JPS5923141Y2 - 屋根庇またはパラペット端部における笠木取付構造 - Google Patents

屋根庇またはパラペット端部における笠木取付構造

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JPS5923141Y2
JPS5923141Y2 JP3554478U JP3554478U JPS5923141Y2 JP S5923141 Y2 JPS5923141 Y2 JP S5923141Y2 JP 3554478 U JP3554478 U JP 3554478U JP 3554478 U JP3554478 U JP 3554478U JP S5923141 Y2 JPS5923141 Y2 JP S5923141Y2
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JP
Japan
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parapet
roof eave
roof
washer
shaped
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Application number
JP3554478U
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JPS54142915U (ja
Inventor
芳道 柳
Original Assignee
国土建設株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建造物における屋根庇またはパラペット端部に
おけるプレキャストコンクリート製笠木の取付構造に係
るものである。
第6図はこの種の従来の構造を示し、屋根庇aまたはパ
ラペットの内側面がら頂面に亘って防止層すを層着する
とともに、屋根庇aまたはパラペットの頂面にモルタル
Cを敷き、その上に下面に溝型凹部を有するプレキャス
トコンクリート製笠木dを人力で嵌装している。
なお必要に応して笠木dは更に屋根庇aまたはパラペッ
トに植立されたアンカボルトで締結される。
図中eはシール材である。
前記従来の構造においては、笠木dの正確な位置への据
付が容易でなく、人力で据付けられるので長さも1m内
外にすぎず、笠木の数が多くなり、不揃いになって体裁
を損い易く、また防水層すの端末部を笠木dと屋根庇a
またはパラペットの頂部間で緊密に把持することがなく
、防水性能の点において問題があった。
また再防水時、前記したように屋根庇aまたはパラペッ
トの頂面にモルタルCが敷かれているので、笠木dの同
モルタルのケレンが煩雑にすぎず、再使用が困難であっ
た。
本考案はこのような欠点を除去するために提案されたも
ので、下面の倒V字状欠截部1における屈折部に円弧状
凹窩1aが設けられ、同凹窩1aより内側方に穿設され
た外側面3aが垂直壁面をなし、内側面3bが傾斜壁面
をなす下方に至るに伴って断面積の漸減する矩形断面の
下部縦貫孔3の上部に、開孔3を囲繞する矩形枠状水平
段部4を介して拡大凹窩5が連設され、下面内側部に歯
形12が設けられたプレキャストコンクリート製笠木B
の前記円弧状凹窩1aを、頂面内側部に歯形11の設け
られた屋根庇Aまたはパラペットにおける前記倒V字状
欠截部1における屈折角θより小さい屈折角θ′を有す
る頂面外側縁に設けられた円弧状凸部2に回動自在に嵌
合し、前記水平段部4上に載架された下部座金7の中央
溝孔6及び同座金7上に滑動自在に載架された上部座金
10に亘ってボルト8を遊挿して、同ボルト8の下端を
前記屋根庇Aまたはパラペットの頂部に埋設されたナツ
ト9に螺装するとともに、屋根庇Aまたはパラペット上
に層着された防水層Cの端部を前記笠木Bの歯形12及
び屋根庇AまたはパラペットAの歯形11間に挟着して
なることを特徴とする屋根庇またはパラペット端部にお
ける笠木取付構造に係るものである。
本考案は前記したように構成されているので、笠木Bを
屋根庇Aまたはパラペット (以下屋根庇Aと記載する
)に取付ける場合、第2図に示す如く、笠木Bをその円
弧状凹窩1aが庇Aの円弧状凸部2に嵌合し、且つ笠木
Bの重心Gが庇Aより外側に突出して偏位するように庇
Aの頂端部に笠木Bを載架し、下部縦貫孔3に遊挿した
ボルト8を庇Aに埋設されたナツト9に少しねじ込んで
おくと、笠木Bはその倒V字状欠截部1の外側面が庇A
の外側面に当接するまで外側に回動した状態で停止する
次いで笠木Bと庇Aとの間に防水層Cの端部の施工を行
ない、ボルト8をナツト9にねし込んでいくと、笠木B
は第1図の矢印Xに示すように内側に回動し、これに伴
って上部座金10は下部座金7」二に沿って滑動すると
ともに、下部座金7はその長溝孔6がボルト8を案内と
して同ボルト8に対して相対的に移動し、かくして前記
笠木B及び庇Aの各歯型部12.11が防水層Cの端部
に噛合し、間部を確実に固定する。
なお前記ボルト8の廻りには防水モルタル14を前記空
窩5より充填する。
この際前記下部座金7の長溝孔6は下部縦貫孔3に対す
るモルタル充填孔として利用される。
なお再防水する際にはボルト8を弛めると、第2図の矢
印Y方向に笠木Bが回動し、その下部座金7がボルト8
に係止して笠木Bが停止するので、古くなった防水層C
を除去して、新らたに防水層Cを施工して、ボルト8を
緊締して第1図の状態とすればよい。
なお前記笠木Bは例えば第5図に示すように種々の形状
のものを採用して、建築物のテ゛ザイン上の効果を挙げ
るようにするとよい。
図中前記実施例と均等部分には同一符号が附されている
また15はバックアツプ材、16はコーキング、17は
