の動作中に旋回が定常回転となり旋
回の加速圧が低下しても第1、第2補助路17□。
17□には吐出路3,6への逆流を防止する逆止弁18
.30か゛それぞれ設けであるがら第3、第4ポンプP
3. P4の吐出流量が旋着モータ13に流入すること
がない。
したがって、旋回が定常回転となってもアーム又はブー
ム、及び旋回モータ13は確実に作動する。
■ 図示の状態からブーム用パイロット弁42を切換操
作して第1、第2ブーム弁11□、11□を上げ位置ル
、ワに切換えると第1、第2、第3、第4ポンプP、、
P2.P3. P4の吐出圧油がブームシリンダ31
の上げ室31 aにそれぞれ供給される。
したがって、ブーム上げ単独操作時にはブームシリンダ
31の上げ室31 aには多量の流量を供給できるので
シリンダ速度が速くなってブームを速く上げることがで
きる。
なお、第1ブーム弁11□にはストッパ48が設けてあ
って下げ位置オに切換えることができないがブーム下げ
時には自重で降下するので多量の流量を必要としないの
でブーム動作には関係ない。
■ 図示の状態からアーム用パイロット弁43を切換操
作して第1、第2アーム弁10□、10□を上げ位置ト
、す又は下げ位置チ、ヌとすると第1、第2、第3、第
4ポンプP z、 P 2. P 3. P 4の吐出
流量がアームシリンダ20の上げ室20 a又は下げ室
20 bにそれぞれ供給される。
したがって、アーム単独操作にはアームシリンダ20に
多量の流量を供給できアームの上げ、下げ動作を速くす
ることができる。
0 図示の状態から第1、第2ブーム弁11..11□
を上げ位置ル、ワとしかつ第1、第2アーム弁101゜
102を上げ位置ト、ヌに同時切換操作するとブームの
作動圧(ブームシリンダ上げ室31 aの圧力)は一般
的に高圧でありアームの作動圧(アームシリンダ上げ室
20 aの圧力)は低圧〜中圧である。
一方、第1主路5□に設けた第1アーム弁101と第1
ブーム弁11□はパラレル回路となっているので第1主
路51内の流量(第1、第3ポンプP1.P3の吐出流
量)はほとんど第1アーム弁10.がらアームシリンダ
上げ室20 aに流入する。
他方、第2主路5□に設けた第2ブーム弁11□と第2
アーム弁102とはタンテ゛ム回路となりがっ第2ブー
ム弁112が優先回路となっているがら第2主路52内
の流量(第2、第4ポンプP2.P4の吐出流量)は第
2ブーム弁11□よりブームシリンダ上げ室31 aに
流入する。
なお第1、第2アーム弁10、.102を下げ位置チ、
ヌとした場合も同様である。
したがって、ブーム上げとアーム上げ、下げ同時操作時
にはブームシリンダ上げ室31 aとアームシリンダ上
げ室20 a又は下げ室20 bとにはそれぞれ流量が
確実に供給されブーム、アームは確実に動作すると共に
、動作速度が良好にマツチングする。
0 図示の状態から第1、第2アーム弁10□、102
を上げ位置ト、すとしかつ第1、第2ブーム弁11、。
112を同時に下げ位置オ、力に切換操作すると、前述
のように第1ブーム弁11、はストッパ48のために下
げ位置オに切換られないので第1主路51の流量が第1
ア1ム弁10、よりアームシリンダ下げ室20 bに流
入し、第2主路52の流量がブームシリンダ下げ室31
bに流入する。
なお、第1、第2アーム弁100,102を上げ位置ロ
リとした場合も同様となる。
したがって、ブーム下げとアーム上げ、下げ同時操作の
時にも前記0と同様になるブーム、アームは確実に動作
すると共に、動作速度が良好にマツチングする。
[相] 前記の0の動作において第1、第2アーム弁1
00,102を下げ位置チ、又としてアームシリンダ下
げ室20 bに流量を供給してアームを下げ動作する時
にはアームシリンダ上げ室20 a内の圧油はアーム自
動等により強制的に第1、第2アーム弁10、.10゜
を経てドレーンに流出するが、この時第1、第2アーム
弁10.、10□のスプールの作動ズレ(ファインコン
トロール中等)および第1、第2アーム弁10□、10
□のラウンドのズレによって第1、第2アーム弁10□
、102の開口面積が異なったり、ドレーン路12.,
12□の圧力(リターン側圧力)が異なったり(一方の
ドレーン路12□にオイルクーラ等が有するリターン圧
力が異なる)することにより第1、第2アーム弁100
,102を流通する流量に差が生ずるとスプールにフロ
