JPS5923287B2 - 油性着色剤の製造法 - Google Patents
油性着色剤の製造法Info
- Publication number
- JPS5923287B2 JPS5923287B2 JP10463176A JP10463176A JPS5923287B2 JP S5923287 B2 JPS5923287 B2 JP S5923287B2 JP 10463176 A JP10463176 A JP 10463176A JP 10463176 A JP10463176 A JP 10463176A JP S5923287 B2 JPS5923287 B2 JP S5923287B2
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- JP
- Japan
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- oil
- based colorant
- methylpyrrolidone
- color
- production method
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油溶性染料を有機溶剤中に溶解し、これを極性
油中に加え、常法により有機溶剤を除去した後、有機ア
ミン類を添加分散させることを特徴とする油性着色剤の
製造法に関するもので、染着性のない、彩度の高い、外
観色の塗布色の一致した着色剤を提供するものである。
油中に加え、常法により有機溶剤を除去した後、有機ア
ミン類を添加分散させることを特徴とする油性着色剤の
製造法に関するもので、染着性のない、彩度の高い、外
観色の塗布色の一致した着色剤を提供するものである。
更には、得られた油性着色剤を口紅、はお紅等に配合し
、前記の性質を利用して、これまでにない特徴を有する
化粧料を提供するものである。
、前記の性質を利用して、これまでにない特徴を有する
化粧料を提供するものである。
詳しくは、油溶性染料を有機溶剤と1:2〜1:20の
割合で混合溶解し、更にヒマシ油中に溶解させた後、溶
剤を常法により除去した後、有機アミン類を添加して三
段ローラー等で処理を行ない均一に分散させて油性着色
剤を製造するものである。
割合で混合溶解し、更にヒマシ油中に溶解させた後、溶
剤を常法により除去した後、有機アミン類を添加して三
段ローラー等で処理を行ない均一に分散させて油性着色
剤を製造するものである。
この様に有機溶剤を利用して染料を油中に溶解させるこ
とにより、染料を直接極性油中に溶解させるよりも、は
るかに高濃度で染料を溶解することが出来るのである。
とにより、染料を直接極性油中に溶解させるよりも、は
るかに高濃度で染料を溶解することが出来るのである。
一般に油溶性染料は顔料と異なり、皮膚や衣類に付着す
ると染着する。
ると染着する。
又、化粧品の場合、皮膚に塗布すると、発色する為、外
観色とかなり差がみられる。
観色とかなり差がみられる。
そして色調は彩度が低く、色幅も限られる。
本発明に類するものとしては、口紅の付着性を良くする
目的で有機アミノ酸、デンプン粉末等を配合するものが
あるが、本発明は、油性染料に有機アミン類を加えるこ
とにより染着性のない、彩度の高い、外観色と塗布色の
一致した着色剤を提供するものであって、前記のものと
は、異なるものである。
目的で有機アミノ酸、デンプン粉末等を配合するものが
あるが、本発明は、油性染料に有機アミン類を加えるこ
とにより染着性のない、彩度の高い、外観色と塗布色の
一致した着色剤を提供するものであって、前記のものと
は、異なるものである。
本発明に用いられる油溶性染料は、ジブロムフルオレラ
セン、テトラブロムフルオレラセン、ジョードフルオレ
ツセン、ローダミンBステアレート、キノリンエローS
S1 キニザリングリーン、アリズリンパープル等であ
る。
セン、テトラブロムフルオレラセン、ジョードフルオレ
ツセン、ローダミンBステアレート、キノリンエローS
S1 キニザリングリーン、アリズリンパープル等であ
る。
又、有機溶剤は、油性染料を溶解させるフルフリルアル
コール、N−メチルプロリドンが最も好ましく、染料:
有機溶剤−1:2〜1:20の比率で溶解することが好
ましい。
コール、N−メチルプロリドンが最も好ましく、染料:
有機溶剤−1:2〜1:20の比率で溶解することが好
ましい。
又、極性油は、天然油である大豆油、ヒマシ油、オリー
ブ油等や極性基を有する合成油、例えば、イソステアリ
ン酸トリグリセライド、オレイルオレエート等が用いら
