JPH0654765A - まな板 - Google Patents

まな板

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JPH0654765A
JPH0654765A JP23155292A JP23155292A JPH0654765A JP H0654765 A JPH0654765 A JP H0654765A JP 23155292 A JP23155292 A JP 23155292A JP 23155292 A JP23155292 A JP 23155292A JP H0654765 A JPH0654765 A JP H0654765A
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JP23155292A
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Teiichi Hasegawa
▲てい▼一 長谷川
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Hasegawa Chemical Industry Co Ltd
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Hasegawa Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のまな板は、使用により表面に傷がつ
き、傷部分に汚水が浸透して汚れたり、表面が損耗して
窪みができるなどして使用できなくなる。そして従来の
まな板は使用によって汚損したときには、まな板全体を
廃棄する外なく、貴重な資源である合成樹脂や木材を大
量の廃棄物として捨てるか、もしくは焼却していた。本
発明は、このような従来のまな板の欠点を克服し、まな
板自体を再生できるようにし、その廃棄し焼却する資源
の量を減少するまな板を得ることを目的としている。 【構成】 剛性を有する芯材部の両面に合成樹脂まな板
材を設けたまな板であって、前記まな板材と前記芯材部
は、剥離層を介して接着されており、前記剥離層は、接
着剤とシート材から成る層間強度の低い層として形成さ
れていることを特徴とするまな板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用もしくは家庭用
などに幅広く用いることのできる調理用のまな板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来調理用まな板として、木製や合成樹
脂製の単板構造のまな板が広く用いられている。このよ
うな単板構造のまな板に対し、本発明者らは、芯材と表
面まな板材からなる複層構造のまな板などを提案してい
る。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】前記従来のまな板は、使用により表面に傷
がつき、傷部分に汚水が浸透して汚れたり、表面が損耗
して窪みができるなどして使用できなくなる。そして従
来のまな板は使用によって汚損したときには、まな板全
体を廃棄する外なく、貴重な資源である合成樹脂や木材
を大量の廃棄物として捨てるか、もしくは焼却してい
た。本発明は、このような従来のまな板の欠点を克服
し、まな板自体を再生できるようにし、その廃棄し焼却
する資源の量を減少するまな板を得ることを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段は前記特許請求の範囲に記載されたとおり、剛
性を有する芯材部の両面に合成樹脂まな板材を設けたま
な板であって、前記まな板材と前記芯材部は、剥離層を
介して接着されており、前記剥離層は、接着剤とシート
材から成る層間強度の低い層として形成されていること
を特徴とするまな板である。
【0005】
【作用】上記構造において、芯材部とまな板材とは、人
の手により若しくは機械的手段によって材料が破壊しな
い程度に層間強度が低い剥離層を介して接着されている
ので、芯材部とまな板材とを容易に剥離することが可能
であり、該芯材部に新たにまな板材を設けることで再生
使用することができる。また、芯材部とまな板材とは接
着されているので、まな板材が部分的に浮き上がってま
な板表面の平面性を害する問題がなく、しかも全体の剛
性が高く、反り撓み当の変形がない。また、芯材部にま
な板材からの汚水や臭気が移行することを防止でき、衛
生的に再利用が可能である。
【0006】
【実施例】図1〜図2は、本発明の実施例のまな板を示
すもので、図1は完成したまな板1を示す斜視図、図2
は図1のまな板の断面図である。この実施例のまな板は
合成樹脂まな板材2(通常厚さ2〜10mm程度で調理
作業の種類によって任意に選択される)がまな板1の両
面に設けられている。まな板材2に用いる合成樹脂とし
てはポリエチレン樹脂、エラストマー樹脂、合成ゴム、
等の各種合成樹脂及びそれらに抗菌剤を含有したもの等
が任意に用いられる。また該まな板材2に挟持される如
く耐水性芯材部3(通常厚さ5〜40mm位で、求めら
れる剛性と取扱い性によって任意に選択される。)が設
けられている。該耐水性芯材部3は、例えば防水処理を
施した木材、合成樹脂及びその発泡体、繊維強プラスチ
ック、金属、等及びそれらの中空体などで、耐水性があ
り、かつ軽量でまな板材に穴が空いても吸水しないもの
が好ましい。合成樹脂まな板材2と芯材部3とは、剥離
層4を介して接着されている。剥離層4は、シート材と
接着剤によって形成された層であり、シート材として
は、紙、不織布等の繊維質シート、高発泡樹脂シート、
凝集力の低い合成樹脂シートまたはゴムシート、コル
ク、木材等の天然素材のシート、バルカナイズドファイ
バー等の層間強度の低いシート材が望ましいが、各種繊
維の織布シート、合成樹脂シートでもよく、通常は厚さ
0.01〜2.0mmのものが用いられ、0.1〜0.