ーフォース等を生じることによりアームが円滑に作動せ
ず作動不良を起してし易くなる。
但し、Pは通過流量Qによる圧力損失、Kは比例定数、
Aは開口面積である。
AL、ARの差が大きくなったり、P3が大きくなるに
つれてQL、QRの差が大きくなる。
しかし、実施例にお、いてはアーム用の第1、第3供給
路151,153にスローリターン弁24がそれぞれ設
けであるので第4図において、 となりA L、ARの差がそのまま流量の差になること
はなくP3の値も全体に対して小さくなるため流量差が
生じ難くなる。
したがって、第1ミ第2アーム弁10□、102を下げ
位置チ、ヌとした時にアームシリンダ20の上げ室20
aの圧油は第1、第2アーム弁10..10□に均一
に流れ第1、第2アーム弁10□、10□フローフオー
ス等による作動不良を防止し、小さいアーム弁101,
102に大流量を流すことができる。
[相] 前記の[相]、■の動作中に第1ブーム弁11
.第2アーム弁102のパイロット路には絞り45.4
5がそれぞれ設けであるから第2ブーム弁11□と第1
アーム弁10、が先に切換り、その後に第1ブーム弁1
1□、第2アーム弁10□が切換るのでブームシリンダ
31.アームシリンダ20には操作初期には少量の流量
が供給される。
したがって、ブーム、アームの作動始め、終了時にスプ
ールがゆるやかに開閉して作動ショックが軽減される。
また、第2ブーム弁11□と第1アーム弁10、は応答
性が早いので作動遅れを生ずることなくスムーズに作動
する。
本考案は前述のように構成したので、第1可変ダブルポ
ンプP′と第2可変ダブルポンプP“との吐出量を異な
らせても左右の走行モータ14L 、 14Rに同一流
量を供給でき車両を直進できる。
したがって、第1可変ダブルポンプP′の消費馬力をエ
ンジン馬力を越えない範囲において旋回用として必要馬
力に自由にセットでき、旋回のための消費馬力を他の作
業機アクチュエータの消費馬力に関係なく自由にセット
できて旋回速度を任意に選定できる。
また、旋回モータ13には他の作業機アクチュエータに
優先して流量が供給されるので旋回と作業機アクチュエ
ータ同時操作時に旋回が他のアクチュエータの影響を受
けることがなく円滑かつ確実に旋回できる。
また、旋回と走行の同時操作時にも旋回が優先するため
左右の走行モータ14L、 14Rには第2可変ダブル
ポンプP//の第3、第4ポンプPa、P4の吐出流量
が供給され車両が曲らずに直進できる。
また、第1、第2可変ダブルポンプp’、p/’の入力
回転を変えることによって各ポンプを同一ポンプとして
も出力を異ならせることかで゛き、同一ポンプを4個設
ければ良いので製作管理および補給が容易となる。
また、旋回以外はエンジン馬力を有効に利用でき、旋回
時にはコーナー馬力を大きくして消費馬力を小さくする
ことで旋回の減速機および車体への負荷を軽減できる。
また、旋回と他のアクチュエータの同時操作する場合に
は旋回加速時の余剰流量が他のアクチュエータに供給さ
れるのでポンプ吐出流量を有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図はその
油圧回路図、第2図は第1可変ダブルポンプの消費馬力
線図、第3図は旋回とアーム又はブームを同時操作した
時の第1可変ダブルポンプの吐出量線図、第4図はスロ
ーリターン弁の動作説明用の回路図、第5図は油圧駆動
式旋回掘削機の概略図である。 P、、 P2. P3. P、、 Psは第1、第2、
第3、第4、第5ポンプ、P′は第1可変ダブルポンプ
、P//は第2可変ダブルポンプ、3,6,7.8は吐
出路、4□、42は第1、第2旋回弁、5□、5□は第
1、第2主路、10..10□は第1、第2アーム弁、
11□、112は第1、第2ブーム弁、9L、9Rは左
右走行弁、13は旋回モータ、14L、14Rは左右走
行モータ、17□、17□は第1、第2補助管路、20
はアームシリンダ、31はブームシリンダ、34はパケ
ットシリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1、第2ポンプP、、 P2より成る第1可変ダブル
    ポンプP′と第3、第4ポンプP3. P4より戊る第
    2可変ダブルポンプP//とをエンジンEにそれぞれ伝
    動し、該第1ポンプP1の吐出路3を旋回モータ13に
