JPS5922958Y2 - 成型プレス用クツシヨン材 - Google Patents
成型プレス用クツシヨン材Info
- Publication number
- JPS5922958Y2 JPS5922958Y2 JP1977029528U JP2952877U JPS5922958Y2 JP S5922958 Y2 JPS5922958 Y2 JP S5922958Y2 JP 1977029528 U JP1977029528 U JP 1977029528U JP 2952877 U JP2952877 U JP 2952877U JP S5922958 Y2 JPS5922958 Y2 JP S5922958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushioning material
- bag
- cushion material
- main body
- heat resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は合成樹脂板の高温高圧成型プレス用クッショ
ン材に関する。
ン材に関する。
現在、たとえばフェノール樹脂積層板は、およそ１８０
°Ｃ１圧力１５０ ｋｇ／Ｃｍ”、加熱時間６０分間、
冷却時間２０分間、又塩化ビニル樹脂積層板は、およそ
温度１８０〜１９０°Ｃ１圧力８０〜１００ｋｇ／ｃｍ
２、加熱時間４０分間、冷却時間２０分間というような
条件下で成型プレスを行って製造されている。
°Ｃ１圧力１５０ ｋｇ／Ｃｍ”、加熱時間６０分間、
冷却時間２０分間、又塩化ビニル樹脂積層板は、およそ
温度１８０〜１９０°Ｃ１圧力８０〜１００ｋｇ／ｃｍ
２、加熱時間４０分間、冷却時間２０分間というような
条件下で成型プレスを行って製造されている。
このような樹脂積層板の高温高圧プレス成型に用いられ
るクッション材としては、従来一般に不織布、織布、ゴ
ム、ガラスウール等の単一材料からなるものと複合材料
からなるもの等種々のものが用いられており、その表面
には合成紙、天然紙、ガラスクロス、綿帆布、ナイロン
織布、ポリエステル織布、金属箔等の保護膜が設けられ
ている。
るクッション材としては、従来一般に不織布、織布、ゴ
ム、ガラスウール等の単一材料からなるものと複合材料
からなるもの等種々のものが用いられており、その表面
には合成紙、天然紙、ガラスクロス、綿帆布、ナイロン
織布、ポリエステル織布、金属箔等の保護膜が設けられ
ている。
しかしながらこれらの従来品は、繰返し使用により、ク
ッション材本体から繊維くずやガラスクロスの粉末等が
飛散して製品や鏡面板面に付着することがあり、或いは
又表面の保護被膜が周縁部から剥離を起こして比較的早
期に使用不能になる等の欠点を有していた。
ッション材本体から繊維くずやガラスクロスの粉末等が
飛散して製品や鏡面板面に付着することがあり、或いは
又表面の保護被膜が周縁部から剥離を起こして比較的早
期に使用不能になる等の欠点を有していた。
この考案は上記のような欠点を解消することを目的とす
るものであって、クッション材本体がらの繊維くずや粉
末の外部飛散を完全防止し、がっ表面保護膜の部分剥離
を防止して耐久性を向上したクッション材を提供しよう
とするものである。
るものであって、クッション材本体がらの繊維くずや粉
末の外部飛散を完全防止し、がっ表面保護膜の部分剥離
を防止して耐久性を向上したクッション材を提供しよう
とするものである。
上記の目的において、この考案に係る成型プレス用クッ
ション材は、耐熱性および離型性を有するシート状物か
らなる袋状に形成した被覆体により、クッション材本体
を包み込んでその全表面を被覆したことを特徴とするも
のである。
ション材は、耐熱性および離型性を有するシート状物か
らなる袋状に形成した被覆体により、クッション材本体
を包み込んでその全表面を被覆したことを特徴とするも
のである。
耐熱性および離型性を有するシート状物としては、芳香
族ナイロン紙、その他の合成紙、合成繊維織布、あるい
はポリ４フツ化エチレン樹脂、ボッアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂等の
合成樹脂フィルムないしシート、シリコンゴム等の耐熱
性ゴムシー ト、またはアルミニウム箔、銅箔等の金属
箔が用いられる。
族ナイロン紙、その他の合成紙、合成繊維織布、あるい
はポリ４フツ化エチレン樹脂、ボッアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂等の