れる。
ブ油等や極性基を有する合成油、例えば、イソステアリ
ン酸トリグリセライド、オレイルオレエート等が用いら
れる。
有機アミン類は、塩基性アミノ酸(L−アルキニン、L
−IJレジンL −オルニチン)、ポリアマイド(分子
量700〜10.000)第4級アンモニウム塩(広義
には下記の一般式で表わされるものである。
−IJレジンL −オルニチン)、ポリアマイド(分子
量700〜10.000)第4級アンモニウム塩(広義
には下記の一般式で表わされるものである。
ここで、R1は少なくても炭素原子10個を有するもの
から、炭素原子24個まで有するアルキル基で望ましく
は、炭素原子14〜24個までの連鎖長を有するアルキ
ル基であり、R2は水素、ベンジル基、又は炭素原子が
少なくとも10〜24個まで、望ましくは14〜24個
までのアルキル基であり、R3とR4は、それぞれ水素
又は低級アルキル基、即ち1〜4原子の炭素連鎖を含有
するもので、望ましくはメチル基である)等である。
から、炭素原子24個まで有するアルキル基で望ましく
は、炭素原子14〜24個までの連鎖長を有するアルキ
ル基であり、R2は水素、ベンジル基、又は炭素原子が
少なくとも10〜24個まで、望ましくは14〜24個
までのアルキル基であり、R3とR4は、それぞれ水素
又は低級アルキル基、即ち1〜4原子の炭素連鎖を含有
するもので、望ましくはメチル基である)等である。
次に本発明を実施例によって説明する。
実施例 1
テトラブロムフルオレラセン2gをフルフリルアルコー
ル6gに溶解させ、更にヒマシ油50gを加えて、均一
の溶液とする。
ル6gに溶解させ、更にヒマシ油50gを加えて、均一
の溶液とする。
この溶液から減圧蒸留法によりフルフリルアルコールを
除去した後、L−アルギニンを2g加え、三段ローラー
にて処理し、均一に分散させて油性着色剤を得る。
除去した後、L−アルギニンを2g加え、三段ローラー
にて処理し、均一に分散させて油性着色剤を得る。
実施例 2
0一ダミンBステアレート4gをN−メチルピロリドン
80gに溶解させ、更にヒマシ油50gを加え均一の溶
液とする。
80gに溶解させ、更にヒマシ油50gを加え均一の溶
液とする。
この溶液から減圧蒸留法によりN−メチルピロリドンを
除去した後、ボリアフィト(分子量約5,000)を2
g添加し、90〜100°Cに加熱溶解後、三段ローラ
ーにて処理し、均一に分散させて油性着色剤を得る。
除去した後、ボリアフィト(分子量約5,000)を2
g添加し、90〜100°Cに加熱溶解後、三段ローラ
ーにて処理し、均一に分散させて油性着色剤を得る。
実施例 3
ジョードフルオレツセン4gをフルフリルアルコール2
09に溶解させ、更にヒマシ油5(Bi’を加え、均一
の溶液とする、この溶液から減圧蒸留法によりフリフリ
ルアルコールを除去した後、ジメチルジアルキルアンモ
ニュウムクロライド(カチオンDS:花王アトラス社)
を1g加え90〜100°Cに加熱溶解し、手撹拌にて
分散させるこみにより油性着色剤を得た。
09に溶解させ、更にヒマシ油5(Bi’を加え、均一
の溶液とする、この溶液から減圧蒸留法によりフリフリ
ルアルコールを除去した後、ジメチルジアルキルアンモ
ニュウムクロライド(カチオンDS:花王アトラス社)
を1g加え90〜100°Cに加熱溶解し、手撹拌にて
分散させるこみにより油性着色剤を得た。
本方法で得られた油性着色剤は製法による色調のバラツ
キは殆んどない。
キは殆んどない。
又、本発明により得られる油性着色剤はオイル、ワック
ス中でも、油溶性染料を直接溶解したときにみられる様
なブリード性はなく、皮膚や衣類に付着しても表−1の
如く殆んど染着しない。
ス中でも、油溶性染料を直接溶解したときにみられる様
なブリード性はなく、皮膚や衣類に付着しても表−1の
如く殆んど染着しない。
試料を掌に塗布し、3分後に試料を拭き取り、染着性の
強さを判定した。
強さを判定した。
10名の専門パネルを用い、下記の判定基準により、判
定した。
定した。
4;非常に強く染着する
3:やや強く染着する
2;弱く染着する
1;殆んど染着しない
本発明によって得られる油性着色剤の色調はかなり高彩
度の鮮明な色となり(表−2)色調の巾も広くなってお
り、外観色と塗布色も一致する。
度の鮮明な色となり(表−2)色調の巾も広くなってお
り、外観色と塗布色も一致する。
本発明によって得られた油性着色剤を口紅へ配合するこ
とにより、表−3の如く高彩度で色調中の広いものが得
られる。
とにより、表−3の如く高彩度で色調中の広いものが得