押えモルタルである。
このように本考案においては笠木Bの下面に倒V字状に
形成された欠截部1を設けて、その屈折部に設けた円弧
状凹窩1aを屋根庇Aの頂面外側縁に設けられた円弧状
凸部2に回動自在に嵌合し、笠木Bを同嵌合部を中心と
して回動しうるようにし、更に笠木Bを縦貫して屋根庇
Aに埋設されたナツト9に先端が螺着されたボルト8の
遊挿される下部縦貫孔3を外側面3aが垂直壁面をなし
、内側面3bが傾斜壁面をなす下方に至るに従って断面
積の漸減する矩形断面に形成して、笠木Bの回動に際し
てボルト8が障害にならないようにし、且つ下部縦貫孔
3の下部に同一3を囲繞する矩形枠状水平段部4を介し
て拡大凹窩5を連設し、同水平段部4に中央溝孔6を有
する下部座金7を載架するとともに、同座金7上に上部
座金8を滑動自在に載架して、同上部座金8及び前記下
部座金7の中央溝孔6にボルト8を遊挿することによっ
て、前記笠木Bの回動運転中にて前記各座金7,8がボ
ルト8を案内としてこれと相対的に移動して同笠木Bの
回動に支障の生起しないようにしたものである。
このように笠木Bをその円弧状凹窩1aが屋根庇Aの円
弧状凸部2に嵌合するように同屋根庇Aにセットしたの
ち、笠木Bを従来のように持上げてセットすることなく
、前記両者1a、2の嵌合部を中心として屋根庇Aに対
して回動して据付けるようにしたので、笠木Bは屋根庇
Aに対して簡単に取付けられ、また前記両者1a、2の
嵌合部が笠木Bの取付の位置決めの用を果すので、同笠
木Bは正確な位置に取付けられ各笠木Bが不揃いになる
ことがない。
このように笠木Bの取扱いが容易になるので、比較的長
尺の製品を使用でき、笠木同志のジヨイント数が減り、
施工が簡略化されるものである。
更に前記笠木Bを屋根庇Aに固定した場合、笠木Bの下
面内側部の歯形12と屋根庇Aの頂面内側部の歯形11
とによって、同屋根庇Aに層着された防水層Cの端部を
確固と挟着するようにしたので、屋根庇A、笠本13間
の防水性能が向上するものである。
前記したように笠木Bは屋根庇Aに回動自在にセットさ
れた上、ボルト8で締結しているので、再防止の際には
ボルトを弛めて笠木Bを外側に回動でき、この回動時に
前記下部座金7におけるボルト8の遊挿された長溝孔6
の内側端部がストッパの用を果し、ボルト8を係止して
笠木Bを停止せしめるので、笠木Bと屋根庇Aとの内側
端が開口した状態に保持されるので、古くなった防水層
Cを除去して新らしい防水層Cを施工し、再び笠木Bを
旧位に回動してその歯部12と屋根庇Aの歯部11とに
よって新しい防水層Cを挟着してボルト8を締付けるこ
とによって所期の目的を達成でき、従来のように笠木を
取外してモルタルのケレンを行なう必要がなく、本考案
によれば再防止が簡単に行なわれ、笠木Bの再使用が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案に係る建築物における屋根庇またはパラペ
ット端部における笠木取付構造の一実施例の縦断側面図
、第2図はその施工中途の状態を示す縦断側面図、第3
図は笠木におけるボルト挿通部の平面図、第4図はボル
ト及び長ナツトの縦断側面図、第5図は本案の他の実施
例を示す縦断側面図、第6図は従来の屋根庇またはパラ
ペット端部における笠木取付構造の縦断面図である。 A・・・・・・屋根庇またはパラペット、B・・・・・
・笠木、C・・・・・・防水層、1・・・・・・倒V字
状欠截部、1a・・・・・・円弧状凹窩、2・・・・・
・円弧状凸部、3・・・・・・下部縦貫孔、4・・・・
・・矩形枠状水平段部、5・・・・・・拡大凹窩、6・
・・・・・中央溝孔、7・・・・・・下部座金、8・・
・・・・ボルト、9・・・・・・ナツト、10・・・・
・・上部座金、11・・・・・・歯部、12・・・・・
・歯部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面の倒V字状欠截部1における屈折部に円弧状凹窩1
    aが設けられ、同凹窩1aより内側方に穿設された外側
    面3a力唾直壁面をなし、内側面3bが傾斜壁面をなす
    下方に至るに伴って断面積の漸減する矩形断面の下部縦
    貫孔3の上部に、同7L3を囲繞する矩形枠状水平段部
    4を介して拡大凹窩5が連設され、下面内側部に歯形1
    2が設けられたプレキャストコンクリート製笠木Bの前
    記円弧状凹窩1aを、頂面内側部に歯形11の設けられ
    た、屋根庇Aまたはパラペットにおける前記倒V字状欠
    截部1における屈折角θより小さい屈折角θ′を有する
    頂面外側縁に設けられた円弧状凸部2に回動自在に嵌合
    し、前記水平段部4上に載架された下部座金7の中央溝
    孔6及び同座金7上に滑動自在に載架された上部座金1
    0に亘ってボルト8遊挿して、同ボルト8の下端を前記
    屋根庇Aまたはパラペットの頂部に埋設されたナツト9
    に螺装するとともに、屋根庇Aまたはパラペラ1−上に
    層着された防水層Cの端部を前記笠木Bの歯形12及び
    屋根庇Aまたはパラペラ)Aの歯形11間に挟着してな
    ることを特徴とする屋根庇またはパラペット端部におけ
    る笠木取付構造。
JP3554478U 1978-03-22 1978-03-22 屋根庇またはパラペット端部における笠木取付構造 Expired JPS5923141Y2 (ja)

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JPS54142915U JPS54142915U (ja) 1979-10-04
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