合成樹脂フィルムないしシート、シリコンゴム等の耐熱
性ゴムシー ト、またはアルミニウム箔、銅箔等の金属
箔が用いられる。
これらのうち特にポリ４フツ化エチレン樹脂、たとえば
アフレックス（商品名、旭硝子株式会社製）のフィルム
ないしシートは、離型性はもちろん耐熱性に優れていて
クッション材本体の耐熱性を補い、その耐用寿命を増大
しうろこと、また高温下での引裂き強度、破壊強度等の
機械的強度に優れていてプレスによる表面破壊のおそれ
がないこと、更には帯電防止性能を有すること等により
、特に好適に使用しうる。
アフレックス（商品名、旭硝子株式会社製）のフィルム
ないしシートは、離型性はもちろん耐熱性に優れていて
クッション材本体の耐熱性を補い、その耐用寿命を増大
しうろこと、また高温下での引裂き強度、破壊強度等の
機械的強度に優れていてプレスによる表面破壊のおそれ
がないこと、更には帯電防止性能を有すること等により
、特に好適に使用しうる。
なお、このシート状物の厚さは０．０５ｍｍ以上である
ことが必要であり、これより薄いものでは強度の点で不
十分である。
ことが必要であり、これより薄いものでは強度の点で不
十分である。
この耐熱性、離型性シート状物は、これを予め袋状に製
作してクッション材本体を装入し袋口部を封止しても良
いし、また−Ｌ千２枚のシート状物の周縁部をクッショ
ン材の周側面部で接合封止することにより、クッション
材に被覆した状態においあ結果として袋状になるように
してもよい。
作してクッション材本体を装入し袋口部を封止しても良
いし、また−Ｌ千２枚のシート状物の周縁部をクッショ
ン材の周側面部で接合封止することにより、クッション
材に被覆した状態においあ結果として袋状になるように
してもよい。
このシート状物の接合材ＩＬ手段としては、接着、溶着
によるのが好適であるが、必ずしも気密状態に密閉する
必要はないから、要すれば縫着、ホチキス止め、ファス
ナー＋）、め等の簡易接合手段を採用しても良い。
によるのが好適であるが、必ずしも気密状態に密閉する
必要はないから、要すれば縫着、ホチキス止め、ファス
ナー＋）、め等の簡易接合手段を採用しても良い。
前記４フツ化エチレン樹脂フイルムないしシーＩ・から
なる被覆体を用いる場合、一般的にこれの耐用寿命の方
がクッション材本体より長いから、袋口を開閉自在なも
のとして内部のクッション材本体のみを入れ替えて再使
用できるようにすると経済的に有利である。
なる被覆体を用いる場合、一般的にこれの耐用寿命の方
がクッション材本体より長いから、袋口を開閉自在なも
のとして内部のクッション材本体のみを入れ替えて再使
用できるようにすると経済的に有利である。
もつともこのような必要性のない場（には、強度の増大
をはかるため、クッション材本体の全表面又は−Ｌ下側
面に接着剤を塗布し、被覆体をクッション材本体に一体
に接着してもよい。
をはかるため、クッション材本体の全表面又は−Ｌ下側
面に接着剤を塗布し、被覆体をクッション材本体に一体
に接着してもよい。
一方、こグ）考案において使用されるクッション材本体
としては、たとえば、必要に応じてニードリングを施し
た不織布、織布、ゴム、力゛ラスウール、合成樹脂シー
ト等を単独または組合わせて積層接着−・体化したク
ッション性のある板状体であり、その厚さは通常２〜１
０ ｍｍ程度のものである。
としては、たとえば、必要に応じてニードリングを施し
た不織布、織布、ゴム、力゛ラスウール、合成樹脂シー
ト等を単独または組合わせて積層接着−・体化したク
ッション性のある板状体であり、その厚さは通常２〜１
０ ｍｍ程度のものである。
次にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第１図」３よび第２図に示す実施例において、これのク
ッション材本体１は、２枚のゴムシー１−２と、３枚の
力゛ラス繊維及びポリエステル繊維とからなるニードリ
ングの施された不織布３とを交互配置で゛積層し、加熱
加圧接着一体化したもので、たとえば幅１０５０ ｍｍ
、長さ１０５０ ｍｍ、厚さ５ｍｍの大きさを有するも
のである。
ッション材本体１は、２枚のゴムシー１−２と、３枚の
力゛ラス繊維及びポリエステル繊維とからなるニードリ
ングの施された不織布３とを交互配置で゛積層し、加熱
加圧接着一体化したもので、たとえば幅１０５０ ｍｍ
、長さ１０５０ ｍｍ、厚さ５ｍｍの大きさを有するも
のである。
このようなりッション材本体１に対し、被覆体４として
