JPS5923783A - 自動二輪車の前輪支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフロントフォークのアウタチューブ間にフロン
トフェンダを取シ付けた自動二輪車等の車両において、
そのフロントフェンダの取付構造に関する。

最近、操縦安定性確保の要請からアウタチューブの上端
部間をスタビライザで連結し、フロア）７オークのねじ
れ剛性を高めだ自動二輪車が知られている。この種スタ
ビライザを備えたものでは、実開昭５５−１３４３８５
号公報にあるように、フロントフォークのアウタチュー
ブにスタビライザをボルト締めし、このスタビライザの
下面にフロントフェンダを重ねてボルト締めしている。

したがってこのスタビライザはフロントフェンダの支持
機能を兼用しつつ、フロントフォークトフロントフェン
タ両者の剛性を高めている。

しかしながらこの構造によると、別体のスタビライザお
よびこのスタビライザやフロントフェンダをアウタチー
−グに取り付ける構造を始めとして、上記フロントフェ
ンダをスタビライザに取り付ける部品を必要とするので
、部品点数が多くなシ、コスト高や取付手間の増大を招
き、しかもフロントフェンダの取付部が煩雑となる等の
不都合が生じる。

本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的とするところは、フロントフェンダの取付部が
簡素化し、部品点数の削減を図れるとともに、このフロ
ントフェンダ自体がアウタチューブ間を連結する機能も
果し、フロントフォークの剛性を高めることができる車
両のフロントフェンダ取付構造を提供しようとするもの
である。

すなわち本発明は、フロントフェンダの少なくともアウ
タチューブ間に位置する部分を肉厚に形成するとともに
、この肉厚部の左右両側部に側方に膨出する取付つげ部
を一体に設け、この取付つげ部をアウタチューブに一体
に設けた受は部に重ねてボルト等で締め付けることによ
り、上記目的を達成しようとするものである。

以下一本発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。

第１図は自１ノ二輪車のフロント回シを示し、１はフレ
ーム、２は燃料タンク、３はエンジンである。上記フレ
ーム１のヘッドパイプ４にはフロントフォーク５が回動
自在に軸支されている。フロントフォーク５は左右１対
のアウタチューブ６，７内にインナチューブ８，９を摺
動可能に嵌挿するとともに、これらインナチ−ブ８，９
の上端部をアッパプラケットＩＯおよびアンダブラケッ
ト１１で連結して構成され、これら両ブラケット１θ、
１１間に架設したステアリングシャフト１２が上記ヘッ
ド・ｅイノ４内に回動自在に挿通されている。そしてこ
のフロントフォーク５はアウタチューブ６．７の下端部
間に車軸１３を介して前輪１４を軸支しており、上記ア
ッパプラケット１ｏに取シ付けたハンドル１５によって
操向操作される。

上記アウタチューブ６．７の上端部間には前輪１４の上
方を憶うフロントフェンダ１６が取り付けられている。

この取シ付は構造については第２図ないし第６図に詳細
に示されている。

すなわち、アウタチューブ６．７はアルミ鋳造品であり
、その上端部の相対向する側の外周面には、前後方向に
離間した２個所に側方に張シ出す受は部１７．１７およ
びＩｌｌ、１８が一体に形成されている。そしてこれら
缶受は部１７゜１７および１８．１８にはねじ孔１９・
・・が開設されている。

また上記フロントフェンダ１６も同じくアルミ鋳造品で
あり、このフロントフェンダ１６は第３図および第４図
に示したように基本断面が略円弧状をなした薄肉に形成
されている。フロントフェンダ１６のアウタチー−プロ
、７間に位置される部分は、第５図に示したように上記
基本断面よシも肉厚に形成されており、この肉厚部２０
の左右両側部には、夫々前後に離間した２個所に取付つ
ば部２１．２１および２２゜２２が一体に形成されてい
る。これら取付つば部２１．２１および２２．２２はフ
ロントフェンダ１６０両側よシも外側に膨出されており
、この膨出端部が上記受は部１７．１７およびＩＢ　、
１Ｂ上に重合されるようになっている。