2mm位の範囲が好ましい。接着剤としては、エポキシ
系、ウレタン系、アクリル系、レゾルシン系、合成ゴム
系、ホットメルト系その他の耐水性、耐熱性、安全性の
ある周知の接着剤が適宜選択できる。該剥離層4は、ま
な板材2と芯材部3が後に容易に剥離できるように構成
してある。例えば、紙、不織布等の層間強度の低い材料
をシート材として使用したときには、該シート材の層間
で容易に剥離し、シート材が織布等であるときには、該
織布層間では剥離しないが、シート材の接着界面で剥離
する。また、シート材の凝集力より接着材の凝集力が低
いときには、接着材が凝集破壊することで剥離する。こ
のようにして構成されたまな板1は、使用によりまな板
材2が汚損した場合には、まな板材2と芯材部3を剥離
することにより汚損したまな板材2をはがし新品のまな
板材と容易に交換する事ができ、新品のまな板として再
生することができるものである。上記シート材は、芯材
部およびまな板材の層間に単に挟持して接着する方法で
もよいが、まな板材の裏面側に熱融着等の方法で予め接
着しておくと、接着工程を簡略化することができる。
【0007】図3は、図1〜図2の実施例と同様の構成
の例であるが、前記の例と異なり、シート材を芯材部お
よびまな板材の全面に配設せず、外周端面を除く中央部
に配設し、外周端面部は接着剤または合成樹脂の層6を
充填してなるものである。また図2のの構成に加えて芯
材部3の周囲に合成樹脂のプロテクタ5を設けてあるも
のである。プロテクタ5と層6の構成は、芯材部3に対
する防水性を高めると同時に、比較的包丁など刃物によ
って傷が付き易いまな板表面端部を保護し、包丁などの
刃物によって実際に傷がついた時に芯材部3に水が浸透
するのを防止しかつ不用意にまな板材2が剥離するのを
防止してまな板の耐久性を向上させる効果がある。
【0008】図4は、図1〜図2の例に加えて、まな板
の端部に合成樹脂薄板7を設けた例の断面図である。合
成樹脂薄板7は、まな板内部に水が浸透するのを防ぐと
ともに、まな板端面の接着部分を覆ってまな板を美麗に
する効果がある。
【0009】図5は、図4の例に加えて、芯材部3の周
囲にプロテクタを設けたものの例の断面図で、プロテク
タ5の効果は前述したところと同じである。
【0010】図6は、芯材部として、芯材3の両面に耐
水・遮臭性薄板8を配設して、耐水性芯材部として構成
した例の部分断面図である。この場合芯材3としては、
薄板8により耐水性が得られるので、通常の木材をその
まま使用することもできる。該耐水・遮臭性薄板8とし
ては、各種の合成樹脂を用いることができる。該薄板は
まな板材からの臭いや汚水等が芯材部に侵入し蓄積する
ことを防止し、芯材部の再利用に際して芯材部を衛生的
に保つ効果がある。また該薄板8をガス透過率の比較的
少ない合成樹脂とすることが芯材の再利用に有効であ
る。このようなガス透過率の小さい合成樹脂として、ナ
イロン、ABS、ポリ塩化ビニリデン、エバール、PE
T、エポキシ、不飽和ポリエステル等の各種合成樹脂が
選択できる。また合成樹脂以外では、アルミ等の軽量金
属の薄板又は箔、その他繊維強化プラスチック、セロフ
ァン等も用いることができる。このような耐水・遮臭性
薄板8には、予めシート材4を接着しておくこともでき
る。その余の構成は前記したところと同様である。
【0011】図7は、前記構成に加えて、まな板の一方
の面のまな板材を複数積層し、まな板端部に合成樹脂薄
板7を熔着した例の断面図である。積層したまな板材2
相互間は接着していないので、使用によって汚損した表
面のまな板材2とその下部のまな板材との間に刃物を入
れて表面のまな板材を剥離し、未使用のまな板材2を使
用することができる。この例にあっては、まな板材2同
士の剥離箇所が明確となるように、まな板材を異なる色
の2層構造のまな板材としたり、まな板材2同士の色彩
を変えるなどの構成をとることもできる。
【0012】図8は、図7の例と同様であるが、複数層
のまな板材2をまな板の両面に設け、かつ芯材部の端部
にプロテクタ5を設けて構成した例の断面図である。該
構成のそれぞれの効果は上記したところと同様である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、上記実施例において詳
細に説明したとおり、まな板材を芯材部から容易に剥離
することにより、芯材部を再利用することができ、従来
廃棄しあるいは焼却していた資源を再利用することを可
能とし、また使用済みのまな板材についても別の用途の
合成樹脂として回収して再利用することも可能とするま
な板が得られる。また、まな板材と芯材部が全体で接着
固定されているので、まな板全体の剛性が高く、反り撓
み等の変形がない。またまな板材が部分的に浮き上がっ
て表面の平坦性を害することもないなど、多くの利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のまな板の斜視図
【図2】 本発明の実施例のまな板の断面図
【図3】 本発明の実施例のまな板の断面図
【図4】 本発明の実施例のまな板の断面図
【図5】 本発明の実施例のまな板の断面図
【図6】 本発明の実施例のまな板の部分断面図
【図7】 本発明の実施例のまな板の断面図
【図8】 本発明の実施例のまな板の断面図
【符号の説明】
1 まな板 2 まな板材 3 芯材 4 シート材 5 プロテクタ 6 接着剤または合成樹脂の層 7 合成樹脂薄板 8 耐水性遮臭性シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性を有する芯材部の両面に合成樹脂まな
    板材を設けたまな板であって、前記まな板材と前記芯材
    部は、剥離層を介して接着されており、前記剥離層は、
    接着剤とシート材から成る層間強度の低い層として形成
    されていることを特徴とするまな板。
  2. 【請求項2】合成樹脂まな板材が、複数のまな板材を積
    層して形成してある請求項1項のまな板。
  3. 【請求項3】まな板の外周端部に合成樹脂薄板を熔着も
    しくは接着してある請求項1項または請求項2項のまな
    板。
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