は厚さ０．０７ｍｍのポリ４フツ化エチレン樹脂フイル
ｌ、により予め袋状に形成したものが用いられ、該袋状
被覆体４内に−ｈ−記クッション材本体１を密に挿入し
たのち、袋［１部をそこに予め一体に設けられた雌雄圧
密嵌合による接（手段５に、よりはパ気密状態に封止し
て成るものである。
は厚さ０．０７ｍｍのポリ４フツ化エチレン樹脂フイル
ｌ、により予め袋状に形成したものが用いられ、該袋状
被覆体４内に−ｈ−記クッション材本体１を密に挿入し
たのち、袋［１部をそこに予め一体に設けられた雌雄圧
密嵌合による接（手段５に、よりはパ気密状態に封止し
て成るものである。
この実施例のクッション材を用いて、温度１８０゜Ｃ１
圧力１５０ ｋｇ／ｃｍ２、加熱時間６０分間、冷却時
間２０分間の条件で゛フェノール樹脂積層板のプＬ・ス
成形を繰返したところ、クッション材本体１は約２００
回で使用不能となったが、その間クッション材本体１か
らの繊維屑、ガラス粉末等の外部飛散は全く見られず、
かつ被覆体４は何ら損傷なくそのま・引続き使用可能な
状態であった。
圧力１５０ ｋｇ／ｃｍ２、加熱時間６０分間、冷却時
間２０分間の条件で゛フェノール樹脂積層板のプＬ・ス
成形を繰返したところ、クッション材本体１は約２００
回で使用不能となったが、その間クッション材本体１か
らの繊維屑、ガラス粉末等の外部飛散は全く見られず、
かつ被覆体４は何ら損傷なくそのま・引続き使用可能な
状態であった。
そこでクッション材本体１のみを新しいものと入れ替え
たところ、該クッション材本体１が損傷せられるまで更
には一゛２００回使用できた。
たところ、該クッション材本体１が損傷せられるまで更
には一゛２００回使用できた。
第３図に示す実施例は、クッション材本体１］として、
上下２層の合成繊維不織布１２．１２間にゴムシー１〜
１３とガラスウール１４とを介在させて積層一体化した
ものを用い、一方袋状被覆体１５として芳香族ナイロン
紙を用い、その開［二］端縁部１５ ａをクッション材
本体１１の一側面部で相互に接着すると共に、クッショ
ン材本体１１の片面ないし両面に上記被覆体１５を接着
剤１６により接着一体化したものである。
上下２層の合成繊維不織布１２．１２間にゴムシー１〜
１３とガラスウール１４とを介在させて積層一体化した
ものを用い、一方袋状被覆体１５として芳香族ナイロン
紙を用い、その開［二］端縁部１５ ａをクッション材
本体１１の一側面部で相互に接着すると共に、クッショ
ン材本体１１の片面ないし両面に上記被覆体１５を接着
剤１６により接着一体化したものである。
この実施例のクッション材では、前記同様の条件下での
使用において約２００回の使用によりクッション材本体
１１が使用不能の状態に至ったが、その間繊維屑、ガラ
ス粉末等の外部飛散は全く発生しなかった。
使用において約２００回の使用によりクッション材本体
１１が使用不能の状態に至ったが、その間繊維屑、ガラ
ス粉末等の外部飛散は全く発生しなかった。
この考案は上述の次第で、クッション材本体の全体を耐
熱性かつ離型性を有するシー１−状物からなる袋状被覆
体で全面被覆したことに基づき、クッション材として帯
有すべき表面離型性に遜色がないのは勿論、被覆層の耐
熱性を以ってクッション材本体の耐熱性を補い、耐用寿
命を増大しうると共に、使用の繰返しによりクッション
材本体が疲労してきても、その内部からの繊維屑や力゛
ラス粉末の外部飛散が特に袋状に形成された被覆体で内
外が完全遮断されるので、製品や鏡面板にそれらの飛散
物が付着して不良品を発生するのを完全に防止できる。
熱性かつ離型性を有するシー１−状物からなる袋状被覆
体で全面被覆したことに基づき、クッション材として帯
有すべき表面離型性に遜色がないのは勿論、被覆層の耐
熱性を以ってクッション材本体の耐熱性を補い、耐用寿
命を増大しうると共に、使用の繰返しによりクッション
材本体が疲労してきても、その内部からの繊維屑や力゛
ラス粉末の外部飛散が特に袋状に形成された被覆体で内
外が完全遮断されるので、製品や鏡面板にそれらの飛散
物が付着して不良品を発生するのを完全に防止できる。
かつ表面保護層をクッション材本体の而に単に積層接着
し、た従来品の場合には、使用により該保護層が特に周
縁部から剥離を生じ易い欠点があるのに対し、この考案
においては被覆体が袋状になっていることによりこのよ
うな剥離の問題を発生することがなく、耐用性に一層優
れたものとなしうる等の効果がある。
し、た従来品の場合には、使用により該保護層が特に周
縁部から剥離を生じ易い欠点があるのに対し、この考案