そして各取付つば部２１．２１および２２゜２２の膨出
端部には、ねじ孔１９・・・に対向合致される通孔２３
・・・が開設されておシ、これら通孔２３・・・内には
例えば六角穴付き？シト２４・・・が挿通されている。

ボルト２４・・・はねシ孔１９・・・に螺合されておシ
、シたがってフロントフェンダ１６は、ボルト２４・・
・を締め付けて取付っは部２１，２１および２２．２２
を受は部１７゜ｘｖおｘ□＝ｚｇ、ｚｓ上に密着させる
ことにょシ、アウタチューブ６．７間に固定されている
。

コノような構成によると、フロントフェンダ１６はアウ
タチューブ６．７間に位置される部分を肉厚とし、この
肉厚部２ｏの両側部に取付つば部２１．２１および２２
．２２を一体に設けであるので、アウタチューブ６．７
との連結部分の取付強度が高まる。このため、フヱンダ
１６の連結個所も少なくて済み、フロントフェンダ１６
そのものがコンパクトにまとまυ、外観が向上する。

しかもフロントフェンダ１６のアウタチューグ６，７間
に位置される部分を肉厚部２θとしたことによシ、フロ
ントフェンダ１６をアウタチューグ６，７間に固定した
状態においては、この肉厚部２０がアウタチューブ６．
７の上端部間を連結するメンバーとしての機能を果し、
コノタメフロントフォーク５のねじれ剛性が高められる
。したがって、このフロントフェンダ１６によれば、前
述した従来のような格別なスタビライザは不要となるか
ら、アウタチューブ６．７への取付個所や部品点数も少
なくて済み、コストの低減はもちろんのこと、フロント
フェンダ１６の取付部分が簡素化し、外観向上に大幅に
寄与する。

なお、アウタチューブ側の受は部およびフロントフェン
ダの取付つげ部の位置や個数は上述した実施例に特定さ
れないのはもちろん、フロントフェンダもアウタチュー
ブ間に位置する部分のみを肉厚とするものに限らず、場
合によってはフェンダ全体を肉厚に形成しても良い。

また本発明に係るフロントフェンダの取付構造は、自動
二輪車に制約されるものではなく、例えば自動三輪車で
あっても同様に実施できる。

以上詳述した本発明は、フロントフェンダの少なくとも
アウタチューブ間に位置する部分を肉厚に形成するとと
もに、この肉厚部の両側に側方に延びる取付つげ部を一
体に設り、この取付つば部をアウタチー−グに一体に設
けた受は部に連結したので、フロントフェンダの連結部
分の強度を充分に確保でき、このためフェンダの連結個
所も少なくて済み、フェンダ自体がコンハツトＫ　１　
（！：　する。しかもフロントフェンダを取付けだ場合
にシ、その肉厚部がアウタチューブ相互を連結するメン
バーとしての機能を果し、したがってフロントフォーク
のねじれ剛性が高まるばか如でなく、従来の如き格別な
スタビライザは不要となるから、アウタチューブへの取
付個所や部品点数も少なくて済み、コストの低減やフロ
ントフェンダ取付部の簡素化を実現できる等の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は自動二輪車の
フロント回シの側面図、第２図はフロントフェンダ取付
部の０ｉ１１面図、第３図は第２図中１ｌ−ＩＩＩ線に
沿う断面図、第４図は第２図中■−■線に沿う断面図、
第５図はフロントフェンダの取付部を断面した正面図、
第６図は第５図中■−■線に沿う断面図である。 ５・・・フロントフォーク、６，７・・・アウタチュー
ブ、１６・・・フロントフェンダ、１７．１８・・・受
は部、２０・・・肉厚部、２１．２２・・・取付つげ部
。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第　６　図 −４９１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フロントフォークを構成する左右１対のアウタチューブ
   間にフロントフェンダを取り付けた車両において、上記
   アウタチューブの外周面に受は部を一体に設け、またフ
   ロントフェンダはその少なくともアウタチューブ間に位
   置する部分を肉厚に形成するとともに、この肉厚部の左
   右両側部に側方に膨り出す取付つは部を一体に設け、こ
   の取付つげ部を上記受り部に重合して連結したことを特
   徴とする車両のフロントフェンダ取付構造。