られる。
ミツロウ 25%カルナバ
ロウ 2硬化油
3ラノリン
5鏑ヒ7シ油 5
5油性染料溶液又は本発明による 油性着色剤 8香料
2 合計 100
ロウ 2硬化油
3ラノリン
5鏑ヒ7シ油 5
5油性染料溶液又は本発明による 油性着色剤 8香料
2 合計 100
Claims (1)
- 1 ハロゲン化フルオレツセン、ローダミンBステアレ
ートから選ばれた油溶性染料を、フルフリルアルコール
またはN−メチルピロリドン中に溶解し、これを天然ま
たは合成のエステル油中に加え、常法によりフルフリル
アルコールまたはN−メチルピロリドンを除去した後、
塩基性アミノ酸、ポリアマイド、第4級アンモニウム塩
から選ばれた有機アミン類を添加分散させることを特徴
とする油性着色剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10463176A JPS5923287B2 (ja) | 1976-09-01 | 1976-09-01 | 油性着色剤の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10463176A JPS5923287B2 (ja) | 1976-09-01 | 1976-09-01 | 油性着色剤の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5329940A JPS5329940A (en) | 1978-03-20 |
JPS5923287B2 true JPS5923287B2 (ja) | 1984-06-01 |
Family
ID=14385782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10463176A Expired JPS5923287B2 (ja) | 1976-09-01 | 1976-09-01 | 油性着色剤の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923287B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2514639B1 (fr) * | 1981-10-15 | 1986-08-01 | Oreal | Compositions cosmetiques pour le maquillage contenant en tant que pigments colores un sel d'un colorant acide et d'un polymere porteur de fonctions amines salifiees ou quaternisees |
FR2673373B1 (fr) * | 1991-03-01 | 1995-02-03 | Claude Bague Jean | Compositions destinees au maquillage comportant des associations acides gras-acides amines basiques destinees a la fixation des matieres colorantes hydrosolubles sur la peau. |
FR3117832A1 (fr) * | 2020-12-21 | 2022-06-24 | L'oreal | Procédé de maquillage en deux étapes comprenant d’une part un acide aminé et d’autre part, un colorant acide et kit |
FR3117833A1 (fr) * | 2020-12-21 | 2022-06-24 | L'oreal | Procédé de maquillage en trois étapes comprenant d’une part un acide aminé basique et d’autre part, un colorant acide et kit |
-
1976
- 1976-09-01 JP JP10463176A patent/JPS5923287B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5329940A (en) | 1978-03-20 |
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