においては被覆体が袋状になっていることによりこのよ
うな剥離の問題を発生することがなく、耐用性に一層優
れたものとなしうる等の効果がある。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は一部破
砕斜視図、第２図は第１図ＴＩ−ＩＩ線の拡大断面図、
第３図は他の実施例の一部拡大断面図である。 １゜ １１クッション材本体、 ４゜ １５・・・被覆体。
砕斜視図、第２図は第１図ＴＩ−ＩＩ線の拡大断面図、
第３図は他の実施例の一部拡大断面図である。 １゜ １１クッション材本体、 ４゜ １５・・・被覆体。
Claims (1)
- 耐熱性および離型性を有するシート状物からなる袋状に
形成した被覆体により、クッション材本体を包み込んで
その全表面を被覆してなることを特徴とする成型プレス
用クッション材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977029528U JPS5922958Y2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 成型プレス用クツシヨン材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977029528U JPS5922958Y2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 成型プレス用クツシヨン材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53123678U JPS53123678U (ja) | 1978-10-02 |
| JPS5922958Y2 true JPS5922958Y2 (ja) | 1984-07-09 |
Family
ID=28877475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977029528U Expired JPS5922958Y2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 成型プレス用クツシヨン材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5922958Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11059089B2 (en) | 2010-02-05 | 2021-07-13 | Ati Properties Llc | Systems and methods for processing alloy ingots |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5204429B2 (ja) * | 2007-05-23 | 2013-06-05 | 三ツ星ベルト株式会社 | 熱プレス用クッション材 |
| JP6894344B2 (ja) * | 2016-10-28 | 2021-06-30 | 三ツ星ベルト株式会社 | 熱プレス用クッション材 |
| JP7140379B2 (ja) * | 2018-10-05 | 2022-09-21 | ヤマウチ株式会社 | 熱プレス用クッション材および熱プレス用クッション材の製造方法 |
-
1977
- 1977-03-10 JP JP1977029528U patent/JPS5922958Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11059089B2 (en) | 2010-02-05 | 2021-07-13 | Ati Properties Llc | Systems and methods for processing alloy ingots |
| US11059088B2 (en) | 2010-02-05 | 2021-07-13 | Ati Properties Llc | Systems and methods for processing alloy ingots |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53123678U (ja) | 1978-10-02 |
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