    圧油を供給する・第1旋回弁4□を経て第1主路5□に
    接続し、第2ポンプP2の吐出路6を旋回モータ13に
    圧油を供給する第2旋回弁4□を経て第2主路52に接
    続し、第3、第4ポンプP3.P4の吐出路7,8を前
    記第1、第2主路51,52にそれぞれ接続すると共に
    、前記第1、第2主路5□、52に走行モータ14、ア
    ームシリンダ20、ブームシリンダ31、パケットシリ
    ンダ34等のアクチュエータに圧油を供給制御する弁9
    L、9R,10□、102,11..11□をそれぞれ
    設け、前記第1、第2旋回弁4□、42の流入側を第1
    、第2補助路171,172を経て前記化のアクチュエ
    ータに圧油を供給制御する弁9□−,9R,10□、1
    0゜。 11□、11□の流入ポートに接続したことを特徴とす
    る油圧式掘削機の油圧回路。
JP5594879U 1979-04-27 1979-04-27 油圧式掘削機の油圧回路 Expired JPS5923809Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5594879U JPS5923809Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27 油圧式掘削機の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5594879U JPS5923809Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27 油圧式掘削機の油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55159245U JPS55159245U (ja) 1980-11-15
JPS5923809Y2 true JPS5923809Y2 (ja) 1984-07-14

Family

ID=29290117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5594879U Expired JPS5923809Y2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27 油圧式掘削機の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923809Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55159245U (ja) 1980-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4380643B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
CN106795896A (zh) 建筑机械的油压驱动系统
WO2017047428A1 (ja) 作業機械の油圧駆動装置
JP6891079B2 (ja) 建設機械の油圧駆動システム
JP2017119975A (ja) ショベル
CN111344459B (zh) 工程机械的驱动系统
JP2010270856A (ja) 走行車両
JPS5923809Y2 (ja) 油圧式掘削機の油圧回路
JPS5935658Y2 (ja) 油圧式掘削機の油圧回路
JP6580301B2 (ja) ショベル
JP2017119974A (ja) ショベル
JP6522386B2 (ja) ショベル
JPS6229571B2 (ja)
WO2023074810A1 (ja) ショベル
WO2023074821A1 (ja) ショベル
JP2019094609A (ja) ショベル
JPH0352275Y2 (ja)
JPH0143162B2 (ja)
JP2002174202A (ja) 油圧回路及び油圧回路を備えた建設機械
JP2019007586A (ja) 油圧駆動システム
WO2023074822A1 (ja) ショベル
JPH05187041A (ja) 建設機械車輌の減速防止方法
JP2594221Y2 (ja) 旋回制御装置
JPH09165791A (ja) 作業機械の油圧回路
JPH0439878Y2 (ja)